空ネロです。
最近、当作品の昔の書いた話を見返していると
昔の方が楽矢さんがコミカルで驚きました。
これ今と昔ってどっちが主人公らしいんでしょうか…
そんな事より本編入りまーす。
紫「それじゃあ先、行ってるわね」
楽矢「あぁ、直ぐ追いつく」
俺に関しては観光…というよりかは土地勘を付けるためのものだ
空間は…使わないで偶には歩くことにしよう。
…あんな便利な物ばかり使ってると手が怠けてしまうからな。
紫は此方に手を振ると、あの禍々しい空間に入っていった。
さて、あまり寛いでいる訳にもいかないな…
楽矢「さてと…」
外に出ると、手で目を覆いたくなる程の日光が俺を照らした。
太陽の位置的に昼過ぎ…くらいか?
季節という感覚すら分からなくなりつつあるが、
夏が近いのだろう、暑い。
俺は上に着ていたコートを脱ぎ、空間の中に放り込んだ。
藍「良ければ案内しますよ?」
藍は俺を追いかける様にして家から出てきた。
なんて出来た従者なだこと。此方の考えが読まれている。
まぁ、否定する理由もない。乗っかっておくことにしよう
楽矢「ならお願いしておこうか」
藍「承りました。」
此方の回答を聞いた藍は無表情だが
何処か上機嫌な様だ。少し尾が揺れている。
藍「そういえば、紫様とのご関係は?」
家から出て暫く歩いたところで藍が立ち止まった。
急に立ち止まったせいバランスを崩しかけてしまった…
俺は腰くらいの大きさの岩に腰をかけた。
紫様…何かしっくりこないものだ、
あの空間妖怪とは説明するほどの仲でも無いんだがな…
楽矢「昔山奥で知り合った古い友人さ」
これ以上の言葉必要なかろう。
流石に本人の居ないところで色々暴露するのも気が引ける。
藍「やはりそういう仲では…「断じて無い」
藍「そうですか…」
何でそう残念そうな顔をする…
今も昔も女って種族は浮いた話が本当に好きなものだ。
楽矢「次はこっちが質問して良いか?」
藍「ええ、私に答えれる範囲であれば」
楽矢「その妖力と尾の数…九尾で間違い無いな?」
藍「…気付かれましたか…」
気付くも何も隠す気無いだろ、と一言入れたくなるな…
それにしてもこんなところで九尾に会えるとは運が良いな。
楽矢「山に篭ってた時も色々と情報は入ってきていたからな。」
まぁ、空間を繋げて妖怪達の会話を盗み聞きしてただけだ、
誇れることでは無い。
藍「それは過去の話ですよ、今は八雲藍です」
楽矢「そうだな、変な事を聞いてすまなかった。」
俺はただ単に気になった疑問を解消しただけであって
被害を受けた奴らに謝れだの説教垂れるつもりも無い。
今は今、昔は昔。それをしっかりと分けられてるだけでも
流石は紫の式神といったところだ。
藍「さて、紫様を待たせてます。行きましょう」
藍「この道をまっすぐ行くと神社がありますので
紫様はそこに居られるかと…」
藍は来た方向とは別の方向に身体を向けた
楽矢「行かないのか?」
藍「私は別の用事を任されてますので。
…楽しい時間をありがとうございました。」
藍はそう言って笑顔を作ると歩き始めた。
楽しい時間…だったのか?
まぁ、本人が喜んでいるなら別に構わないが…
さて、俺も向かうとしよう
神社の登るのに一苦労な石階段を上がると、
朱色が少し落ちた鳥居が目に入った。
鳥居には「博麗神社」とある。神社なんて久しぶりに見たな…
年数でも世紀でも常人が見ることのない数字になるのは確かだ。
しかし階段と言い、鳥居と言い歴史を感じさせる見た目だな。
奥には賽銭箱と木造の本殿がある。
賽銭か…こんな俺が言えたことでも無いが、
昔は神頼みどころか、信仰すらしていなかったな…
俺は空間から小袋を取り出した。中身を漁ると、
数枚の金貨らしきものが顔を出した。
チャリン、と数回に分けて金属特有の音が辺りに響いた。
こういう類のものは記念だろう、信じてなくてもするものだ。
紫「あら、もう着いてたのね。」
横から日傘を差した紫が顔を出した。
楽矢「今来たところだ。遅れてすまない」
「紫ー、あんた人が淹れたお茶くらい飲みなさいよ」
本殿の奥から赤い巫女服を着た女性が気怠そうに出てきた。
…人間とは思えないくらいの霊力だ。
「あら?お客さんかしら?」
紫「ええ、これが例の…「嘘!賽銭箱にお金が!」
「しかも、1、2、3…6枚も!これで半年は生活出来るわ!」
目の前で巫女さんは賽銭箱に抱きついている。
…今とんでもない発言を聞いた気がするが流しておくとしよう。
紫「霊華、お客さんよ」
霊華「あら、いらっしゃい。参拝客なんて珍しいわね」
こちらに気付くと、巫女さんは数秒前までの行動全てを
掻き消すように仕切り直した。
無理があるがここは敢えて触れないでおこう…
紫「霊華、これが前から言っていた穂冒楽矢よ」
霊華「へぇー、これが紫に惚れたって言う…」
嘘を教えるな嘘を…あの万年思春期の妖怪さんは
思考回路までお花畑なのか?
楽矢「残念ながら外れだ、旧友なだけさ」
霊華「私は霊華、ご覧の通り巫女よ」
巫女服姿からは予想が付いてはいたが
こんな桁外れな力を持った巫女は初めてだ。
人間とは言えど相手にはしたくない…
楽矢「俺は楽矢、外の世界で旅人をしている」
霊華「…で、あんた強いの?」
言わんこっちゃない。
いきなり面倒事に巻き込まれそう予感がする。
何で俺の周りの奴らはこんなに戦闘的なのだろうか…
楽矢「さぁな、自分の身を守るくらいの強さしかないさ」
霊華「紫が連れてくるくらいって事は相当なのね。
…戦わないわよ、そんな面倒な事しないわ」
良かった…話の分かる方の種族だ。
利益の無い戦いは極力避けたいからな。
まぁ、利益が出たとしてもやりたくない仕事もあるが…
紫「さてと、お互い紹介も済んだところで
そろそろ取り掛かるとしましょう。」
楽矢「何をやらされるか俺は聞いてないぞ」
紫「あら?言わなかったかしら?今から
この幻想郷全体に結界を張るのよ」
楽矢「…………は?」
紫「だから今から結界を張るから手伝って欲しいの。」
霊華「私と紫で結界を作るの。それで…」
ちょっと待て、俺の頭の理解が追いついてないぞ。
結界を張る…?しかも幻想郷全体にか?
それをこなすにはどんだけ馬鹿でかい力が
必要になるか分かって言っているのか?
紫「そんな焦った顔しなくても良いわよ。
貴方は直接は結界を張るのに関与しないもの」
紫の表情は此方の思考回路を読み取ったかの様だ。
楽矢「…報酬は後でだ、仕事の内容は?」
紫・霊華「龍神様と幻想郷を契約してきてほしいのよ」
皆様、夜分遅くにこんばんわ。
更新が遅れると言えど一ヶ月も空くとは自分でも驚きました。
時間の流れには逆らえないものです…
やっと今の環境に慣れてきたので
これからはペースアップを頑張ります。
それはそうと、春が終わり夏に変わるまでの梅雨、
皆さんはどう過ごされていますか?
私は春夏秋冬変わること無く時間とゲームに追われる、
そんな日々を過ごしております。
その時間を執筆時間に割けば早く更新できる筈なのに
それに気付くのはいつも後からなんですよねぇ…
サイト自体を開く意欲はあるんですが、
昔と比べて状況も変わったので一気に書き込めなく
なってしまったのが私の中で一番悔やまれます。
関係無い話ばかりを何時も後書きで展開していますが
後書きって本来どんな事を書くものなのでしょうかね…
それでは、今回もご閲覧ありがとうございました!
次回もお暇がある時にでも覗きに来てくださいませ。