忙しくなりそうだから書ける時に書いて投稿しないと・・・
僕もこんなお母さんほしかったです()
今なら年下に母性を求める宇宙世紀の赤い彗星の気持ちが分かる。
「あの紗夜が停学・・・?日菜も燐子もつまらない冗談を言うわね」
「そうだよ!!確かに最近様子が変だったけどさ!!あの風紀風紀って煩かった紗夜がそんなわけないじゃん!!」
『いえ、間違いありません・・・。氷川さんは”1週間の停学”になりました・・・』
「なんですって・・・」
「うわあああああああああん!!おねえちゃんが~!!」
「あぁ!!もう日菜!!一旦落ち着いて!!でも何でそんなことになったの?」
『それが・・・、氷川さんが一方的に相手を叩いてしまって・・・』
日菜を含めた3人は停学の原因を聞いて驚くが、友希那達はそのことを信じられなかった。
「あの紗夜が?あり得ないわ」
「そうだよ!!だってあの紗夜だよ?手を挙げたとしても一方的になんて!?」
『うぅ・・・』
その言葉と共に電話の向こうから人―――
燐子が倒れる音が聞こえる。
「燐子!?どうしたの!?しっかりして!!」
「燐子・・・!!」
しかし、その通話は途切れることなくそこから遠くから慌てる声が聞こえる。
『ちょ・・・・・・ん子ちゃ・・・・・・・・・!!』
『保・・・室に・・・・・・ぞ!!・・・や・・・・・・・・・・・!!』
『うん!!こっち・・・・・・・・・!!』
『・・・う!!』
電話の向こうでは倒れた燐子をどこかへ運ぶ声。
声が遠く聞き取りにくいがそのうちの1人は朝の男の声だった。
「燐子!!」
『あら・・・もしもし?』
「この声って千聖!?」
繋がったままのスマホを拾い上げ、通話に出たのは、朝方に日菜が電話をしていた千聖。
『その声はリサちゃんね。燐子ちゃんだけど多分、心労で倒れてしまったのね。紗夜ちゃんの事もあったわけだし』
「ねぇ!!千聖!!紗夜が急に誰かを殴ったって本当!?」
「うわぁああああん!!」
『その声は日菜ちゃん!?リサちゃん!!他には誰かいるの!?』
「友希那と日菜だけだよ?それでさっきのは本当なの!?」
ここで紗夜の事を日菜が最初に聞き出す。
友希那とリサもその話が信じられなかったが、その話を聞くべく千聖の言葉を待っていた。
『・・・えぇ。間違いなく紗夜ちゃんが一方的に手を挙げたわ。私と花音の目の前でね』
「あの紗夜が人前で・・・?」
『えぇ。事があったのはあの電話が終わった直後ね・・・』
千聖が紗夜の行動を肯定したことに、彼女たちはその事実に驚きを隠せない。
「そんな・・・おねーちゃんが・・・!!」
「紗夜がそんなことを・・・!!」
「えぇ・・・」
『相手が悪かったのよ。日菜ちゃんなら知ってると思うけど。花咲川って今、他の学校から男子生徒が通ってるのよ・・・』
「もしかして、おねーちゃんが殴ったのってゲンちゃん!?」
『えぇ、日菜ちゃんの言う通りよ?後、殴ったんじゃなくて引っ叩いたんだけど』
「あのさ・・・。まさかとは思うけどその理由って日菜と話してたから?」
『そうよ・・・』
紗夜が人を叩いた相手とそのまさかの理由に困惑を隠せない。
信じられないといった表情を浮かべる2人に酷く落ち込む日菜。
日菜と話しただけで手を挙げるなんてことはとてもじゃないが信じられない。
そう思っている友希那は声を挙げる。
「それだけで紗夜が・・・?あり得ないわ」
「そうだよ!!何か理由があって!!」
『仮にそうだとしても、紗夜ちゃんは相手の話を一切聞かずに手を挙げてたのよ。しかも、私とクラスの人が抑えてなかったら構わずにもう1発は叩いてたわね』
「そんな・・・!!おねーちゃん・・・!!」
「日菜。いきなり抱き着かないでよ!!」
日菜は泣きついてリサの身体に顔を埋め、そのリサはその行動に困惑するがすぐに日菜の行動を受け入れていた。
リサが抱き着いている日菜を宥めている中、電話先の千聖は話を続けていく。
『・・・ここからは聞いた話になるけど、これでも処分は軽い方だったらしいわよ?』
「停学で軽い。ってどういうことなの・・・?」
停学処分で軽い。
普通に考えたら停学処分だけでも充分に重いが、千聖が言うにはその処分だけでも軽い。
ということに納得が出来ていない友希那は電話先の千聖へと質問する。
『さっきも話したけど叩いた相手は他の学校から来ている男子。言ってしまえばお客様を叩いたのよ?しかも相手の話を聞かずに一方的にね』
「それは・・・。でも!!」
『しかも、教師が話を聞いたときは全く反省の様子がなかったらしくて、”無期限停学”って話もあったそうよ?』
「無期限っ・・・!?」
『お客様をいきなり叩いて反省もしてないのだから仕方ないわ』
「うぇーん。リサちー!!」
「よしよーし日菜ー。大丈夫だからちょっと落ち着こうね~」
日菜を宥め続けるリサを他所に友希那は千聖との通話を続ける。
「でも、そこまで言われたのに1週間なんて軽すぎないかしら?」
『えぇ。そこまで言ったのは一部だけよ。普段から成績優秀で風紀委員としても色々してたのもあったけど、一番は叩かれた生徒が紗夜ちゃんを庇ったからよ』
「なんで被害者が・・・?もしかしてそういう趣味なのかしら・・・?」
『違うわよ。彼って相当なお人よしなのよ・・・。ごめんなさい。そろそろ授業があるし、このスマホも燐子ちゃんへ届けないと・・・』
「ごめんなさい。それと燐子の事、頼むわね」
『えぇ。そっちも・・・日菜ちゃんの事よろしくね』
その言葉と共に通話を終えた友希那はリサたちを見ると、リサの胸に顔を埋めている日菜の姿があった。
「まるでリサがお母さんみたいね・・・」
「うわあああああん!!」
「ほら日菜~。もう泣かないの」
「うわああああああああああああああん!!」
「日菜。ママ・・・いえ、リサの言う通りよ?」
そう言うと友希那はリサをおいて席を立つ。
「ちょっと友希那!?何言ってるの!?それに置いてかないでよ~!!」
「これからあこのところに行ってくるわ。放課後のライブについて話しておかないと・・・」
「そうだ!!ライブどうするの紗夜が来れないんだよ!?」
「最悪3人だけでもやるわよ。"FWF”ためと言うのライブでもあるけど。1人でも聞いてくれる人がいるならやるわよ。・・・じゃあ私は先に行くわね」
その言葉を残して友希那は1年の教室にいるであろうあこの元へと歩き出す。
リサは泣きついている日菜を引き剥がすわけにもいかず、その場で日菜を宥め続けるのだった。
――――――
「さてと・・・」
私は友希那ちゃんとの通話を切ってその足でそのまま、保健室へと向かっていた。
彩ちゃんと弦太朗が燐子ちゃんを連れて行ってたけど大丈夫かしら・・・。
弦太朗はともかく彩ちゃんは不安ね・・・。
あの子はたまにとんでもないことをしでかすもの・・・。
そんな不安を抱えつつ、私は保健室の前へとたどり着いた。
彩ちゃんが何か問題を起こしてなければいいけど・・・。
そんなことを考えてたら保健室の中からとんでもない言葉が聞こえた。
「如月くん!!服を脱いで!!」
彩ちゃん!?あなた何言って!?いえ、それよりもまずは彩ちゃんの暴走を止めないと・・・。
「彩ちゃん!?」
私は声をあげながら保健室へと飛び込んだ。
そこにあったのは―――
「千聖ちゃん!?」
「千聖!!助けてくれ!!」
そこにあったのは無意識で弦太朗の制服を掴んでいる燐子ちゃんとその制服を脱がせようとしている彩ちゃん。
彩ちゃんの行動に困り顔の弦太朗の姿だった。
「彩ちゃん・・・?何をしてるのかしら?」
「千聖ちゃん!?これはね!?えぇっと・・・!!」
「さっきアイドルにあるまじき発言が外まで聞こえてたわよ?」
「うえぇえええええ!?」
「状況は分かったから、彩ちゃんはもう教室に戻るわよ!?」
「千聖ちゃん!?」
「袖を掴まれてる弦太朗が制服を脱げるわけないじゃない。それともその制服を切ってでも脱がせる?」
「でも・・・」
「大丈夫よ。弦太朗にそんなことをする度胸はないから」
「それはそうかもしれないけど、私も残るよ!!」
もう彩ちゃんったら、最近はアイドルの仕事もあって出席が減ってるのにこんなことで授業を休んだらダメじゃない。
確かあそこに・・・。
「弦太朗ちょっと、空いてる手を貸しなさい?」
「ん?こうか?」
私は弦太朗が伸ばした腕にひもで縛り、その端を別のベッドの脚へと結びつける。
「おい千聖!?なにしてんだ!?」
「こうやって縛れば、弦太朗も手を出せないでしょ?後は・・・」
「千聖ちゃん!?」
私は弦太朗の制服から取り出した”ハンバーガー”にスイッチを入れる。
それと同時にハンバーガーはロボットへと変形した。
「これで弦太朗達を撮影すれば問題はないわ。ハサミの子は有咲ちゃんが持ってるからここにはないし」
「でも・・・」
「彩ちゃん?最近はアイドルの仕事で出席できない時もあるんだからちゃんと授業に出るわよ。また、放課後になったらまた来ればいいでしょ?その前に燐子ちゃんが起きれば燐子ちゃんに何とかしてもらいましょう?」
「これ俺はどうなるんだ!?」
「先生には私から言っておくから安心しなさい?文句言ってくる紗夜ちゃんはもう学校にはいないし」
本当はこんなことしなくても手を出すわけないのは知ってるけど、彩ちゃんを納得させるため、悪く思わないでね。
「如月くん!!ちゃんと大人しくしてるんだよ!!」
「悪いけど我慢して頂戴ね。・・・後は頼んだわよ?」
そういって私は・・・えぇっと”バガミール”だったかしら?
ロボットの頭?を撫でるとその子は燐子ちゃんと弦太朗の2人は写る場所に陣取る。
それを見届けた私は燐子ちゃんのスマホを彼女の枕元へと置いて、彩ちゃんと共に保健室を後にするのだった。
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カウント・the・スイッチ
23/40 (バガミール君おめでとう!!