まったく執筆が進みませんでしたがなんとか投稿(泣)
鎧武も終えて仮面ライダードライブが放送中ですが、ドライブのSSには現在手を出せる余裕ないです(笑)
ヘルヘイムの森内
「がっ・・・」
投げ飛ばされる龍玄。
しかし斬月は情けをかける様子も見せずに歩み寄る。
「このっ!」
「!」
ブドウ龍砲を放つ龍玄だが斬月はメロンディフェンダーで防ぎつつ、乱射が止まったところに無双セイバーで銃撃を放つ。
「ぐあっ!」
セイバーの銃撃でブドウ龍砲を手放してしまう龍玄。
「終わりだ・・・・」
無双セイバーを光らせながらゆっくり接近する斬月。
「・・・・・! 私だ! ・・・・・すぐに避難し・・・・、タケルが!? すぐに向かう!」
すると斬月は無線と話したと思いきや無双セイバーを納め走り出す。
その時黒影が影松で斬りかかってきた。不意討ちにも関わらず斬月はディフェンダーで弾き飛ばす。
「なんだお前? まぁいいぜ。俺が戦い方を教えてやらぁ!」
「邪魔をするなぁ!」
影松の猛攻をディフェンダーで受け止めつつ蹴りを叩き込む斬月。
「貴様の相手をしてる暇はない! 失せろ!」
「んだとてめぇ! だったらてめぇが失せてろ!」
『マツボックリスパーキング!』
黒影は戦極ドライバーのブレードを三回下ろすと影松を軸に身体ごと回転させ斬月に突っ込んだ。
斬月はややてこずるもディフェンダーで受け止めきり弾き飛ばす。
「ふん・・・」
「待ちやがれぇ!」
黒影をよそに立ち去ろうとする斬月。
対し黒影は負けじと斬りかかる。
「いい加減に! 寝ていろ!」
しかし堪忍袋の尾が切れた斬月の無双セイバーが黒影に炸裂、偶然にも放った一撃が戦極ドライバーに放たれ破壊してしまった。
「! しまった!」
黒影は変身が溶けながら気絶する。
「・・・・・おい! 誰か応答しろ! モルモットを回収しろ! 聞いているのか! 呉島だ! くそっ!」
斬月は急いでその場を立ち去った。
今の会話を木の影から龍玄が聞いていたのも知らずに。
「やっぱり兄さんが・・・・」
───────────
「おらぁ!」
「ふっ!」
インベスを斬り捨てていく鎧武と武神鎧武は背中会わせに立ち周りの下級インベスを見回す。
「くそっ! キリがない!」
「・・・・・」
(あれだけロックシードがあればこれだけくるのは当然か・・・。しかし雑魚とはいえここまで群がるとうっとおしい・・・・)
『ロックオン!』
『イチ! ジュウ! ヒャク! セン! マン!』
「葛葉、俺が合図したらしゃがめ。その後は錠前を変えろ。あのアームズなら広範囲を攻撃できる」
「! そうか!」
『ブラッドオレンジチャージ!』
「今だ」
「うおっ!」
しゃがんだ鎧武の頭上を武神鎧武は襲い掛かるインベス達に強化したナギナタモードを振り回し一層する。
『イチゴ!』
『ロックオン! ソイヤッ! イチゴアームズ! シュッシュッとスパーク!』
鎧武はすかさずイチゴアームズにチェンジ、イチゴクナイを下級インベス達に投げ飛ばし怯ませる。
『ロックオン! イチ! ジュウ! ヒャク!』
『イチゴチャージ!』
「おらぁ!」
更にクナイバーストで一気にインベスを倒す。
「おい、あれ!」
「! インベスが!」
すると鎧武と指差す方向を見た武神鎧武はクラックからインベス達が飛び出ていくのに気づく。
「インベス? あの怪物ってインベスって言うのか? つーかあんたなんでそんなこと・・・・、まさかあんたもユグドラシルの」
「言ってる暇があったら追え!」
武神鎧武は拾ったスイカロックシードを鎧武に押し付ける。
「・・・・・ああああ! やるしかねぇ!」
『ロックオン!』
『ソイヤッ! スイカアームズ! 大玉ビッグバン!』
『ジャイロモード!』
鎧武はスイカアームズにチェンジしジャイロモードで行く先のインベスを凪ぎ払いクラックを抜けインベスを追いかけていった。
「貴様らも目障りだ!」
『ブラッドオレンジパワー!』
武神鎧武はナギナタモードをブーメランのように投げ飛ばし残るインベスを一斉に斬り裂く。
「・・・・ふぅ・・・、もう余計なカロリーを消費する必要はない。さっさと・・・」
ナギナタモードを回収する武神鎧武はロックビークルを取り出す。
「タケルぅ!」
「!」
その時、斬月が斬りかかり武神鎧武はギリギリで赤橙丸で受け止めた。
「タカトラ・・・・」
「タケル、なぜお前がここに・・・。どの面下げて俺達の前に現れた!」
「だったらさっさと失敬させてもらいたいんだが」
「悪いがお前を逃がす気は毛頭ない。拘束させてたっぷりお前達の情報を聞かせてもらう」
「だったら余計に捕まる訳にはいかない!」
つばぜり合いから間合いを開ける両者。
「お前には聞きたい事が山程ある。バダンのこともな」
「今は言えない。・・・・・捕まってやる気もないが」
「なら力づくでその口、こじ開けさせてもらう!」
「やってみろ!」
斬月、二刀流にした武神鎧武は再び刃を交えた。
───────────
「おらああああああ!」
ジャイロモードで追う鎧武は柱を飛行していくインベスを追跡し、野外へ。
「なんだここ! 確か管理局の施設の・・・・」
しかしインベスは鎧武にまとわりつく。
「こ、んのぉ!」
鎧武はジャイロモードを回転、インベスを払うとバルカン砲でインベスを撃破していく。
「よっしゃ! このまま一気に!」
『ヨロイモード!』
鎧武スイカアームズ・ヨロイモードはスイカ双刃刀で残るインベスを一気に斬り伏せる。
「ふぅ。なんとかなったか・・・・。でも・・・・、管理局がこんなベルトを・・・・。しかもモルモットって・・・」
鎧武は街を見下ろしつつ自分のベルトを見つめながら内心怒りを覚えた。
───────────
「「はぁ!」」
互いに無双セイバーのみを使い戦いあう斬月と武神鎧武。
つばぜり合いから離れ互いに弾丸をリロードし銃撃するが、一発とも当たらず再び刃を交える。
「はあああああああ!」
そのまま無双セイバーをぶつけあう。
「タケル! お前はまさかまだ全ての人類を救おうとかんがえているのか!」
「当然だ! そもそもユグドラシルは人類を救うためにあるはずだ! だから俺は絶望したんだ! だから希望を自分で掴むためにユグドラシルを抜けた!」
「一体いつまでそんな夢物語を見ている!」
「タカトラ、お前こそなんだ。罪を背負うだと!? あんな罪を背負って正気でいられるはずがない! それにこれ以上犠牲を払って何になる! 葛葉さん達のことを忘れたのか!」
「忘れたことなど一時もない! だからこそあの二人のために人類を救うのだ! 俺達ユグドラシルが!」
「させない! お前らの計画など俺が断じて! タカトラぁぁぁぁぁぁ!」
「タケルぅぅぅぅぅぅぅ!」
「「俺はお前を倒す!」」
互いの刃はようやく目前の敵を斬り火花を散らす。
しかしダメージにのけぞる素振りも見せず互いに胴を横に斬り振り向き様斜めに斬り裂く。
「ぐっ・・・」
「がっ・・・」
「まだだぁ!」
「!」
『ブラッドオレンジスカッシュ!』
それでも無双セイバーを振りかざす斬月。
しかし武神鎧武は一瞬でブレードを下ろしエネルギーを込めた膝蹴りを斬月の腹に叩き込む。
「がはっ・・・・」
吹き飛ばされる斬月。
溝うちに打ち込まれた斬月は立ち上がれない。
武神鎧武は静かにサクラハリケーンをビークルモードにし搭乗する。
「ぐっ・・・。待てタケル! 話はまだ・・・」
「タカトラ、お前は今まで幾時もの時間を費やし痛みも背負ってきた。これ以上お前が苦しむ必要はない。人類の救済は俺達バダンが成し遂げる。・・・・・だがこれ以上邪魔をするならお前を排除しなければならなくなる。これは友としての最後の忠告だ」
ゆっくり立ち上がる斬月をよそに武神鎧武はサクラハリケーンでヘルヘイムを後にした。
「タケル・・・・・、! しまった!」
残された斬月は直ぐにユグドラシルの人口クラックに向け走り出した。
───────────
夜・街内
「モルモットですか・・・」
外で落ち合ったミツザネはコウタから一部始終を聞き力なく柵に寄りかかる。
「ああ・・・、あいつら一体何者なんだ・・・。裂け目、クラックのことも知ってたし」
(確か兄さんが在籍している組織って・・・・)
「聞いたことあります。管理局内に謎の研究機関があるって・・・」
「それに俺によく似たあの鎧武は一体なんだったんだ・・・。怪物をインベスって呼んでたし・・・」
「クラックにインベス・・・・、ですか・・・・・。コウタさん、やつらがモルモットと僕達を呼んでいる以上このベルトにはなんらかの秘密がありそうです」
「こいつに?」
コウタは自身の戦極ドライバーを見つめる。
「少なくとも何の関係もない僕達を巻き込んでモルモット呼ばわりなんてマシな組織じゃないのは明らかです。このままじゃ僕達どうなるか・・・」
「じゃあ俺達どうすれば・・・」
「・・・・・捨てちゃえばいいんですよそのベルト・・・」
「ベルトを!?」
ミツザネの一言にコウタは唖然となりドライバーを握りしめた。
───────────
ユグドラシル内・研究室
「そうか・・・。タケルが・・・・」
タカトラから話を聞いたリョウマは低いトーンで返事を返す。
「俺の力ではあいつを止めることが出来なかった・・・。あいつはまだ全ての人類を救おうとしている」
「まさかタカトラ・・・・、君は彼に賛同してるのかい?」
「あいつの言っていることはあくまで理想だ。そんなことに時間をかけている余裕はない。我々のプロジェクトのみが人類が生き残る唯一の光だ。それより新型の方はどうだ?」
「もう大体完成したよ。誰に使わせる?」
「俺がやる」
「いいのかい? 危険性は戦極ドライバーの三倍だよ?」
「俺には力が必要だ。あんなガキどもに頼る必要もないほどの絶対な力が」
(あいつを止めるためにもな・・・・・)
「了解した♪」
にやけるリョウマ。
二人が見つめるパソコンのモニターには新たなドライバーとロックシードの設計図が描かれていた。
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葵家
父親が座る机にヘルヘイムの果実を放るジンブ。
「約束だ。話してもらう、礼の改造人間のことを」
「ご苦労。調べた結果ベースにした人間の人格が出てしまっていたよ」
「にしてはだいぶ鮮明だったんだが?」
「使ったのがだいぶメンタルの強いのだったせいか感情が濃くて普段以上に鮮明にでてしまったんだよ。納得して頂けたか?」
「・・・・・結構・・・」
不機嫌さを隠さずに一睨みしながらジンブは荒っぽくドアを叩きつけ退室した。
残された父親はヘルヘイムの果実を見つめ眼を輝かせる。
「ヘルヘイムの果実・・・・・。見せてもらうぞ。お前の力を、そして私の理想の未来を」