う~ん。花咲川に行ってる関係上、羽丘組の出番が減っちゃうなぁ・・・
どっかへ羽丘組メイン回作るか・・・
蘭を学校に送り届けた弦太朗は近くにバイクを停めると、何食わぬ顔で花咲川へと入ろうとする。
「如月さん・・・」
「おはよう!!・・・紗夜?どうしたんだ?」
いつものように挨拶をする弦太朗だが、紗夜はニコニコしながら弦太朗を見つめるだけ。
そんな様子を不自然に思った弦太朗は紗夜へと声を掛ける。
「・・・紗夜?」
「如月さん?私が何でこんな顔してるか分かってますか・・・?」
「いい事でもあったのか?」
「えぇ・・・とっても面白いことが・・・」
「良かったな!!それじゃあまた後で・・・」
「待ってください」
弦太朗は教室へと向かおうとするが紗夜によって呼び止められる。
「なんだ?」
「なんだ?じゃありません。如月さんは何か私に言うことは無いんですか・・・?」
「・・・?なんのことだ?」
紗夜の言葉の意味が分からなかった弦太朗。
そんな彼に対して、紗夜は言葉を続ける。
「先ほど今井さん達から連絡が来まして・・・」
「リサたちから・・・?何かあったのか?」
その言葉と共に紗夜の笑顔が突如として消えて無表情になって話を続ける。
「今井さん達が言うには美竹さんがバイクで学校まで送迎されたそうですよ」
「そうなんだな・・・」
「えぇ・・・。しかも面白いことにその送った人は学ランを着ていたそうで・・・」
「へぇ・・・」
「しかも、向こうの生徒会の人たちとも知り合いらしくて仲よさそうに挨拶をしていたそうですよ・・・」
「・・・」
彼女が話していることは間違いなく先ほどの自分の事であり、それを聞いた弦太朗の顔に冷や汗が出る。
「如月さん?なんで汗なんて搔いてるんですか・・・?」
「紗夜。それじゃ!!」
「ふふふ・・・。なんで逃げようとするんですか?」
その姿に弦太朗は逃げ出そうとするが、紗夜が弦太朗を捕まえると無表情だった顔がみるみる怒りで赤くなっていく。
「あなたは朝から何をやっているんですか!!」
校門の前にも関わらず紗夜の説教が始まり、それは授業開始直前まで続けられる。
そして昼休みになってモカとの電話を終えると同時に紗夜に再び捕まると生徒会室へと連行される。
「如月さん!!バイク通学は校則違反です!!そちらの学校ではいいかもしれませんが・・・!!」
「氷川さん・・・。如月さんにも事情がありますからこの辺で・・・。今度から気を付けてもらえば・・・」
紗夜が再びの説教を始めようとするが、生徒会長である燐子は彼の事情―――仮面ライダーの事を鑑みて表面上の注意をする。
「・・・そうですね。如月さんの事情もありますからこれ以上は言いませんが・・・。次からは騒ぎにならないようにしてくださいね」
「でも・・・どうしてそんなことを・・・?」
「昨日燐子と別れた後、届けた荷物を持って家出した蘭の奴に会ってな」
「美竹さんが・・・?ですが、朝の件は関係なさそうに思いますが?」
「氷川さん。今は如月さんの話ですよ?」
「すいません。続きを・・・」
「おう。家出した蘭がうちで飯食ってそのまま家に泊まることになって・・・」
「なぁ!?」
「!?!?!!」
弦太朗の発言に2人は驚愕する。
あの蘭が男の・・・弦太朗の家に泊ったという言葉に驚きを隠せずに固まるがいち早く再起動した紗夜は聞き間違いを疑って弦太朗へと聞きなおす。
「・・・今なんて言いました?ちょっと耳が遠くなってたみたいで・・・」
「だから、蘭がうちに泊ってな」
「どうしてそんなことに・・・?」
「蘭が家で飯を食ったんだけど、その時に爺ちゃんに気に入られてな」
「ちょっと待ってください・・・。羽沢さんの店を飛び出した時って制服でしたよね・・・?服とかは・・・?」
「寝るときは俺の昔の服を・・・」
「「・・・」」
「2人とも?」
2人は弦太朗の話を聞いて顔を赤くして震える。
そんな様子を見た弦太朗が声を掛けるが、2人は顔を赤くしながら声を挙げる。
「如月さん!!そんな・・・女の子を家に泊めるなんて何を考えてるんですか!?」
「美竹さん・・・うらや・・・んん!!破廉恥です・・・」
「そもそも!!どうしてお爺さんを止めなかったんですか!!」
「如月さん・・・!!いつまでなんですか・・・?」
「分かんねぇけど。今日からは自分の家から荷物持ってくるからな」
弦太朗の不用意な発言によって終わったと思われた説教の第2ラウンドが始まって、昼食も取れないまま午後の授業を迎える羽目になった弦太朗は1日の授業を終えて自身の席に突っ伏していた。
そんな様子を見かねて花音が心配して声を掛けるが机に伏せたまま答える弦太朗の姿に苦笑いを浮かべる。
「おわったぁ・・・。でも朝っぱらから紗夜に校門で公開説教されるとは思わなかったぜ・・・」
「あはは・・・。それに昼休みにも生徒会室に連れていかれてお説教だったもんね・・・。大丈夫・・・?」
「すっげー疲れた・・・」
「何で燐子まで・・・」
「ほら・・・。女の子を家に泊めてるからじゃないかな?」
「今度は蘭ちゃんを誑かしてるとは恐れ入ったわ・・・」
「千聖。その言い方はねぇぜ・・・」
花音との会話に千聖も入ってきては弦太朗をここぞとばかりに弄り始める。
弦太朗の反論に千聖は何事もなかったかのように話を続ける。
「ごめんなさいね。でも、弦太朗のそんな姿が珍しいからつい・・・ね?」
「ついで弄られるこっちの身にもなってくれよ・・・」
「でも確かに元気がない如月くんは珍しいよね・・・」
「でも、私だけで良かったわね。紗夜ちゃん達がいたらこの程度じゃすまなかったわよ?」
「あぁ・・・。今日は紗夜たちが練習で助かったぜ・・・」
「あはは・・・。それじゃあ私達はもう帰るから如月くんも気を付けてね?」
「次は紗夜ちゃん達にバレない様にしなさいよ。それじゃ」
「またな千聖。花音」
弦太朗は顔を上げて花音と千聖の2人を見送ると、再び机に伏せて休む。
休み始めて少し経った後に弦太朗のマグフォンが震えるとそこにはモカからの「任務完了」という1件のメッセージ。
おそらく、モカの言う任務とは服の受け渡しの事だろうと考えた弦太朗は机から気だるそうに立ち上がる。
「それじゃあ行くか・・・!!」
弦太朗は気だるい体を引き摺って学校を後にすると、そのままバイクの元へ向かうと蘭の待つ羽丘まで走る。
羽丘が近づくにつれて生徒達からの視線が弦太朗へと刺さるが、彼は気にすることなく学校前へと到着する。
しかし、そこに蘭の姿はない。
バイクを降りた弦太朗はそこでようやく周囲の視線に気づいて視線を生徒達に向けるが羽丘の生徒達は遠巻きに彼を見るだけで声を掛けることはしない。
次第に弦太朗を囲む生徒達が増えて周囲が騒がしくなる。
そんな視線が集まる彼の元へ蘭が恥ずかしそうな表情で近づいてくる。
「あんた。本当に学校まで来なくても・・・!!」
「ダメだったか?」
「・・・恥ずかしいじゃん」
恥ずかしがっている蘭の言葉が聞こえた周囲の生徒達の興奮が止まらない。
しかし、そんな空気をぶち壊すかのように学校の中から悲鳴が挙がり、校内から生徒達が何かから逃げるように飛び出してくる。
逃げ出している生徒を見て他の生徒達も得体のしれない恐怖に襲われて一緒に何かから逃げ出し始める。
その中の1人であったロックは弦太朗の姿を見つけるとそのまま彼の元へと走る。
「ロック!!何があったんだ!?」
「如月先輩!!あこちゃん達がこの間のに・・・!!」
告げられたのはゾディアーツの出現し、あこ達が狙われているという言葉。
それを聞いた弦太朗は瞬時に戦いへと気持ちを切り替える。
「どこだ!?」
「こっちです!!」
「待って!!」
ロックを先頭に弦太朗と蘭はゾディアーツに襲われているあこたちの元へと駆け出して行った。
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やっべぇ。
まだどのゾディアーツにするか決めてねぇ・・・