バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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Roselia篇2章開幕

多分今回からは1章の長さが短くなる予定です。
まぁ出会いのとこが無くなるからそうなるよね・・・。

裏では小ネタ書いてたのと他バンドの2章考えてたなんて言えない・・・。



Roselia篇2-哀・夜・更・改
哀・夜・更・改-1 彼女の事件は終わらない。


 

冷たい風が吹く花咲川への通学路。

冷たい風を感じながら生徒達が学校へと向かう生徒達の中を全速力で駆け抜けていく複数の影。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおぉぉおおおおお!!」

 

「弦太朗!!走って学校に行くのもとっても面白いわね!!」

 

「こころん!!ゲンちゃん先輩!!待って~!!」

 

正体は弦太朗と彼の友達。

こころを先頭に弦太朗と香澄がそれに続いて声を出しながら学校まで全速力で駆け抜ける。

 

そんな彼らは周囲の視線を集めながら花咲川の校門をくぐり抜けると昇降口の近くで座り込む。

 

 

 

 

 

「だぁ~!!こころの奴はえーな!!」

 

「こころん!!すっごーい!!」

 

「とっても楽しかったわ!!弦太朗!!またやりましょう!!」

 

「おう!!」

 

「まったく~朝から元気だね~」

 

「美咲ちゃん!!おはよー!!」

 

「おっす!!」

 

「美咲!!早く教室行きましょ!!」

 

「ちょっとこころ!!腕引っ張らないで!!」

 

 

 

 

 

こころは弦太朗達と遊べたことに満足して彼らを校門に残して、その場に通りかかった美咲を連れて校舎内へと走り去っていく。

しかし、そのこころに誰一人として視線を送ることはなく視線は弦太朗へと集中する。

 

「みんなゲンちゃん先輩のこと見てるけど?何かあったのかな?」

 

「いや、分からねぇ」

 

視線を集める弦太朗と近くにいる香澄は視線を集めているその理由を考えるが何も考えが浮かばない。

 

2人で考えてるなかこころ達と入れ替わるようにして燐子が2人へと歩み寄っていく。

 

 

 

「あっ!!燐子先輩!!おはようございます!!」

 

「燐子!!おはよう」

 

「・・・おはようございます」

 

「あの!!ゲンちゃん先輩の事をみんな見てますけど・・・。どうかしたんですか?」

 

「それはさっき皆さんで走ってきたからじゃ・・・」

 

「何もしてませんよ?」

 

「どういうことだ?」

 

「はぁ・・・」

 

「燐子先輩?ため息ついてどうしたんですか?」

 

「悩みなら相談に乗るぞ?」

 

 

視線を集めてた原因の1つを2人に教えるが、2人は理解できていない様子で首をかしげる姿に燐子からはため息が零れた。

その様子を見た弦太朗達は燐子の事を気に掛けるが、その原因から心配されるという珍事に燐子は頭痛を覚えるも、もう1つの原因についてに話題を切り替える。

 

「大丈夫です・・・」

 

「そういえば紗夜って今日からだよな?」

 

「えっ!?紗夜さんって今日からだったの!?」

 

「もしかして・・・、皆さんはまた同じようなことにならないか心配してるんじゃないでしょうか・・・」

 

「大丈夫だろ。もうスイッチもねぇんだから」

 

「そうですよ!!」

 

「そうだといいんですが・・・。そろそろ授業が始まりますので・・・」

 

「そうですね!!燐子先輩!!ゲンちゃん先輩!!またね!!」

 

自身の教室へ向かっていく香澄の背中を見送った後に弦太朗は燐子と並んで教室へと入っていくが、そこでも弦太朗は教室中の視線を集めてしまう。

 

その視線を集めてる弦太朗達の後ろを2人の生徒が声をかける。

 

 

「あっ。如月くん。おはよう!!」

 

「あら、弦太朗。生徒会長を同伴で教室入りなんて何かあったのかしら?」

 

「おう、千聖に彩。おはよう!!」

 

「おはようございます・・・」

 

「えぇ、おはよう。それにしても私以上に人気者ね。弦太朗?」

 

「何でかは分かんねぇけどなんかみんなが俺を見てくるんだよな。何でだ?」

 

「えぇ~・・・。如月くん?本気で言ってるの?」

 

「おぅ!!本気で分からん!!」

 

「あはは・・・。凄いね・・・」

 

「はぁ・・・。頭痛くなってきたわ・・・」

 

弦太朗の言葉に苦笑いを浮かべる彩と頭を抱える千聖。

そんな彼らのやり取りが繰り広げられているが燐子は紗夜の席を見つめるが、そこに紗夜の姿も使われた痕跡もない。

 

それを見た彩たちは弦太朗を残して燐子の元へと歩み寄る。

 

 

 

「氷川さん・・・」

 

「燐子ちゃん?大丈夫・・・?」

 

「丸山さん・・・私は大丈夫ですから・・・」

 

「もしかして燐子ちゃん。紗夜ちゃんの事何も聞いてないの・・・?」

 

「白鷺さん。えぇ・・・。私には何も・・・」

 

「そうだったのね・・・。ちょっと待ってくれるかしら?日菜ちゃんに連絡してみるわ」

 

「白鷺さん。ありがとうございます・・・」

 

「構わないわ・・・。それに私も心配してたから・・・」

 

「千聖ちゃん・・・」

 

 

千聖はスマホを取り出しながら表情を曇らせる。

 

 

目の前にいる千聖も紗夜と同じくスイッチを使用して呑まれた。

千聖は自分以上にスイッチの力に呑まれていた紗夜が無事に立ち直れることをRoseliaのメンバーや日菜と同じように望んでいたのを彼女の近くにいた彩はよく知っていた。

 

そんな彼女が震える手でスマホを操作する姿に彩は表情を曇らせるが、千聖は震える手で日菜に電話を掛けたが繋がることはない。

 

 

「おかしいわね・・・。日菜ちゃんが電話に出ないわね・・・」

 

「えぇ!?日菜ちゃんが!?」

 

「何かあったのでしょうか・・・」

 

彼女たちは不安を覚えるが、虚しくも教室内に予鈴が響き渡る。

 

 

 

そして、教師が教室にやってくるが紗夜の席に彼女の姿は無かった。

 

 

 

 

――――――

 

アタシは友希那と2人で並んで学校へと登校する。

今日から紗夜が学校に復学するのとそれに合わせてRoseliaの練習にも戻ってくる。

 

昨日の練習で燐子が話していた時はあこが嬉しそうにしていたのとは対照的に友希那の顔は複雑そうだった。

 

あの時はあこの前で理由を聞くのを躊躇ってしまい、その後はアタシがバイトのためにみんなより先に練習を上がってしまったから結局理由を聞けていなかった。

 

誰もいないし、折角だから聞こうかな・・・。

 

「ねぇ?リサ。ちょっといいかしら・・・」

 

「・・・友希那、どうしたの?」

 

 

そう思っていたら物凄い緊張感を持った友希那が声をかけてきて思わず身構えてきてしまった。

 

もしかして紗夜の事かな・・・?

アタシはちょっとだけ身構えて友希那の言葉を待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・朝ごはん。食べ忘れたわ・・・」

 

「・・・」

 

紗夜の事だと身構えていたアタシは友希那の言葉に呆気に取られてしまった。

 

この子はあんな緊張感を持ってこんなことを言える様に育ってしまったのだろう・・・。

どこで教育を間違えたんだろう・・・。

友希那の将来が心配になってきたよ・・・。

 

 

 

「リサ・・・?」

 

「あーうん。そうだねー。それは大変だねー」

 

「どうしたらいいかしら?」

 

「とりあえずコンビニ寄ろっか?」

 

「そうしましょう」

 

そうして少しだけ回り道してコンビニへと到着するが、その時に友希那の顔に汗が・・・。

そんな熱くないと思うけど、体調悪いのかな・・・?

 

「友希那!?どうしたの!?もしかして体調悪い?」

 

「いえ・・・。そうじゃなくて・・・」

 

「それじゃあ何?もしかして・・・」

 

「リサ。多分あなたが考えてることは違うから口に出さないで・・・」

 

「じゃあ何なの!?」

 

アタシは友希那の言葉をそわそわしながら待つ。

 

「あの。落ち着いて聞いてほしいんだけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・財布ないわ」

 

「は?」

 

友希那からの答えにアタシは呆れた。

コンビニ行って財布がないって・・・。

 

友希那はどうやって今日を生活するつもりだったの・・・。

 

仕方なくアタシは友希那の朝ごはん代わりにパンを2つ買ってあげるとコンビニの前でそれを口一杯に頬張って食べ始める。

歌ってるときは凄いカッコいいんだけど、普段はどこか抜けてて心配になっちゃうことも多いけどそこが可愛いんだよねー☆

 

でも、たまに友希那の将来が不安になっちゃうけど・・・。

アタシが面倒見ればいっか☆

 

「リサ?なんで私の食べてる姿見て笑ってるのかしら?」

 

「ん~。気にしないでいいよ~。とりあえず1個食べたら学校行こっか。流石に遅刻したくないからね~」

 

「・・・」

 

友希那は無言で首を縦に振りながらもパンを頬張り続け、そのまま無事にパンを1つ食べ終わった友希那は残ってるパンをカバンへと入れる。

 

パンを入れたのを確認するとアタシは友希那と主に学校へと歩き出す。

 

さぁ~って今日も授業頑張るか~。

 

 

校門をくぐると何でか分からないけどいや~な予感がする。

この嫌な感じは紗夜の停学で日菜が騒いでた時のような・・・。

 

 

 

 

そしてアタシの予感は的中した。

 

 

通学路からは聞き覚えのある泣き声。

それは次第に近づいてくる・・・。

 

 

 

 

校門へと視線を向けるアタシ達の前には見覚えのある髪、をした人が走っていた。

あの髪は・・・ヒナ!!

怪我もある程度良くなってるのは知ってるけどあそこまで走って大丈夫のなか?

 

あれっ・・・でもよく見たら・・・ヒナ泣いてる?

 

 

 

 

「うわぁぁあぁあああああああん!!リサちー!!」

 

「ふごぉっ!!」

 

「何やってるのかしら・・・」

 

ヒナはアタシを見つけるとそのまま胸に飛び込んでくる。

それを受け止められなかったアタシは女の子が出してはいけないような声を挙げながらヒナに押し倒される。

 

ヒナはそのままアタシを押し倒しながら泣き続ける。

 

「リサちー!!うわぁぁあぁあああああああん!!」

 

「ちょっと日菜!?」

 

 

この間の事件でヒナの血で汚れた制服をやっとの思いで落としたから着てきたら、今度は涙とか鼻水でべちょべちょに汚れてしまう。

 

そんなことを思いながら、押し倒してる日菜をこの間のように宥める。

 

 

「ヒナ。取り合えず落ち着いて。なにがあったの?」

 

「あのねっ!!おねーちゃんがぁああ!!おねーちゃんがぁああああああ!!」

 

「日菜。紗夜に何があったの・・・?落ち着いてママに言いなさい?これあげるから・・・」

 

 

友希那が先ほど買い与えたパンを1/4程を手でちぎってヒナへと差し出すとヒナはそれを受け取るとアタシの上で少しだけ落ち着きを取り戻していた。

友希那の行動も言葉も意味わからないし、めんどくさいのでスルーするけど。

友希那、どうせなら半分こにしなさい・・・。

 

でも、ヒナがここまでなるってことはまた紗夜に何かあったのかな?

もしかしてまた弦太朗を・・・?

 

そう思ってヒナの言葉を待ったが予想外の言葉がヒナの口から伝えられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おねーちゃんが!!おねーちゃんが引きこもりになっちゃったよぉおおおおおお!!」

 

 




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