「ここは・・・」アニメの世界に転生した俺は静かに見届けたいと思います。・・・って、なんでスペシャルウィークがここに・・・? 作:マシュマロ0828
「お前、やるじゃねえか!!」
俺は、沖野先輩に肩を叩かれる。
間もなくレースが始まろうとしているときだった。
「先輩っ!!」
俺は先輩が来るのを待ちかねていた。
「こんな逸材を見つけてくるとは・・・。
って、あれ・・・驚かせようと思ったのに・・・」
急に現れたのに、あまり驚かない俺に対して、先輩はショックを受ける。
(ずっと待ってたんですよ!!)
心の中で俺はそう叫ぶ。
(いつまでも現れないから、めっちゃ心配だった。
でも・・・)
俺は先輩に話しかけようとすると
「あの、お知り合いですか?」
スペシャルウィークが間に入って来た。
「そうだよ、職場の先輩お「沖野って言うんだ、よろしく」
俺が話している間に、沖野先輩が割り込んできた。
「そうだったのですか!!
あの、私はスペシャルウィークと言います。」
彼女は自己紹介をする。
(おっ、いい感じに会話が始まったぞ。
さっさと、お邪魔虫の俺は消えないとな)
彼女たちの会話がはじめったので、俺はそそくさとこの場を立ち去ろうとしていた。
なんとしても、アニメの事実通りに、俺はしたいのだ。
(もう遅いかもしれなけど、それでも・・・)
だが
「「 どこいくんだよ(のですか)? 」」
2人はガッシリと俺を掴んでいた。
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「いや~、よかった!!」
「そうですね!!」
「・・・」
結局、俺を含めて、3人で観戦をする。
サイレンススズカが走った時、2人は凄く盛り上がっていた。
(俺も本当なら・・・)
史実に近づけるどころか、遠ざかったしまった現実にパニックになる。
「あぁ・・・これからどうすれば・・・」
「これから? 彼女と走り抜けるだけだろ?」
独り言をぶつくさいう、俺に先輩は話かける。
「えっ、何いってんですか?」
「まったく、何をとぼけていることやら・・・。
まっ、俺はスズカのレースを見れたから、今日は満足だ。
後はお二人で~」
そう言って、先輩は去ってしまった。
「ちょっと、先輩っ!!!!!!」
俺は、彼の後を追おうとする。
「さようなら~」
何も知らないスペシャルウィークは、沖野先輩に対して、呑気に別れの挨拶をした。
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風の子のように消えた先輩を、俺は追うことができなかった。
それで、スペシャルウィークがいる場所に戻ってくる。
「急ぎの用だったのですか?」
「まぁ、そうかな・・・」
「だったら、私もお手伝いすればよかったですね・・・」
「いや、別に君のせいじゃないから」
悪そうな顔をするスペシャルウィークを、慌てて俺はフォローする。
(もう、ここまで来たら・・・)
俺はある程度、史実と現実が異なってしまったことを受け入れざるを得なかった。
(今日はサイレンススズカのレースを見ることはできた・・・。
最低限のことだけど・・・)
俺は彼女を、スピカに合流させることを目標にすることに決めた。
いろいろ食い違ってしまったが、スピカに入ってしまえばなんとかなるだろう。
(もう起こったことは変えられないし・・・)
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サイレンススズカのウィニングライブが終わり・・・
「あの、本当に今日はありがとうございました!!!
本当に感謝しても、しきれない程です!!」
「いや、そんな大げさな・・・」
「大変申し訳ないのですが、時間がだいぶマズイので・・・
では、また今度!!!!」
俺にそう言って、彼女はトレセン学園へ駆け抜けていった。
「またって、どういうことなんだろう・・・」
(まぁ、俺がトレーナーだから、いつか会うかもしれないということだろう・・・)
俺も自宅へ帰ることにするのだった。
だが、後日、スペシャルウィークは俺の部屋に来る。
「よろしくお願いしますね、トレーナーさん!!」
「っ!?」
彼女は、トレーナー契約の書類を持参してきた。