奇術紋章譚   作:華僑風月

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こんにちは〜華僑風月です
本日も読んでいただきありがとうございます〜〜
では本編を読んで、どぞ


弔いと、音波

 

「これは野生の勘だがな」

 と『熊王』ノアは言う

 

 

「だがノア、実際に死傷者が出ているみたいだがどうやってその意志を讃え、弔えばいいんだ?」

 

「ん〜〜、弔いは個人に任せるしかないな」

 

「そうなんだな……」

 

「にしてもお前インカーション使えたんだな」

 と先程初めて見た事について聞いた

 

「ん? 俺はあの日、不思議なものを見つけてさ」

 

「不思議なもの? なんだよ?」

 

「で、その不思議なものって言うのがさ、今つけてる子の小手なんだよね」

 

「あ〜そういえば何故か昔から銀色の小手、付けてたな」

 と思い出を懐かしむかのようにノアは笑う

 

「そう、でこれを初めて見つけてつけた、そしたらなんか自分の中に確かに『なにか』が宿ったんだ」

 

「なにか?」

 

「そう、なにかだ、僕は昔から闘争心が強かった、だから実体化したインカーションがでてきた」

 

「ふ〜ん……俺にも貸してくれよ」

 

「え? 別にいいけど……」

 と少し慌てながら小手を外す

 

「ど〜れどれどれどれ! 俺も付けてみよっと!」

 と小手をつけた瞬間

 

「うわぁぁあああぁぁぁあ!!!!!!!!! なにかが……なにがが確かに俺の中に宿ったぞぉ……」

 と胸を引っ掻きまくるノアに

 

「胸を引っ掻いてもなんにもならないよ、僕から言わせてもらうとインカーションに必要なのは闘争心、そして精神力さ

 精神力が強いとインカーション自体が強くなる、進化することもできる、闘争心が強いと実体化できる、攻撃も透けることがない」

 とちゃんとノアにインカーションの説明をしたところで

「ほら、ノア出してみて」

 

「ん……ん〜〜〜〜〜!!!!!!!!! ドァァア!!!!!!!!!」

 とでてきたのは熊のような人のような中間のような感じのインカーションであった

 

「熊……人……名付けよう! 君のインカーションは! 熊王(オーソレイ)!」

 

「おいおい……熊王て……俺の肩書きまんまやんか」

 と少し安直だな、と思いながらツッこむ

 

「い〜や、俺はちゃんと考えた結果オーソレイの名を考えた」

 と失礼な、という目でノアをみた

 

「わぁーったわぁーった失礼しやした、でオーソレイの能力、分かるか?」

 

「実は俺のミスクルの能力の1つに能力を判明させる力がある」

 

「お! どんな能力よ?」

 

「オーソレイの能力は……炎を纏う事ができ、強靭な力を持ついわゆる近接パワー型だ」

 

「まじか……ちなみにインカーションってインカーション使いと合体とかできる?」

 

「できないことはない……が難しい」

 と少しお前には無理だろという感じを含んだ言い方であった

 

「やってみるか……オーソレイ! ドッキング! ハァァァァァァアァァァァァァァァァァァァァァァァァァアァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 ノアが紅い光を出した

 

「ぐはぁぁぁっ! できた! これぞ化身纏い!」

 

「す、すごい……! これはインカーション使いとしての素質があるのかもしれない……」

 

「やっぱ才能マンってやつよ」

 と難しい事をやってやったぜという顔でエリゴールを見る

 

「けっ……まあいいよ、さあ、死傷者がいないか確認しに行こうか」

 

 ──広場──

 

「ついた! ……さて、実力あるものを呼ぼうか……コージ! おいコージ! ったく……上司が呼んだらすぐ来いよな……おかしいな? アイツいつもすぐ来るのにな、いっその事……おーいタドコロ〜!」

 と少し訝しげにしながらタドコロを呼んだ

 

「はい、どうしました?」

 と虚ろな顔で来た

 

「うわ……辛気臭ぁ……てことは誰か死んだか、でコージは?」

 

「コージさんは……今から2時間ほど前に……お亡くなりに、なられました……うっ……」

 と目に涙を浮かべながら、否号泣しながらタドコロは答えた

 

「嘘……だろ……? あのコージだぞ? 実力なら十三邪神をも凌ぐと思ってたんたがそんな簡単に死ぬわけ、ねぇだろ……」

 

「コージさんは……みんなを守るため『無法者』と、戦って、倒しましたが……うぁ……亡くなられました……うっあぁあぁん……」

 

「あ、ああぁぁ……コージ……どうして! どうしてだよぉぉぉぉ!!!!!」

 と良い奴ばかり先に死んでいくこの世の理不尽さを、また知った

 

 ───翌日───

 

 朝早く、コージの遺体を生前好きだった崖に埋めるためフィレンツェ、オーノ、コージ、ノア、エリゴール、ケンタが来た

 

「なあ、……オーノ、俺はよ、コージさんにもっと、もっと多くのことを教えてもらいたかった……だけど、こんな事になっちまった……」

 

「ああ、フィレンツェ失ってしまったよ……だから戻らない……」

 と哀しい眼をするフィレンツェを優しく慰める

 

「コージ……お前は良い奴だった、いつも明るく振舞って……みんなお前に助けられた……最後まで敬意を、表するよ……」

 と顔に涙を流しながらそう言った

 

「コージさん、あんた、好きだったでしょう? この妖酒……」

 と超希少なサムライ酒を持ってき、墓碑に流した

 

「男が勇気込めて死んで行ったんだ……敬意を表しよう……」

 

「ええ、そうですね……」

 とみんなが悲しむ中太陽は、明るく彼らを包み込んでいた──




コージさんが無くなったのは本当に悲しい、悲しいよ
だが彼は覚悟を決めたんだみんな、彼に敬意を、表してくれ
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