霧となった少年は最悪の世代に数えられるようです。   作:地支 辰巳

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幕間 六人での日常

ξ月ο日

 

 シオンとルッカが仲間になってから早数日。ルッカは能力である縄を主な武器とすることは決まったんだけど、シオンの武器がいまいち決まらなかった。マグーの勧めた銃全般ではピンとこなかったみたいで、その後も素手や槍、長刀なんかも使ったけどダメだった。最終的に船中の武器を探したあげく、僕が昔何処かで買った二対の小太刀を使うことになった。僕が使い方を教えることになりそうだ。

 

π月ρ日

 

 ふと疑問に思ったのか、ルッカがこの船に名前はあるのかと聞いてきた。特に名前は決めていないと言うと、ルッカは名前を決めた方が良いというので案を聞いてみた。

 思いのほか、ルッカの案が良かったのでそれを採用することにした。この船の名前はオエステ・アルマダ号。西の無敵艦隊という意味らしい。強そうで縁起が良いな。

 

σ月ς日

 

 今日の夜。僕に対しての警戒心が抜けたのか、ルッカと一緒にお風呂に入ることとなった。同性とお風呂に入るなんてマフィアに捕まっていた頃以来だから、少し緊張するとは思ったけど、そんな思いは杞憂だったようで、ルッカとはリラックスして会話出来たりした。その過程で僕が何故海賊になったかを聞かれたので、これまでの生い立ちなんかを話したりした。そこそこ仲良くなれたと思う。

 

τ月υ日

 

 最近、シオンとマグーがこそこそしゃべっていることが多い。二人に聞いてみても後で絶対言いますからと言って言わなかった。その時のマグーの顔的に若干の不安感が生まれた。ろくなことにならなければいいけど。

 

φ月χ日

 

 一年以上ずっとベッジさんの依頼で海賊を狩っていたおかげで、僕たちの懸賞金が上がった。

『霧隠れ エルドリッチ・ルーファス 懸賞金4800万ベリー』

『狂虎 マグメル 懸賞金5600万ベリー』

 戦闘に関しては大体マグーが突撃するから、僕よりも高いのは納得出来るけど、まだ他のみんなに懸賞金が付いていないのが驚きだ。子供だというところから多少は考慮されたのかな?まぁ僕も大御所から見ると、まだまだ子供だろうとは思うけど。なにはともあれ、段々有名になっていったのは嬉しい。

 

ψ月ω日

 

 シオンとルッカが加入してから一年ほどがたった頃。ベッジさんに呼び出されることになった。これまで連絡はずっと電伝虫で、会ってはいなかったので会うのは今回初めてだった。ベッジさんは見たらすぐマフィアだと分かる服装と佇まいで、舌鼓を打つような豪華な料理を食べながら要件を話し合った。

 どうやら新世界の方で活動していた臓器売買業者の支部がこの西の海に出来上がったらしく、それを潰すための兵力として僕らを呼んだらしい。重要な作戦で相手兵力も多いので、報酬には僕らが欲しがっていた医者と大金が用意出来るみたい。相手もそこそこ強い人が多いらしく、マグーも乗り気だったのでこの依頼を受けることにした。早く終わって医者をもらいたいな。

 




原作開始前が終わったら、キャラ設定集2を上げる予定です。
次話投稿は明日です。
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