バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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友希那さんって感が良いのか悪いのか・・・
作者は混乱した。



悪・逆・風・紀-9 背負った罪のComing Out

「さっきのにゃーんちゃん・・・。あれってもしかして紗夜なの?」

 

友希那の放った一言に事情を知っている者全員が驚愕する。

ゾディアーツの元が人間でその正体が紗夜であることを変身するその場を見ていない友希那が1度の戦闘を見ただけで言い放ったのだ。

 

その言葉に最初に反応したのはリサ。

 

 

 

 

「友希那!!そんな訳ないよ!!どうやったら人があんなのになれるの!?」

 

「そうだよ友希那さん!!リサママの言う通りだよ!!」

 

「ママ・・・?あこ。あなたはいったい何を言ってるの・・・?」

 

リサの否定の後に続いたあこの言葉に疑問を覚えて固まる友希那。

 

姉と呼んでいた人物がママになったのだその疑問も当然である。

あこの言葉で固まってしまった友希那の言葉に肯定したのは燐子。

 

「でも・・・。如月さんが目の前で変身したから・・・」

 

「りんりん!!そうだけど・・・でも!!信じられないよ!!」

 

「なら知ってる人に聞けばいいじゃない。どうなの如月。それに宇田川さんと上原さんも・・・」

 

「えっ!?私?」

 

「・・・!!」

 

突然の名指しに困惑する巴とひまり。

弦太朗への質問ならまだ理解が出来るがどうしてひまりにも・・・?

一同がそれを思うがあこがその疑問を口にする。

 

「友希那さん。げんたろーだけじゃなくて、おねーちゃんとひーちゃんにも聞くんですか?」

 

「それは・・・」

 

「そういえば・・・さっき上原さんが「また戦った」って言ってましたし・・・。それに巴さんが事情を知らないなら頼み事なんて出来ないと思います・・・」

 

「・・・そういうことよ」

 

あこの質問に言葉が詰まった友希那を病院まで一緒に来ていた燐子は理由を説明する。

友希那はその言葉に同意するが、彼女はなんとなく聞いただけでそこまで深くは考えていない。

 

「それでどうなの!?」

 

「あれの正体は分からねぇけど、あれの元は人間だ」

 

「「「!?」」」

 

「そんな・・・!!」

 

「ってなんで聞いた湊さんが驚いてるんですか・・・」

 

「本当にそうだとは思わなくて・・・」

 

弦太朗の答えにRoselia全員は驚きを隠せない。

しかし、先ほど弦太朗も目の前で変身したこともあり、その回答を信じていた。

1人を除いて・・・。

 

「それでも!!やっぱり信じられないよ・・・。あれが人間だなんて・・・」

 

「リサ・・・」

 

「リサちゃん。あなたが見た怪物の元は間違いなく人間よ」

 

「もしかして巴達やパスパレもあの猫みたいな化け物を見たの?」

 

「アタシ達が見たのは犬と熊でした。犬は間違いなく元は人でしたよ・・・。熊の正体は瀬田先輩とか花音さんが見てますよ」

 

「ジブン達が見たのはカメレオンでしたけど・・・・・・間違いなく元は人間でした」

 

「でも・・・!!」

 

「リサちゃん」

 

ここでリサの言葉を遮るように千聖がリサへとある事実を語る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれの元は間違いなく人間よ・・・。だって・・・私がそのカメレオンだったもの・・・」

 

「ちょっと千聖ちゃん!?」

 

「何を・・・!?」

 

千聖の突然のカミングアウトに事実を全員は困惑する。

あの千聖が自分の汚点を自ら語ったことにパスパレのメンバーも驚きを隠せない。

 

「嘘ですよね・・・?」

 

「千聖・・・冗談だよね・・・?」

 

「・・・私がこんなつまらない冗談言うと思うの?」

 

燐子とリサの言葉に真剣に答える千聖の姿にその言葉が嘘ではない様に感じるが信じたくはなかった。

 

「巴。本当にあれの正体って人間なの・・・」

 

「それは・・・」

 

ここで言葉に詰まる巴に友希那は事情に一番詳しいであろう弦太朗にとある疑問を口にする。

 

「ねぇ・・・如月。私もあの猫になれるのかしら・・・?」

 

「「「「!?」」」」

 

「「・・・・・・」」

 

「友希那さん!?何を・・・!?

 

「何って気になったから・・・」

 

「友希那・・・。猫になりたいとかそんなこと考えてないよね・・・?」

 

「・・・そんなことないわ」

 

「ならその間はなに?」

 

 

 

そんな友希那の答えに怒りと呆れを覚える一同に弦太朗は答える。

 

「猫になれるかはわからねぇけど怪物にはなれるな・・・」

 

「なら・・・」

 

その言葉に怒りが爆発したものが一人・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ふざけないでください!!」

 

「上原さん・・・?」

 

「ひーちゃん・・・?」

 

「あれは・・・。あれだけは絶対に使ったらダメなんです!!」

 

「ひまり・・・。何言ってるの・・・?」

 

「そういうことだったのね・・・」

 

友希那の言葉に声を荒げたのはひまり。

突然の声に多くの物は困惑するが構わず言葉を上げるひまりにパスパレの全員は全てを察してしまった。

 

ひまりも千聖と同じであることを―――

 

 

 

 

「・・・上原さん?あなた何を言ってるの?」

 

「そうだよひまり。なんでそんなことを・・・!?」

 

「まさか!?ひーちゃんも?」

 

「あこ!!」

 

「巴!!黙ってて!!」

 

「おいひまり・・・」

 

「お願い・・・!!」

 

あこは何かを気づいた様子でひまりへ質問しようとする声を巴が遮るがひまりが巴を止める。

ひまりの覚悟を見た巴はそれ以上の追及はせずに成り行きを見守ることにした。

 

「あこちゃんの想像の通りだよ。私も千聖さんと同じだから分かるんだよ・・・」

 

「ひまり!?そんな・・・!!」

 

「・・・」

 

 

千聖に続いてひまりからの告白―――

友達と学校の後輩が先ほどの日菜を襲った怪物と同じになっていた事実に友希那とリサの顔から血の気が引く。

 

「あれを使うと自分が自分でなくなるのよ」

 

「・・・?どういうことですか・・・?」

 

ひまりの言葉に驚くリサを他所に千聖の言葉の意味が分からない燐子はその意味を聞き返す。

 

「あれ使うと自分の悪いところがどんどんおっきくなっていくんです・・・」

 

「人殺しを簡単に実行しようとしてしまうくらいには暴力的になるのよ」

 

「・・・そんな!?まさか2人とも誰かを・・・?」

 

最悪の事を考えた燐子は2人を見るが2人はありのままを答える。

 

「私は誰も傷つけちゃいないわよ。弦太朗とイヴちゃん達のおかげで誰も怪我はしてないわ・・・。机とかの物はいくつか壊してしまったけど・・・」

 

「あの時はチサトさんに刀を折られたのはフカクでした・・・」

 

「私は殺しはしていないけど、巴のパンチから逃げる時に弦太朗くんの脚に怪我させて・・・」

 

「前にげんたろーがおねーちゃんをうちまで送ってきたとき!!すっごい足から血が出てたのがあった!!」

 

「確かに如月さんが足を怪我して、学校に来てる時がありましたね・・・。すっごく辛そうでした・・・」

 

「あこちゃんも燐子さんも見たなら分かると思いますけど。あれをやっても何にも思わないくらいには変わっちゃうんです・・・」

 

あれだけの事をしても何も思わないと言うひまりの言葉に弦太朗の負傷してた姿を見たあこと燐子は言葉を失う。

 

その様子を見た友希那は―――

 

 

 

 

 

 

「2人ともごめんなさい。無神経だったわね・・・」

 

「・・・別にいいわよ。仕方のないことだもの」

 

「そうですね・・・」

 

 

友希那の謝罪で話は一度そこで終わり、あこから言葉でリンクスの正体についての話へと戻っていく。

 

「それにしても友希那さん!!なんであれが紗夜さんだと思ったんですか~?」

 

「・・・日菜よ」

 

「ひなちんが・・・?」

 

「どういうことですか・・・?」

 

一同はその言葉の意味を理解できないが、友希那は構わずに話を続ける。

 

「あの子。意識がなくなる直前に言ってたのよ「おねーちゃん」って・・・」

 

「なぁ。それはリサと紗夜を間違えただけじゃないのか?」

 

「そうだよ!!だってあの時紗夜はいなかったじゃん!!」

 

「げんたろー達の言う通りだよ!!だって・・・!!」

 

「確かに氷川さんはいませんでした・・・。でもさっきのが氷川さんだったら・・・?」

 

「でも・・・」

 

燐子の言葉に一同は考える。

リサと日菜を間違えたのか、それとも本当にリンクスの正体が紗夜だったのか・・・。

 

「日菜ちゃんがそう言ったんだったら間違いないよ!!」

 

「ジブンもそう思います」

 

「確かにあの日菜ちゃんが紗夜ちゃんを間違えることなんて考えられないもの」

 

「双子ならではの・・・ですね!!」

 

「それでも・・・。アタシは信じられないよ・・・」

 

「今井さん・・・」

 

リンクスの正体が紗夜であるという流れをリサの一言が止める。

リサは日菜の一言だけでリンクスの正体が紗夜であることを信じることができなかった。

 

 

「・・・それなら会って確かめてみりゃいいだろ」

 

「・・・それもそうね」

 

「うん!!それに紗夜さんにも会いたいし!!」

 

「そうですね・・・」

 

「リサ。あなたはどうするの?」

 

「・・・アタシも行く」

 

紗夜に会って真実を確かめる事にしたRoselia―――

Roseliaの今後の方針が決まったところで成り行きを見守っていた千聖達が声をかける。

 

「話は纏まったかしら・・・?」

 

「えぇ・・・。明日、紗夜に会って自分の目で確かめてくるわ」

 

「如月、あこのことは任せたぞ。こっちに出たらアタシ達でなんとかしておくから」

 

「おう。任せとけ。そっちも無理すんなよ」

 

「はい!!ブシドーの心でがんばります!!」

 

「イヴさんはやる気満々なんですね・・・」

 

「私達は日菜ちゃん見ておくから!!こっちは任せてね!!」

 

「なら、そろそろ帰りません?時間も遅いですし・・・」

 

話が纏まった事で時間も遅くなっていたため、ひまりが帰宅することを提案する。

 

「私は残るわ。日菜ちゃんが気になるもの」

 

「だったらパスパレは全員残るよ!!」

 

「ブシドー!!」

 

「って事なのでジブン達は・・・」

 

「日菜が起きたら連絡を頂戴」

 

「えぇ。それじゃあ失礼するわね」

 

そして、パスパレのメンバーは日菜の病室へと向かっていった。

 

「私達も帰りましょうか」

 

「はい!!」

 

「あの・・・もしよかったら今日は私の家に泊まりませんか・・・?両親が不在であんなことがあった後だから怖くて・・・」

 

「それだったら1回家に帰りたいなー。明日も学校だし、替えの制服用意しないと」

 

「あこも行ってきていいぞ。親には言っておくから」

 

「うん!!ありがとーおねーちゃん!!」

 

「あの・・・もしよかったら巴さん達もどうですか・・・?」

 

「えぇ!?いいんですか・・・?」

 

「あんなことがあったから、人は多い方がいいわ」

 

「それなら行きます!!」

 

「ならアタシも・・・」

 

「げんたろー!!また明日ねー!!」

 

「おう!!」

 

弦太朗を残して女子は燐子の家に泊まる事になり、病院を後にする。

一人残された弦太朗は上着をひまりに持っていかれた事に気が付くが、彼は上着の無いまま自宅への帰路に着くのだった。

 

 

 




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宇宙まで飛ばすか目の前でやるか悩むなぁ・・・
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