霧となった少年は最悪の世代に数えられるようです。 作:地支 辰巳
本編終了時
所属 ミスト海賊団
戦艦 オエステアルマダ号
総合懸賞金 97億5900万ベリー
・エルドリッチ・ルーファス
25歳
自然系キリキリの実の霧人間
霧隠れ 25億5000万ベリー
ミスト海賊団艦長 元王下七武海
キリッとした童顔 髪はストレート少し短め 黒髪に白のメッシュ
武器は大業物21工晴嵐
覇気は武装色と見聞色を高いレベルで使用可能だが、未来視などは使うことは出来ない。
能力である霧はサブウェポンとして使うことがほとんどであり、メインとしては刀による攻撃が多い。剣士としてはキングなどと拮抗する程度には高い技術力を持っている。
新世界に本格的に入ってからはビッグマムやカイドウを始めとした四皇たちとも戦いながら、自分たちが自由に生き残る道を探し出していった。その過程で自分は四皇に勝つことは出来ないのだと悟っていくようになり、自分は自分という人生にどうやって決着を着けるべきなのか悩んでいく。その末に羨望し、憧れていたルフィと戦うことで自分という人間の意味を見出そうとした。
本編後は自分という人間をまた形作る為に表に出ることはなく、気ままに世界を回っている。
・マグメル
24歳
動物系幻獣種ネコネコの実モデル窮奇
悪運を招く者 懸賞金19億2000万ベリー
ミスト海賊団副艦長 ミスト海賊団艦長代理
キリッとよりの整った顔 グリーン色のロングより
武器として使っていた銃などはコレクションは未だにしているが、最近は使っておらず、アデルやカリーナなどに譲っている。自身の武器としては基本的に見て覚えたりした魚人空手や竜爪拳を中心とした徒手空拳をしており、その練度は世界でも稀に見るもの。
覇気は見聞色と武装色を高いレベルで使うことが出来、武装色は何の意識もしなくても纏うことが出来る。
新世界に入ってからはドレスローザで姉妹であるモネやシュガーとの確執を和らげたり、モネの最後を看取り、シュガーの覚悟を見届けたりしたことで自分が人生でやりたかった目標を達成した。そして、その先はルーファスの夢ややりたいことを支えようと改めて心に決め、その為にこの先の人生を使おうとしている。
本編後はルーファスがやりたいことを手伝う為に変わらず隣に居続けた。
・アデル・バスクード
13歳
超人系フエフエの実の増殖人間
複製者 懸賞金3億8000万ベリー
ミスト海賊団第一席操舵手
眼帯を付けているながらも、整った顔立ちは変わらずに幼い印象を相手に与える
武器は服の中に仕込んだナイフや銃の弾などを増やしたり、周囲の物を増やしたりすることで戦う。周囲にある物を使っているが、それの大きさによって攻撃力が変わるので決定力に欠ける。
覇気は使うことが出来るがあまり使う機会が無くて、練度はあまり高くない。
新世界に入ってからはこの仲間の中で自分の役割というものについて考えることが多く、それを体現するように仲間同士の仲を繋いだり、ヴィレムの正体を知りつつも見守るといった仲間の中の飽和剤のような役割を担っていった。カイドウと対面した時はその強さと壁の高さをその身で実感した。
本編後はルーファスやマグメルなどが行きたい場所に進んで行けるように船を守り、実質的に指揮することが多くなっている。
・カリーナ
19歳
女狐 3億1500万ベリー
ミスト海賊団第二席参謀
原作と変わらぬ外見を誇り、その美貌は見るもの多くを魅力するもので19歳と思われることは少ない
武器は薙刀やヌンチャク、仕込み靴などを中心的に扱うが、使いやすいからこれらをつかっているだけであり、もしものためにナイフやピストルなども持ったりしている。
覇気は使う練習は割としているので、後何年かすれば使うことが出来るようになるが、本人的にはもう十分でありそこまで求めていないらしい。
新世界に入ってからも変わることなく参謀としてミスト海賊団を支え、良識ある大人として過ごしていたが、戦う回数が前よりも多くなっており、自分の強さというものを理解しつつ自分を弁えた活躍をしていることに本人も満足していた
本編後は変わらぬ活躍をしつつもたまに誰かしらを連れてお宝探しに出かけており、スリルに事欠かせない暮らしぶりを行っている。
・シオン
17歳
動物系古代種トリトリの実モデルアルゲンタヴィス
凶鳥 8億ベリー
ミスト海賊団第三席右大将
浮世離れした印象を他の者に与える容姿をしている。いつも三つ目を隠すように髪の毛をしているが、戦闘をしている時は見られることを厭わない
武器はルーファスからもらった小刀を未だに大事に使っており、刃が欠けないようにいつも時間をかけて研いでいる。他の武器などを使う予定は無く、何があってもこれを使い続けようと思っている
覇気は世界中でも上位に入るレベルで使うことが出来、そのレベルからあまりに強い覇気を感じると倒れそうになる。武装色は意識的に使うことで使うことが出来る
新世界に入ってからは自分の生まれが原因でビッグマムに攫われたことや様々な強敵との対決で思うようにいかなかったこともあり、強さについて悩むことが多くなっていた。それを変えるきっかけがエレカやチョッパーとの戦いで得られていた
本編後はそのきっかけを形にするように鍛錬に励んでおり、自分が守りたいものを守れる強さを手にしようとしている
・ルッカ
17歳
超人系ナワナワの実の縄人間
黒縄 6億ベリー
ミスト海賊団第四席左大将
清潔感が溢れるような見た目をしているが、その目や動作からは何かに期待しているようなものを感じさせている
武器は能力である縄を存分に使っており、柔軟な縄のような使い方も硬くした拳をぶつけるような器用な使い方も出来る。能力の幅広さだけでは言えば、他の悪魔の実よりも勝っている
覇気は見聞色も武装色も使うことが出来るが、見聞色は本人が得意じゃないことも相待って使っておらず、武装色は自身の縄に纏めるほどの練度を誇っている
新世界に入ってからはシオンに苦難や試練が訪れることが多く、その度に感情がピリピリしており情緒が安定しないことが多かった。そして、そんな中でシオンを守れないことに無力感を覚えつつも、敵を全力で倒すことにその気持ちを注ぐようになっている
本編後は以前と変わることなくシオンを守る為に力をつけることを怠っていない。それに加えて、最近は本を読むことが増えている
・ヴィレム
39歳
隠し手 6億6200万ベリー
ミスト海賊団第五席船医
胡散臭いおじさんのような見た目は年齢を重ねても変わることは無く、良い歳の取り方をする片鱗が見えているが、老いも多少は見えている
武器はボウガンとサーベルを使うが、新世界に入ってからは強敵と戦うことが多く、サーベルだけを使って戦うことばかりだった。そのサーベルは元々海賊だった父親の物
覇気は見聞色と武装色を使うことが出来ているが、わざわざ使うことは少なく、使わざる負えない時にしか使っていない
新世界に入ってからはアデルに悟られるなどもありつつも、SWORDとして海軍に報告することが増えており、その内容としては段々とルーファスなどに有利な報告をすることが多くなっていた。そこには多少なりともルーファスに対して情を持っているのことの証明でもあった
本編後は相変わらず赤犬に報告は続けているが、有益な情報は出せておらず、現状は生存報告だけになっている
・エレカ
22歳
獅子帝 12億9900万ベリー
ミスト海賊団第六席突撃隊長
ボサボサとしつつも長い髪の毛、尖った目、滑空することが出来る羽を腕に持っており、一見すると不良の大将のよう
武器はシキから奪った名刀桜刀、木枯らしを使っており、本人的にはこれが一番手に馴染んでいる。刀の使い方としては広範囲に及ぶような技をタイマン相手に使うことが多く、追い込んでいくような戦闘スタイルを心がけている。剣の腕前的だけではルーファスよりも上で世界でも10本の指にも確実に入る
覇気は武装色、見聞色、覇王色の全てを使うことが出来る。その練度は四皇の幹部と言えども圧倒するもので、一対一でこの覇気を潰すことは世界でも有名な強さの人物でないと難しい
新世界に入ってからも相変わらず自分の生きている意味を見出す為に強者に挑み続けていた。本人的にはあまり勝敗は気にしない性分なのだが、流石に負けと取られるような勝負が多くなってしまうことが多かったので不満は溜まっていた。シオンと戦ったことをきっかけに自分に負けない強者を育てることも悪くないと考えた
本編後は不意に居なくなっては強者に挑んで行くということを繰り返しており、何も変わっていないように思えるが、そろそろミホーク辺りに挑もうと考えている
・フレデリック・ユーシス
23歳
超人系タメタメの実の蓄え人間
革命の申し子 12億3300万ベリー
ミスト海賊団第七席遊撃隊長
黒髪短髪と吊り目でパッと見ると若々しいクソガキな印象を与えるが、よく見ると生まれは良いだろうと思わせる所作が見え隠れしている
武器は使用しておらず、能力であるタメタメの実を使用しているが、その能力をサポートするように衝撃貝や排撃貝などを籠手に仕込んで使ったりもしている。それに加えて、革命軍で会得した魚人空手や竜爪拳も駆使して戦うこともある
覇気は見聞色、武装色、覇王色の全てを使うことが出来るが、能力に頼っている場面が多いので、自然な形で覇気を引き出すのはあまり得意ではない
新世界に入ってからもそれまで疑問に思っていた自分の求める正義が正しいのかという答えを探し求めており、それを求める為にも様々な敵と戦うことが多かった。そして、サボとともにテゾーロを倒したりしたことで自分が求める正義の形をうっすらとだが自覚した
本編後は船に残りつつも時折、各地の紛争や世界政府の横暴を防ぐ為にその地域に赴くことをしている
★ ★ ★
作者による各キャラの振り返り
・エルドリッチ・ルーファス
名前の由来はキャラ設定集1に書いた通りですが、内面は男の娘な外見が表す通りのワンピース本編に居ないような一般人として精神を心がけていました。その影響もあって生きたいけれど死にたいという中途半端な人になってしまいましたが、そのおかげもあって心を成長させる余地が残ったのは良かったかなとは思っています。
他方でルフィがラスボスが決めていたものの、ルフィとの絡みがそこまで多くなく、あまり因縁らしいものが作れなかったのが後悔としてあります。その辺りがもう少し積み重ねがあって書けていたら、最終章も厚みが出来たかなとも思ってます
・マグメル
一般人で残虐なことの出来ないルーファスを上手く支えるように海賊らしい残虐さと小悪魔感を足したキャラとして設定しましたが、残虐さや型破りな部分はエレカに譲り、小悪魔な部分もアデルに譲ったので、仲間が増えていくに連れて一番大人になったキャラになりました。
しかし、序盤から張っていたモネやシュガーとの関係性などは理想的なものが書けたかなと思っています。モネやシュガーという名前が本名じゃないこともあって少し難しかったですが。総評としてはルーファスを上手く支えられる満足なキャラに仕上がりましたが、もう少し残虐な描写も書きたかったですね
・アデル・バスクード
映画のキャラとは言え、原作キャラも追加しようと思って追加したキャラではありましたが、物語が進むに連れて、映画での境遇と違い過ぎてキャラ崩壊させるべきかと心配してました。結果的には性格は全く違う感じにして、良い感じの末っ子キャラとして動かせたのでその辺りは喜ばしいところです。でも、もう少し兄とも交流を書いたりしても良かったとは思っています
・カリーナ
こちらも原作キャラということでキャラを保つのにすごく苦労しながら書いていました。映画でも戦うようなキャラでもなく、大きな夢というのも具体的には分からなかったので、キャラが安定しているかどうか確信が無い中書いていました。その末に出番があまりあげられていない所もありましたが、参謀としていい具合に飽和剤としての役割をあげられたのは良かったですし、原作キャラにしては良い塩梅でオリジナル要素を足せたと思ってます
・シオン
元々のキャラ設定としては日本の巫女ぽいのと三つ目族としての設定しかしていませんでした。その内にルーファスに狂信的な所や強さを求めるところなども追加されていきましたが、個人的には良い感じに出来たと思っています。三つ目族としての設定もこの小説が終わるまでには何かしらの情報が原作から出るだろうと思っていたら、三つ目族の開眼については全く無かったので、あまり活用は出来ませんでした。ビッグマムに攫われたりして結構出番は多かったですね
・ルッカ
シオンが好きなシスコンという初期設定としか初めはありませんでした。というか、それ一本で最終話までいった気がします。個人的にはもう少し深掘りしたり、新しく何かしらの因縁を作りたかったのですが、シオン関係ばかりになってしまったので諦めました。でも、逆にシオン一本にしたことでキャラとしては芯が通っているようになりましたね。ビッグマムにシオンが攫われた時なんかはもう少し出番をあげたかったです
・ヴィレム
実力的な意味でも肩書き的な意味でも本当にジョーカー的な役割をしてもらった印象しかありません。元々はオリキャラの七武海とルーファスが戦う章で敵から移ってくる初期のロビンみたいな感じにしたかったですが、そこまでオリキャラを出す勇気が無かったので少し唐突な感じの登場になりました。そんなこともあって、ヴィレムが裏切る章を作ったりしたり、ヴィレムを基点とした話は色々と作れそうだったので長くなっても良いからもう少しキャラを掘れば良かったかなとは考えてました。SWORDの設定や赤犬の情報ももっと欲しかったですね
・エレカ
元々は麦わらの一味にヤマトが入ると思っていたのでそれに対応するように四皇の娘など、男勝りなところなど、ヤマトを意識して設定したキャラではありました。しかし、ヤマトは麦わらの一味にとりあえずは入らなかったのでその辺りは対比はあまりいかせませんでした。自分がエレカを個人的に気に入っていることもあって出番が多くなりましたが、それでも自分の生き方を証明する為に戦い続けるという芯を通せた良いキャラでした。鳥は何故飛ぶのかというのはテイルズが好きなのでそこから持ってきました
・ユーシス
名前をルーファスと対になるように設定したこともあって、芯がありつつもその芯を通していいのだろうか迷うようなキャラになりました。そうしたことで初めの方は未熟さが目立つような形になってはいたのですが、2年後に入ってからは落ち着いた大人のような感じが徐々に出てきてしまい、信念が整う前に成熟させた感が出てしまったかなとは思いました。もう少しドラゴンや革命軍に関して絡めることが出来れば、その辺りの設定も活かしたかったです
・プリンス・ベレット
あのイワンコフに姿を変えられた後はどうなったんだろうという気持ちからインペルダウンで拾うことになりましたが、あの段階からキャラを掘り下げるのは難しく、口調もどちらの性別よりにすればいいのか分からなかったので、結局出番を作ってあげられず申し訳ないことをしたと思いました
・エンドルフ
弱い悪魔の実を上手く活用するイケおじを書こうと設定し始めたキャラですが、結果的には過激な正義を持つキャラになってしまいました。それが実直で真面目なユーシスが受け継ぎたくなる正義になったかは未だに何とも言えません。しかし、オリキャラにしてはしっかりとルーファスの前に立ち塞がれたのでそこは良かったと思ってます。欲を言えば、もっと海軍や革命軍から警戒されているのを描写したかったです
・シャルバード
元々は元王下七武海のオリキャラの部下として戦う予定だったのですが、そこから色々あってエンドルフとともに登場させることになりました。仲間になる案もあったのですが、流石にオリキャラが仲間になり過ぎかなと思ってやめました。GOLD編で登場させたのはそれの名残ですね。個人的にはもう少し掘ったら面白かっただろうなって思ってます
この小説を読んでくださってありがとうございました!! 自分の中でここまで長く続いた作品は他にありません! 途中で逃げ出さずに書き切れたことも凄く嬉しく思っています!
初期構想ではもう少し長くしたり、章を増やしたなどの構想はありました。しかし、各オリキャラの深みを足したりや原作のキャラとの絡みなどを増やしていくということを考えてからはこれくらいの話数で終わろうと考え直しました。
もっと細かいところを言うのならば、戦闘メイン章や話がメインの章としっかりと分かれてしまったところが個人的にはどうなのかなと思ったので、その辺りはもう少しバランスを持って書いていきたかったなとも思っています。
出番は出来る限り仲間たち全員に与えようと心がけていたのですが、やはり話の都合などから出番が少なかった仲間も居たので、それは自分の実力不足を実感した部分でもありました。
そして、この小説ではどこで終わるかというのが一番迷いました。ルーファスたちがこのような形でフェードアウトするというのは自分の中で自然と想像が出来ていたのであの場面で終わるキリの良さもラストの終わり方も気に入っています。しかし、それを何処に持ってくるかが難しかったです。ワノ国が終わった辺りなのか、エッグヘッドにも絡ませるかなど、色々と迷ったりはしたのですが、ルフィの強さなどを考えたりなどして、時系列をここに組み込みました。
何年もかけてここまで辿り着けたことは自分としては凄く嬉しくて、ワンピースという作品もより好きになれました。オリ主でありながらも、ルフィたちと同世代で実力とそこまで変わらない。ルフィに立ち塞がる強大な壁としてのオリ主が多い中で、このルフィに挑戦していくという成長していく主人公を貫けたのは自分としては凄く満足しています。そして、ルーファスをはじめとした自分なりの生き方というものを模索する仲間たちをワンピースの世界観で書くことが出来ました。
書きたいことは大体書くことが出来たこと、最後までこの作品を書き切ることが出来たことが自分の中では一番嬉しいことです。
改めてこの作品をここまで読んでくださってありがとうございました!!ワンピースの二次創作を書けて本当に良かったです!またご縁がありましたら、他の作品でもよろしくお願いします!!