バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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ネタ投稿です。

スイッチ解説したら次のメインに戻ります。
おままごとと修行は次のメイン終わったらやるよ・・・

メインはアンケートの赤メッシュ篇をお送りいたします


日・常・風・景5 -私たちの戦いはこれからよ!!

~~~小ネタ16:弦太朗の髪への反応集

 

――――Poppin'Partyの場合

 

「全く!!彩さんは分かってないなぁ!!あの髪型が良いのに~!!なんでわかんないかな~」

 

「沙綾ちゃん・・・。落ち着いて・・・」

 

「ならりみ達はどっちがいいの!?」

 

有咲の家の蔵で沙綾は唸る。

内容は学校で行われていた弦太朗の髪型について結論が出なかった事が不満でならず憤慨する。

普段では考えられないその姿を見たりみが沙綾を宥めようとするが、沙綾は他のバンドメンバーに弦太朗の髪型についてどちらが良いかを問いただす

 

「あの髪のゲンちゃん先輩はなんか不思議だったよねー」

 

「私もどっちかって言ったらいつものかな。この間、うちのウサギを先輩の髪型みたいにしたら可愛かったよ。ほら・・・」

 

「かわいい~!!」

 

こうしてたえと香澄はリーゼント風に毛をセットしたウサギの写真を片手に盛り上がっていた。

その様子を見て沙綾の次の標的はりみと興味の無さそうな有咲へと移る。

 

「私は今の弦太朗くんでも良いと思うけど・・・。見た目も怖くないし・・・」

 

「私はどっちでもいいな・・・。そこまで興味ないし」

 

有咲は「どちらでもいい」と答えてしまった。

しかし、その答え方は今の沙綾には悪手―――

 

 

 

 

 

 

「・・・は?」

 

「ほら・・・どんな髪型でも弦太朗くんだし!!ね?有咲ちゃん!!」

 

「それに髪型なんてすぐ変えられるだろ?それに見た目で判断する痛い目見るだろ?ほら・・・」

 

光のない沙綾に2人はそれらしい理由を述べて、有咲は指でたえを指差す。

指の先を見て何かを察したのか目に光が戻ってくる。

 

 

 

 

 

 

 

「それもそうだね!!どんな見た目でも弦太朗だもんね。じゃあ、そろそろ練習始めよっか?」

 

「うん!!」

 

沙綾の言葉にギターの2人はそそくさと楽器の準備を始め、りみと有咲達もそれを見て楽器の準備を行って彼女達は練習を始めるのだった。

 

 

結論:見た目で判断すると痛い目見るよね―――?

 

 

 

 

――――Afterglowの場合

 

「ひーちゃん~。この人のこと知ってる~?」

 

みんなで集まって屋上での昼食中、モカは自身のスマホをひまりへと突き出す。

 

そこには紗夜と一緒に写る青いブレザーを着た男子。

 

「知らないよ~!!ってこの人誰!?紗夜さんとのツーショットってことは彼氏!?」

 

「なら、何でリサさんが一緒にいるの!?しかも朝って事は・・・!!」

 

モカの写真を見てあらぬことを考えて1人で盛り上がり始める。

その様子を見た蘭達もモカのスマホをのぞき込む。

 

「ナンデ・・・ナンデ・・・」

 

「ただ紗夜さんを迎えに行っただけだろ?」

 

「服は怒られない様にしただけでしょ?いつものあいつで行ったら怒られるでしょ」

 

「・・・そっか!!」

 

写真を見たつぐみは瞬時に目の光が消すが、蘭と巴によってすぐにその目に光が戻る。

3人の会話を聞き取れてしまったモカは手に持っていたパンを取り零した。

 

「ひーちゃん。これげんたろーさんだって・・・」

 

「嘘!?」

 

「ひまりもこころの家で見たことあるだろ?」

 

「あの時はそんな余裕なかったよ~!!でも、こっちの髪もいいなぁ~」

 

「あたしは今までのほうがいいかな」

 

「蘭~めずらしいね~」

 

「蘭ちゃん!!どういう意味!?」

 

「別に・・・。いつも通りの方が良いって思っただけ・・・」

 

「そっか~」

 

「蘭らしいね~」

 

「それもそうだな!!」

 

「ちょっと!!みんなして何でそんな笑ってるの?」

 

蘭の言葉を聞いたモカ達は微笑ましいものを見る目で彼女を見る。

その空気に蘭は恥ずかしさを覚えて顔を紅く染めて無言で食事に戻った。

 

彼女達が写真の状態の弦太朗に会うまで後数時間―――

 

 

結論:いつも通りが一番!!

 

 

 

――――ハロー、ハッピーワールド!の場合

 

こころの屋敷で作戦会議・・・ということで呼ばれた彼女達。

しかし、こころ本人は未だに部屋に現れない。

 

「ふっ・・・。今日はどんな儚いことがあるのかな?」

 

「いやな予感がする・・・」

 

「美咲~!!」

 

美咲の呟くが、それと同時に部屋のドアを開ける音と共にこころが部屋へ飛び込んでくる。

そして、その美咲の予感は的中した。

 

 

 

 

 

「なっ・・・!!」

 

「儚い・・・」

 

「こころんすっごーい!!」

 

「ふえぇー!!こころちゃん!?その髪の毛どうしたの?」

 

部屋に現れたこころ。

しかしその髪型は普段とは違い、いつもの弦太朗のようなリーゼントが頭についていた。

 

「これね?いつもの弦太朗の髪型を真似てみたの!!」

 

「いやいや!!理由になってないし!?」

 

「はぐみよくわかんない!!」

 

「ふえぇ~!!」

 

突然のこころの暴走に困惑する美咲達を他所に薫はこころへと声を掛ける・

 

 

 

 

「こころ。今日の弦太朗は紗夜のために普段の自分を隠していたのさ」

 

「あら?薫も弦太朗の事を知ってるのね!!」

 

「あぁ。リサちゃんに写真を見せてもらってね。今日の弦太朗は紗夜が好きな男を演じていたのさ」

 

「薫?それってどういうことなのかしら?」

 

「つまり・・・そういうことさ。それにこころには普段の髪型が一番似合っているよ」

 

「薫分かったわ!!」

 

薫の対応に美咲と花音は驚愕の表情を浮かべる。

こころは薫に言われるがまま普段通りの髪型に戻した後、彼女達は作戦会議を開始した。

 

 

結論:こころの暴走で話題にすらならない

 

 

 

 

――――Pastel*Palettesの場合

 

「全く!!沙綾ちゃんは分かってないなぁ!!あの髪型が良いのに~!!なんでわかんないかな~」

 

「はぁ・・・彩さん。そろそろ練習始まるから落ち着いて・・・」

 

「なら麻弥ちゃん達はどっちがいいの!?」

 

事務所のスタジオで彩が吼える。

内容は学校で行われていた弦太朗の髪型について結論が出なかった事が不満でならず憤慨する。

呆れながらも麻弥は彩を宥めようとするが、彩は他のバンドメンバーに弦太朗の髪型についてどちらが良いかを問いただす。

 

「そうね・・・。流石にアイドルの横に立つにはあれは目立ちすぎるもの」

 

「ワタシもです!!あれがニッポンダンジを体現した姿です!!」

 

「それで日菜ちゃん達は?」

 

「あたしは普段のゲンちゃんかな~。あの髪はなんか見ててモヤモヤ~ってする!!」

 

「ジブンも・・」

 

「まぁ、確かに慣れてしまったから違和感はあるわよね・・・」

 

「えぇ~!!」

 

この後彩ちゃんが一生懸命に良さを話しましたが、伝わりませんでした。

 

 

結論:慣れって怖いよね・・・

 

 

 

――――Roseliaの場合

 

紗夜も戻ってきて練習に熱の入るRoseliaは今日も練習のためにスタジオに集まる。

彼女達は遅れている友希那を待ちながら他愛ない話を繰り広げていた時に事件は起こった。

 

「そうだ!!リサ姉!!この前げんたろーが髪の毛おろしてたけど。普段のげんたろーとどっちがいい?」

 

「そうだねー。どっちでもいいけど、見た目だけならこの前かな~☆でも、あんなカッチリと制服着てるのにあんなキャラだとギャップが凄くて違和感がね~。あこは?」

 

「あこは普段の方かな~。あっちの方がげんたろーって感じがする!!」

 

「そうだね~☆まぁ、友希那にもそれ聞いたんだけどどっちでもいいって言われちゃったんだよね~。

それで紗夜たちはどっち?」

 

「私は見た目だけの話になるとこの前の方ですね。」

 

「それでりんりんは?」

 

「・・・・・・。」

 

あこの問いかけに燐子は考え込むようにしたまま動かない。

しかし、今の燐子の脳内では小さい彼女たちが集まり激しい脳内会議が繰り広げられていた。

 

 

――――――

 

『学ランの方が・・・』

 

『いえ、この前のブレザーの方が・・・』

 

『私の黒い髪とお揃いの色である黒い学ランの方がいいです~・・・』

 

『生徒会長の横にいるなら改造してない制服をしっかり着てる方がいいよ・・・』

 

『学ラン・・・!!』

 

『ブレザー・・・!!』

 

『『『『やんややんや!!』』』』

 

燐子の頭の中では小さい彼女たちが向かいあって互いに意見を飛ばし合う。

しかし、その言い争いの中で封印された扉が開き、中から出てきた彼女が一言。

 

 

 

 

 

 

『学ランです・・・!!ブレザーにはあの匂いが足りません・・・』

 

『『『『・・・・・・っ!!』』』』

 

開けてはいけない扉の向こうから出てきた彼女の一言によって脳内会議を強制終了された。

 

――――――

 

「学ランかなぁ・・・」

 

「「!?」」

 

「りんりん!?」

 

「あこちゃん・・・?」

 

「白金さん!?どういうことですか!?説明してください!!」

 

「ふぇ・・・?」

 

「・・・・・・あ~。なるほど・・・」

 

驚いた様子で詰め寄る紗夜とあこにたじろぐ燐子。

しかし、この中で1人思い当たる理由が分かるリサは彼女の言葉に意味が分かってしまったため面倒ごとをさけようと燐子から距離を取ってその様子を友希那が来るまで眺めているのだった。

 

 

結論:口は災いの元

 

 

――――RAISE A SUILENの場合

 

チュチュのスタジオにてロックは自身のスマホを眺めていた。

 

「お~い!!ロック」

 

「ひゃ!!ますきさん!?どうされたんですか?」

 

「そりゃこっちのセリフだぞ。声かけても返事しねーしさ。それで何見てたんだよ?」

 

「いえ!!大したものじゃないですよ!!」

 

「ふーん。そろそろ合わせるから準備しておけよ」

 

「はい!!レイヤさんも・・・?レイヤさん?」

 

「おいレイ?どうしたんだ?」

 

「ロック・・・ますき・・・これ・・・」

 

2人はレイヤへ視線を向けるが、レイヤは自身のスマホを見て固まっていた。

不思議に思った2人は悪いとは思ったがレイヤのスマホを覗き見る。

 

そこにはレイヤの見たことのない男が学校の中庭でたえを食事をとっている写真だった。

 

「・・・なぁこの男は誰だ?」

 

「如月先輩ですよ?私が持ってる写真とは違いますね・・・」

 

「えっ!?嘘っ・・・!!初めて見た・・・」

 

「あいつ髪おろすとこうなんのかよ・・・。それで2人は固まってたのか・・・」

 

「ちょっと。あんた達携帯持って何やってんのよ・・・」

 

「チュチュこれ見ろよ。パレオも」

 

固まっていた3人にチュチュが声を掛けるがますきは逆に呼ばれる。

そして近寄った2人にレイとロックに送られていた2枚の写真を見せられる。

 

「これってハナゾノとサヨじゃない!!しかも同じ男と一緒に・・・!!」

 

「どこかで見たことあるような・・・」

 

「弦太朗だってよ」

 

「嘘っ!?これがBadBoy!?これじゃBadBoyって呼べないわよ!!」

 

「そうです!!如月さんです!!ロックさんの銭湯で見ました!!」

 

「だからロックはすぐ分かったんだ・・・」

 

「一緒の風呂入ったって言ってた時か。流石に一緒に風呂入ったら覚えんのか?」

 

「ますきさん!!一緒にお風呂には入ってません!!ロックさんも何か言って・・・」

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・///」

 

 

 

「「「「・・・・・・へぇ?」」」」

 

"一緒にお風呂"

ますきから出たその言葉にロックは先日の出来事を思い出して、その顔を真っ赤に染める。

その姿を見て他のメンバーはますきの放った言葉が事実だと知り、その事で揶揄われることになるまでそんなに時間はかからなかった。

 

結論:リーゼントじゃないならBadBoyじゃないじゃない!!

 

 

――――???の場合

 

「ロック?それにあこも・・・何見てるの?」

 

「げんたろーの写真だよ。」

 

「確かお姉ちゃんが言ってた不良男子の・・・。その人がどうかしたの?」

 

「あこのところに写真が送られてきたからろっかにも見せてたの!!これ!!」

 

こう言ってあこは明日香に髪をおろした弦太朗の写真を見せる。

 

 

 

「・・・・・・かっこいい・・・・・・・・・・・・」

 

「「へ?」」

 

あこの無自覚の行動によって、1人の少女が新たに堕ちて行った―――

 

 

 

 

 

 

~~~~小ネタ17:腹ペコ友希那ちゃん・つー:歌姫にアイドルを添えて・・・

 

「お腹が空いたわね・・・何を食べようかしら・・・」

 

みんなは用事で来れないということでCircleで自主練を行った後、私は空腹の身体引き摺って商店街を歩いていた。

 

私は自分の持っていた財布の中身を確認するが今日はそこまで持ち合わせがないから、先日みたいに店を梯子するほどの余裕はない。

 

ふと肩に重みを感じたので視線を向けるとフラシェキーが羽根をぱたぱたと動かして道を指している。

 

あの方向は青葉さんに教えてもらった三郎の方ね・・・

 

フラシェキーの提案に乗ろうと思って私は三郎へ向けて歩き出す見慣れない光景に足を止めてしまった。

 

「あら・・・?なんの騒ぎかしら?」

 

私の目に留まったのは商店街の一角―――

正確には山吹さんのパン屋の近くに人が集まっている。

 

ふと、気になった私はその人ごみの向こうを確認する。

 

 

 

 

「まん丸お山に彩を。丸山彩でーす。今日は商店街の紹介をするよ~」

 

「「「「いえーい」」」」

 

 

 

 

「あれは・・・番組の収録ね・・・」

 

人混みの向こうにはパスパレが番組の収録を行っていた。

とりあえず邪魔になりそうだし、お腹空いたから早くご飯を食べたい。

 

そう思って歩き出そうとするが――――

 

 

「あれ?友希那ちゃんだ!!お~い!!」

 

 

 

 

人混みの向こうで見えないはずなのに日菜に見つかってしまった。

逃げるわけにもいかず、私は再び足を止める。

 

「ちょっと日菜ちゃん!?何をやってるの!?」

 

「えぇ~。だってさー。たまにはゲストも必要じゃない?それに友希那ちゃんと一緒だったらるんっ♪ってすると思うし!!」

 

「ヒナさん。そういう事ではなく・・・」

 

「うぇえええ!?どうしよー!!」

 

「彩ちゃん!!落ち着いて・・・。ってカンペ?『面白いからそのまま続けて』・・・。何考えてるのかしら・・・」

 

「えぇ~と。この人はジブン達に友人で人気のガールズバンド"Roselia"のボーカルさんです!!」

 

「始めまして。Roseliaボーカル・湊友希那です。ってこれはどういうことかしら?」

 

大和さんが紹介してくれたから自己紹介をしたけど、どういうことかしら?

お腹空いたから早くご飯が食べたいのだけど・・・。

 

「えぇっとですね。これからミンナで商店街のお店を紹介するんです!!」

 

「それでね~友希那ちゃん。良かったら一緒に・・・」

 

「興味ないわ」

 

私の言葉を聞いて露骨に残念がっている日菜と若宮さん。

今の私はお腹が空いているの。食べ物の店の紹介でもない限り行かないわ。

 

「そうよね・・・。食べ物の紹介だから友希那ちゃんにはつらいわよね・・・」

 

「なんですって・・・!!」

 

それは食べ物にありつけるという事ね・・・

でも、いいのかしら・・・?

 

「友希那ちゃん~いこーよ~。ロケだから経費で落ちるよ~!!」

 

「ちょっと日菜ちゃん!?」

 

「・・・っ!!」

 

今なんて言った?

経費で落ちる・・・?

それってつまりただで食べ放題ってことね・・・

 

「みんな何やってるの?早く行くわよ。最初のお店はここね?」

 

「そうだよ~。いってみよ~!!」

 

 

「うぇえええ!?」

 

「友希那ちゃん!?急にどうしたの!?」

 

「アヤさん!!チサトさん!!落ち着いてください!!」

 

私は日菜達を連れて”やまぶきベーカリー”へと入っていく。

 

 

「いらっしゃいませー・・・って友希那先輩!?どうして・・・?」

 

「こんにちは。なにって・・・テレビよ?」

 

「ここはやまぶきベーカリーです。地元の女子高生にも人気のパン屋です」

 

「それは知ってますけど・・・どうして・・・?」

 

「沙綾ちゃん。えぇっとね・・・」

 

彩たちが店の紹介をする中、友希那がいることに戸惑いを覚える沙綾。

そんな彼女に対して千聖はカメラに写らないように事情を説明する。

 

 

「・・・なるほど。どれもこれも全部日菜さんの仕業ってことですね・・・」

 

「ごめんなさいね」

 

「いえ、千聖先輩は悪くないですから!!」

 

「店員さん!!それでお店の一押しはなんでしょうか?」

 

「えっ・・・!!はい!!うちは一押しはチョココロネですね!!」

 

「なら、それをいただいても・・・」

 

「はい!!サービスしちゃいますよ!!」

 

そういって沙綾が差し出したのはかごに入っている2つのチョココロネの山。

 

目の前の山に嬉々として手を伸ばす日菜。

その量に怖気づいている4人だったが出されたものを食べないわけにもいかず、パスパレの4人はその山に向けて手を伸ばして食べ始める。

 

「甘くておいしー!!」

 

「そうね」

 

チョココロネを食べる5人の様子を物欲しそうに見つめる友希那。

その様子に見た日菜は自身の持っているコロネを友希那の口元へと運ぶ。

 

「友希那ちゃん!!あ~ん!!」

 

「・・・・・・あ~ん」

 

「美味しい?」

 

「えぇ・・・。甘くておいしいわね」

 

「ならみんなで食べましょう?」

 

美味しそうに食べる友希那を見た千聖は一緒にコロネの山を食べることを提案すると、友希那は無言で山に手を伸ばして食べ始め、山が全て消えると皆で店を後にして次の店に向かった。

 

 

 

――――――

 

チュチュのスタジオで練習中のRAS。

しかし、レイヤとロックがいないので個人練習を行っていたパレオが突如として声を挙げる。

 

「・・・っ!!チュチュ様!!休憩いただきます!!」

 

「パレオ。どうしたんだ?」

 

「まっすーさん!!今日はパスパレの皆さんのテレビがあるんです!!」

 

「麻弥さんも出んのかな?・・・ってここ商店街じゃねぇか!!うちの店にも来たのかな?」

 

「いえ、食べ物の紹介だからないと思います・・・」

 

「そうか・・・っておい!!」

 

「えっ!?」

 

「パレオ!!マスキングも煩いわよ!!」

 

「チュチュ様!!パスパレのみんなと一緒に・・・!!」

 

「なんで友希那さんも一緒にテレビに出てるんだ?」

 

「・・・!!ちょっと見せなさい!!」

 

2人の騒ぎに注意しようとするチュチュだったが、友希那がテレビに出ていると聞いて一目散にテレビの前へと滑り込む。

 

そこにはパスパレに交じってパンを頬張っている友希那の姿があった。

 

「・・・すっげーリスみたいに頬一杯にしてパン食べてて・・・。可愛いな・・・」

 

「はい!!とってもかわいらしいです!!」

 

「まさかミナトユキナの歌の秘密はこれだったのね・・・」

 

「それはねぇだろ・・・」

 

しかし、ますきの言葉もチュチュには届かず、3人はテレビに熱い視線を向けた。

 

 

――――――

 

 

「なんだか珈琲のいいにおいがしますね!!ちょっと入ってみましょう!!」

 

彩は台本通りのセリフを言ってから”羽沢珈琲店”の扉を開く。

扉を開けると来客を知らせるベルの音が響き、カウンターの前にはエプロン姿のつぐみが待ち構えていた。

 

「いっ・・・いらっしゃいませ!!はっ 羽沢珈琲店へようこそ!!」

 

「お客様!!何名様でしょうか?」

 

「ん・・・?」

 

「当店は淹れたてのコーヒーとケーキを・・・」

 

「5名様ですね!!こちらの席へどうぞ」

 

「あの!?イヴちゃん!?それになんで友希那先輩が!?」

 

「あの~イヴさん。今日はお客です」

 

つぐみは予定にないイヴの行動といるはずのない友希那の登場に驚いているが、そのカバーをしたのは意外にもテレビ素人の友希那であった。

 

 

「羽沢さん、私の事は気にしなくていいわ。それよりもあなたらしく、いつも通りやりなさい」

 

「ふぇ?・・・はっ・・・はい」

 

「ふふっ。こちらの可愛らしい娘さんは羽沢つぐみちゃん。この羽沢珈琲店の看板娘です」

 

「それに地元で人気のガールズバンド"Afterglow"のキーボードでもあるわね。今度のライブ楽しみにしてるわ」

 

「はい!!頑張ります!!」

 

「つぐみちゃん?ここは手作りのケーキが人気とか?」

 

友希那が話を脱線させようとするが、プロの千聖が少し強引に軌道修正を行って予定通りの進行へと戻していく。

 

「はい。今月は季節のフルーツを使った千聖さんが昨日食べたケーキがお勧めです!!」

 

「千聖ちゃん。昨日も来たの?ずる~い!!」

 

「白鷺さんも食いしん坊ね・・・」

 

「(友希那ちゃんがそれを言うの?)」

 

「(湊さん。人の事言えないですよ・・・)」

 

「そっ・・・それじゃあ・・・それをもらおうかしら・・・」

 

困ったような顔をする千聖に日菜と友希那が思ったことを口にした。

友希那の言った言葉に彩たちは心の中でツッコミを入れるがそれを口に出さず、言われた千聖も笑顔を崩さずに進行をしていたが、その口元は怒りを抑えようとしたためヒクヒクと動いてしまうが、その怒りも一瞬で吹き飛んでしまった。

 

 

 

 

 

「どうぞ!!」

 

「わーい!!」

 

「「「・・・。」」」

 

「(昨日よりはるかに大きいわね・・・)」

 

「大きいわね・・・」

 

「友希那ちゃん!!食べよ!!」

 

「えぇ・・・頂きましょう・・・」

 

目の前に出されたのは大きなフルーツケーキ。

 

そのサイズはTV映えを意識したためか千聖が先日見た物よりもはるかに大きい。

日菜と友希那はその大きさに疑問も持たずにそのままケーキを食べ始めるが、先ほどのチョココロネのダメージが抜けていない4人は困り顔を浮かべつつも食べ始めるがすぐに限界を迎えてしまう。

 

そして、何を思ったのか千聖は自分の分として取り分けられていたケーキの一部を友希那へと差し出す。

 

「はい。友希那ちゃん。あ~ん」

 

「あ~ん。・・・ここの場所も甘くておいしいわね」

 

「千聖ちゃんずるい!!私もやる!!」

 

「ジブンも・・・!!」

 

こうして千聖・彩・麻弥の3人は自分で食べながら少しずつ友希那に食べさせることでなんとかケーキを完食するが、友希那はテーブルの上に置かれていた切り分けた残りのケーキを手に取る。

 

「・・・これ食べてもいいかしら?」

 

「「「「えっ・・・?」」」」

 

この言葉には食べさせていた3人以外にもイヴも驚きを隠せなかった。

そして、そのまま残りのケーキを完食すると、次の店に向かうために羽沢珈琲店を後にするのだった。

 

 

――――――

 

紗夜・燐子・あこの3人は自分たちがプレイしているゲーム"NFO"のリアルイベントを終えて近くの喫茶店で休憩を取っていた。

 

「りんりん!!紗夜さん!!今日はありがとう!!」

 

「ううん。NFOのリアルイベント行きたかったけど・・・最近は色々あったから1人じゃ怖くて・・・」

 

「私も楽しかったですよ」

 

「今度はリサ姉とかも一緒にいけたらいいね~!!ってりんりん!!紗夜さん!!あれ見て!!」

 

「どうしたの・・・!!あれって・・・」

 

「ちょっと2人とも・・・。他のお客さんもいるんですから・・・って」

 

「湊(友希那)さん!?」

 

3人の視線の先には1台のテレビ。

そこに写っていたのはパスパレとケーキを頬張っている友希那の姿。

信じられない光景に紗夜は手に持っていたポテトを机の上に落としてしまう。

 

「何をやってるんですか・・・?」

 

「あっー!!友希那さんがちさ先輩に食べさせてもらってる!!」

 

「どうしてこうなってるの・・・?」

 

3人は訳が分からなかったがテレビに映っている友希那から視線を外さずにはいられなかった。

 

――――――

 

「う~ん。揚げ物の香ばしいにおいがしてきますね~。ここは何のお店ですか?」

 

「北沢精肉店だよ!!特製のコロッケをどうぞ!!」

 

「うわぁ~おっきいですね・・・」

 

北沢精肉店の前にやってきたパスパレと友希那。

はぐみの持ってきたコロッケの山を見て日菜と友希那以外の顔が青く染まる。

日菜と友希那以外のメンバーの胃袋は限界を迎えており、目の前の山に恐怖を浮かべるが、しかし職レポの仕事と割り切って限界の胃袋を酷使して山からコロッケを1つ掴んでは口に運ぶ。

 

 

「ん~。おいしー!!」

 

「食欲をそそられるわね・・・」

 

美味しそうに食べる日菜と友希那を他所に、他のメンバーは辛そうであったがカメラにその姿を撮られないように表情を作って食べ進める。

 

その様子にゴキゲンになってしまったはぐみは店の奥に消える。

 

「「「「あっ・・・」」」」

 

「ちょっとまっ・・・」

 

そのはぐみの行動にいやな予感がパスパレ全員を襲うが、その予感は現実になった。

 

 

 

「さぁ!!遠慮しないでまだまだあるよ~!!」

 

「「「「「うぇ・・・」」」」」

 

はぐみはその表情を見てさっきと同じくらい大量のコロッケを追加で持ってくる。

その光景には日菜を含めてパスパレ全員の顔が青く染まる。

 

もはやパスパレ最後の砦である日菜も決壊寸前。

大ピンチに陥っていたパスパレだったが、その新しい山に友希那の手が伸びる。

 

 

「「「友希那ちゃん!?」」」

 

「湊さん!?無理しなくても・・・!!」

 

「無理はしてないわよ・・・。ちょっとソースが欲しいわね・・・」

 

「ブシドー・・・」

 

 

驚いているパスパレの5人を他所に友希那は目の前に積まれたコロッケの山に手を伸ばし続けた。

 

 

――――――

 

アタシはモカと一緒に朝からずっとバイトをしていて今は休憩中。

 

「リサさ~ん。後ちょっとで終わりますね~。」

 

「そうだね~。最近はちょ~っとお金使いすぎちゃってるからねぇ~・・・」

 

そう。

アタシは今、金欠なのだ。

原因は最近の事件に巻き込まれて何枚も制服をダメにしてるからそのクリーニングやらで面白いくらいお金が消えてしまう。

 

だからこうして長時間のバイトを入れてなんとかしようとしているけど・・・大丈夫かな・・・?

 

そう思っていたら、モカの携帯が震える。

 

「ん~。つぐからだ~。・・・リサさーん休憩室のテレビつけてくださ~い。」

 

「えっ・・・?いいけど・・・」

 

ワタシはモカに言われるがまま休憩室のテレビをつける。

店長が持ち込んだ私物だけど・・・まぁ、壊すわけじゃないしいいよね?

 

そう思って付けたテレビには信じられない光景が映っていた。

 

 

 

「えっ!?友希那!?」

 

「相変わらず・・・凄いですな~」

 

そう。

テレビの中にパスパレと一緒に友希那がいたのだ。

しかも、はぐみの家の前で大量にコロッケを食べている。

 

『今何個食べたの!?』

 

『途中からしか見てないけど、もう20個は食べてるよ!!』

 

ギャラリーの声が耳に入ってきて私は怒りを覚えた。

 

 

 

あのバカ・・・!!

またあんなに買い食いして!!

 

 

 

 

そう思っていたらはぐみが追加で大量のコロッケを持ってきていた。

あれ?なんでお金払ってないのに追加を・・・?

 

その疑問はスグに解決した。

 

『友希那ちゃん!!ガンバって!!』

 

『友希那ちゃんなら行けるよー!!』

 

『あなたならやれるわ!!』

 

『ブシドーです!!』

 

『湊さん!!後ちょっとでゴールですよ!!』

 

パスパレのみんなから友希那へと声援が飛んでいる。

それにゴールって言ってもはぐみがどんどん持ってきてるからどんだけ食べるつもりなの・・・

 

そう思ってテレビを見つめること数分。

はぐみが突然コロッケを持ってくるのが止めると、友希那の前からコロッケがすべて消えていた。

 

『友希那ちゃんすごーい!!用意してたコロッケ全部食べちゃった!!』

 

『当然よ・・・』

 

『何個食べたのかしら?』

 

『スタッフさんが言うには100は超えてたと・・・』

 

友希那当然じゃないからね・・・!!

これは帰ったらまたお説教しないと・・・!!

 

しかし、テレビの中の友希那はワタシの気持ちなど知らず、呑気にコメントを続ける。

 

『ごちそうさまでした。とってもおいしかったわ』

 

『えへへ~そうでしょ~。だってうちのコロッケは世界一美味しいからね!!』

 

はぐみは嬉しそうに自慢していた。

 

しかし、ここで空気を読む友希那ではなかった。

 

『ごめんなさい。私にとってこのコロッケは世界で2番目ね・・・』

 

『えっ・・・?』

 

 

 

 

 

『ちょっと友希那ちゃ・・・。ん?面白そうだから続けろ・・・?ってなんてカンペ出してるの!!』

 

なんか友希那の発言で現場の空気が死んでるのが分かる。

そりゃそうでしょ。

あんなにバグバグ食べてたのにこれよりおいしいのがあるって言ったらそうもなる。

 

不安になりながらもアタシは友希那の言葉を待つが、その前にはぐみの方が友希那にその疑問を聞いていた。

 

『2番目?なら1番は?』

 

 

はぐみの言葉にテレビの前の空気も凍る。

緊張した空気の中で友希那ははっきりとはぐみに向かって言い放った。

 

 

 

 

『私にとっての1番美味しいのは、リサが私のためだけに作ってくれるコロッケよ?』

 

「ゆ”き”な”ぁ”~~~~~」

 

「リサさん~落ち着いて~」

 

 

友希那の言葉が嬉しすぎて号泣した。

そこから先の事はよく覚えていない。

 

 

――――――

 

 

「パスパレ散歩でした~!!来週も見てね~!!」

 

 

「はい!!OKでーす!!」

 

こうしてパスパレのロケは終わった。

そうすると5人は私へ向けて歩み寄ってくる。

 

「友希那ちゃん!!ありがとーるんっ♪ってして楽しかったよ!!」

 

「助かりました」

 

「えぇ、こっちもいい経験になったわ」

 

「また食事のロケがあったら来てちょうだい?」

 

「・・・練習がなければね」

 

「ハイ!!」

 

あら?そう言えばこれっていつ放送なのかしら?

折角だから記念としてリサに録画してもらいましょう・・・。

 

「あの、1ついいかしら?」

 

「どうしたの?」

 

「これの放送時間っていつなのかしら・・・?」

 

「「「「「えっ?」」」」」

 

ん?

私の質問にパスパレの全員が固まる。

何か変なことを言ったのかしら・・・?

 

「あのね。すっごく言いにくいんだけどね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これって”生放送”なの・・・」

 

「えっ・・・」

 

丸山さんの言葉に今度は私の身体が固まった。

 

 

 

 

 

その後、呆然となりながらも家に向かう。

今日はまだ少しお腹に余裕があるから、夕飯も大丈夫ね・・・

 

「ただいま・・・」

 

「ゆっきなー!!」

 

家に帰るとバイトを終えてご飯を作りに来ていたリサが私に向かって飛び込んできた。

 

「リサ・・・?どうしたの?」

 

「なんでもないよ☆友希那!!晩御飯用意したから!!」

 

「えぇ・・・」

 

しかし、食卓にはこれでもかというくらい大量のお皿が並んでいた。

 

「リサ・・・これって・・・」

 

「全部アタシの手料理だよ~!!だって私の料理は世界一美味しいんでしょ~?」

 

ニヤニヤしながら嬉しそうに私に語る。

そして、なんとかリサの手料理をすべて食べきったらそのまま机に突っ伏すように意識を失った。

 

 

――――――

 

レイヤは仕事を終えてチュチュのスタジオに到着した。

 

「みんな。遅くなってごめ・・・ん?」

 

レイヤの目の前にはケーキを始め大量の食事が広げられていた。

 

「レイヤ!!こっちに来なさい!!」

 

「うん・・・」

 

意味も分からず、チュチュに言われるがまま食事の前に座る。

そしてそれと同時にレイヤの身体が椅子に固定される。

 

「えっ!?どうなってるの!?」

 

「今日、ミナトユキナがテレビに出てたわ・・・」

 

「何の話?」

 

「そして、彼女のスキルの秘密が分かったわ!!」

 

「うん。それはいいんだけど。この食事は何?5人分にしては多いけど・・・」

 

レイヤは戸惑いながらもチュチュに声を挙げるが、彼女から返ってきたのは想定外の言葉であった。

 

 

 

「No!!これはあなた一人分よ!!」

 

「えっ!?」

 

「さぁ!!レイヤ食べて歌のスキルを磨くのよ!!」

 

「ちょっと何言って!!」

 

「パレオ!!」

 

そこからレイヤは半ば強制的にパレオ達によって食事を取らされて用意された4割を食べたところで気を失ってしまった。

 

 

 

 




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以下ネタ説明
小ネタ16
沙綾と彩以外がどう思ったか考えてたのでそれぞれのバンドごとに纏めました。
リーゼン党
沙綾 (筆頭・最初助けられたときの印象が強すぎた
たえ (うさぎ同じ髪型にしたら可愛かったため
蘭 (いつも通りが一番
日菜 (こっちの方がるんっ♪ってするから
麻弥 (おろしてる方が違和感覚えたから
あこ (おろしてる方が違和感覚えたから
チュチュ (この姿じゃないとBadBoyじゃないから
燐子? (ブレザーだと匂いが足りない

アンチリーゼン党
彩 (筆頭・アイドルと一緒にいるならきっちりしたほうがいいよね?
りみ (今は大丈夫だけど。普段の方は見た目がコワイ
ひまり (イケメンだから!!
花音 (今は大丈夫だけど。普段の方は見た目がコワイ
千聖 (アイドルの横にいることを考えると・・・。彼女自身はそれほどまで気にしていない
イヴ (日本男児らしいから
リサ (見た目だけなら・・・。なお中身を考えるとリーゼント
紗夜 (見た目だけなら・・・。なお中身もそれに見合うようになって欲しいけどうるさく言わないつもり


小ネタ17
ガルパピコって奴の仕業なんだ・・・

スイッチ解説の後小ネタ篇では
おままごと特別編『ふたりはロゼキュア MaxBeat(仮)』を予定しております。
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