今回は少し考えました
アグニ「やっぱ、ばれちゃったか」
楽矢「あぁ、だって…」
そう、こんなレベルで倒せるはずがないのだ
旧支配者でも能力の使いこなせない俺に負けるはずない
アグニ「もう少し、もう少しこの時間を楽しみたかった」
楽矢「大丈夫だ、意図と理由をいえば追い出さない」
アグニ「理由かぁ、黙秘権とかじゃだめ?」
楽矢「俺に気づかれたお前が悪い」
アグニ「俺、いや、私は察しの通り邪神じゃない
それどころか…この世にいちゃだめな生命…」
楽矢「だめな生命ねぇ…」
いきなりそんなこと言われて俺の頭の中でも
まだ、整理がついていない
…が気持ちは痛いほどわかる
二度と姿を見せるなと親戚、いや知り合い全員に
言われた俺は痛いほどわかる
アグニ「どう?追い出したくなった?」
楽矢「いや、そこまでだが、理由をいえ
いつだって、理由のない犯行はただの狂気になる」
アグニ「少し長くなるなぁ…」
そういうとアグニは理由を語り始めた
アグニ「確か最初は君の前世にもある日本からだね
私は元々遊び半分で地獄から抜け出した」
楽矢「地獄か…」
アグニ「地獄…といってもこの時代にはまだないけど
私がいた地獄は酷かった」
アグニ「なんていったって全員から妬まれ
蹴られ、殴られ…」
楽矢「それ以上は言わなくてもわかる」
アグニ「地獄にいた理由は…思い出せないんだ
でも覚えているんだ手に付いた血の感触…」
アグニ「日本に逃げてきて、私はやっぱり
蹴られて殴られてしまいには無理矢理
服とかも脱がされたよ」
楽矢「どういうことだ?」
アグニ「なんだろうね…何もしてないのに
ひたすら殴られたよ」
アグニ「それで私は出血多量で死んだ
まぁ、当然誰も病院に連れていかない」
アグニ「埋めてくれもしないそのまま放置されて
骨になって、骨すら砕けて」
楽矢「そこで、ロリ神に助けられたと…」
アグニ「いや、違うよ、君が骨を見つけて
俺とよく似てるな…って言いながら
埋めてくれたんだ」
アグニ「生まれて初めて人の暖かさを知ったよ
そうだ、思い出した
昔、橋のしたに逃げ込んだ時に
頭蓋骨があった
俺はその頭蓋骨を埋めた
理由は覚えていない
アグニ「それから君が気になって君に取り付いて
君に恩返しをしようとした…」
楽矢「それで、俺がツァトゥグアを呼び出す時に
化けて現れたと?」
アグニ「そうだね…間違ってない」
楽矢「まず、疑問がある」
アグニ「なに?」
楽矢「お前は生前人を殺したと言ったな
それは本当なのだな?」
アグニ「うん、記憶が曖昧だけど殺した記憶はある」
楽矢「二つ目だ、お前はこのままいたいのか?」
アグニ「うん、出来れば…でいいよ」
楽矢「そうか…ならお前の名前は凶花だ」
凶花「どういう意味?」
実際あの時は深く考えてなかった
名前なんて呼べればなんでもいいと思ってた
でもこんな過去を聞いて
そんな曖昧じゃいけない俺はそう感じた
楽矢「意味はな…凶ばかりだったとしても
明るい花に変えろって意味だ」
凶花「あり…がとう」
そういうと、凶花の目からは
一筋の涙が流れていた
楽矢「泣きたい時だけじゃない
家族はどんな時も頼るものだ」
凶花「楽矢ぁありがとう…」
凶花そう言うと凶花は俺の胸で泣いていた
実際、家族なんてもの分からないし
そんな感覚を味わったこともない
だけど、いる、という感覚にも慣れないとな…
永琳「楽矢、いる…っとお邪魔だったみたいね…」
あれから何時間経過しただろう、
俺と凶花は眠りについていたようだ
永琳「あら、お目覚め?」
楽矢「あぁ、八意か、どうしたんだ?」
永琳「ちょっと月夜見様から呼び出して来いってね」
楽矢「そうか…情報ありがとう」
永琳「いえいえ、遠慮なく」
そう言うと俺は月夜見のところへ向かった
月夜見「なんじゃ、偉く遅かったの」
楽矢「あぁ、すまない、寝てた」
月夜見「今回はお主に頼みがある」
楽矢「ふーん、でなんだ?」
月夜見「お主に子どもの面倒をみてもらいたい」
楽矢「それくらい楽ら…はぁ?」
月夜見「だから子どもの面倒をじゃな」
楽矢「それは分かった、んでなんで俺なんだ?」
月夜見「この前ここにきた時お主の事をみていた様でな
随分と気に入ってるようなんじゃ」
楽矢「んな、勝手な理由でか…報酬は?」
月夜見「ふむ、お主にこれをやる」
そう言って月夜見は背中から
刃のない刀を取り出した
楽矢「悪くはないな…受けよう、んで何時間だ?」
月夜見「1週間じゃ」
楽矢「報酬は悪くない…でも刃がない」
月夜見「これは少し特殊での、この線が刃じゃ」
楽矢「ピアノ線か…」
月夜見「ぴあのせん?まぁ、よくは知らんが
ヒヒイロカネで作られておる
そう簡単に折れはせん」
楽矢「んで、そのガキはどこだ?」
月夜見「おーい輝夜、きていいぞ〜」
輝夜「あ、楽矢さん」
出てきた少女は
こっちでいうと小4くらいか…
輝夜「わがままに付き合わせてすいません」
楽矢「あぁ、それなら問題ない
家にも子どもみたいなのいるから」
輝夜「そうですか…まぁ、いいです!」
月夜見「お邪魔の様じゃ、それじゃ仲良くな」
月夜見はそういうと部屋から出て行った
輝夜「はぁ、やっと普通に話せる」
楽矢「んで、なんだ姫様?俺に様か?」
輝夜「うん、少し珍しかったから気になって…」
楽矢「珍しいか…まぁ、余程丁寧に育てられたんだろ?」
輝夜「まぁね、ここから出れないし」
楽矢「んで、なんだ?質問なら答えられる限り答える」
輝夜「んじゃ、楽矢は何処からきたの?」
楽矢「遠い世界」
輝夜「遠い世界?よくわからないな…」
楽矢「まぁ、遠いところとでも思ってくれ」
輝夜「なんのためにきたの?」
楽矢「趣味、興味」
輝夜「いいなぁ、凄く楽そうで楽しそうだなぁ」
楽矢「まぁ、楽なのは間違ってないな」
輝夜「それじゃ、最後の質問」
楽矢「ん?いいぞ?」
輝夜「私と付き合ってくれる可能性は?」
楽矢「はぁ?付き合う?なんで?」
輝夜「一目惚れって奴だよ」
楽矢「まぁ、可能性としては0.0001%だな」
輝夜「え、低くない?これでも結構自信あるのに」
楽矢「現状ではな、可能性はあげる事が出来るしな」
輝夜「ならないわけではないの?」
楽矢「あぁ、いつかまた会うその時にはあがるだろ」
輝夜「そう…なんだまぁ、そのいつかがあるんだね?」
楽矢「そうそう、頑張れよー」
輝夜「他人事じゃないのに」
楽矢「どれだけ上がるかって話だしな」
輝夜「まぁ、いいや、ありがとう…
あ、そうだこれ預かっといてよ」
そういうと輝夜はかんざしを外し
俺に手渡した
輝夜「いつか会ったら返してね?」
楽矢「あぁ、分かった」
「楽矢ーおりてこーい」
楽矢「こんな時間か…また、いつかな…」
輝夜「うん!絶対だよ?」
そう言って俺は自宅へと帰った
成長した輝夜と会うのはまだ先の話…
輝夜「絶対惚れさせてやる!」
今回もご覧いただきありがとうございました
さて、いつになったら
諏訪大戦に入るのでしょう?
自分にもわかりません
この調子だとあと少しお待ちください
あと、お気に入り、感想ありがとうございます
感想は凄く応援コメントに励まされます
クトゥルフ要素が少ないのはもう少し待ってください
あと少しですから