後少しでRoselia篇は終わる予定です()
ここのリサ姉は痛い目(物理)によく合いますねぇ・・・。
でも、特撮時空特有の高耐久でけろっとしてんじゃないかな・・・?
あこをバイクの後ろに乗せてチュチュが紗夜を見たという"dub"へとやってきた弦太朗。
「うっし。2人で紗夜の事探すぞ」
「ねぇ・・・?別々で探したほうがいいんじゃない?」
「そうしてぇけど、ハエ野郎がいるかもしれねぇしな・・・」
「ハエ・・・?よく分かんないけど・・・。紗夜さん探さないと!!」
あこは弦太朗の言葉が理解できなかったが、弦太朗の話を置いておいて紗夜の捜索を始める。
紗夜を探し始めるも彼女の姿は見当たらない。
そんな中、弦太朗達の前に2人が見知った集団が目の前に現れる。
「おねーちゃん!!それに蘭ちゃん達も!!」
彼らの目の前に現れたのはひまりを除いたAfterglowのメンバー達。
しかしモカだけは目の前の男が弦太朗である事が分からなかった。
「あっ!!あこちゃん!!それに如月くん!!」
「それにしてもあんた、近くで見てもホント分かんないね・・・」
「お前たちはこんなとこで何やってんだ?」
「今度ライブするからその打ち合わせだよ。如月くんのチケットはちゃんと用意するからね」
「悪いなつぐ」
「それにしてもモカは静かだな」
「・・・驚きのあまり言葉が出なかったよ~」
モカが弦太朗の事で驚くが他のメンバーは驚く様子もなく、話は弦太朗達の事へと切り替わっていく。
「ところで如月くんは何であこちゃんと一緒なの?」
「紗夜さんのこと探してたの!!」
あこは今までの経緯を出来る限り説明する。
しかし、その説明にこの場にいる大半が頭に疑問符を浮かべるが唯一、姉である巴だけはあこの説明を理解した。
「大体分かった。とりあえず紗夜さんがヤバいってことだろ。アタシ達も手伝うよ」
「おねーちゃん!!」
「まぁ、こんなことでRoseliaがバラバラになるんてあたしも納得できないし・・・」
「蘭は素直じゃないなぁ~」
「モカ・・・」
「おう!!みんなで探せばすぐ見つかるって!!」
「巴・・・。それにみんな・・・すまねぇ!!」
「気にしないで!!とりあえず手分けして探そ!!とりあえず私達で羽丘の近く探してみるよ!!如月くんはあこちゃんと一緒に!!」
「うん。みんな気を付けてね!!」
「任せとけって!!」
「何かあってもトモちんが何とかしてくれるからだいじょ~ぶ」
そう言い残して巴達は羽丘の方へと歩いていくのを見送り、弦太朗は巴達と別れてからあこと2人で周囲を探すが紗夜の姿が見つからない。
そんな中突如としてあこの携帯に巴からの着信が入る。
内容は紗夜を見つけたこと、そして―――
その近くに服をどす黒い赤色に染めたリサが倒れていたことであった。
―――――――――
学校を飛び出した私は先ほどの出来事から少しだけ時間がたってから少しだけ冷静になれた。
目の前で力を見せつけられて、あれをまた求めてしまった―――
全てを失った今の私はあれに縋るしかない―――
あれが無ければ今の私は自分を保てない―――
そんな考えが浮かび上がり、自己嫌悪しながらもスイッチを探して街を彷徨う。
しかし、どこに行っても一向に見つかる気配がない。
「どこにあるの・・・」
見つからないことに不安感が募る中、私の目の前を特徴的な白い服を着た人が横切った。
しかし、その顔に私は見覚えがあった。
「あの人は確かRoseliaの前に入っていた・・・」
その正体は湊さんに誘われる直前に入っていたバンドの人。
私が抜ける時に”仲間”を大事にしてたのに、今はそんな様子は欠片も感じられない。
何気なく彼女を見ていると、彼女がポケットから”スイッチ”を取り出して人の通りが全くない路地裏へと入っていった。
「・・・待って!!」
私はその姿を追って路地の奥へと向かうが、そこは行き止まり。
しかし、そこには彼女の姿はおろか人の影すら見当たらない。
「どこにいるの!?」
私が叫んでもがその声に答えが返ってくることはない。
今の私は彼女の学校も連絡先も知らない。
バンドを抜けた時に彼女たちの連絡先を消してしまったのを酷く後悔していた。
そんな私の後ろから耳障りな虫の羽音が聞こえてくる。
気になって振り返ると大量の蠅が飛び回っており、それが1つに纏まると先ほど学校で見た怪物が目の前に現れた。
「あなた。・・・氷川さんね。久しぶり何か用?」
怪物からの響く声。
すこしエコーがかかっているがその声は間違いなくあの時の彼女。
私は目の前に現れた彼女へと縋るように声を掛ける。
「スイッチ・・・・・・スイッチをどこで手に入れたんですか!?」
「へぇ・・・。氷川さん。これのこと知ってるんだ・・・。あなたこれが欲しいの?」
彼女はその手にスイッチを持って、私へと見せびらかす。
目の前に待ち望んだスイッチへ向けて私は手を伸ばすが怪物になっている彼女が変身している怪物との身長差があるため手を伸ばしても届かない。
「でも、これは私のだから」
「そんな・・・」
彼女からの言葉に私は膝から崩れ落ちる。
スイッチが目の前にあるのに手に入らない絶望感に捕らわれた私の前で彼女は変身を解いて私を見下ろしながら、そんな彼女が言った言葉に驚きが隠せなかった。
「そんなに欲しいなら私が用意してあげる・・・」
今なんて・・・?
聞き間違いでなければスイッチを用意してくれる・・・?
「ホントですか!?」
「えぇ。今、”あの人”に頼んであげる・・・」
彼女の言う”あの人”っていうのは分からないけど、スイッチが手に入るならなんでもいい。
「それでいつですか!?」
「明日にはこれを用意してあげるわ・・・」
そういって彼女は手に持ったスイッチを見せながら変身する。
その言葉に私は胸が高鳴り、歓喜の気持ちが溢れてくる。
そうして彼女は少し考えるような素振りをしながら話を続ける。
「そうね・・・。待ち合わせは隣町の「紗夜!!」・・・誰?」
「・・・今井さん」
彼女の話を遮るように大通りの方から今井さんがこちらへと走ってくる。
目の前の彼女は話を遮られて不機嫌そうに今井さんへと振り返ると彼女の腕を掴み上げる。
「・・・邪魔」
「きゃあ!!」
「っ!!」
その光景に私は言葉を失った。
目の前で今井さんは上へと投げ飛ばされて建物の壁に激突する。
そして今井さんは2階くらいの高さから地面へと落下するが、今井さんの身体は地面ではなくゴミの積まれたゴミ捨て場の上へと落下した。
「かはっ!!」
「・・・今井さんっ!?」
「ふんっ・・・。それじゃ明日の夕方に隣町にある工事現場で待ってるわ」
今井さんからは肺から絞り出されたような呼吸の音が聞こえるのが、そんな今井さんに止めを指すわけでもなつまらなそうな様子を見せた彼女はそう言い残すと身体を無数のハエに変えてこの場から去っていく。
彼女が去った後、今井さんの事が気になって彼女が落ちて行った場所へと近づいていく。
そこにあったのは赤い液体に濡れた今井さんの姿。
赤く濡れた彼女の姿に、以前に自身が傷つけて血に塗れた日菜の姿が重なった。
「・・・っ!!」
自身が失った力を見せつけられてそれを望む自分がいる一方で、自身が求めたそれが知人を傷つけた事を恐怖を感じる。
もう自分でもどちらが正しいのか分からない―――
自身の頭の処理が追いつかず考えが纏まらない。
突如として襲い掛かる割れるような頭痛、その後体中から力が抜けてその場に倒れこむと徐々に目の前が真っ暗になっていく。
「何・・・し・・・・・・った~?」
「行っ・・・・・・う!!」
「あ・・・・って・・・」
「・・・夜さ・・・!!」
聞き覚えのある声がかすかに聞こえる中、私は意識を手放した。
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次章予告(大嘘)
「うちの店のパンが・・・豚のえさ・・・?」
「はぐみの家のコロッケが・・・負けた・・・?」
「只今より闇キッチンルールによる料理対決を始める」
「あなたの敗因はたった1つ・・・。あなたはアタシを怒らせた・・・」