霧となった少年は最悪の世代に数えられるようです。   作:地支 辰巳

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日記の日付の数字に意味はありません。


幕間 物知りロビンさん

いよいよグランドラインに入る。なんだかんだ言って航海をし始めてから5年も経ったから、感慨深い気持ちになってくる。

 

W月X日

 

ロビンさんを船に乗せてから、3日ほど経った。その間も特に言い争いや険悪な雰囲気なんかは無くて、平和な日々が続いていた。そして、今日。ロビンさんが買ってくれた今日の新聞には特に僕らの事は書いて無かったけど、僕とマグーの新しい手配書が挟まっていた。

『霧隠れ エルドリッチ・ルーファス 懸賞金3200万ベリー』

狂虎(きょうこ) マグメル 懸賞金2800万ベリー』

アデルがまだ賞金首になってなくて安心出来たけど、これを見たマグーからは私の方が強いに決まってますと言われながら、決闘を挑まれそうになった。やっぱり懸賞金が上がると嬉しいな。

 

Y月Z日

 

今日は一日中、みんなでトランプなんかをしながら遊んでいた。やっている途中で、ロビンさんからマグーが能力で変身する幻獣種の虎のことを教えてもらった。どうやら、翼の生えたあの虎は窮奇(きゅうき)というらしく、伝説では人喰いのひねくれ者の獰猛な虎らしい。マグーは自分の能力が知れて嬉しがっていた。

僕が興味本意で人も美味しく感じるのかな?と呟いたら、少し不機嫌そうにマグーにウェルダンぐらいじゃないとお肉は食べられませんからと言われてしまった。反省して、しっかり覚えておこう。

 

Ⅰ月Ⅱ日

 

やっと、グランドラインに入るためのリヴァース・マウンテンを超えることが出来た。ちゃんとした船を作っておいて良かったと一番感じた時だった。山を超えた先には灯台があったけど人は居なかった。その代わりと言ってはなんだけど、超巨大なクジラが居た。圧巻して見ていたけど、襲われなくて良かった。

それよりも、グランドラインに入ってからコンパスがいきなり壊れてしまった。マグーに報告したら、どうやらグランドラインでは記録指針(ログポース)が必須だったみたい。それで、マグーが事前にマフィアの所で盗んで来ていた物を使いながら、ロビンさんが行きたい島の永久指針(エターナルポース)を探すことになった。何か、これまでとは別世界感が凄くてワクワクする。

 

Ⅲ月Ⅳ日

 

今日は二つほど知ったことがあった。まずロビンさんの能力はハナハナの実の能力者だということ。二つ目はロビンさんに航海士が居ないことに驚かれたことだ。ハナハナの能力は日常的に便利な能力だから、すごい使いやすそうで拡張性のある能力だった。この船には航海技術を少し齧ったマグーしか居ないと今更知ったロビンさんはどうりで遅い訳ねと言ってたけど、僕らはこの船が遅いということすら初めて知った。

 

Ⅴ月Ⅵ日

 

アデルがいつもよりも、特訓の量を増やしていたので聞いてみたら、フエフエの実は体力を使うから、体力をつけることにしたらしい。僕も付き合って今日は一日中特訓をしていた。

 

Ⅶ月Ⅷ日

 

グランドラインに入って半年ぐらい経って、ロビンさんがこの船に乗ってから一年ほど経った時、やっと目標だったエターナルポースを島で買うことに成功した。アラバスタという島らしく、誰かは言ってくれなかったけど、人に会いに行くと言っていた。もうすぐロビンさんとはお別れになってしまうんだろうな。少し寂しいな。

 




この幕間終わり時点で、ルー19歳 マグー18歳 アデル7歳 ロビン24歳

ネコネコの実幻獣種モデル窮奇について
中国神話に登場する四凶の一体。善人を害するや風神などの伝承がある。
普通のネコネコの実の能力者の身体能力に加えて、翼があることで機動力が追加されている。自然系程では無いが、自身の辺りの風を操ることが出来る。後、目が良い。
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