奇術紋章譚   作:華僑風月

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はい!華僑風月です!え〜
今週のジャンプ読みました〜面白かったデスハイ


北風がバイキングを作る

「アリーヴェデルチ(さよならだ)」

 

「ぐぁああぁぁっ!!!!!!!!!」

 

「はぁ……やれやれ、これだから悪魔人は弱くて任せられないよ」

 

「! お前! 誰だ……!」

 

「ああ……初めまして、だね」

 

「いいから! 早くしろ!」

 

「まったく……せっかちな男はモテないよ〜? ま、君はモテなくてもここで死ぬんだから言っても意味ないか、魔獣解放軍、十三邪神『無法者』ヴェニック・カルロ、『あの方』の命令でここまで来たんだ、有能な人物は消し去っておくに越したことはない、だろう?」

 

「はあ? 俺は有能なんかじゃあない、努力だけでここまでのし上がってきたんだ、真に有能なやつはごまんといる、タドコロとかがいい例だ……それに死ぬつもりもない俺は有能な後輩共を教えなきゃならんのでね! 神風流・龍殺し!!!!!!!!!」

 

「あははっ! 面白いねぇ! だけど僕にはかなわない、実力の差さ! 無法者には決まりなんてものはない! つまり! 攻撃が当たると痛いという決まりも僕には関係ない! 斬られても痛いという感覚がないんだ! 無傷と同じ! ……神殺しの業を見せてあげるよ! 神殺しの一撃!!!!!!!!!」

 

「ネーミングセンスそのまんまかよ……! 面白くねぇやつだなぁ! 神風流・風の加護!」

 

 

「あらら? 君バフも使えるの? 本当に有能だァ! 魔獣解放軍に入ってたら僕たちと肩を並べてたかもね!」

 

「絶てぇに入らんぞ! ウラウラウラウラウラ! 押されてんなあ? やっぱ口だけじゃあねえか!」

 

「さて、そろそろ体もあったまってきたし、少しだけ本気だしますか! ───いいかい僕? 僕には疲れはないんだ、いいね? ──ああ! わかったよ僕! これこそ秘技! 《セルフ・マリオネット》」

 

「おいおい、自らを洗脳しやがった! しかし俺は負けない! ───グフォッ……なんだこれは……血!?」

 

「にしし、見えなかったでしょ? 疲れがないとこうも早く動ける! ただ、『神速』には勝てなかったかな……」

 

「神速だろうがなんだろうが、俺の速さにかなうと、思うなよォ! 勝つためならなんでもしろ! それは師匠の! いや爺さんの教えだァ! 寿命を縮めるがこれしか手段はねぇ! 神風流・禁忌・エルフーンクライネット! 死ねや!」

 

「じゃあ僕も本気で行くよ、僕は無法者、つまり決まりは僕にはない、なんでも使えるさ! 『適正』はあるよ、ただ全ての属性を持っている! ネクロは全てに適応する! そしてその僕の集大成! インカーション! キル・キングダム! 一応情けだ、能力の説明はしてあげる、キル・キングダムは少し触れるだけで砂塵にすることができる、砂塵にしてあげるよ」

 

「…………砂塵になんか! なるもんかよぉ!」

 と口ではそういうがもう体は動かなかった

 

「どうしたの? 体が動いてないよ? やはり砂塵になるか!」

 

「そこまでだ!」

 

「ん〜? 君は……ああフィレンツェ! 元気だったかい! ははっ僕の縄、結構簡単にちぎれたでしょ? 緩くしたんだ〜」

 

「は? いやアーサーが来てくれたぞまったく」

 

「なぁんだ……自分でやってくれたら良かったのに……でもいいよ、君とは戦いたかったんだ! さあ! やろう!」

 

「お前の能力、砂塵とか言ってたな?」

 

「ん〜……厳密にはそうではないけどそうだね! 砂塵! なりたいかい?」

 

「なりたくねぇよ! ただ、チラッと見えたけどお前の『適正』、なんでどの紋章にも属してないんだ?」

 

「お! 鋭いねぇ君……! そうさ! 僕の『適正』はどれにも属さない! つまり無法! 決まりは僕には通用しないってわけ! だからこのキル・キングダムも努力の結果で使えるようになった代物、元から持ってた人とは精度がまるでなってないけどね!」

 

「やっぱそんなとこだろうな……俺には勝ち目がないなこりゃ」

 

「……あ、あ……フィレンツェ……! お前に希望を託す……最期の教えだ……!」

 

「そんな! さ、最期だなんて言わないでくださいよ! ……」

 

「俺の家には代々伝わる呼吸法がある、その呼吸法の名称は音波、音波はかなり難しいが、俺から伝えれば大丈夫だ、いいか? 大事なのは勇気だ! 人間賛歌だ! 人間賛歌は勇気の賛歌! 人間のすばらしさは勇気のすばらしさ! いくぞ! フィレンツェ!」

 

「はい!」

 

「俺の音波を全てお前に託す!」

 

「「北風はバイキングを作ったぞ!」」

 

「うおおおおおおお!!!!!!!!! 震えるぞハート! 燃え尽きるほどヒート! 刻め! 血液のビート! 蒼炎の超音波!」

 

「ぐはぁぁぁあっ!!!!!!!!!!!!!! 痛い! なぜだ! 僕は! 僕は完璧のはずなのに! こんなふざけた呼吸法でやられるなんてぇ! ふざけるなぁ!!!!!!!!!」

 

「ふぅ……ふぅ……よくやったフィレンツェ……オーノと、タドコロを─呼んでこい……」

 

「は、はい! 急いで!」

 

 ──数分後──

 

「はぁ……はぁ……! コージさん!」

 

「……はぁ……やっと来たか……タドコロ、オーノ……」

 

「ええ、来ましたよ! どうしたんですか!」

 

「いいか……? お前ら、もうすぐ俺は死ぬ、自分が自分のことは1番理解している……もう魔法に頼っても無理だ」

 

「でも……でもどうにかならないんですか!」

 

「いいや、無理だ、1つ、お前らに言いたいことがあるんだ……」

 

「どこにいようと……サムライ国か─地球の裏側でも1番大切なのは仲間の存在だ、今ここにいるファミリーに……」

 

「コージさん……さよならも言わずに行くんですか……?」

 

「……速さを愛して生きてきた、だから俺たちは兄弟だった、お前らも同じだったから」

 

『お前の杖だ』

 

『俺の杖?』

 

 

『懐かしいな』

 

 

『ゴキゲンか?』

 

『お招きどうも』

 

 ─────────────

 

「そして、フィレンツェ……お前には神風一門の伝説の業を託した、後継はちゃんと探せ──よ……──────」

 

「コージさん!!!!!!!!! コージさん!!!!!!!!!」

 

「コージさァァァァァァん!!!!!!!!!」

 

 ──十三邪神、『無法者』ヴェニック・カルロ戦勝者フィレンツェ、コージ、そしてコージ・死亡────

 

「コージさァァァァァァァァあん!!!!!!!!!」

 

 




うっうっ……コージさん……コージさん……殺したくなんかなかったんや……勝手にあいつが殺しやがったんや……
次も見てくださいね……
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