トレセン学園に赤ん坊!?   作:oinktonkatu

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トレセン学園に赤ん坊!? ナリタブライアン&ヒシアマゾン

ー生徒会室ー

「…」

ナリタブライアンがソファーに腰を掛けている。

「なぁ、ブライアン」

「…なんだ、会長」

「今日のお世話係なんだが…」

シンボリルドルフがそう言うとナリタブライアンに視線を送る。

「…私か。別に子供が嫌いじゃない…でもお世話なんてした事がないぞ」

「安心しろ、トレーナー君もいる」

「アイツか…。まぁ、会長の頼みなら仕方ない」

「助かるよ、ブライアン」

「ああ」

(ガチャ…ガタン)

ートレセン学園 廊下ー

ナリタブライアンがトレーナーの部屋に向かう途中。

「よっ!ブライアン!」

「なんだ、ヒシアマ」

同じ高等部のヒシアマゾンが声を掛けてきた。

「珍しく、見るから、声を掛けようと思ってな!」

「珍しく…?」

「アンタはいつも、暇な時は中庭なんかで昼寝してんじゃんか。それなのに今日は珍しく、歩いてるからな!どこ行くんだい?」

「別に…、トレーナーの部屋にだけど」

「アンタが今日、お世話するのかい?」

「…だったらなんだ」

「アタシも一緒に面倒見てやるよ!」

「一緒に…?今日はトレーナーがいるんじゃないのか?」

「あ~、実はさっきアタシに電話があったんだけど、トレ公が風邪を引いちまったみたいなんだ」

「そうなのか…確か、トレーナーは1人暮らしだったな。看病してくれる人がいないと寂しいんじゃないか?」

「その事は心配ないぞ!なんたってスーパークリークが看病に向かったからな!」

「クリークか…」

 

ートレーナーの部屋ー

(ガチャ…)

「ん?…ブライアンじゃないか」

「姉貴…どうして?」

「お前達が来るまで面倒を頼まれてな」

「そうなのか!ありがとうな!」

「今日はブライアンとヒシアマゾンか」

「姉貴も一緒に面倒見るのか?」

「いや、すまない。実はチケットに呼ばれていてな」

「そうか…後は任せてくれ、姉貴」

「ああ、頼んだぞ。それでは失礼する」

「おう!ありがとな、ビワハヤヒデ!」

(ガチャ…ガタン)

ヒシアマゾンとナリタブライアンが赤ん坊のいるベットに近づく。

「あぅ…」

「…」

ナリタブライアンが赤ん坊を見つめる。

「やっぱり、かわいいな~」

ヒシアマゾンが赤ん坊を抱き上げる。

「今回はこのヒシアマ姉さんとブライアン姉さんがお世話してやるからな~」

「うぅ…」

赤ん坊が落ち着かない様子。

「おい、大丈夫なのか?」

「どうやら、腹が減ってるみたいだな。よし!カフェテリアに行こう」

 

ー食堂ー

「さてっ!ミルクを作るか!」

「どうやって作るんだ?」

「アンタは赤ん坊の面倒を見ときな!アタシがミルクを作ってくるよ!」

「わかった…」

ヒシアマゾンが赤ん坊を預け、ミルクを作る為にキッチンに向かった。

「あぅ…」

「(ウマ娘の赤ん坊なんて、初めて見たな。私や姉貴もこんなだったのかな…耳とか尻尾が小さい。手も…)」

ナリタブライアンが赤ん坊の手に指をおく。

(ギュ…)(ビクッ!)

赤ん坊が指を握る。

「(びっ…びっくりした)…フフ」

ミルクが来るのを待ちながら、赤ん坊と遊ぶナリタブライアンであった。

 

~しばらくして~

「フフ…」

「おーい!ブライアン!」

ヒシアマゾンが戻ってきた。

(ビクッ!!)

「なっ…なんだ?」

「ミルク持ってきたぞ」

「そ、そうか…ありがとう」

ヒシアマゾンがナリタブライアンにミルクを渡す。

「ほら、ミルクだぞ」

「ちゅぱ…ごくごく」

「…」

「アンタ、赤ん坊に夢中だな」

「…悪いか」

「いや、全然!」

「そうか」

「アンタとは子供の面倒を見た事あるけど、赤ん坊は初めてだからな!」

「そういえば、そうだな」

「そうだ!いちいち食堂来るのも面倒だから、トレ公の部屋に置いてあった財布で鍋なんか買っちまうか!トレ公の部屋にはコンロがあるからな!そうすれば、わさわざ食堂に来て作らなくて済むだろうしな!」

「まあ、いいんじゃないか」

「よし!それじゃあ、ミルクあげ終わったら、買い物に行くぞ!」

 

ーショッピングモールー

「着いたぞ!ブライアン!」

「見ればわかる」

「よし、鍋を探すぞ」

ナリタブライアンとヒシアマゾンが手分けして鍋を探す。

 

~しばらくして~

「いいの見つかったか?ブライアン」

「ん?いいや…」

「アタシは見つかったぞ!じゃーん!」

[uploadedimage:66005]

ヒシアマゾンが見せたのは猫の鍋。

「どうだ!かわいいだろ!」

「確かにかわいいが…それじゃ瓶が入りきらないと思うが…」

「安心しろ!ちゃんと測っといたからな!」

「でっ、入るのか?」

「多分な!」

「…まあ、別に問題ないんじゃないんか?アイツの事だ、喜ぶだろう。それにアイツは猫好きだし…」

「トレ公の事、よくわかってるな!」

「よく話すからな」

「でも、念のためにもう1つ買っとこうか。何買うかな~」

「そうだな…これなんかどうだ」

[uploadedimage:66006]

ナリタブライアンが見せたのは豚の鍋。

「おっ!かわいいじゃん!じゃあ、この2つ買うか」

ヒシアマゾンが会計を済ませる。

「よし!帰ろうか」

「ああ」

 

ー街ー

ナリタブライアンとヒシアマゾンがトレセン学園へ帰る途中…

「おっ!見ろよ、ブライアン!」

ヒシアマゾンが指を差す。

「公園?」

「休憩しないか?」

「そうだな…少し休むか」

「アタシ、ここで良い休憩場所知ってんだ」

ヒシアマゾンがナリタブライアンを連れて、公園のベンチに連れていく。

「ここだ!隣の木が陰を作ってくれてるから、暑い日にも涼しい所なんだ!」

(ピタッ)

ナリタブライアンが少し足を止める。

「んっ、どうしたんだい?ブライアン」

「いや、何でもない…」

ナリタブライアンとヒシアマゾンがベンチに腰を掛ける。

「そういえば、アンタは昔は影を怖がってたらしいな。今も怖いのか?」

「誰から聞いた?」

「アンタの姉からさ」

「姉貴…。はぁ…そうだな、今はそんなに怖くない。でも、夜は怖くてな」

「あ~、人形と一緒に寝てるんだっけ?」

「(姉貴、そんな事まで喋ったのか…!)」

「かわいいじゃんか!アタシも小さい頃は人形と一緒に寝たもんだな~」

「この子は強いな…私なんか、母さんには赤ん坊の頃は暗い所に行くとしょっちゅう泣いていたと聞いていた」

「もっと聞かせてくれ!」

「わかった…」

しばらく、2人はベンチに座り、色々な話をした。

 

~しばらくして~

「そういえば…最近、母さんに電話をしていないな」

「ちゃんと電話してやりなよ!」

「姉貴にもそんな事言われたな」

「親は大切にしてやりな!」

「あっ!お姉ちゃーん。私の事覚えてる?」

1人の女の子が近付いてきた。

「え?う~ん…あっ!感謝祭の時に来た子だね!」

「うん!お姉ちゃん達は何してるの?」

「今は赤ん坊のお世話をしてるんだよ」

「わ~!みせてみせて!」

「ほら、ブライアン」

「この子だ」

「わ~!かわいい!私と違って、お耳とか尻尾が生えてる~!」

「公園で何してるんだい?」

「今ね、友達と遊んでるの!お姉ちゃんも遊ぼーよ」

「いいぞ!ブライアンはどうする?」

「いや…この子の事を見とく」

「わかった!ちょっと遊んでくるよ」

「ああ…気を付けろよ」

 

~数時間後~

「お姉ちゃん、バイバ~イ!」

「おう!気を付けて帰んなよ!」

時間は昼になり、子供達が帰って行く。

「長く遊んじまった!おーい!ブライ…」

「すぅ~…」

ナリタブライアンと赤ん坊が寝ている。

「あー、寝ちまったか…」

(ちょんちょん)

ヒシアマゾンが起こそうとつつく。

「ん…ふぁ~。寝てしまった…」

「起きたか!もう夕方だぞ?帰ろうか!」

「わかった…」

 

ートレーナーの部屋ー

2人はトレセン学園に帰ってきて、トレーナーの部屋に来た。

「今日は疲れたな!」

「そうだな」

2人がベットに赤ん坊を寝かす。

「よし、よ~し。お休み」

「すぅ~…」

「…寝たな。夜は大丈夫なのか?誰かが面倒を見てくれるのか?」

「普段はトレ公が見てくれるんだけどな。トレ公がいない間は会長が夜を担当するらしい」

「それなら、安心だな」

「さあ!後の事は会長に任せて、アタシらは寮に戻るとするか!」

2人はトレーナーの部屋を離れ、寮に戻るのであった。

 

(終わり) 次ページはおまけ

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おまけ スーパークリークの看病

(ピンポーン♪)

「ケホッケホッ…誰だろ」

トレーナーが立ち上がり、玄関へと向かう。

「は~い」

(ガチャッ)

「こんにちは、トレーナーさん」

玄関にはスーパークリークが立っていた。

「やあ、クリーク。どうしたんだい?」

「看病の方に参りましたよ~」

「看病…?とても気持ちはありがたいよ。でも、君に移ったりしたら大変だ!大丈夫だよ」

「うぅ…そうですか…」

(ペタッ)

耳が垂れ下がってる。がっかりしている、スーパークリークを見て…

「…わかった。頼むよ」

(パァァ)

スーパークリークの表情が一気に明るくなったのが分かる。スーパークリークを家の中に入れる。

「それでは何か食べたい物はありますか?」

「それじゃあ、おか…」

「おか!?」

「…?おかゆを頼めるかい?」

「あっ…おかゆですね、分かりました!」

 

~しばらくして~

「お待たせしました~」

「ありがとう、クリーク」

スーパークリークがおかゆを持ってきて、寝ている自分の隣に椅子を持ってきて、座る。

「(ふぅーふぅー)はい、トレーナーさん!」

(パクッ)

「ん~、美味しいよ!でも、熱くても大丈夫だよ」

「駄目です!やけどでもしたら大変ですから!」

その後は一生懸命に看病してくれた、スーパークリーク。

 

~夕方~

「今日はありがとう、クリーク」

「いえ!トレーナーさんにはいつもお世話になってますからね!これくらいの事どうって事ないですよ」

「帰りは気を付けるんだよ?」

「はい!それでは失礼します。お大事にトレーナーさん!」

「またね」

 

おまけ(終わり)

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