霧となった少年は最悪の世代に数えられるようです。 作:地支 辰巳
幕間で短めなので早めに投稿しました。
◯月△日
今日から2年の間日記をつけようと思った。つけ始めた理由なんてほとんど無くて、つけたいなと思ったから始めることにした。気がついた時にメモ程度に残していけばいいかな。
マグーはこういうのは柄じゃないって言っていたので、僕が書き始めるこの日記にはマグーのことも書こうと思った。
だから、これから書くこの日記にはマグーの行動についての僕の感想とか入っているかもしれないから、恥ずかしくて見せる気にはならないかな。
a月b日
今日からさっそく修行をすることにした。マグーが言うには、数を熟せば強くなれるらしいので、さっそく模擬戦形式で数を熟すことにした。
修行は疲れたけど、いっぱい時間を使ったから強くなっていると思う。マグーの射撃は僕に効かないからって、問答無用で実弾を撃ってきたけど、そのほぼ全てが僕の体に当たっているのはすごいなと思った。
今日みたいな修行が続くのは、毎日が大変そうだけど、退屈しない生活が送れそうだなって思った。
c月d日
最近の日課となっている世界経済新聞を今日も読むことにした。今日の一面のニュースは東の海のゴア王国って所で大火事があったらしい。しかも、天竜人が来る直前の出来事だったみたい。僕はこの国のことは全く知らないけど、天竜人が来る前にトラブルがあって、この国も大変だね。
マグーに対して天竜人のことをどう思っているのか、単に興味本意で聞いてみたんだけど、好きでも嫌いでも無くて、興味が無いみたいなことを言ってた。
僕は天竜人が世界の一部になっちゃってるから、仕方ないって思っているんだけど、多分僕もマグーも実際に関わったことが無いから、あんまり実感が湧かないんだなって思えた日だった。
e月f日
今日はマグーと一緒に持っている二つの悪魔の実について、どうしようかと議論を交わした。その議論の末に、売ることは絶対にしない。僕たち二人の合意が一致した時に食べさせたい人にあげるってことになった。流石の僕たちも無条件なお人好しじゃないから、仲間になった人にしかあげることはしないとは思う。
g月h日
あれから一年が過ぎて、僕は14歳、マグーは13歳になった。ささやかながらお祝いもした。その時に酒場で買ってきたお酒を二人で飲んでみたんだけど、僕としては何が美味しいのか、よく分からずに意識を失いかけたけど、マグーは僕の倍の量を飲んでも平気そうな顔をしていて、マグーに弱いですねーなんて言われてしまった。悔しい。
i月j日
昨日お酒を飲み過ぎたせいか、頭がすごく痛い。マグーは平気そうな顔をしていて、今日も修行をしようと言ってきたものだから、断るのも申し訳ないから、修行をした。その時に偶々この一年頑張って練習してきたキリキリの攻撃技が成功出来た。これでやっと刀をもし奪われたりしても、相手に攻撃することが出来る。マグーもまるで自分のことのように喜んでくれて、すごく嬉しい気分の一日だった。
k月l日
今日も今日とて、日課である新聞を読んでいると、大きな一面に魚人のジンベエって人が王下七武海に加盟したことが書いてあった。写真を見たら、一目でこの人は強いなと感じることが出来た。王下七武海になれるぐらいの海賊になれれば一人前なんだろうなー。まだまだ負けてられないな。最近は刀の扱いも上手くなってきて、そこら辺の人や海軍の下っ端ぐらいなら一方的に倒すことが出来るようになった。
m月n日
今日もいつもと変わらないよう日を送っていたんだけど、朝からマグーが嬉しそうな顔をずっとしていた。
どうしたの?って聞いたらマグーはもったいぶりながらも、手に持った銃を見せてくれた。いつもマグーが使っている銃と何が違うか分からなくて、改めて説明を聞いてみても全然分からなかった。
分かったことはマグーは好きそうな素振りを見せては無いけど、銃のことが大好きだと言うことだ。
o月p日
また一年が経って僕が15歳になってから少し経って、もうすぐこの島を出て花の国に行く日が近づいてきた日に、新聞を読んでみると、僕たちが取引を邪魔してしまったドンキホーテ・ドフラミンゴが王下七武海に加盟して、しかもドレスローザという王国の国王になったらしい。
海賊が王様になるというだけでも驚きだけど、写真を見てみると、あの時にあったマッハバイスとグラディウスが居て、言い表しにくい気持ちになったけど、それ以上にドフラミンゴの周りにいる幹部みたいな人たちが10人以上はいるということがもっと驚いたことだった。改めて王下七武海になるような海賊の凄さを感じた。
情報共有はしっかりしておこうと思って、いつも通り新聞をマグーに渡したんだけど、ドフラミンゴのページを見るや否や、表情を嬉しいものにしたかと思うと、直ぐに怒りを滲ませた泣きそうな顔をしてしまった。
それから少し時間マグーは心ここに在らずって感じだったんだけど、いきなりこっちを向くと、私たちは王下七武海以上の知名度を誇る海賊になりましょうね?いいですよね?って威圧感を込めながら言われたので、全力で頷いて置いた。
その後一日中マグーは機嫌が悪かったけど、一応関わったことがある海賊への対抗心とかなのかな?
q月r日
いよいよ明日出港する。準備はバッチリだ。あっという間の2年だったけど、自分が強くなったという実感はあった。本格的な戦闘にならずに、任務を達成出来るのなら良いけど、もし戦闘になったとしても全力で生きて帰って来よう。
次回はいつになるか分かりませんが、花の国に行きます。
具体的な描写が無いので、完全に個人の解釈で文化などは書こうと思っています。
キリキリの実についての個人的な補足
霧は液体ですが、この小説内ではそのことについて本格的に触れることは無いと思います。元より、液体のような悪魔の実はトロトロやヌマヌマなどのなんとも言えない物ばかりなので、あんまり利点が思いつかないからですね。
似たような実であるスモーカーにも被らないような技を使っていきたいとは思っています。