本編から逃げて小ネタと次章のバンドどうするか考えてたなんて言えない・・・
アンケ全部書けとメッセージをいただいたけど・・・
書くよぉ!!でも出す順番が決まんねぇんだよぉぉぉおおおお!!
学校があるにも関わらず紗夜の消えた病室に集まるRoselia。
会話のなかった病室にベッドで寝ていたリサの言葉が響く。
「ごめん。アタシが起きた時にはもう・・・」
「今井さん・・・。それは仕方ないです・・・」
「もしかして・・・紗夜さんは・・・」
「ちょっとあこ!!」
「リサ姉・・・。ごめんなさい・・・」
「ううん。こっちもごめん・・・」
あこの言葉をリサの声がかき消すが、あこの続きの言葉は全員が思いうかべてしまう。
紗夜がまたスイッチに手を求めたのでは―――?
紗夜に限ってそんなことはないと信じてはいるが、一度抱いてしまった不安を自分たちで拭い去ることは出来なかった彼女達の視線は下へと堕ちていき、その表情は次第に暗い物へと変わっていく。
その空気の中、”いつも通り”の弦太朗がゆっくりと病室へと入ってくる。
「わりぃ。遅くなった」
「げんたろー・・・。遅いよ!!」
「あこの言う通りよ・・・。フラシェキー、やりなさい・・・」
「うおっ~。まぶしっ!!」
友希那の一言で彼女のカバンからフラシェキーが飛び出す。
彼女たちは以前に見た真っ暗のスタジオを照らすほどの光量はないが、それでも弦太朗の視界を潰すには十分すぎる程の光を放つ。
弦太朗はそれに声を挙げながら悶えていた。
「皆さん・・・。ここは病院ですから・・・」
「はーい」
「でも、弦太朗遅かったね~」
「なんかあったんですか・・・?」
「あぁ・・・。ちょっとやることがあってな・・・。あー目がいてぇ・・・。でも、これでみんなの顔も少しは明るくなったな」
「ふふっ。そうですね・・・」
騒ぎ始める弦太朗達を窘める燐子ながら遅れた理由を聞いても言葉を濁して理由の詳細を話さない。
それに自分の目がやられてしまったことよりも、目の前の彼女達の暗い表情を心配する様子に燐子は微笑みながらも答える。
少しだけ空気が明るくなった病室。
その空気によってかあこは視線を上げていくと紗夜が使っていたベッドが目に留まった。
「もしかしたら紗夜さんのベッドに手紙とかないかな~?ゲームとかなら何かあるよね?」
「流石にそれはないんじゃない?」
「でも、何かあるかもしれないから。あこ、ちょっと見てくるね」
あこはそのまま紗夜が使っていたベッドへ向かうとおもむろに布団を持ち上げると、その中から1枚の折りたたまれた紙が地面へと落ちたそれを燐子が拾い上げる。
「あこちゃん?何か落としたよ?」
「ん?なんだろ~?」
「これ・・・。何か書いてあります・・・」
「「・・・!!」」
「・・・燐子。それにはなにが書いてあるのかしら?」
燐子から告げられた言葉にこの場にいる全員が息を呑む中、燐子はゆっくりと紙を開くと内容を読み上げる。
「氷川さんの文字で”行ってきます”・・・とだけ・・・」
「なぁ?それだけなのか?」
「はい・・・」
「リサ姉?どういうこと?」
「アタシにも分かんないなー」
紙に書かれた言葉を読み上げるがその言葉を理解することは出来なかった。
「そういう事ね・・・」
ただ1人、友希那を除いて―――
「ちょっと待ってよ!!友希那!!意味わかるの!?」
友希那の言葉にいち早く反応を示すリサに、当たり前のように言葉を返す。
「えぇ・・・。だからみんなで紗夜を迎えに行くわよ・・・」
「・・・?何言ってんだ?」
「あこも分かんないよ~!!」
友希那の言葉に更に混乱する弦太朗に対して、彼女はその反応を疑問に思いながらも理由を話す。
「リサが自分で言ってたじゃない。紗夜が夕方に隣町で誰かに会うって」
「それって・・・もしかしてあこが言おうとしてた・・・!?」
「氷川さん・・・また・・・?」
「そんな訳ないよ・・・」
あこと燐子が不安を覚える中、リサは自分に言い聞かせるように2人の言葉を否定する。
その様子を見ても友希那は話を続ける。
「えぇ、大丈夫よ」
「ちょっと待って!!何で分かるの?」
「・・・あの紗夜が”行ってきます”と言ったのよ?・・・・だから必ず紗夜は帰ってくるわ。もし帰ってこないんだったらあの子はこんなことは言わない」
「ねぇ友希那?もしかして紗夜が帰ってくるって言った理由って・・・それだけ?」
「えぇ・・・。それ以外理由がいるかしら?」
リサの言葉に自信満々に答える友希那の言葉に全員が言葉を失う。
そして静まり帰った室内には彼女たちの笑い声が響き渡る。
「あははは!!そうだった!!友希那はそうだよね~!!」
「リサ・・・?何か変なこと言ったかしら?」
「ううん。友希那らしいって思っただけだから。それじゃみんなで紗夜を迎えに行きますか・・・」
「ちょっとリサ姉!!」
「その体で大丈夫ですか・・・?」
「みんなが行ってるのにアタシだけ寝てるわけにもいかないからね~」
「それに・・・危なくなっても仮面ライダーがいるもんね!!」
「おう!!」
「なら、リサは早く準備しなさい。先に外で待ってるわ・・・」
こうして友希那を先頭に弦太朗達は病室から出ていき、それの後にリサが準備を終えて紗夜と同様に病院から抜け出して友希那達と合流する。
紗夜に続いてリサも病室を抜け出したことで病院が騒がしくなると、友希那達はすぐに病院から離れるために歩き始める。
紗夜を迎えに行く―――
彼女達の考えは1つに纏まり、今から紗夜の元へ向かおうとするが―――
「でもさ~。紗夜ってどこにいるのか知ってるの?」
「・・・如月。任せたわ」
「おう!!」
「友希那さんは手段は何も考えてなかったんですね・・・」
「まぁ、あのままじっーとしててもどうにもなんなかったから良いんじゃない?」
友希那の言葉に弦太朗はカバンを開くと、そこからツナゲットが1体飛び出して宙に浮く。
「げんたろー!!何それ!?かわいいー!!」
「それで・・・その子が紗夜のところまで案内してくれるのかしら?」
「そうだな」
「・・・にゃーんちゃんみたいなのもいるのかしら?」
「友希那?なんか言ったか?」
「なんでもないわ・・・。みんな行くわよ・・・」
「「おぉー!!」」
友希那の掛け声とともにツナゲットの後を追って一同は紗夜がいる場所へと歩き出す。
しかし、次第に怪我の痛みリサの歩みが遅れ、息が上がり額には汗が浮かびあがる。
「っつう・・・」
「リサ姉!?汗すっごいよ!?大丈夫?」
「今井さん・・・やっぱり怪我が・・・」
「おい!!しっかりしろ!!」
「リサ・・・少し休んでなさい」
「ちょっと友希那さん!?」
友希那の言葉にあこと燐子は抗議しようとするが、友希那の言葉の意味が分かっているリサ自身がそれを止める。
「リサ。あなたの考えは分かっているわ・・・。だから、少し休んだら必ず追いかけてきなさい」
「・・・分かってるよ。でも、出来ればアタシが来る前に終わらせてくれると嬉しいかな~」
友希那はリサの考えてることを理解していた”今は自分よりも紗夜を―――”と言う彼女の考えを友希那なりに酌んだ故の発言だった。
「友希那さん!!」
「あこたちはリサと一緒にいてくれるかしら?」
「任せてください・・・」
「げんたろー!!友希那さんと紗夜さんをお願い!!」
「任せとけ!!友希那も紗夜も・・・ダチだからな」
「行くわよ・・・」
リサたちを残した友希那は弦太朗がツナゲットの後を追って弦太朗達が辿り着いたのは工事現場。
「ここは・・・工事現場だな・・・」
「大きいわね・・・。しかも工事が中止してるみたいだから人が来ることもなさそうね・・・」
「燐子たちに場所を教えておかねぇとな・・・。って待てよ!!」
弦太朗はこの場所を燐子達へと連絡すると、先に入って行った友希那の後を追う。
探し始めてすぐにムスカと紗夜の姿を発見すると同時に紗夜たちの元へと駆け出す。
彼らが見た光景はムスカの前で震える手で"スイッチ"を握りしめている紗夜の姿だった―――
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誤字報告は非常にありがたいです!!
小ネタアンケ結構均衡してるなぁ・・・