さあ皆さんの待ちに待ったハジカオですよ~
初々しい二人をどうぞご堪能ください
後半はステータスです
ではどぞ!!
一通り話が終わった後、各自部屋に戻り、はじめも同様に部屋に戻ろうとするが白崎に肩をつかまれた。一瞬ビクッとするもすぐに振り向き話を聞く。だが白崎の身体が少し震えていた。
「白崎さんどうしたの?大丈夫?」
「南雲君、君の部屋に行ってもいい?ちょっと二人で離したいことがあって...」
「え!?でもそれはちょっとまずいんじゃ...ほら、天之河君がそれ聞いたら黙っちゃいないし」
「お願い...」
「...そこまで言うなら......わかったよ。じゃついてきて、204号室なんだ」
「うん知ってるよ」
南雲はそんな白崎の返答に驚きながらもついてくるように促し自身の部屋に招く。
「取りあえずその椅子に座ってよ」
「ありがとう」
そういい白崎を椅子に座らせ自分はベッドに座る
「それで白崎さん、話って...?」
「香織でいいよ南雲君。私もはじめ君ってよんでも、いい...かな?」
彼女は上目遣いで自分を見てくる、ああなんだろ、さすが天使って言われるだけあるな...
すっごくかわいい」
「え.../////」
「どうしたの?って!!?もしかして聞こえて」
「あの、ね?その...はい、"なんだろ"のところから」
お互い高温の金属に水を注いだようなぷしゅーと言った音が聞こえたきがした。
話を戻すためににやついた顔を正常に戻し相手の目をみる。
「あ/////」
「へ?...あ///」
互いの目が合い再度撃沈。しばらく沈黙が続いた
5分ほど時が流れたときに、香織が咳払いすることで酔いが覚める。
「は、はじめ君」
「は、はいぃっ!?」
声がうわずった。恥ずかしい。
「あのね、は、はじめ君、さっきの話を一通り聞いてから一層思ったことなんだけど、この世界はやっぱり危険すぎる。神が敵だって、推測にしろ私たちがそう判断した今、うかつに動くことはできない。」
「うん」
「さっきの話を聞いた上でこれからどうする?」
「う~ん、さっき佑輔君が言ってた様にトータスについて詳しく知らないといけないから、これから始まる座学の授業や、王立図書館でトータスの地理や歴史、動物、勿論魔法も調べていこうかなって思ってるよ。」
地球と全く異なる環境だから当然、今言ったことはクラスメート全員が赤子同然の無知だ。特に魔法はおとぎ話にしか出てこない非科学的代物。だからどんな魔法なのか、どのような種類があるのかがまるでわからないと話にすらならないのだ。
「そっか、でも明日から実技が始まるからそれとどう両立させるかにかかってるね。」
「そうだね、戦争には行きたくないけど、明日のステータス発表楽しみだなあ。」
明日、バーン王立競技場で、実技授業が始まる。先生は近衛騎士団団長というとんだVIP待遇だが自分たちが力を付けていくためには最も適任なのだろう。初日と言うことでオリエンテーションのような物があり、近衛騎士団の団長と兵士に対して自己紹介したあと、ステータスプレートという物が配られるらしい。はじめは、教皇らが上位世界の人間は強大な力を持つと言われたのもあって、こんな自分でも最強になれるんだと、これこそが異世界転移の醍醐味だと興奮が収まらないのだという。
「ステータスについては明日になればすぐにわかるだろうけど、こんな僕でも強くなれるのなら、その力を魔人族のために使うだけじゃなくて、えっとその...君のためにも使いたいなって」
「はじめ君、私を守ろうとしてくれてるの?」
「やっぱ、変だよね!今までろくに話さなかったくせに今更守るだなんて、あといかにも勇者って感じの天之河君や頼りになる八重樫さんがいるのに...おかしなこと言ってごm「いやじゃない」...へ?」
「...いやじゃないよ。はじめ君にそう言ってもらえるなんて、嬉しい。私すごく嬉しいよ」
胸に手を添え目を瞑りながら香織は心の底から言った。思い人の口からそんなことを言ってくれるとは思わなかったから。
「え、えっと私はもう帰るね!これからまた6人で会おうって言ってたからさ!その、今日と同じようにまた二人で会わない?」
「えっと、香織さんがいいなら、よろしくお願いします」
「ふふっ、はじめ君ったら敬語になってる!」
「あはは...」
そんな感じで二人の甘いひとときを最後にして一日の幕を閉じたのだった。
翌日 バーン王立競技場にて
「よーしみんな集まったか、それじゃ自己紹介としよう。俺の名はメルド・ロギンス。近衛騎士団団長をやってる。」
続いて横に並ぶ兵士6人、そして愛ちゃん先生をはじめとするクラスメート一行が出席番号順に自己紹介をしていく。全員が終わると再度メルド団長が銀色の板のような物を全員に渡し説明を始めた。
「全員に回ったか?それはステータスプレートといって自身の才能である天職やレベル、技能を表示してくれるアーティファクトだ」
「アーティファクト?」
聞き慣れない単語に天之河が聞き返す。
「アーティファクトは神代と呼ばれる神がまだ地上にいた頃に作られ現代では再現不可能な古代の遺物だ。原理とか聞かれても答えられねえからそこはよろしく頼むぞ」
そう言って配られたステータスプレート。自分の血を垂らすと表示されるとのことなので試す。淡い光を放ったあとその光が徐々に文字を形成し始めた。全く見たことのない文字かと思ったら自然とその意味が頭の中にすっと入り込んできた。
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中村佑輔 17歳 男 レベル:1
天職:学者
筋力:50
体力:60
耐性:4
敏捷:70
魔力:415
魔耐:7
技能:学術書Ⅰ(物理学,地学,地理,地政学,経済)
トータス語
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なんじゃこりゃ
これが僕のステータスか...なんともまあ上下の激しいこと。
魔力が三桁なのに耐性一桁って...ただの病弱じゃん、それに偶然にも415とか中学の頃のテストの合計点という...
まあそれはどうでもいいとして、天職学者とか戦えないな。個人的には科学者とかマッドサイエンティストとかに憧れてたからいいんだけど。その割には体力や敏捷は高い。今まで言ったことなかったが中学の頃まで体操競技やってたからその影響だろう。
そして技能は、マインドパレスか、これは古代ローマ時代から存在する記憶術で今までに記憶した書物や地図を頭の中の宮殿に保管するというもんだ。
これを身に付けるのは五年以上かけても無理だったが異世界召喚補正でできるようになったようだ。今までの努力は一体...
魔素操作、やっとファンタジーっぽくなってきた、でも魔素か。魔法を使えるわけじゃないのは辛いなあ。
トータス語って言うのはまあ言語を理解できなかったら全く意味ないもんな。そこはエヒト様に感謝しておこう。南無阿弥陀仏。
取りあえずこんなもんかとため息をつき恵理の横顔を眺める
「恵理ちゃんはどうだった?」
「こんな感じだよぉ」
―・―・―・―・―・―・―
中村恵理 16歳 女 レベル:1
天職:降霊術士
筋力:23
体力:47
耐性:61
敏捷:59
魔力:103
魔耐:257
技能:降霊術,闇属性魔法,光属性魔法
精神状態術,言語理解
「おおっ、全部素数」
「言うと思った」
「それにしても光と闇両方使えるってすごいね」
「ゆー君への愛が光属性に響いたんだねぇ」
「同時に闇属性もあるのがなんか怖い」
いつものように冗談を交わしつつも恵理とのステータスの考察をしていた。
トータス語と言語理解って一体何が違うのだろう。こちらでは他種族感でも会話できるが元の世界に帰ったときに他国の言語を理解することができないという事だろうか、というか、トータス語って…地球語って言ってるようなもんだよな、まさかこの国には言語は一つしかないとか?流石にそれはないだろうが…うーん
「ヤンデレ気質は全くないから!全く、全くもうなんだから全くもう.....それで?ゆー君はどーだったの」
恵理ちゃんがこっちを睨みながら聞くので潔くプレートを見せることにする。
「なんか極端だね、あと技能がよくわからない」
「同感」
意見交換をしていると、天之河と団長が楽しそうに会話していた。どうやら彼の天職は予想してたとおり勇者であり、数値は全て100、全属性魔法適正というチート能力であるらしく、それを団長はひどく褒めちぎっていた。
また、談話室で会ったメンバーはというと
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白崎香織 17歳 女 レベル:1
天職:治癒師
筋力:50
体力:50
耐性:50
敏捷:50
魔力:50
魔耐:50
技能:回復魔法,光属性適性,言語理解
―・―・―・―・―・―・―
―・―・―・―・―・―・―
八重樫雫 17歳 女 レベル:1
天職:剣士
筋力:65
体力:76
耐性:52
敏捷:148
魔力:58
魔耐:58
技能:剣術,言語理解
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谷口鈴 17歳 女 レベル:1
天職:結界師
筋力:50
体力:50
耐性:50
敏捷:80
魔力:50
魔耐:58
技能:結界術適性,言語理解
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うわー皆さん理不尽なこって。
初期状態でこれはかなり即戦力になるんだろうなと思っているとひどく耳障りな声が聞こえてきた
「おいおい、南雲。もしかしてお前、非戦系か? 鍛治職でどうやって戦うんだよ? メルドさん、その錬成師って珍しいんっすか?」
檜山である。はじめのプレートを奪い取りまた南雲にちょっかいを出しているようだ。はじめは不幸なことに数値がすべて10の非戦闘職"錬成師"。そしてその問いに対して団長はというと...
「……いや、鍛治職の十人に一人は持っている。国お抱えの職人は全員持っているな」
「おいおい、南雲~。お前、そんなんで戦えるわけ?」
「ぶっはははっ~、なんだこれ! 完全に一般人じゃねぇか!」
「ぎゃははは~、むしろ平均が10なんだから、場合によっちゃその辺の子供より弱いかもな~」
「ヒァハハハ~、無理無理! 直ぐ死ぬってコイツ! 肉壁にもならねぇよ!」
檜山に続き笑い出すその取り巻き達に白崎達は我慢の限界を迎えていたが自分が前に出て反論する。
「おい、いくらなんでも人の物勝手に取ってそれを笑うなんてあまりにも失礼なんじゃないか?ステータスだって向き不向きはある。その数値だけで人の価値を決めつけ無能の烙印を押すのは仮にも愛ちゃん先生の授業を受けた者の言葉とは到底思えない。」
「はあ?急に出てきて救世主気取りか?」
「この世界にありふれた天職の錬成師でも地球の知識を備えた者がなったとしたら話が変わってくるとは思わないか?これが武器作りに特化した天職というのなら、当然地球の知識を武器造に生かせる。つまりこの国の兵力を一気に高めることだってできるはずだ」
「なん...だと?」
メルド団長は驚愕した。他の世界から来たと言うだけでそんなにもアドバンテージがあるとは思わなかったのだ。
勇者一行を英雄として戦わせるだけでなく軍そのものの強化...これだったら魔人族に一矢報いることができるかもしれない。
「そうだな。それならば是非兵器開発を任せたい。だが訓練は受けてもらう。これは決まりになっているからな。」
「は、はい!ありがとうございます!」
なんとか丸く収まったようだ。
これで無能扱いはされなくなるといいのだが
***
ステータスをメルド団長に申告し軽い剣術の特訓を終えた後、談話組で王立図書館に行き、この世界の地理と歴史を調べることにした。
「それにしてもさっきはすごかったね」
「ええ、私もイライラを募らせていたからかしら、とてもスカッとしたわ」
香織と雫はさっきの佑輔の発言にご満悦のようだ。確かにあのままずっと効いていられるほど図太くはない。
「生産職っていうのは可能性の幅が広いからね。この世界では力こそ全てって言う価値観みたいだけど。」
「考えてみるとやっぱりおかしな世界だよね。天職とかレベルを付けてるって、可能性に制限をかけているようにしか見えないや」
「鈴もそれ思った!神様がコントロールしてるって言われるとやっぱり辻褄合うよねえ。」
談話の時ははてなマークだった鈴も今は理解していたようだった。後に聞くと雫が懇切丁寧に教えたらしい。
「それで今日はどうする?」
「今日は歴史と地理3人4人で分担して各自で調べて、それを大雑把にまとめたものを談話室で発表しようか。」
「「「了解!」」」
「一日で調べられることはたかがしれてるから余り根を詰めすぎずにね」
この後三時間くらい図書館に居座り一人5冊ほどを借りた後自室に戻っていった。
その様子を恨めしそうに見ている人物がそこにいたとも知らずに...
感想どしどし、よろしくお願いします
佑輔君の演説で愛ちゃんは目が潤んでますがみんなガン無視です
次回は翌日、第2回目の訓練です!