空島を離れたロジャー海賊団は造船の町に向かっていた。
空島からは雲の上の“神”ガンフォールの助けで降りることが出来た。
「北極だ!!」
「いや南極だ!!」
「いい加減にしろ!!ケンカばっかりしやがって、てめェらは!!」
またシャンクスとバギーがケンカして副船長に殴られてるよ……ほんとに懲りない二人だなぁ。まあそんな所がシャンクスとバギーのいい所なんだけどね……あれ?やっぱりいい所じゃないかな?
まあいいやそろそろ副船長に修行を頼まなきゃなぁ……
「あるのか!?お前らの国に!!!あの石が!!!」
「「「赤いがな」」」
「一番欲しいやつだ!!!早く言えお前ら!!!」
赤い石?……ああ“ロード
イヌアラシさん、ネコマムシさんと言ったらおでんと一緒にロジャー海賊団に来たけど強いのかなぁ?おでんはめっちゃ強かったから強いイメージが私の中にあるけど、実際戦う姿は見たことないんだよね。
「リンリンの奴から奪った“ロード
「やったな船長!!」
「やった!!!なんの導きだ!?本当に4つ揃うぞ!!!」
リンリン……あぁー、ビッグマムのことか。本名だとほんとにピンと来ないよねビッグマムって……私がロジャー海賊団に乗る前に“
分からないことをいくら考えたって無駄だし、今は副船長に修行をどうやって頼むかを考えないと……
「どうしたディアンヌ?こちらばかり見て」
「あっ……あの私に修行をつけてくれないかなぁ……とか思ってたり?」
「修行か……別に構わないが」
「やっぱりダメだよね……っていいの!!?」
「ああ、若い芽を育てるのは大人の役目だからな」
「あ、ありがとうございます!!」
「だがやるからには厳しく行くぞ」
「お願いします!!」
こうしてロジャー海賊団“副船長”シルバーズ・レイリーによる厳しい修行が始まるのだった。
造船の町ウォーターセブンでロジャー船長は私たちが今乗ってる船「オーロ・ジャクソン号」の作成者であるトムさんに挨拶してた。
いつか私もこの船みたいな立派なのに乗りたいなぁって夢が出来ちゃったよ……あれ?でも私が読んでた時に全然トムさん見なかったなぁ……確かウォーターセブン編はほとんど
ロジャー海賊団はウォーターセブンを後にして、激しい荒波、灼熱の島、極寒の島など多くの個性豊かな島を巡っていた。そして次に彼らが目指しているのは聖地マリージョアの真下海底1万mにある島“魚人島”であった。
「“魚人島”か〜〜!!
「油断するなよ!?何度行こうと死の確率は変わらねぇ!!」
白吉っちゃんかぁ……あの白ひげをそんな呼び方で呼ぶなんてやっぱりおでんはすごい人なんだな。あっ、でも“白ひげ海賊団”は白ひげのことをオヤジって呼んでるから親子の関係が兄弟になっただけだからそこまですごいことではない?……いやでも白ひげと兄弟関係になった時点ですごいや…
でも私は白ひげとは相容れないかな?……私の家族は私を育ててくれたマトローナだけだし、いくら信用出来る仲間だろうと家族になんてならないんだから……
「どうしたんだディアンヌ?」
「ごめんごめん……ちょっと嫌なこと考えてた」
「心配させんなよな」
いつもは頼りないけど何故か人の心に入り込んで来て、心を許してしまうんだよね……これは一種の才能なのかな?
「レイリー!!聞こえたか!?今の声」
「何言っている静かな深海じゃないか…」
「誰だァ!!こんな海底で話をしてやがるのは!!」
「確かに聞こえる」
「お前もかおでん」
うっ……!?頭に響くこの声はロジャー船長とおでんにしか聞こえてないの!?聞こえる条件はなに?“覇王色の覇気”?いやそしたら副船長が聞こえなくて
そういえばシャンクスは“覇王色の覇気”を持っていたからシャンクスが聞こえてたら覇王色の覇気説が一歩リードするかな?
「ねえシャンクス、おでんとロジャー船長が言ってる声って聞こえる?」
「はァァ?何言ってんだディアンヌ。副船長が聞こえてないのにおれが聞こえるはずないだろ?」
「それもそうだね……」
やっぱり覇王色の覇気説は無くなったね……そもそも私が持ってないから最初から有り得なかったんだけどね……でも覇王色の覇気は持っていて損はない気がしたから私の中に眠ってたりしないかな〜……
副船長に覇気を鍛えてもらってるけどなかなか上手く行かないんだよね……覇王色の覇気なんかは王の資質を持つものが持てる覇気らしいし、私が持ってるわけないんだよね……
「何をしにきた地上の者!!」
「うわー――!!!」
「おい待て待て!!よく見ろ!!」
「おれだ!!ロジャーだ!!大騎士ネプチューン!!」
大騎士ネプチューンって魚人島の王だったよね……そんな人とも軽く話せるロジャー船長の繋がりはほんとに謎過ぎる……
「ロジャー!!?成程わかったぞ!!お前らがやるのか!!」
あれ?なんかロジャー船長に比べてネプチューンの対応がなんか友好的じゃない?知り合いじゃなかったの?もし知り合いじゃなくてあの対応だったらロジャー船長なんか怖いんだけど!!?
ロジャー船長のことだからちょっと関わりが出来たからあのぐらい距離を詰めてるとかそんなんだと思うけど……でもやっぱり怖い!!
「何も悪さはしねェよ!!なんだよお前程の男が“予言”なんかにビクビクしやがって」
私たちはネプチューンたち人魚に魚人島まで連れて行ってもらったけど、魚人島って大きなシャボンに覆われてるけどどうやって作ったんだろう……
「ネプチューン様やられました!!」
「え〜〜〜!!」
「海王類に門を噛み砕れ…」
「大人しい海王類が!?あり得ん…!!!」
ほんとに“予言”が当たってる……この世界の“予言”は元の世界のノストラダムスとかとは比にならない成功率だね……私の運命も聞きたいなぁ……でもすぐ死ぬとか言われたら萎えるし、聞きたくないかも……
「かい王るいがあばれるのは、にんぎょひめが生まれるのを待ってるからよ」
「人魚姫!?また新しい予知だな」
「では国王にお子様が!?」
「待て待ておれはまだ結婚もしてないんじゃもん」
この時のネプチューンはまだ結婚してなかったんだ…相手は誰だったっけ?人魚姫の方はしらほし姫だった気がするけどその母親がどんな名前か忘れちゃった……ハトヒメだっけ?いやホトヒメ?
「それに先日の色っぽい…いやいや忌まわしき人魚オトヒメ率いる政治デモも見事的中!!」
あァァァァァ!!!そうオトヒメだ!!!?でも後の国王の嫁さんになる人が政治デモをやってたなんて……なんてまるでロミジュリみたい……あれ?ロミジュリは敵対してた貴族だったかな?まあいいやそんなことよりやっぱりこの世界の予言は当たるのかぁ……悪魔の実に出会えるかは聞いてもいいかな?でもマルコは自分で求めに行っても手に入らないとか言ってたけど…これは自分で探したことになるのかな?
「あっ、そこの女の子が巨人の女王になるよ」
「こいつが“巨人の女王”だって?こいつは人間だ……お前は巨人だったのかディアンヌ?」
「何言ってるのロジャー船長?私はどう見ても人間でしょ!!?見てよこの
「そ、そうだな」
ディアンヌが怒りながら言ったのは自分は巨人の村で育ったのに平均以下の身長が彼女のコンプレックスであったためであった。
もう失礼しちゃうなぁ…私の身長で巨人だったら私はどんだけ身長が低いことになるのよ!!ただでさえ平均より低いのに……でも巨人だったら村のみんなを守れたのかなぁ?
「ジョイボーイって奴からの謝罪文だ。何と本当にこの文字が読めるとは!!」
「それより海王類を動かす“兵器”がここにないか!?」
「空島の石にはここにあると書いてあった」
「――さっきシャーリーが言っていた“予言”に少し寒気がしたんじゃもん」
寒気?シャーリーが言ってたって「海王類が暴れる理由が人魚姫が生まれるのを待ってるから」の方だよね…流石に私の“巨人の女王”の方なわけないよね……
「この国には数百年に一度海王類達と対話できる“人魚”が生まれる…!!もしかしたら…」
良かったよ。やっぱり人魚姫が生まれるの方だったよ…
そういえばしらほし姫は海王類に命令してたような……もしその能力を完璧に操れたら魚人島を魚人と人魚を売ろうとする海賊から守れるんじゃね?でも私が読んでいたところは普通に人魚捕まってたような……まあ私には関係ないか。
「――じゃあお前の娘はいつか世界を滅ぼす『兵器』に!?」
「ただの予言じゃもん!!それに“力”は使い方次第!!」
“力”は使い方次第?そんな訳ないじゃん力を持つものは迫害される運命なんだよ。もしくは利用されるだけ……私のいやおれの家族だってそうだった……人を守るために存在していたヤクザだったのにその武力を警戒した警察と政府に潰された……組長であった父親とその妻の母親は殺人どころか犯罪にだって手を染めてないのに死刑だとか……あぁー、だから政府は嫌いなんだよ。
でもおれはいや私は生まれ変わったからこの世界を恨むのは間違ってると思ってるし、今世は政府を潰そうとかは思ってないけど……
「ネプチューンおれ達が欲しいのはそれを「兵器」と名付けた奴らがこの世に残した莫大な“お宝”だ」
ロジャー船長達が“お宝”だけを求めるのは海賊として当然だけど……ほかの海賊はなんで海賊をやってるんだろう……白ひげは何を目的にしてるか分からないし……ビッグマムはどうせ食べ物系の為に海賊やってるだろうし…私はなんのために海賊やってるんだろう……村を壊滅させた海賊への復讐?でも襲った海賊はロジャー船長によって全滅させられたし……ならなんだろう海賊は楽しいから?……うんそれが一番最もな理由だね。
魚人島を後にして私たちは赤い石“ロード
でもおでんは降りなかった……ワノ国が見るからに変化していたのに…ほんとに酷いやつだよおでんは……でもこれはトキさんに船を降りたら離縁するって言われたから降りなかったらしい。トキさんはすごいよね国が傾いていても、自分が熱にうなされてても夫の“夢”を応援するなんて……私には絶対に出来ないよ。
おでんのワノ国への帰郷は数時間で終わって、すぐに最後の“ロード
「『ゾウ』にはこのビブルカードでしか辿り着けん様だ!!」
「たしかに…!!“島”じゃねェ!!」
私たちは「ゾウ」の背中にあるモコモ公国に入国したけど何かに見られてる様な気がするんだよね。
そんな些細なこと気にしてたら禿げるよね……よし細かいことは気にしないー!!
「何だか心が落ちつかねェ…!!」
「大丈夫かよおでんお前らしくねェな」
「わかるぞおでん…」
「ロジャー船長も!?」
「何だかよ…巨大な何かにずっと見られてる様な…」
今回もロジャー船長とおでんだけだ……なんでその中に私も入ってるの!?悩めば悩むほど分かんなくなってくる……よし私が特別だと思えばいいや、一応私は一度死んで転生してきた人間だし……
ロジャー船長とおでんの言葉はあまり気にせず副船長が仲間たちを引っ張って“ロード
「おいおいおれらを置いてくなよ」
「おい待てェェ!!」
「シャンクス、バギー!!置いてくなァ!!」
「げっ!ディアンヌが怒った」
「バギーお前がディアンヌの怒りを抑えてこいよ」
「無理に決まってるだろ!あいつ怖ぇんだよ」
「おれだって怖いよ」
二人して酷くない?私はいたいけな女の子なのに……よし殴ろう。私を置いていったから一発は必ず殴るって決めてたけどあいつら酷いこと言ったからもう一発決めよう……
「あった!!最後の“ロード
「光月の家紋!!!ミンク族と兄弟分ってのは本当なんだな!!」
兄弟分ってことはほぼ同盟って事だよね……いいなやっぱり横の繋がりは結んでおいて損はないのかな…
私たちは最後の“ロード
「なあバギーはなんでこんなにも運が悪いんだろうね」
「さぁ…ただそういう
「運命ねぇ……」
「そうだよ。おれ達が最後の島に行かなかったのだって運命だ。バギーが熱を出したのはおれ達に自分たちの船で最後の島に行けってことかもしれない…」
「最後の島かぁ……シャンクスは行ってみたいの?」
「おれか?そりゃあ行ってみたいよ。だっておれたちは海賊だぞ!!世界一周なんてみんなの夢だよ!!」
「そっか…」
――海賊ロジャーが前人未到の“世界一周”を果たした!!!ついにこの海の覇者が誕生した奴こそ海の王!!「海賊王」だ!!!
最後の島から帰ってきたロジャー船長にシャンクスは何か質問して――その後に泣いていた――内容は聞けなかったけどシャンクスが泣くってことはそれほどのことだったのだろう……その後ロジャー船長は私の近くに寄ってきた。
「ディアンヌお前に話しておかなければならないことがある」
「なんですかロジャー船長?」
「お前と出会った日のことだ…あの日おれはお前に暴れてた海賊を止めたと言ったがそれは違う」
「えっ!?」
「実は……」
ロジャーのラフテルまでの旅は終わりましたがまだ船を降りてないのでもう少しだけロジャーの話は続きます。
悪魔の実はディアンヌの悪魔の実で決定しましたが、食べるのはもう少し先になります。
次回こそロジャー海賊団解散となります。
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