仮面ライダー鎧武 〜禁断の果実と魔法〜   作:オレンジタロス

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更新かなりおくれてしましました。
すいません(m'□'m)




12話/出会った物語!

「あたしいっちばーん!」

 

「あーリオずるーいっ! アインハルトさんとトウゴさんも来てくださーーいっ!」

 

リオを先頭に川に向かうヴィヴィオ達。

 

後ろ側ではアインハルトとトウゴ、ノーヴェが残る。

 

「それじゃあ誘いに乗る?」

 

「ですが私は練習を・・・・」

 

やや乗り気のトウゴに対しアインハルトは小さな声でノーヴェに訴える。

 

「まぁ準備運動だと思って遊んでやれよ。それにあのチビ達の水遊びは結構ハードだぜ」

 

「「?」」

 

頭を傾げるトウゴとアインハルト。

二人は互いに不思議がりつつヴィヴィオ達に合流すると水遊びが再開される。

するとアインハルトはたちまちヴィヴィオ達の水遊びの激しさに意表を突かれたかのように戸惑う。

 

(成る程・・・。確かに水の抵抗は筋肉に中々の効果がある。見たところストラトスさんはこういったトレーニングをしたことないみたいだし中々キツそうだ)

 

反面トウゴはそんなアインハルトを横目で見るが体力自身は余裕を見せながら水遊びを楽しむ。

 

 

〜〜〜〜数分後〜〜〜〜

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

 

「お疲れみたいだね」

 

岩に座るアインハルトにジュースを差し出すトウゴ。後ろにはノーヴェも。

 

「体力には自信あったのですが」

「いや、たいしたもんだ。確かに水の抵抗を考えると柔軟な筋肉が必要になる。それはそれで普段とはまた違うからね。どうかしました?」

 

論ずるトウゴはキョトンとするノーヴェに頭をかしげる。

 

「いや・・・・・、お前の歳でそこまで考えるとは・・・。そんじゃあお遊び兼打撃のチェックもかねて。おーいお前ら〜〜〜! 水切りやってみせてくれよ!」

 

「「「はぁ────い!」」」

 

「「水切り?」」

 

頭をかしげるアインハルトとトウゴの前ではコロナ、リオ、ヴィヴィオが見事な突きで川の水を切り水しぶきをあげる。

 

「お前らもやってみろよ」

 

ノーヴェの薦めに頷く二人。トウゴに至っては持ってきていた細長い布袋を取りだし、中から木刀を出し二人は川に入った。

 

ヴィヴィオ達三人が見つめる中まずはアインハルト。

 

(水中じゃ大きな踏み込みは使えない。抵抗の少ない回転の力で出来るだけ柔らかく!)

 

拳を打ち込むアインハルト。しかし水はただ大きな水しぶきをあげるだけ。

 

「あー、お前のは「ちょっと初速が速かったね」

 

歩み寄りかけたノーヴェの言葉を遮ったのはトウゴだった。

遮られたノーヴェはやや不満を顔に出しつつ正しいことを言っているトウゴに頷く。

 

「初めは脱力、途中からゆっくりインパクトに向けて素早く加速してそれをパワーに入れるんだ」

 

アインハルトを下げさせるトウゴは木刀を両手で持つと静かに水の中へ降ろす。そしてゆっくりあげて行き、一瞬のうちに振り上げる。

 

すると水は真っ二つになり数十メートルの間、川底を丸裸にする。

 

「はぁ〜〜〜」

 

水が元通りになりながら脱力し木刀を下ろしていくトウゴ。

 

対し他面々は唖然となる。

 

「あれ? どうかした?」

 

キョトンとするトウゴ。

 

 

「「「詳しく教えてください!」」」

「お・・・、教えてください・・・」

 

そして数コンマ秒後ヴィヴィオ達三人、後ろで小さくアインハルトが指導を強く申し出ることに。

 

───────────

 

 

その頃、クラナガン市内

 

「あ? 城之内? どうも〜〜〜、新装開店で〜〜〜す」

 

「ああ。どこにいるか知らないか?」

 

「知らねぇなぁ。第一なんでんなもん知りたがるんだよ。はてはお前賞金のために一人でも潰そうと・・・。良ければいらしてくださ〜〜い」

 

「ち、違う違う! つーかお前の格好もなんなんだよ!」

 

街中でトラの着ぐるみと話すコウタ。どうやら声から中身は初瀬らしい。

 

「ウチのチーム最近厳しくてな。俺もアルバイトして「ちょっとリョウジ! あんた何さぼってんのよ!」

 

その時ウサギの着ぐるみが初瀬ぐるみにドロップキックをかましながら現れた。

頭一つ小さいそのウサギが頭を取ると黒髪のツインテールの少女が。

 

「痛っ! 何すんだよニコ!」

 

「何すんだよ・・・、じゃないわよ! さぼってないてちゃんとチラシ配りなさいよ!」

 

「そういうお前こそいきなりドロップキックはねぇだろ!」

 

「さぼってるあんたが悪いのよ!」

 

「なんだよ!」

 

「なによ!」

 

「あ〜〜〜。つまり初瀬は出んだな? そんじゃ俺帰っからいつまでも夫婦漫才してっとチラシ配り終わんねぇからな?」

 

「「誰が夫婦漫才だ(よ)!」」

 

初瀬とニコ、二人の怒りを買いながらコウタはそそくさと立ち去った。

 

 

───────────

 

 

「どうか・・・・、どうか俺が残って賞金手に入りますよ〜〜〜〜に!」

 

神社らしき場所で手を合わせる城之内。

更には財布からお札を出す。

 

「も、もったいないけど・・・」

 

「こらヒデ君!」

 

「あいたっ!」

 

お賽銭箱に放り込もうとした直後チョップが城之内の頭に。

 

「全く神頼みなんて情けないわよ!」

 

「何すんだよエリ!」

 

「情けない昔馴染みに怒りの鉄槌。初瀬君に頼らないで自分の力で頑張りなさい!」

 

「んなこと言ったってよ・・・」

 

「ほ〜〜らヒデ君。さっさと行って特訓なり鍛えるなりしてきなさい」

 

エリは城之内の手を掴むと背中を押し鳥居を越えて神社の外へ押し出した。

 

「おいエリ!」

 

「頑張ってねヒデ君♪ もしやりきれたら私の手料理食べさせてあげるから♪」

 

「ちぇ〜〜」

 

ウインクするエリに城之内は引くに引けないと感じたのかトボトボと歩いて行った。

 

 

───────────

 

 

「ふっふっふっ・・・。なかなか憎いことしてくれるじゃない」

 

例のバトルロイヤルの手紙を手に回る鳳蓮。

 

「これであの子たちにぐうの音も言わないほど本物のプロフェッショナルの実力を見せてあげるわ!」

「「頑張って〜〜〜! 鳳ちゃ〜〜〜ん! オカマ同盟の顔!」」

 

「うふふふ〜〜〜〜♪ さぁ! 楽しみにしてらっしゃい! ボウヤ達〜〜〜♪ ワタクシがたっぷり下ごしらえした上で頂くわよ〜〜〜〜♪」

 

 

───────────

 

 

「! 今の悪寒は一体・・・」

 

とある施設前で妙な悪寒に襲われたカイト。

しかし直ぐに振り切りその施設、児童養護施設の門と中の施設を見つめる。

 

しかし施設は風化が激しくあちこちにヒビや穴、遊具も多くが壊れていた。

 

「・・・・・待ってろ・・・。俺が・・・」

 

振り向き立ち去ろうとするカイト。

 

「! カイトか?」

 

その時施設から出てきた初老の男性が現れるとカイトの姿に驚く。

 

「・・・・・」

 

カイトは何も言わずその場から立ち去った。

初老の男性は何か言いたげにしながらも施設の中へ。

 

そしてその場にたまたまマキが通りかかった。

 

 

───────────

 

 

当日

 

集合場所に向かうコウタとミツザネ。

 

「コウタさん、手はず通りに。僕らが行った後にコウタさんが」

 

「ああ。でも気を付けろよミッチ。あの森、特に白いアーマードライダーには・・・」

 

「大丈夫です。アーマードライダーが他にも四人もいるんですし」

 

「まぁでも一応はこれ」

 

「これは・・・」

 

コウタはキウイロックシードをミツザネに手渡す。

 

「しつこいようだけど・・・・、気を付けろよ」

 

「・・・・はい・・・」

 

普段とは違った真面目な眼をするコウタにミツザネも息を飲みながらキウイロックシードを見つめた。

 

 

 

そして集合場所にカイトらも集まりそれぞれロックビークルで森に突入、その後コウタも鎧武に変身し後に続いた。

 

 

───────────

 

ユグドラシル内・人口クラック前

 

 

多くの研究員の前で数人の武装員を率いるタカトラが。

 

「シドめ・・・・。なんのつもりか知らんがヘルヘイムの森で奴らを放置はできん」

 

『メロン!』

 

「変身・・・」

 

タカトラはメロンロックシードを解錠、頭上にメロンアームズが現れる。

 

タカトラはロックシードを宙に投げ、手に取るとドライバーにセットしブレードを倒す。

 

『ソイヤッ! メロンアームズ! 天下! 御免!』

 

メロンアームズを被ったタカトラの身体をライドウェアが包みアームズが展開、斬月に変身すると武装班を率いクラックの中へ。

 

 

───────────

 

 

「いやぁ〜〜〜。こんなに簡単に引っ掛かるとはな」

 

ラボ内でパソコンを見つめるリョウマの後ろから笑うシド。

 

「でも助かったよシド。もう少しデータが必要だったんだ。ドライバーの方のデータが足りなくてね」

 

「まぁいいさ。なかなかいい見物を見れそうだしな。高見の見物といこうじゃないか」

 

シドは不適な笑いを浮かべる。するとテーブルの上の箱に目がいく。

「プロフェッサー、こいつはなんだ?」

 

「それかい? 実はうちにレアメタルを提供してくれた綺羅財閥の御曹司様がアーマードライダーのメカニズムについて大変興味があるらしくてね。彼へのプレゼントだよ」

 

「へぇ〜〜〜」

 

シドはおもむろに箱を開く。そこには金と銀のロックシード、2つの戦極ドライバーが。

 

 

───────────

 

カルナージ

アルピーノ家書庫

 

 

「いやはや・・・・やり過ぎたな。まぁいい訓練になったし皆も喜んでくれたからいいけど。でも腕がパンパンだ・・・」

 

二の腕を揉みながらトウゴは一人で図書室を歩く。

「でも聞いてた以上にすごい量だな・・・」

 

正に書庫とも言える量に唖然となりながらも本棚を見て回る。

実は本の虫であるトウゴは内心ワクワクしながらどの本から見るか悩んでいた。

 

その時棚から一冊の本が落ちる。

 

「?」

 

不思議がりつつ本を手にするトウゴはページを軽く開いていく。

 

「・・・・・十五人の戦神?」

 

そのなかには武神がいた時代よりはるか昔十五人の戦士達が巨大な闇と戦う物語、そして十五人の絵が描かれていた。

 

「! 十五人の戦神って・・・まさか・・・」

 

描かれていた十五人の戦神はどこかトウゴの知る武神と似た姿をしていた。

 

そして彼らが呼ばれていた名を思わず復唱する。

 

「仮面・・・・ライダー・・・」

 





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