ご待望の過去h(((待ってないですよね、
分かってます
過去編を整えるのに時間がかかりましたよ〜
それではごらーん下さい!
楽矢「ごめん、少し…な」
鬼子母神「?」
そう、あいつは火雨であって火雨でない
わかっている、だが正義心と復讐心、
俺の場合は復讐心の方が強いらしい
楽矢「凶香、話があるんだ…」
凶香「どうしたの?楽矢、急に改まって」
楽矢「いや、今日の夜話そう、今はこいつ等を
家に送り届けるのが先だ」
凶香「?よくわからないけど…うん」
鬼子母神「早く行くぞ!!」
鬼子母神が向こうで手を振っている
鬼子母神の奴、こういう時だけ足が早い…
いつまで、この甘ったるい生活は続くんだろうか
楽矢「さて、お待たせしたな、帰るか」
凶香「そうだね」
鬼子母神「腹が減って動けん…」
楽矢「さっきまでの元気どうしたんだよ」
こいつ等と話しているだけで疲れる
だが、元気になれる気がする
これが、家族なのだろうか?
それとも、仲間とはこんなものなのか…
俺の過去…
話すことも出来ない…
ちっぽけな俺の過去…
目をつぶるだけで蘇る叫び声…
-----楽矢の過去-----
俺には親がいない…
正確には分からない…
要するに捨て子だ
3歳の時に古い洋館の前に捨てられていた
「ここで待っているのよ?」
「わかった!またあとでね」
「おとうさんもあとでね!」
「あぁ、楽矢、いい子にしてるんだぞ?」
そういって俺を捨てた親は
楽しそうに、ゴミを捨てる様に、俺を捨てた
当時の俺からすれば、全く理解出来ていない
ただ、洋館の前で親を待っていた
あるのは手に握られた10円玉一枚
日が暮れていき、次第に暗くなって行く
だが、俺は親を待っていた
ただ、純粋に…
いつのまにか俺は眠っていた
布団も何もない中で門にもたれて
人通りの少ない道だった
時々トラックが見えるくらいだ
小さかった俺も疑問に思う
だが、約束だと思い出して、動かなかった
夜が開けて次第に明るくなる
流石の俺もお腹が空く
俺は親とこの10円玉で何を買おうか考えていた
だが、親は現れない
腹の音が連鎖する様に鳴る
だが、何もない
小さい俺もおかしいと気付いた
だが、どうすればいいんだ
親との約束だ、「ここで待ってる」
俺は親に謝ろう、そして、帰ろう
そう思い始めた
怒られてもいい、ただその一心で
俺は自宅に向かって、小さな足で
ゆっくりと歩き出す
2日も何も食べていない、
それにより足がふらつく
だが、俺は歩いた
馴染みのある町が見えてきた
俺は嬉しくなって残った力で走った
自宅のある方向へと
見覚えのある家が見えてきた
自宅だ、俺は舞い上がった
だが、俺の知っている家とは違っていた
家の鍵は空いていた
俺は満面の笑顔で「ただいま!」
そう叫んだ
だが、いつものように
返事はなかった
疑問に思った俺は家の中に入った
何もなかった
家具、おもちゃ、服、全てなかった
その光景を見た俺はその場へ座り込んでしまった
だが、俺は諦めず家の裏側まで探した
だが、予想していた結果はなかった
目の前にあるのは家の裏に捨てられた
俺の使用品、服、おもちゃだった
流石の涙をずっと堪えていた俺は
家の裏の路地で泣いた、糸が切れた様に泣いた
その時、俺は初めて理解した
俺は捨てられたんだ
漫画の様に泣いていても助けてくれる
ヒーローはいなかった、それどころか
面白がって写真を撮る奴までいた
その時俺は3歳ながらも悟った
俺に味方なんていない
いるのは嘲笑う傍観者だけだ
その時から俺は心を閉ざした
3歳の俺には全てが嘘に聞こえ
向けられる視線はすべて蔑んだ目、
そんな様に見えた、結局俺は
泣いているうちに警察に保護され、
親のいない子供の集まる施設に入った
当然仲間など出来ず
俺は一人本を読んでいた
独学で文字を学び、
本を読んだ、ただひたすら世界から逃げた
時は流れ俺が15歳、
世の中じゃ中学三年生だ
俺は中学に通っていた
友達も出来ず、一言も喋らない
施設に帰ると一人で生きるため、
独流の剣道、空手などに一人打ち込んだ
上達なんてしなかった、
剣道では的を殴りつけるようだった
ただ、怒りを抑え、発散させた
そんなある時、俺を引き取りたい…
という家族が現れた
親戚でもない、血の繋がりはなかった
ひ弱に見える20代の男だった
その男はこちらを見ると
嬉しそうに話しかけた
「やあ、久し振りだね!…えーと…」
久しぶり?いつ会ったのかは知らない
覚えてる訳がない
「楽矢です」
「楽矢くんか…ごめんごめん、
名前覚えるの少し苦手でさ」
男は苦笑いでそう言った
「貴方が、俺の親ですか?」
つい口に出てしまった、
憎たらしい本性が、この時は悔しかった
「親、じゃないかな…
兄弟みたいな認識で頼むよ」
兄弟…よくわからない
何故俺を知っているんだ
「何処かでお会いしましたっけ?」
「えーと、わかんないよね…
昔、高校の時一人暮らしをしていてね」
「まず謝らせてくれないか?」
男はそう言って深く頭を下げた
「すまなかった!」
男は大きめの声でそう言った
「えーと、すいません、
俺に何かしました?」
全く分からない、心当たりがない
からかっているのか?この男は
「君が3歳くらいの時かな
僕のアパートの前で泣いていたんだ」
っ!心奥底から嫌な記憶が蘇る
「そんな話ですか?」
俺は怒り交じりで男にそう言った
「あの時、俺は警察を呼ぶ事
くらいしか出来なかったんだ」
「本当に済まなかった!」
「警察を呼んだ…?それくらいで味方気取りか?」
「すまなかった!」
男はただ頭を下げた
なぜ今頃なんだ…思い出しちまった…
「すいません、その話はもういいですから」
俺は自然と涙が流れていた
あの時以来泣いた事はなかった
泣きたくても泣けなかった
この人なら信用できる…
何故かそう思えた
「お名前は?」
「俺の名前は穂冒秋尋だ!
これからよろしくな!」
いやー、どうでしょうか?
自分的にはポイント高いです
中二病?その通りですねー
質問等がございましたら
是非、お気軽にコメント欄まで