初期の頃から見ていただいてる方はご察しかと
思われますが、安定の編集遅れです、はい
せめて長い休みの間くらいは…と思いましたが
書いてみると分かるかと思うんですが…
案外、難しいものです…
それでは本編へどうぞ
楽矢「さてと…いきなりだが少し遠出するぞ」
凶香「遠出?私も?」
楽矢「当たり前だ、お前のための遠出だ」
凶香「私のため…かぁ…その響き悪くないね!」
さてと、何処から行こうか
鬼子母神は絶対だが…こいつ、月の連中とは
関わり薄いからなぁ…月はパスでいいか
かと言って、大蛇のところは…やめとこう、面倒だ
一応あれは式神という部類でいいのだろうか?
あいつらと今会うとかなりややこしい事になるしな…
諏訪子…まだ会うべきではないだろうな
後残すは紫かぁ…会う事に支障はないんだが、
紫よりも俺よりもこいつが会う事を拒否するだろうな
楽矢「何処か行きたいところはあるか?」
凶香「え!決めてなかったの!?」
楽矢「俺の用事じゃないんだ、好きなところを選べ」
凶香「いきなり言われても思いつかないなぁ…」
楽矢「助言を与えるなら鬼子母神のとこなんかどうだ?」
凶香「やめとくよ、残り時間の事聞かせたくないし」
まさか断るとは思わなかったな
他人思いなところが悪く出たか
しょうがない…俺の興味本位はまた今度だ
久しぶりに会ったらどうなるか気になったんだが…
楽矢「ないのか?何処か」
凶香「ないかな…楽矢と居るだけで楽しいし」
楽矢「なら今日はゆっくりするか」
凶香「だね〜」
凶香は穏やかな口調とは裏腹に俺に飛びついて来た
突然の攻撃に回避が取れず凶香に押し倒されてしまった
凶香「あはは、楽矢弱いね」
楽矢「いきなり何するんだ…」
凶香「これくらいいいじゃん」
楽矢「まぁ、構わないが…飛びつくのはやめてくれ」
凶香「分かった〜」
凶香は後ろから俺に抱きつき離れなくなった
蝉のサナギの様にくっついたら離れない…
だが、何というか人の暖かさが身近で感じれる
というのは今までで初めてかもしれないな…
???「…矢……こ…な………で」
聞き覚えのある声が耳から聞こえてくる
…が、俺の体はどうも目覚めないらしい
何だ、聞き覚えはあるが懐かしく感じるな
瞼を開くとそこには病院の一室に昔の仕事仲間が映った
懐かしいな…だがどうも俺の体が横たわっている
という事は………俺は今幽霊って奴なのか…
よくテレビである幽体離脱みたいなもんか
金髪に白い服のホストみたいな野郎と
身長の小さいオッドアイのガキと
黒髪ででタキシードの変わった女だ…
3人とも涙流して俺の手を握り締めている
糞…名前が思い出せない…声も出ない…
こいつらの名前が呼べたら…思い出せたら…!
???「楽矢さん!起きてくださいよ…」
俺は自分の目に見えている情景がすぐに分かった
あぁ、俺が死んだ時の続きか…
あの事故の後…直ぐにあのロリ神に呼ばれたせいで
こんなの見れなかったが…もしも、というやつだろうか
夢である事は理解出来ているがどうも
その夢が現実くさくて敵わないな…
???「残念ながら…もう」
なんだ、俺は即死ではなかったのか?
病院に担ぎ込まれて助からなかった、という感じか
それにしてもこいつらの事忘れてたな…
俺がいなくてもしっかりと働いてくれているのだろうか
………こんなもん今更俺に見せてどうするんだよ…
今の俺は現世に戻れない事もない…
だが、戻ってこいつらに合わせる顔がない…
会って何を話せばいい…いや、俺の中では
もう決心はついていたんだ…死んだ時に決まった事なんだ
みんな…そう悲しい顔をしないでくれ…頼むから…
今回限りで終わりにしてくれ…過去に囚われたくないんだ
だからせめて夢の中でくらい別れを言わせてくれ…頼む
???「リーダー、ありがとうございました!」
???「あんたがいないと何も始まらないんだよ!」
ここまで悔しい夢は見た事がない…
こいつらに別れの一言くらい言わせてくれよ…
この手が動いたら…足が動いたら…喋れたら…
考えるだけで後悔に変わる…そうか、そうだったのか
…………俺、生きてて案外楽しかったんだな…
凶香「楽矢!大丈夫?」
凶香の声で目が覚めた
つい、寝てしまっていたようだ
凶香「ずっと泣きながら謝ってたよ?」
楽矢「あ、あぁすまないちょっと悪い夢を見た様でな…」
凶香「?どんな夢?」
楽矢「あれ…忘れてしまったな…」
俺には例え恋人だろうとどれだけ親しい仲であっても
決して仕事の事を話さない、という自分の決まりがある
言ってもどうにもならない事でもあるし
第一、人を殺すのが仕事です、なんて言ったら
その相手が離れていく事くらい分かる
俺は分かりきった不利益に手を出す程の冒険家でもない
それどころか他人にいつまでも怯えている臆病者だ
この世界ではどうなるのだろうか…
あいつらは正しい道を歩むのだろうか?
そうであってほしいものだ…話す機会があるのなら
俺は熱弁するだろうな…正しく生きろ!って
何処にでもいる父親みたいに俺は言うんだろうな…
凶香「話の話題出しといて忘れちゃうの?」
楽矢「思い出したら話すよ」
嘘というのに少し心が痛むが
まぁ、仕方のない事だ…こいつだって残りを
殺人で手が血に染まった俺よりも
普通の人間としての俺の方が気が楽だろう
もし、誤って酒でも飲んで口を滑らしたら…
俗にいう一巻の終わりって奴だ
まぁ、そこまで酒を飲む事もないだろうがな
凶香「それよりも、寝ちゃうなんて…眠たかったの?」
楽矢「あぁ、すまない…居心地が良くてつい、な」
布団があれば寝る、そんな簡単な人間に備わった本能
みたいなものだ、環境さえ整えば眠たくなるというもの
まぁ、怒ってないようだし安心した
凶香「言ってくれたら何時でも抱き枕になるよー?」
凶香は何か裏がありそうな笑みを浮かべた
こういうのが小悪魔って奴か…
しかも、何処で覚えてくるんだか
楽矢「そいつはいい、逃げる時の身代わりに丁度いい」
凶香「それ私、間違って捕まるよね?」
楽矢「かもな…後は頼むぞ」
凶香「え?えぇと…その」
こいつはよく冗談を言う癖して
冗談で返されると弱い、返答に困るんなら
最初から冗談を言わなければいいだろ
楽矢「冗談だよ…困った顔をするな」
凶香「楽矢の冗談が本気に聞こえて時々怖いんだけど…」
楽矢「そうか?あんまり生意気だと冗談が現実になるぞ」
凶香「本当に怖いから絶対現実にしないでね?」
楽矢「はいはい、分かったよ」
するわけないだろ…一々本気になるな、
俺だって冗談くらい吐きたくもなるさ
まぁ、こいつの時々しか見れない困った時の顔は
見ていても飽きないんだがな…
皆様、今回も最後までご覧頂きありがとうございました
近頃は私…この時間帯になると前ほど
起きてはいられず、つい眠ってしまいます
編集するぞ、という意思が出た頃には
もうすでに翌日の朝になっています、
私は基本、夜に一気に編集をしてしまうタイプなので
昼間は基本、編集に触れる事はありません
夜のこの静かな時間に色々とアイデアが睡魔と共に
訪れる為、最近は昼間に編集しようかと悩んでいます
何か、皆様が読みやすい時間帯などございましたら
是非、コメントの方に書いていただけると参照になります
その時間帯に最新話が投稿出来るよう、
分かりやすい目印にもなりますので…
今回も長くなりましたがご回覧ありがとうございました