「ガァッ!!」
「あっちに行ったぞ!」
「あのガキを殺せぇ!!!」
我ら《イン・ヨリョトル》はこの抗争を有利に進めてきた。だがその優勢が『たった』ふたりの親子である日本人に崩された。次々に倒されていく仲間たち。仲間の悲鳴が聞こえ振り向くとそこに《彼》はいた。黒曜石のように黒く美しい髪と目。その鋭い目と目が合った。───────あぁ、我らの生きる理由はここにあった。その目の奥は黒曜石より尚暗く、しかし今に死にゆく私の体をおぼろげに写していた。まるで《煙を吐く鏡》のように。全ては我らの神に会うためだったのだ。
我々はかの御方の奴隷。
いよいよ実技試験本番だ。筆記は問題なく終われたし、あとは良い結果を残すだけ。
「そうだよな、丸焦げ唐揚げくん?」
「誰が唐揚げだ!?そして俺の名前は常闇だ!!」
「まあまあそんなに怒るなよ。なぁ阿修羅君?」
「俺に顔は三つもない。あと俺は障子だ。」
いやぁ、話す奴がいて助かったよ。ていうか普通に素で話しちゃったけどまぁいいか。こんだけ受験者いて二人とも合格するとか奇跡だし大丈夫だろ(楽観)このままでいこ。「ソウダソウダ!オレタチノイロハモトカラダゾ!」
「うぉ、何か出てきた。唐揚げにされた鶏の亡霊か?成仏してクレメンス。()」
「チガウ!オレハコイツノコセイノダークシャドウダ!」
「え、これが個性?」
「あぁそいつは俺と一新同体の関係。闇が深まれば深まるほど強くなる。」
なるほど、つまり暗くなればなるほど強くなるわけね。(超速理解)
「俺はこのとおり体の部位を複製することができる。」
なるほど、捜索に向いてるし体も鍛えてそうだから近接は強そうだ。
「そういうお前の名と個性はなんだ?」
おっ、そういえば自己紹介忘れてたわ。せっかく教えてくれたんだしお返しをしなきゃな。まず不利には働かないだろ。
「自己紹介が遅れてすまない。俺は波激 衝。個性は衝撃波を出すこと。この試験の間よろしく。」
「あぁ、よろしくたのむ。」
「お前ら、そろそろ説明会の時間だ、行くぞ。」
お、そんな時間か。とりあえず三人で試験会場に向かうとしよう。─────────
「受験生の皆!今日はおれのライブに来てくれてありがとーーーー!!!」
「Everybody say! 『HEY!』」
シーーーーン
(おいスベってんじゃねえか。)
(バカ!言うな!)
(可哀想だから次俺らで反応してやろうぜ。)
(は!?ちょっと待て!?)
慌てるなよ二人共。
(いいじゃねえか三人一緒だから大丈夫だ。)
(だ、だが、)
(そら、もう来るぞ!)
「これから実技試験の内容についてどんどん説明していくぜぇーー!!」
「Are you Ready?」
「「いっ、イェ~……」」
………………………………シーーーーーン
その頃には俺は少し離れた場所に移動していた。
「オオ、そこの二人、ナイスな反応サンキュー!!」
((は、嵌めやがった、アイツ…!!!))
どこ行きやがったと探してる顔がよく見えるねぇ(愉悦)さて、説明を聞いてるとロボットをぶっ壊していくらしくそれぞれ1P、2P、3P、がついていて壊したロボットの総ポイント数を競っていくらしい。と、説明のないやつがあるな。質問してみるk(((「質問よろしいでしょうか!」WAOびっくりした。どうやら俺が聞こうと思ったことを聞いてくれてるらしい。これはラッキーだ。あ、なんか一人怒られてる。「それからそこの二人!!なんだあの態度は!ふざけているのか!」…………………………………………ブフォッ!!あ、あいつら怒られてるwww可哀想www(鼻ほじ)仕方ない、ここは助け船を出すとしますか。優等生モード、発動!!
「少しいいですか?彼も真剣だからこそ思考が口に出てしまってるのでしょう。彼らも試験管の熱意に答えようとしての行動でしょう。あまり責めないであげてください。」
「そ、そうか。すまない。無闇に声を荒げてしまった。」
「いえ、良いのです。あなたも真剣だからこその行動でしょう。」
((いやおまえのせいだろ!?というかキャラ違いすぎだろ!?))
よし、これで丸く収まったな。……ん?なんだその目はお前ら?さっきまでとは別人をみてるかのような顔しやがって。まぁいい。とにかく説明を聞ける。どうやらポイントのないお邪魔虫らしい。
「最後にリスナーへ校訓をプレゼントしよう……かの英雄ナポレオンはこう言った!『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていくこと。』と〝Plus Ultra〟よい受難を!」
さぁ、舞台は整った。行くぜ?蹂躙の時間だ。───
会場についた受験生たちは各々の準備に入っていた。しかしホントにでかいな。雄英の敷地。まさか街一個再現されてるとは。さぁあいつらとはぐれちまったが仕方ない。俺の準備はバッチリだ。いつでもこi『はい、スタート。』いやそれは急すぎない?そう思いながらも反応し、一気に駆け出す。スタートダッシュはバッチリだ。
『ほらどうした!一人行ってるぞ!』
ほかの奴らが動きだす音が聞こえるがもう遅い。近くの奴に狙いを定め、
「標的確認!ブッコロs「グシャッ!」え、口悪すぎない?」
拳を叩き込んだら案外簡単に潰れるようだ。よし、この調子でポイントを稼いでいこう。
「今年の受験者はかなりの豊作だね。」
「えぇ、ですが真価が発揮されるのは今からです。」
そういって目の前にあるボタンを押す。すると、
「ざっとこんなもんか?」
稼いだポイントを計算しながら周囲を見渡す。今回の試験では俺はこのポイント制度に
ドオオオオオン
巨大な音が聞こえた。とりあえず向かってみるか。
「なんとなんと、これはヤバいわ。」
そこにいたのはとてつもなく巨大なロボット。
「これが0Pというやつか。」
なるほど。これだけでかけりゃ破壊は困難だししかも点に入らない。まさにお邪魔虫というわけだ。
─────────────────俺以外ならな
普段学校での彼しか知らない者は別人と勘違いするだろう。そう思うほどの豹変ぶり。温和そうに微笑んでる口許は、狂暴そうに歪み、いつもは鋭いだけの目が見開き、さらに鋭くなる。逃げる他の受験生を掻き分け、
「っ!波激!」
そこにさっきぶりの顔を見かけた。
「おぉなんだかr……常闇くんじゃないか。」
「今お前唐揚げって言いかけただろ。」
「さてなんのことやら……それよりどうした?」
すぐに誤魔化されながらも常闇は言う。
「あっちは危ないあの
マキア……あぁあれのことか。
「大丈夫だ。常闇。
「なっっっ!!」「ナニイッテンダ!?」
衝が放った言葉に驚愕する。デカくて、力が強い。それだけでも脅威だ。
「大丈夫だ。無様に逃げ帰ってきた
「……っ!」
あまりの言い様だが反論できなかった。もしこれが実戦だったときどうする?そこに犠牲になりそうな人がいるのに背を向け逃げ惑うのが正解か?否っ!違う!たとえ倒せなくても人命だけは助けるべきだ。足止めだけでもしてみせろ。
(このまま負け犬にでもなるつもりか!?常闇踏陰!)
「いや、まだだ。」
波激が振り向いて見つめて来る。その目は闇より暗き漆黒で深淵よりも尚深く、俺たちをおぼろげに写している。まるで《煙を吐いてる鏡》のよう。だが気圧されてたまるかと見つめ返す。
「俺がお前のサポートをする。救助者がいないか確認する。だからお前はあれはお前に任せる。」
「…………わかった。ただまだ近くにいるなら障子を呼べ。あいつなら耳、目を複製できる。捜索にはぴったりだ。
「ワカッタゼ!」
「あぁ、了解した。闇より深き深淵の使sy「その必要はない。」」
さ、遮られた。としょんぼりしてる常闇を背に障子が現れる。
「その話、聞かせてもらった。おまえへの仕返しは後だ、俺で良ければ力になろう。」
「それなら話が早い。頼んだぞ。……って仕返し?」
「おまえ、俺達が許すとおもってるのか?」
「…………イッイッテキマース~」
かくして
ではまず個性を使い上昇する。衝撃波を出し続けることで擬似的な空中移動ができる。そして大声を出して標的を俺に向ける。
「シャイ!シャイ!シャイ!シャイ!」
「いやなんだその掛け声。」
うるさい、今は注意を向けてくれたらいいの。おっとこっちに標的を変えてきたな。拳を出してくるが遅すぎる。難なく避ける。これならあいつらの確認が終わるまで耐えるだけだ。
「こっちに怪我人はいない!」
「こっちにもいないぞ!」
「よしわかった。おまえら離れてろ!」
そしてロボットの頭に着地し掌を向け、今回は
「発勁。」
ガコォッッ!!瞬間、ロボットの頭がへしゃげて衝撃に耐えきれなかったのかずれ落ちる。すぐさま着地して倒れゆくロボットにむかって両手をつきだす。今回は多めにいっとこう75%や。
「
ドゴォォォォォォォォ!!!
爆音と煙が舞い上がり、視界を塞ぐ。あまりの衝撃波に危うく吹き飛ばされそうになるが堪える二人に砂煙が襲う。
「ゲホッ!ゲホッ!お、おい波激!大丈夫か!」
「なんて威力だ……!」
その煙が晴れるころには………
「おう、余裕だぜ。」
か『試験終了ぉぉぉ!!』
終わりを告げる声が会場に響き渡った。
「いだだだだっ!!折れる!折れるって!!」
「うるさい!おまえは反省しろ!」
「ソウダ!ソウダ!」
今俺はダークシャドウと障子の複製腕で身体中の関節という関節を極められている。ヤバいってもう外れるって四肢の関節外されるってオーバーキルだろっ!!
「そっちに怪我人は……どうやらいないようだね。」
「どこ見て言ってんすか!?今ここで大怪我しそうなんですけどぉぉぉぉ!!」
「ほら、いい加減やめてあげな。」
「……はい。」
「……チッ!ウンガイイナ。」
不満げながらもようやくほどいてもらった。ゼーッ!ゼーッ!おまえら覚えてろよ~(逆恨み)
「どれ君らも一応見てあげよう。」
このおばあちゃんはヒーローでリカバリーガールというらしくその治療法が……
「チュ~~~」
「………………」
なんと体にキスして直す。確かに疲れがとれる感覚あるけど、なんかなぁ~
「はいおしまい。ほら飴お食べ。」
「ありがとうございます。」
さて治療も終わり、あとは耳郎を待つだけだ。こいつらと駄弁りながらまつとしますか。