バンドリ! コズミックパーティー(仮   作:ツナ缶マン

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投稿です。
少し遅くなってしまって申し訳ないです。

フォーゼ本編からキャラ出ますねェ・・・



反・骨・出・奔-3 蘭・乱・RUN

どうしてこうなってしまったんだろう・・・?

 

 

 

 

 

あたしは慣れない布団の上で力なく横になって見慣れない天井を見つめていた。

そんな私はつぐみの店を飛び出した後の事を思い出していた。

 

 

――――――

 

 

「もういい・・・!!」

 

あたしは巴と口論になってそのまま店を飛び出してとにかく走っていた。

 

それからどのくらい走ったか分かんなかったけど、とりあえず疲れて足を止めたら少しだけ冷静になれた。

 

最近はあたしたちの周りで信じられないような、事件が立て続けてに起こって、いつも通りの日常が壊れてしまった。

その事件に関わって解決したのはあいつだった。

 

 

勿論あいつが悪い奴とは思ってない。

そうだったとしたらひまりや他のみんなのことを助けたりなんてしない。

 

あいつが来てからいろんなものが変わった。

 

 

最初はつぐみがあいつみたいな服でステージに立った。

後から思えばあいつの影響だったんだろう・・・。

 

それで今回はみんなでそれをやろうと巴が言い出したのにあたしが耐え切れなかった。

 

あたし達5人で始めたバンド。

その5人のバンドにあいつの影響が出るのが嫌だった。

あたしはあいつが来る前のいつも通りがやりたかった。

 

それで上手くそれが伝えられなくて巴と口論になってしまい飛び出してしまった。

 

 

 

明日謝ろう―――

 

そう思ったあたしはスマホでつぐみに連絡を入れようとするが、スマホをカバンに入れていたので持っていないことに気が付いた。

 

「家の方が近いから一旦家に帰ろ・・・」

 

そういってあたしは自分の家に着いたが、家の前にはあった人影を見てあたしはそのまま隠れてしまった。

 

「なんで・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

なんでかうちから白金さんが出てきた。

 

なんで白金さんがうちから出てきたの・・・?

 

とりあえず疑問に思っていたが、あたしは白金さんが家から家から離れて、彼女の影が完全に見えなくなって少し経ってから家に向かう。

 

「ただいま・・・」

 

 

 

「お帰り・・・」

 

あたしは家の玄関を開けるとあたしの荷物と一緒にお父さんがいた。

そしてそのお父さんから言われた一言にあたしは怒りを隠せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「蘭。バンドをやめなさい」

 

「はぁ!?」

 

意味が分からなかった。

今まで応援してくれてたはずのお父さんにバンドをやめろと言われたことが理解できなかった。

 

「なんで・・・?」

 

「さっき、白金さんって人たちが蘭の荷物を届けてくれたんだが、男子がいてな・・・」

 

「あいつもいたの・・・?」

 

「知ってるのか・・・?」

 

あたしの言葉にお父さんの声が低くなる。

これは怒ってるときの声だ・・・。

 

あたしは誤魔化すことはしないでありのままをお父さんに伝える。

 

「うん。他の皆とも仲いいし・・・」

 

「そうか・・・。バンドは許可したけど、それは友達と音楽やるためであって不良と遊ばせるためじゃない」

 

「あいつはバンドには関係ない!!」

 

「蘭っ!!」

 

お父さんが何かを言っているがあたしは近くにあった荷物をひったくるように手に持つとそのまま家を飛び出した。

 

それからは何も考えず走った。

頭の中がぐっちゃぐちゃで考えがよく分からなかったけどとにかく走った。

 

 

 

 

 

 

そして交差点を走っていたら、そこから飛び出してきた誰かとぶつかった。

謝ろうと顔を挙げたが謝罪の言葉が出せなかった。

そこにいたのはさっきまで考えていたあいつの姿だった。

 

「こんなとこで何やってんだ・・・?蘭?」

 

「別に・・・あんたには関係ない・・・」

 

「でも、なんでそれを持ってんだ・・・?」

 

「それは・・・」

 

ぶつかってしまった弦太朗を睨むように見つめるあたし。

そんなあいつはカバンとギターを抱えているあたしに質問するが答えに詰まってしまう。

 

そんな不自然な反応にあいつはわたしを観察する。

 

 

店を飛び出していた時と同じ制服―――

家に送り届けたはずの荷物―――

 

それを見たあいつは何を思ったのか大声で叫んだのだ。

 

 

 

「蘭!!お前・・・家出だな!!」

 

「はぁ・・・?・・・いや、そうかも・・・」

 

あいつの言葉に最初は理解が出来なかったあたしは自身の行動を振り返るが、その言葉を否定することが出来なかった。

 

「それで、この後どうするんだ?」

 

「特に考えてなかった・・・どうしよう・・・」

 

どうしよう・・・。

全くこの後の事を考えてなかった・・・。

あいつの言葉を聞いて、この後の事を考えているとあいつが思いついたかのように声を出す。

 

 

 

 

 

「蘭!!とりあえずうちで飯でも食ってけ!!」

 

「はぁ?あんた何言って・・・!!」

 

しかし、あたしの言葉はあたしのお腹から響いた音によってかき消された。

 

「・・・・・・お願いします」

 

「おう!!じゃあ行こうぜ!!」

 

空腹に耐えきれなくなったあたしは恥を忍んであいつの後を着いて行く。

そして近くに停めてあったバイクの後ろに乗ると同時に走り出す。

 

 

 

 

 

それから少し時間が経って気が付くとバイクはバイク屋の前で停車した。

 

「ここが俺の家だ!!」

 

「バイク屋だったんだ・・・。あれ・・・?」

 

店の中にあったのはRASのますきが乗ってるバイク。

それがなんでここにあるのか疑問に思っているあたしを置いてあいつはバイクを家の前に停めて店の方から中へと入っていく。

 

「ただいまー!!」

 

「おぅ弦の字!!帰ったか!!」

 

店の奥から出てきたのは革ジャンを着たやたらかっこいいお爺さん。

あいつのお爺さんなんだろう・・・。

 

そのお爺さんはあたしを見て驚いたような表情を浮かべていた。

 

「こんばんは・・・」

 

「蘭。俺のじいちゃん!!如月吾郎だ!!」

 

「おい弦の字!!まさかこんな可愛い彼女を家に連れて帰ってくるなんてなぁ!!」

 

「彼女じゃねぇって!!吾郎爺!!」

 

「隠さんでいいから。ほら、上がった上がった!!」

 

「えぇ・・・」

 

そうして言われるがまま家に上がったあたしはお爺さん達と3人で夕食を取り始める。

 

 

 

 

「でも、弦の字が女の子1人だけを連れてくるなんてなぁ!!」

 

「なんでも、今日から家出らしくてな・・・」

 

「家出かー!!家出は青春の大冒険だぁー!!」

 

「・・・・・・」

 

「蘭?どうした?食え食え!!」

 

「あぁ・・・うん・・・」

 

あいつとお爺さんが似た者同士過ぎて言葉も出せず、箸も止まってしまう。

それを見たあいつはご飯を勧めてきたので再び食べ始める。

 

そこからは学校の話とか当たり障りのない話をしながら夕飯を食べ終える。

 

「ごちそうさまでした」

 

「おう!!」

 

「食器洗うのくらいは手伝うよ」

 

「なぁに。客なんだから気にせんでいい。ほれ弦の字!!」

 

「おう!!蘭は休んでろ」

 

そういうとあいつはあたし達が食べた食器を片づけ始めて、お爺さんを2人だけになった。

気まずい空気感を感じていたが話を切り出したのはお爺さんの方だった。

 

「それでお嬢ちゃんはこの後どうするんだ?」

 

「えぇ・・っと特に考えてなくて・・・」

             

あの時は空腹でご飯の誘いに乗ったけど、その後の事を全く考えてなかった・・・。

 

今からは家に帰りにくいし・・・。

未成年でホテルなんて泊まれないし、そもそもそんなお金は持ち合わせていない。

さっきの事があった後だからモカやつぐみ達には頼れないし・・・。

あたし達の問題なのに他のバンドの人たちに迷惑かけるわけにはいかないし・・・。

 

悩んでいたらお爺さんが立ち上がると部屋から出ていく。

それと入れ替わるようにあいつが部屋に戻ってきた。

 

「吾郎爺。終わったぞー・・・ってあれ?どこいった?」

 

「さぁ・・・?」

 

あいつの質問してくるがあたしにだってわからない。

2人でどうしたのか考えていたが答えは出てこなかった。

 

そしたらお爺さんは洋服を持って部屋に戻ってきた。

 

「お嬢ちゃん!!それならうちに泊まってけ!!弦の字!!お嬢ちゃんしばらくうちに泊めるぞ・・・」

 

「えっ・・・?」

 

「おう・・・」

 

突然の言葉に驚いているあたし達を他所にお爺さんは楽しそうにしている。

 

「そしたら風呂案内してやれ」

 

「おう・・・分かった・・・」

 

お爺さんの勢いに負けたあいつとあたし。

こうしてめでたくあたしの宿泊先が決まった。

その後はあれよあれよという間に風呂に通されて、風呂から上がると布団の敷かれた部屋に案内される。

 

「じゃあ、おやすみ」

 

「うん・・・」

 

こうしてあいつは部屋から離れるとあたしは敷かれている布団に仰向けに倒れると今日の事を思い返す。

 

 

そうしていると徐々にあたしの意識は遠退き、そのまま眠りについた。

 




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