奇術紋章譚   作:華僑風月

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こんにちは!華僑風月でごさいます、
なんやかんや毎日投稿しようと思います。
では物語を読んで、どうぞ


珍しい出会い

 フィレンツェは2時間経ったいまでも心臓の音がうるさかった。

 何故かと言うと……

 

「やべぇ、怖ぇよ……怖すぎだろぉ……」

 

 フィレンツェはまあまあな小心者であった、小心者であるゆえ怒鳴られて困惑したのだろう。

 

「ふぅ……落ち着いたら腹減ったな……」

 

 この建物……否、宿舎は全部で5棟あり一棟、二棟、三棟、四棟、そして色んな施設がある零棟……で全てである

 そして、フィレンツェのいる場所、ここは四棟の1階である。

 

「腹も減ったし、食堂に行くか……」

 

 どうやら食堂の飯は聖紋章団でも評判らしい。

 

 ──ご飯だ!!!! ──

 

「あ、あのすいません豚カツセットご飯大盛りでください」

 

「あいよ」

 

 と聖紋章団料理隊隊長チョコレーラはそう返事して

 

「あと数分で出来上がるからね待っておいてね」

 

 と愛嬌のある笑顔でそう言った

 この人もいい人なんだなぁと心の中でフィレンツェは思った

 

 ──ご飯できたよ!!! ──

 

「うめぇうめぇ! 最っ高だぜ! この舌先でハーモニーを奏でる豚肉、そして衣のサクサク感! どれをとっても最高だぜ!」

 

「……隣……いいか……?」

 

 背後から小さいがはっきりと存在感を感じさせる声が聞こえた

 驚いて背後を見た……やはりだ成績が7人中の1番目オーノ・スプリングだ

「? ……やっぱりダメだったか……?」

 

「いやいやいやいやそんな事ないよ! むしろ座ってくれよ!」

 

「……そうか……ありがとう……」

 

 こいつにはッ存在感を静かながらに感じさせる『凄み』があるッ! 

 

 ──飯食ってる時の表現って難しいよな! ──

 

「ご馳走様でした……!」

 

「美味かった……」

 

「あ、ねぇスプリング!」

 

「? あと苗字で呼ばれんのはむず痒い、オーノでいいよ……」

 

「そうか! オーノはどうしてあんなに凄いネクロを生産しているんだ?」

 

「まぁ……それについては後で話すよ……」

 

 と、意味ありげな様子で答えた

 

「そうか! まあ話したくないことがあるなら話さなくてもいーんだぜ」

 

 ──その日の夕方ァ! ──

 

「──よし! 荷解き終わり!」

 

 ホー! と満足したかのようにアーサーが鳥籠で鳴いた

 

「まったく……愛い…………!」

 

 と、その時バァン! 

 という音が部屋の中を響き鳴らす

 

「ッ! おっどろいた俺じゃなかったらショック死してたね!」

 

 と、根拠の無い自身を口にしながら窓へと向かった

 

「やっぱりか」

 

 そこにはのびてるふくろうがいた

 

「えーと、どれどれ『新入団員フィレンツェ、あなたは既に団員でございます、なので依頼を持ってきました、こちらの依頼を解決なさると10000Gの報酬が得られますよ。ご健勝を祈っております聖紋章団依頼発行担当マキア・シュドルク追記あなた一人では心細いでしょうから、1人そちらに隊長のうち1人を送ります』か……」

 

 ──身支度済ませたよ! ──

 

「まあ腹ごしらえだ! 腹が減っては戦ができぬってね! って事でお好み焼きDXひとつ下さい!」

 

「あいよ! お好み焼きDXいっちょ!」

 

「うめぇ! この熱さに加えてソースの濃厚さ、そして野菜の新鮮さが私の舌を弄ぶ!」

 

 ──飯テロ多いな! すまん! ──

 

「とは言っても隊長遅いな……」

 

「いやーすまんすまん、遅れてしまった」

 彼の名はコウジ・M・ウラ」

 

「遅いですよ隊長!」

 

「まぁ、隊長ってのは歯痒いな! 気軽にコージとでも読んでくれぇ」

 

「はい! コージさん!」

 

「ところで、お前さん『適正』は?」

 

「僕の『適正』は魔法ですね、まあ主に魔法による身体強化、そして中級魔法までなら使えます」

 

「そうか! 私はスピードが『適正』だ」

 

「スピード! じゃあすごい早く、効率的に魔物を狩れますね!」

 

「そうだな!」

 

「それより、依頼の内容、聞いてます?」

 

「ん? ああ、依頼内容はこの辺の村に危害を加えている小鬼を倒せって内容だ案外簡単だな! これで1万! いい依頼だな!」

 

「ほー」

 

 などと話しているうちに件の小鬼の巣窟に足を踏み入れていた

 

「ウゲッこの辺臭いですね……」

 

「だってこいつらトイレってもんを知らねぇからな……」

 

「そりゃあ臭いわけだ……」

 

 ──数十分後──

 

「小鬼なかなか見つかりませんね……」

 

「いや……気配を感じる……ここからだな」

 

 そこにはいかにも雰囲気がある扉だった

 

「開けますよ……? 1.2.3.GO!」

 ガチャッ

 錆び付いた嫌な音を立てて扉は開いた

 そこには大体2.300程の小鬼が群がっていた

 

「ち、ちょっと、聞いてませんってば!」

 

「ゴブリンの数については言ってないもんね! ふん!」

 

「(ここでツンデレだされても……)」

 

「お前今ここでツンデレだされてもって思っただろ!」

 

「戦いに集中してください! 身体強化・壱!」

 

 フィレンツェは刀を使っておおよそ10体ほど始末した

 

「神風流……雷の太刀!」

 

「コージさんすげぇ!」

 

「さっき戦いに集中しろってお前言ったろ!」

 

 と、満更でもなさそうな顔で言った

 

「このままじゃ埒があかねぇな……エクスペラ!」

 ドォォォォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 

 

 ──30分ほどかな! ──

 

「つか……れた……」

 

「あ、ああ……あ〜〜〜〜」

 

 きっとコージさんは普段あまり動いていないのだろう、しかしあの動きは聖隊長にも匹敵するのではとフィレンツェはひっそり思った

 

「帰りましょうか……」

 

「おっ……そうだな……」

 

 ──帰宅──

 

「ただいま! アーサー良い子にしてたか?」

 

 ホー

 

 といい子にしてたぞ撫でろと言わんばかりに身をもってくる

 

「よーしよし、愛いやつめ!」

 

 とワシャワシャ撫でている時扉がノックされた

 コンコン

 

「……ん? 誰だァ? こんな夜中に」

 

 と死亡フラグ発言をした

 ガチャ

「おっ……」

 

「夜遅くにすまないな……ちょっと中庭まで来てくれないか……?」

 

 とオーノが中庭まで誘った

 

「急に済まないな話しておかなければと思って」

 

「一体……なん……だ?」

 

「実は俺……隠してたんだが……ハーフエルフ……なんだ……」

 突然の告白に驚きを隠せなかった

 

「え……!? え!? ハーフエルフ!? エルフがかなり珍しいのにハーフエルフはもっと珍しいぞ!? あ!」

 

 と、それを聞いてフィレンツェは納得した

 

「だーからあんなに初級魔法使ったくせに威力高かったのか」

 

「そういうことだ……」

 

「でもどーして俺に?」

 

「……お前が……依頼頑張って帰ってきたから……褒美だな……」

 

「……そうか! まあ他言するつもりは無いから安心しろよな!」

 

「……ふふ……」

 

 と少し笑った、彼の笑う姿を見るのは初めてだ。

 

「そうか、そうだな」

 

 つられてフィレンツェも笑った、その夜はとても明るい満月だった




はい!皆様また読んでくれてありがとうございます!
これは処女作なのでバトルシーンは初なんですね!
一応ここで設定紹介じゃ!
オーノ・スプリング
種族 ハーフエルフ
好物 オムライス
嫌いな食べ物 ゴーヤ
仲良くなれる人 明るくて優しい人
仲良くなれなさそうなやつ すぐキレる怖い人
最近の悩み フィレンツェともっと話したいんだがどうすれば?


はいヒロイン枠です。
実はハーフエルフってかなり珍しい種族です
そもそも伝説上の生き物なんですねエルフは
そのエルフと人間が交わり生まれるのがハーフエルフなんです
ハーフエルフは希少なのであまり自身の種族を言おうとしませんそしてハーフエルフの特徴として
必ず『適正』は魔法なんです、
そして生み出されるネクロの量は膨大なんですね。
だから初級魔法でも上級魔法の威力が出せました
以上華僑風月でした!
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