サブタイトルが決まらないから遅れるジレンマ・・・
RAS篇終わったらRoselia篇(という名の紗夜篇)や!!(盛大なネタバレ)
そしてアンケの接戦率よ(一番下から目をそらしつつ
とりあえず、次回更新まではアンケ残します()
事件があった翌日、自室の布団でロックは目を覚ます。
寝起きの頭で思い出すのは昨日の出来事。
もしかしたら、昨日の出来事は夢だったんじゃないのか・・・。
そう感じてしまうほどのいつも通りの朝。
その思考を停止させるかのように部屋の冷え切った空気が身体を震わせる。
そして、そのまま日課である銭湯の掃除へと向かうと、既に掃除を始めていた叔母の姿があった。
「おはようございます」
「六花ちゃん。おはよう。昨日、大丈夫だったかしら?」
「昨日・・・?大丈夫でしたけど・・・」
「そう?昨日湯舟のお湯抜いたと思ってたんだけど。両方とも六花ちゃんがやってくれたのね」
その言葉と共に叔母は掃除へと戻っていく。
「湯舟・・・?昨日・・・?・・・っ!!」
叔母の言葉に昨日の出来事を思い出し、六花はその場で赤面する。
赤面するロックの事を不思議そうに見る叔母に対して、何もなかったと念押しするように話すと、自分が行った恥ずかしい出来事を振り払うべく彼女は銭湯の掃除終わらせて、制服に着替えると学校へと向かう。
そしてその様子を見て全てを察した叔母の表情は非常ににこやかに笑っていた。
ロックが教室に入ると先に教室で話していた明日香とあこの視線がロックへと向く。
「ロック~おはよー!!」
「2人ともおはよう」
「そうだ。ロック、昨日は追いかけられてたけど大丈夫だった?」
「昨日・・・っ!?明日香ちゃん!?なんで!?」
「ロック?すっごい顔色悪いけど・・・」
明日香の言葉に思いだすのは昨日体験した怪物との遭遇という非日常。
そこでロックは弦太朗から聞いた言葉を思い出す。
ゾディアーツの正体は人間―――
そして、ロックは目の前にいる明日香から昨日の追われていた事を言及された。しかし、ロックは怪物に追われたことは誰にも話していない。
何も知らないはずである明日香の口から追われたことを言及され、驚きの表情と共に恐怖で呼吸が酷く乱れたロックをあこが心配そうに見つめる中、明日香の口が開かれた。
「昨日の放課後、チュチュ?って子に追われてたでしょ?学校出た後は大丈夫だったの?」
「ふぇ・・・?あっ・・・大丈夫だったよ」
しかしロックの予想とは違い、明日香が口にしたのはチュチュとパレオとの1件。
チュチュ達に追われたのも昨日であったが、ゾディアーツの1件もあったため彼女の頭から抜け落ちてしまってたのだ。
自身の勘違いだったことを理解すると安堵するロックを不思議そうに見つめる2人を他所に、校舎にチャイムの音が響きいつも通りの授業が始まるが、ロックの頭には昨日の弦太朗の言葉が頭から離れることはなく、そして時間が過ぎて昼休み。
ロックは明日香とあこの3人で集まって昼食をとる。
何気ない会話の中彼女たちの耳に入ってきたのは「街で怪物を見た」と言う噂話。
3人の話題はその噂話へと変わっていく。
「怪物なんているわけないのに・・・って2人ともどうしたの?」
「ううん!!なんでもないよ!!」
「あこも!!」
「そう?あこなんて特に興味持ちそうなのに?」
「あこは闇の住人・・・。そんな・・・下等な・・・下等な・・・う~ん」
「うん。よく分かんないや」
「あはは・・・」
あこのいつものあれが出てくると即座に話を打ち切ると、明日香は怪物とは別の噂を思い出して2人へと話しかける。
「そうだ。噂で思い出したんだけど。今花咲川に男子が通ってるって知ってる?」
「うん!!げんたろーのことだね」
「私も知ってます。でも明日香さんはどこでそれを?」
「おねーちゃんが言ってたのを思い出して。それで聞いたらさすっごい不良みたいだし!!」
「えぇー。かっこいいじゃん!!」
「怖いけど見た目と違っていい人だよ?」
しかし、あことロックがその言葉を出してしまったのが運の尽き。
女子しかいない学校で噂になってる男子の事を知ってると言ってしまった彼女たちはクラスメイトを始め、同じ学年の生徒達から質問攻めにあい、気がつけば昼食も途中で昼休みが終わってしまった。
そして授業が終わると同時にロックとあこはそのまま教室を駆け出して、クラスメイト達からとの追いかけっこに興じることとなった。
―――――――――
「Stop!!ちょっとレイヤもマスキングもやる気あるの?」
私たちはチュチュのスタジオで練習をしているけど、ますきと私の演奏は酷いものだった。
原因は昨日見たあれのせいだ。
最近噂になっていた怪物が目の前にいて、驚いてたら弦太朗も急に変身?した時はもう訳が分からなかった。
更に分からなくなってた時に大音量の爆音と共に意識を飛ばしてしまって、気が付いたらますき達に支えられて商店街にいた。
そこからつぐみちゃん達に話を聞いて何となくは分かったけど、それでも信じられなかった。
・・・・・・いや、正確に言うなら信じたくなかった。
多分だけどますきも同じようなことを考えているんだと思う。
それに加えてますきは追われてた上にバイクも壊れたからショックだったんだと思う。
色々考えると暗い気持ちになり、そのせいで演奏にイマイチ集中出来ていないことをチュチュに見抜かれてしまった。
「今日の練習は中止よ。こんなんじゃ練習しても意味ないわ!!パレオ、ジャーキー!!」
「はい!!」
チュチュの声にパレオはスタジオを飛び出して行く。チュチュもデスクから離れて行く。
「レイ。大丈夫か?」
「うん。ますきこそ・・・」
「まぁな・・・。バイクは直してもらう事になったから大丈夫だ」
互いが互いのことを分かっているため、必要以上の言葉をかわさない。
私と比べるとますきは幾分かマシに見える。
そのまま2人でスタジオを出ると、パレオが携帯を見ながら話しかけてくる。
「そう言えば皆さん。最近話題になっている怪物の話って知ってますか?」
「・・・話だけなら知ってるけど」
「バイト先の客がそんなこと言ってたな・・・」
「はっ!!そんなのあり得ないわ!!」
パレオの話を聞いてそれとなく反応を示す私達とその話を聞いて鼻で笑うチュチュ。
私達も昨日までだったらチュチュみたいに反応してたと思うけど、昨日のアレを見てしまった私たちはそんな反応をすることは出来なかった。
「何?あんた達そんなのにビビってる訳?」
チュチュの言葉に私とますきがムッっとしたけど、見てなかったら仕方ないと自分に言い聞かせた。
そう思っていたら花ちゃんから連絡が入る、その内容は”焼き芋食べる?"の一言のみ。
花ちゃんらしい連絡を見た私はそのまま表情が緩む。
「花ちゃん!!今日はこれで」
私はそのまま荷物を持って花ちゃんの元へと急ぐ。
後ろでチュチュが何かを言っているが、それよりも花ちゃんのところに行く方が優先。
さっきまでの暗い気持ちが嘘のように花ちゃんの元へ向かう足取りは軽い。
そして待ち合わせの公園に着くと花ちゃんが待っていた。
「レイ!!」
「花ちゃん!!」
花ちゃんを見た途端、私の暗い気持ちがどこかへと吹き飛んでいく。
そこでバンドリについてや六花ちゃんがうちに来て一緒にギターを弾いたこととか色々話しててふと思った。
花ちゃんになら昨日のことを話してもいいかな・・・。
そして私は思い切って昨日の出来事を打ち明ける。
「ねぇ花ちゃん。花ちゃんは怪物の噂って知ってる?」
「うん。知ってるよ。でも、それがどうかしたの?」
花ちゃんは私を不思議そうに見つめてくる。
それもそうだと思う。
だって普段の私ならこんなことを話したりはしないけど、花ちゃんは真面目に聞いてくれてるのが分かるからそのまま話を続ける。
「実はね・・・。昨日その噂になってる怪物を見たんだ」
「あぁ、そうなんだ」
「うん。ますきが追われてるって聞いて、弦太朗のバイクに乗ってますき達を追いかけてた時にね・・・」
「それなら、アレも見たの?白いの」
あれ?そこまで話してないのになんで花ちゃんはそこまで知ってるの・・・?
もしかして・・・!!
「花ちゃんも見たの?」
「うん。ポピパと一緒に見たり、つぐみと一緒に見たよ」
正直に言って驚いた。
私だけじゃなくて花ちゃん達も弦太朗のあれを見たんだ。
「ねぇ、花ちゃん。怖くなかった?」
「うん。だって、みんながいたし。先輩がなんとかしたから」
ん?先輩?先輩って誰のこと?
花ちゃんから出た”先輩”という言葉が指す人物が誰の事か分からず私は花ちゃんに誰の事か聞こうとした。
「ねぇ花ちゃん・・・?」
しかし、その声は公園に響くバイクの音でかき消された。
そこに現れたのは昨日私が後ろに乗っていたバイク。
その持ち主は・・・。
「弦太朗・・・?」
「おたえ。それにレイもなんでいるんだ?」
「あっ、先輩お疲れ」
えっ?先輩って弦太朗の事?ちょっと待って弦太朗って年上だったの!?
そんな私を他所に花ちゃんと弦太朗は2人で話し始める。
「おたえ、急に迎え来てって何かあったのか?」
「レイと話してたら先輩のバイクの後ろ乗ってみたくなったから」
「なんだそれ・・・?っておたえとレイはダチなのか?」
「うん。幼馴染だよ。でも、私は先輩がレイと知り合いだったことの方が驚き・・・」
また!!また弦太朗の事を"先輩"って言った!!
「ねぇ・・・。弦太朗って年上だったの・・・?」
「ん?3年だけど。どうしたんだ?」
「年上だったんだ・・・」
突然明かされた驚愕の真実に唖然とする私を見て弦太朗は花ちゃんへと私の事を聞いてる。
「なぁ、おたえ。もしかしてレイって・・・」
「レイは高校2年生だよ?先輩知らなかったの?」
「マジか・・・」
弦太朗も私を同い年と勘違いしてたみたい。
でも、その後は色々あって今まで通りに落ち着いて、私は花ちゃんにとあるお願いをしてから花ちゃん達と別れた。
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