53:名無しの魔獣
最近は人間がちょっとずつ話しかけてきてくれるようになって嬉しいな
54:名無しの魔獣
うれしい
55:名無しの魔獣
相変わらずちっちゃくて可愛いな
56:名無しの魔獣
うむ 抱き上げたら怒るだろうか
57:名無しの魔獣
どうだろう
58:名無しの魔獣
今度聞いてみようか
59:名無しの魔獣
人間は高いところが好きと聞くから喜ばれるかもな
60:名無しの魔獣
しかしあんまり近づきすぎると離れてしまう
61:名無しの魔獣
かなしい
62:名無しの魔獣
難しいな
63:名無しの魔獣
何が駄目なのだろうか
64:名無しの魔獣
うーむ
65:名無しの魔獣
私が思うに怖がられている気がする
66:名無しの魔獣
そうか?
67:名無しの魔獣
私もそんな気がするな
68:名無しの魔獣
ふむ
69:名無しの魔獣
何故だろう 危害を加えたりしないのに
70:名無しの魔獣
単純に大きいから怖がられるのか?
71:名無しの魔獣
それなら他の魔族も大きいだろう
72:名無しの魔獣
私達ほどではないがな
73:名無しの魔獣
まあ人間にとっては些細な差だろう
74:名無しの魔獣
確かに50センチ大きいのも60センチ大きいのも同じか
75:名無しの魔獣
じゃあ何故だ……?
76:名無しの魔獣
難しい問題だ
77:名無しの魔獣
分からぬ……
78:名無しの魔獣
むぅ……
79:名無しの魔獣
そう言えば私達は顔が怖いと聞いた事があるが
80:名無しの魔獣
そうであろうか?
81:名無しの魔獣
私はそれを解消する為に頑張っているぞ
82:名無しの魔獣
私もだ
83:名無しの魔獣
そうなのか?
84:名無しの魔獣
うむ 手始めにお洒落をするためカラコンというものを入れ始めた
85:名無しの魔獣
ああ、目の色を変えるアレか
86:名無しの魔獣
見えにくくならないのか?
87:名無しの魔獣
そうだな それは気になるところだ
88:名無しの魔獣
そこは我慢だな
89:名無しの魔獣
決闘の時に困るだろう
90:名無しの魔獣
その時は外せばいい
91:名無しの魔獣
あ、外せるのか
92:名無しの魔獣
うむ
93:名無しの魔獣
なら私もやってみたいな
94:名無しの魔獣
しかしちょっと注意が必要だ
95:名無しの魔獣
そうなのか?
96:名無しの魔獣
ああ 魔獣族は目の形がちょっと他の魔族とは違うから最初は合わなくて少し痛い
97:名無しの魔獣
ほう
98:名無しの魔獣
まあ大した事はないがな
99:名無しの魔獣
私達の目に合わせたレンズは無いのか?
100:名無しの魔獣
魔獣族は基本的にはカラーレンズなど使わないからな
101:名無しの魔獣
確かにわざわざ視界が悪くなる物など入れないな
102:名無しの魔獣
あと目がレンズの形に慣れて定着するまで少し時間がかかる
103:名無しの魔獣
どれくらいだ?
104:名無しの魔獣
医者は一週間くらいだと言っていたな
105:名無しの魔獣
面倒だな
106:名無しの魔獣
そうだな ちなみに定着を早める方法としてはきつめの眼帯で上から押さえつけるというのがある
107:名無しの魔獣
それだと何日くらいになるんだ?
108:名無しの魔獣
それでも五日はかかるそうだ
109:名無しの魔獣
そうなのか 思ったより大変だな
110:名無しの魔獣
その間は片目が使えなくて鬱陶しいが怖がられない為にも我慢だ
111:名無しの魔獣
そうだな 仕方ない事か
112:名無しの魔獣
眼帯で押さえる方法を取ると片目づつしか入れられないのも難点だ
113:名無しの魔獣
ふーむ 魔獣族用のレンズが売られる事を待つばかりだな
114:名無しの魔獣
ちなみに何色のものを入れたんだ?
115:名無しの魔獣
あるびの?とかいう白色の物が格好良かったからそれにしたぞ
116:名無しの魔獣
なるほど
117:名無しの魔獣
私もこの前怖がられないように化粧をしようとした事がある
118:名無しの魔獣
おお
119:名無しの魔獣
化粧か
120:名無しの魔獣
戦化粧以外はした事がないな
121:名無しの魔獣
うむ 故に失敗してしまってな
122:名無しの魔獣
ふむ
123:名無しの魔獣
肌を白くするものを戦化粧をするように塗ったのだがどうにも火傷跡らしくなってしまった
124:名無しの魔獣
それは逆効果だな
125:名無しの魔獣
化粧を落とす道具も買い忘れたからそのまま外出したのだがな 意外と人間は気にしていなかったぞ
126:名無しの魔獣
そうなのか
127:名無しの魔獣
人間も傷跡を見慣れているのだろうか
128:名無しの魔獣
何にせよ私にとってはありがたい事だった
129:名無しの魔獣
よかったな
130:名無しの魔獣
危うく人間に逃げられるところだった
131:名無しの魔獣
幸運であったな
132:名無しの魔獣
そういえば私は化粧とは違うが腕にとあるものを彫っているぞ
133:名無しの魔獣
ほう
134:名無しの魔獣
刺青か?
135:名無しの魔獣
そんなところだな ほら、こんな風に右腕に線を入れているんだ
136:名無しの魔獣
ふむ
137:名無しの魔獣
これは何のためにだ?
138:名無しの魔獣
見たところお洒落ではなさそうだが
139:名無しの魔獣
ほら、魔界と人間界では暦が違うだろう
140:名無しの魔獣
うむ
141:名無しの魔獣
よく間違えるな
142:名無しの魔獣
こればかりはいつまで経っても覚えられん 特に生年月日が分からん
143:名無しの魔獣
魔界暦に慣れているからな
144:名無しの魔獣
そうだろう だからこうして腕にそれを彫っているんだ
145:名無しの魔獣
なるほど それは便利だ
146:名無しの魔獣
書類に書く時はいつも迷うからな
147:名無しの魔獣
私もやってみようか
148:名無しの魔獣
私は人間界の暦では五月二日生まれだから、こうして五本線と二本線で分けているんだ
149:名無しの魔獣
なるほどな
150:名無しの魔獣
数字では駄目なのか?
151:名無しの魔獣
数字を腕に彫っていたら変だろう
152:名無しの魔獣
確かに生年月日を彫っていると思われたら嫌だな
153:名無しの魔獣
生まれた日にちも分からない馬鹿だと思われてしまう
154:名無しの魔獣
だがこうして線にしておけば見た目では分からないからな
155:名無しの魔獣
確かに理にかなっている
156:名無しの魔獣
それはメモに書いておくのでは駄目なのか?
157:名無しの魔獣
メモなどわざわざ持ち歩かないだろう
158:名無しの魔獣
スマホはどうだ?
159:名無しの魔獣
あれにメモなんて書けるのか?
160:名無しの魔獣
あれはただの持ち運べる電話だろう?
161:名無しの魔獣
いやいや 色々な機能があって便利だぞ
162:名無しの魔獣
そうなのか 知らなかったな
163:名無しの魔獣
まあそもそも持ち歩かないがな
164:名無しの魔獣
ふーむ そうか
165:名無しの魔獣
お前は人間の機械を使いこなしているのだな
166:名無しの魔獣
すごいぞ
167:名無しの魔獣
私は元々人間界の生まれだからな
168:名無しの魔獣
ほう 珍しいな
169:名無しの魔獣
修行とかはどうしたのだ?
170:名無しの魔獣
魔界なら険しい自然もあるがこちらではそうもいかないだろう
171:名無しの魔獣
そうだな 山篭りをするには少々平坦な山しかないからな
172:名無しの魔獣
人間界では人間界なりの修行方法があるぞ 何せ色々な魔族が集まっているから様々な流派の武術が修められる
173:名無しの魔獣
ふむ それは興味深い
174:名無しの魔獣
そういう利点があるのか
175:名無しの魔獣
肉体強度では勝てないかも知れないが技術の豊富さでは負けないぞ
176:名無しの魔獣
是非手合わせ願いたいな
177:名無しの魔獣
そういった出自の者は中々見ないから楽しみだ
178:名無しの魔獣
首都第十二地下闘技場によく居るぞ 是非来てくれ
179:名無しの魔獣
順列はどれくらいだ?
180:名無しの魔獣
10位以内には入っている やるものだろう
181:名無しの魔獣
技巧は本物と見受けた
182:名無しの魔獣
血が滾るな
183:名無しの魔獣
ちなみにここの闘技場は銭湯が近いんだ
184:名無しの魔獣
それは良いな
185:名無しの魔獣
すぐに汗を流せるのはありがたい
186:名無しの魔獣
サウナというものは気持ちがいいな
187:名無しの魔獣
あれはよく利用するがいい物だ
188:名無しの魔獣
出た後の水風呂が気持ちいい
189:名無しの魔獣
さっぱりするな
190:名無しの魔獣
そう言えばサウナに入る時は傷跡は消しておいた方がいいぞ
191:名無しの魔獣
そうなのか?
192:名無しの魔獣
うむ 人間が見ると驚いてしまうからな
193:名無しの魔獣
傷跡が見えないとどこが守りが甘い部分なのか分からないではないか
194:名無しの魔獣
人間は決闘後の風呂の時にそれを確認しないのか?
195:名無しの魔獣
そもそも人間は滅多に戦わないぞ
196:名無しの魔獣
その話はよく聞いていたが本当なのだな
197:名無しの魔獣
少ないというのはどのレベルなのだろう 一年に一度のペースくらいか?
198:名無しの魔獣
いや、一生に一度も殴り合わない人間も多いぞ
199:名無しの魔獣
嘘だ
200:名無しの魔獣
そんな事があるのか
201:名無しの魔獣
存外そんなものだぞ 我々が多いだけだ
202:名無しの魔獣
にわかには信じられん話だ
203:名無しの魔獣
価値観というのは違うものなのだな
204:名無しの魔獣
そうだぞ 風呂上がりのフルーツ牛乳が嫌いな魔族だって居るかも知れないし
205:名無しの魔獣
それは無いだろう
206:名無しの魔獣
そうだ あんな美味いものが嫌いな者は居ない
207:名無しの魔獣
それもそうか
208:名無しの魔獣
甘くて美味いよな この前通販で箱ごと頼んだ
209:名無しの魔獣
そんなことができるのか 是非やり方を教えてくれ
毎週金曜日はサービスデイ!
5人以上の団体でお越しのお客様には漏れなく全員に牛乳・いちご牛乳・コーヒー牛乳・フルーツ牛乳のうち一本をプレゼント!
更にこちらの使用済み入浴券をお持ちの場合、併設の食堂で特盛りメニューを100円引きとさせて頂きます!
是非、汗を流した後はお立ち寄り下さい!
↑魔獣族に人気の銭湯でのサービス。闘技場は毎週金曜日に開かれるが、ほんとは決闘とかしちゃダメなので闘技場も普通にイリーガルな施設であり、そのため銭湯側もちょっと言葉をぼかして言い逃れできるようにしている。