テラリア転生者が次はグラブルに転移した話   作:nakaemon

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遅れてすみません、この後もテストがあるので遅れます・・・
後誤字とか設定の勘違いが多いかも。


18話

最近ラカムの様子がおかしい。なんというか、上の空になっていることが多いのだ。

 

「ラカム!」

 

「あ、あぁ、どうした?」

 

とまあこんな感じでボーッとしていることが多い。

グランやジータはラカムに大丈夫か聞いているが毎回なんでもない、とはぐらかすのである。

これは次の島で酒に酔わせて言わせてみるか?まあこれは最終手段だが。

 

「見えてきましたよー!次の島が!」

 

俺もルリアと同じでこの世界については詳しくないからな、どんな島なのか楽しみだ。

島を見てみるとラカムに会ったポート・プリーズより船がたくさん停まっている。ここは船についてが盛んな島なのか?

 

「着いたぞ、ここがガロンゾ島だ。」

 

グランサイファーの他にも色んな船が停まっている。

この島に入ると変な感覚がした、なんというか、ダンジョンのアクアキャンドルの効果範囲に入った時と同じだ。

周りを見るが怪しいやつはいない。もしかして星晶獣関係か?そう思いルリアの方を見るとルリアも何か感じ取ったのか辺りを見渡している。

 

「ルリア、もしかして」

 

「はい、この島には星晶獣がいます。」

 

ってことは帝国がいるかもな、あいつら星晶獣がいるところに大体いるから。

 

どうやら俺達の船、グランサイファーを修理に出すらしい。まあこの船も今までの旅でボロボロだしな。

 

「よぉ!オイゲン!」

 

「よお!今回は頼む。」

 

どうやらこのドラフのいかにも職人といった感じの人はオイゲンの知り合いらしい。その人はラカムを見ると驚いたように

 

「おお!お前ラカムか?」

 

と聞いてきた。ラカムの知り合いか?

 

「ああ、確かに俺の名前はラカムだが・・」

 

ラカムの方は覚えてないらしい

 

「懐かしいな、お前昔はオイゲンの後ろについていってたからな。それで迷子になってよく泣いてたからな。」

 

「へえー?ラカムにもそんな時代あったんだ?」

 

とイオがニヤニヤしながら聞いている。誰だって小さい頃くらいあるから仕方ないだろうに。

 

そう話しているとさっきのドラフの人が俺達に船の修理代を教えてくれた。

 

「えっと、一、十、百、千、万・・・いっぱいですよ!!」

 

高いな、これは急いで依頼なりなんなりしないと払えそうにないぞ。

 

「みなさーん!」

 

上から声がするので見てみると段々下がっていく足場からシェロカルテが見えた、マジでどこにでもいるな。

 

「私の依頼を受けてくれたらこの船の修理代全部払いますよ~。」

 

「本当ですか!?助かります!」

 

「ちなみにこの中に鍛冶が出来る人はいますか~?」

 

俺達はそれぞれ顔を見合わせる、鍛冶かー、

 

「ちなみに何を作るんだ?」

 

「普通の鉄の剣です~。」

 

なら俺でもいけるか?

 

「グラン、ジータ、自信はないが行ってもいいか?」

 

「いいですよ。」

 

「まあ私達の中に他に鍛冶出来る人がいないですし。」

 

ただの鉄の剣ならテラリアの鉄のブロードソードと同じ要領で作れるだろ、ダメなら一から学ぼう。

 

__________________

 

ってことで俺は依頼場所に来た。

 

「お前がシェロカルテさんの言ってた騎空士か?」

 

「はい、よろしくお願いします。」

 

「いや、そんな固くならなくていいぜ。」

 

この人もドラフだが気さくな感じがする。

 

「とりあえずお手本を見せるがシェロカルテさんから聞いたが自信がないそうじゃないか?わからないところがあったら聞いていいぞ。」

 

いや優しくね?普通話しにならないとか言って追い返すと思うけどな。

お手本を見せてもらうがこれならテラリアの剣と同じ感じでいいだろう。まずはインゴットにするか。

 

俺はかまどの火をつけ、鉄を型に流し込み、インゴットにする。

 

「え?なんでインゴットにするんだ?」

 

とドラフの職人は聞いてくるが一旦無視する

俺はインゴットを取り出すとかなどこにインゴットを置き、ハンマーで叩いて作る。

 

「お、おいボウズ、それじゃ剣は作れないぞ。」

 

まあ普通ならそうだが何故かテラリアでは作れるんだよ、そしてその技術は今だに覚えてる。

俺は叩いて完成した鉄のブロードソードを職人さんに見せる。お、コンディションが伝説の、だ。運がいいな。

 

「な!こりゃすげぇ!!俺より腕がいいじゃねぇか!」

 

職人は俺の作った剣をジロジロ見ている、それは運がよかっただけなんだよな、

 

「ボウズ!次のも作ってくれ!俺も見て勉強してぇ!」

 

「勉強になるかはわからないけどいいぞ。」

 

俺はまたさっきと同じようにインゴットを作り、かなどこに置きハンマーで叩く。

すると今度は巨大、のコンディションがついた。

 

「な!?さっきと同じ素材の量なのにさっきよりデカイ!!」

 

コンディションって言うのは剣の場合ノックバック、ダメージ、大きさが変わるんだ。

ただダメなコンディションもある、例えば。

 

「ぼ、ボウズ!この剣なんかヌメヌメしてるぞ!」

 

こんな感じでむしろ性能が下がるようなコンディションもある。ヌメヌメは攻撃力や振る速度が落ちる。

 

「な、なぁ、ボウズどうやったらこんなヌメヌメになるんだ?水を使って拭いてもヌメヌメしてるんだが。」

 

「いや、その、俺にもわからないんです。」

 

なんでヌメヌメするんだろうな?そしてテラリアではリフォージと言ってコンディションを金を払ってNPCに変えてもらうんだが、俺一人じゃ出来ないんだ。

だからこの剣はずっとヌメヌメしたままだ。

 

「と、とりあえず大量に作ってみてくれ!」

 

__________________

 

「「「かんぱーい!!」」」

 

「仕事疲れましたねー。」

 

「そうですね、そういえばオイゲンさんは?」

 

周りを見渡すがオイゲンの姿がない。

 

「なんでもオイゲンは野暮用だそうだ。」

 

まあ無事ならいっか、それより今日は疲れたからその分飯を食おう。

 

「あの~ケインさん?」

 

シェロカルテが話しかけてくる。

 

「今回の依頼先の人がケインさんについて詳しく知りたいと言っているのですがどうします~?」

 

「え、それってそういうことですか!?」

 

ジータが興奮した様子で俺に聞いてくる。

 

「あのなぁ、依頼先の人は男だぞ。」

 

「それもそれでアリじゃないですか!!」

 

え?ジータさん?何を言っているんだ?

 

「ジータさんの依頼先は絵を描くアシストでしたね。」

 

「そうなんですよ!!それでその人が書いてくれた絵から新たな扉が開けた感じがして!!」

 

ダメな扉じゃないか?俺は目でグランに何とかしろよ、

と目線を送るがグランは俺から目を逸らした。

 

「依頼人の人ってどんな人ですか?」

 

「ドラフの方です~」

 

「いいですね!!妄想が広がります!!」

 

カタリナがジータに拳骨をしてくれた。ナイス。

 

__________________

 

また依頼先で依頼人の手伝いをしている時に

 

「そういえばなんでここの人はいちいち口約束をするんですか?」

 

俺はこの島に来てからずっと疑問だったことを聞く。

 

「ああ、それはこの島には契約を司る神様がいるからだよ。この島では契約したら絶対破れないようになってるんだ。」

 

神様と言っているが多分星晶獣だろう。契約を司る、か。この島では下手な約束はしないようにしよう。

 

また鍛冶をやっていると慌てたようにジータが来た

 

「どうした?」

 

「グランとルリアが捕まえられました!!」

 

「どこに連れていかれた?」

 

殴り込みにいってやる。

 

「それなんですけどシェロカルテさんが手伝ってくれるそうです。」

 

え?なんでシェロカルテが?

 

「なんでも帝国兵にひどい扱いをされたらしいです、一番船から離れてたケインさんは知らないですもんね。」

 

確かに俺の依頼場所がグランサイファーから一番離れている、だから全然気がつかなかった。

 

「とりあえず作戦としてラカムさんとオイゲンさん以外は馬車の荷物に隠れて帝国の駐屯地まで行きます。」

 

「ラカムとオイゲンは?」

 

「オイゲンさんは依頼の関係で来れないそうです。ラカムさんは知り合いの星晶獣の人を助けにいくそうです。」

 

「ちょっと待て、知り合いの星晶獣?」

 

「はい、星晶獣ノア、船作りの星晶獣です。グランサイファーを作ったのものノアさんだそうです。ノアさんは帝国に暴走させられグランサイファーがボロボロになったのでノアさんに直してもらいます。」

 

「わかった、俺達はグランとルリアを助けにいこう。」

 

そうしてジータに馬車に案内された。馬車の樽の中に入るらしい。

帝国兵は樽を怪しんでいたが

 

「いいワインが入ったんですよ。」

 

と馬車を運転している商人が言ってくれたので怪しまれずにすんだ。

 

関所を通りすぎた後みんな樽から出る。

 

「なんとか突破出来たな。」

 

「この後だけどどこに行きます?」

 

俺は建物全体を探すとしか考えてなかったがそれだと時間がかかる。

 

「それなら私に考えがある。奴等はグランとルリアを絶対に帝国に連れていく筈だ。なら帝国の船にいればそのうち奴等がグランとルリアを連れて来る筈だ。」

 

すげぇ、IQ200かな?

 

「よし、その作戦でいこう。」

 

俺達は船の近くで隠れてジッと待っている、すると話声が聞こえてきた、デスネェーと聞こえるから多分ポンメルンだろう。

ビィがポンメルンの顔にくっついた、そのタイミングでポンメルンに足払いをする。ポンメルンは転んだ。

 

「痛いデスネェ!?」

 

こんな時もデスネェって言うんだ・・・

その後この世界では相棒とも言えるテラブレードを出し、帝国兵に剣先を向ける。

 

「「ケインさん!?」」

 

「な!?貴様らどうしてここに!?」

 

「うちの優秀な元軍人がここに来るって予想したんだよ。」

 

「と、捕らえろ!!」

 

帝国兵達は一直線にこっちに向かってくる、が前の奴等が凍らされた。イオの魔法だ。

 

「すまんな、うちは魔法使いも優秀なんだ。」

 

「ぐ、行けぇ!!」

 

俺はグランとルリアについていた手錠の鎖の部分を斬る。ピッキングは誰かに任せるか。

帝国兵はざっと見50人はいる。逃げるか。

 

「グラン、ルリア、逃げるぞ。」

 

「わかりました!!」

 

まあ鎧をつけてる帝国兵に身軽な俺らが捕まるわけがない。俺達は帝国兵からかなり距離を離した。

 

「ジータ、ケインさん、聞きたいことがあるんですけどいいですか?」

 

「なんだ?」

 

「この世界の歴史ってどのくらい知ってます?」

 

たしか、一応本で読んだんだけどうろ覚えなんだよな。

 

「たしか昔”星の民”と呼ばれる奴等が星晶獣を作り、この世界を支配してたんでしょ?」

 

とジータが説明してくれる。はえー、その星の民とやらはあんな怪物を何体も作れるのか。

 

「それで”空の民”が星の民と戦争を起こし、星の民を追い出したんですよ。その戦争を覇空戦争と呼ばれています。」

 

ジータが補足してくれる、この子はちゃんと勉強してるんだな。

 

「・・・さっき帝国の首相に会ったんですよ、その人が今の歴史は間違っている、修正するって言ってるんです。」

 

「歴史にたらればは付きもんだろ。」

 

大体歴史を修正ってどうするんだよ、タイムマシーンでも出すのか?

 

まあそう話しているうちに別行動していたラカムが見えた、ついでにラカムが背負っている髪が白く長いパッと見女性に見える男性とアルビオンでも会ったロゼッタだ。

 

「ラカムが背負っているのがその知り合いの星晶獣か?」

 

「ああ、こいつの名前はノアって言うんだ。」

 

「よろしくね・・・」

 

ノアは明らかに元気がない。けどノアは俺達の船を直してくれるらしい、けど時間がかかるそうだ。

 

「どうする?そんな時間待ってる暇はねぇぞ?」

 

「・・・ミスラの力を借りる。君達が僕とグランサイファーで冒険し続ける契約をしてくれたら、ミスラは僕たちを祝福してくれる。その力で船を治す。」

 

いいアイデアじゃないか、そう口に出そうとしたらノアを中心に紫色の光の柱のようなものが出た。

 

その後ノアを中心に衝撃波のようなものが出続ける、何故か耳鳴りがする。

 

「に・・げ・・て・・ラカム」

 

ノアはそう言った後、島の外に空を飛んでいく、その後ノアにこの島のありとあらゆる船がノアに飛んでいく。

 

そしてさっきまで船だった物は黒く、そしてデカイ魚のような姿になった。

全長だけなら東京スカイツリーくらいあるんじゃないだろうか。

 

「なあ、船の星晶獣なのに今まで戦った星晶獣の中で一番デカくて強そうだぞ、船なのに。」

 

「かつて星の民を軍艦を作ったノア、その力を歪に使った物よ。」

 

ロゼッタが教えてくれる。

 

ノアだった物、今は魚のような姿をした怪物だが、そいつは頭から紫色の粉末のものをこの島にばらまいている。

その粉末に触れてわかった、これに触ると力が出なくなる、いや体力や力を吸いとられているのか?とにかくこの粉末に触れ続けるのは不味い。

これを止めるにはノアのところにいくしかない、しかもラカムとグランが。

俺一人ならいけるんだけどな。とにかく船を見つけよう

 

そう思っていると急にノアだった物の腹辺りが光る、そして光の玉を飛ばした。

 

その玉は町に当たり、町の建物を破壊する。

ノアだったものは多分、この町の人の生命を吸いとり、その生命で町を破壊しているのだろう。

 

「ミスラ!僕たちは違う!絶対ノアを助けて、皆で元に戻ったグランサイファーで星の島を目指して見せる!

だから力を貸してくれ!」

 

ミスラは契約の星晶獣、もしこれが契約されたらグランサイファーでこれからも絶対旅をしなきゃならない。そんな契約をすぐ結ぶなんて度胸あるな。

 

けどミスラは反応すらしない。

 

「俺だって誓うぜミスラよ、それに!この島が壊されるのはお前も困るだろ!!」

 

ラカムも言うが反応がない。

 

「無駄よ、あくまで契約するのはあなた達とノア、ノアと契約しないとミスラの祝福を受けられないわ。」

 

なら船を探そう。そうグランが言い、船を探したが今使える船は4人乗りの船だった、ならラカム、グラン、ジータ、ルリアに行かせる。

俺達は町を守る。

さて、通り道を作らなきゃな。

あの怪物も船を集めて作られた奴だから壊せるはずだ。射程も考えて良いやつを使う。

俺は”スノーマンキャノン”を出す。

 

「あら、貴方がノアへの通り道を作ってくれるのかしら?」

 

「ああ、こいつで風穴開けてやる。」

 

「そしたら私は空いた穴を閉じないようにするわ。」

 

ロゼッタがそう言ってくれた。ナイス、もし再生とかされたらめんどくさいしな。

 

とりあえずシェロカルテと一緒に住民の避難をさせる。

途中ノアの放った玉が住民に向かうがスノーマンキャノンやイオの魔法で相殺している。

俺はまだ武器だからいいがイオは普段ならなんともないのに今は魔法一つ放つ度に息切れしている。この紫の粉末、魔力とかも吸いとるのか。

ノアの方を見るとちょうどグラン達が小型船に乗ってノアの方に向かっている。もうそろそろ援護しなきゃな。

 

そう思っていると突然ノアが落としていた紫色の粉末の色が濃くなる。その後急に目眩がし、倒れるとまではいかないが少しフラッとしてしまった。

周りを見ると今まで歩いていた人達が今や立てなくなっている。

間違いない、ノアは生命の吸いとる力を強くしたんだ。

これは正直キツイ、なんせ外傷はないんだ、単純に生命力だけ吸われている、だから外傷を治すヒールポーションじゃ体力は回復出来ない。

 

だから、今すぐノアをなんとかしなくちゃな。

 

「イオ、辛いならおんぶしてやろうか?」

 

杖で自分の体を支えているイオにそう聞く。

 

「冗談言わないで、まだ行けるわ!」

 

元気なようでなにより。

 

ノアの方を見るとラカムが上手くノアの放つ玉を避けているがノアの中に入れないらしい。

 

「いくぞ!グラン達の突破口を作る!!」

 

「ケイン、ちょっとその銃の弾をちょうだい。」

 

そう言ったので俺は爆発の一番強い”ミニニュークⅡ”を渡す、この弾は実は核ミサイル弾なのだが環境汚染等はない、もしあったらこの世界では絶対に使わないが。

ロゼッタはミニニュークⅡに茨を巻き付けた。

 

「まずは風穴は作ってやる。」

 

俺は茨の着いたミニニュークⅡをノアに放つ、俺の使っているスノーマンキャノンは弾にホーミング機能をつける。ぶっちゃけランチャー系ならこれより強力なのがあるが癖が強いし重力に従ってしまうので今回は出番無しだ。

 

ミニニュークⅡはノアが作った魚のようなものに当たり、俺の言った通り風穴が空いた、そこにさっきの茨が穴を固定している。

あの魚みたいな奴は茨が固定している穴を無理矢理再生で閉じようとしている。

けど、それだと風穴開け放題だぜ?なんせテラリアの銃はある行動をしないと弾があるかぎり連射出来る、リロードは無しだ。

ある行動とは弾を変えることだ。弾を変える時だけ、一度撃つのを止めないといけない。片方の弾を撃ちきった後に撃つと自動的に他の弾が装填されるが意図的に変えたい時は一旦撃つのを止めて弾を変えなきゃいけない。

まあ今回は関係ないが。

俺は仮にも核ミサイルをノアにバンバン撃つ。そこら中に穴が空いていてノアはそっちの再生を優先している。

ラカムがその隙をついて魚のような物の中に入った。

 

するとノアは俺が開けた穴から何か出した。それは一つしか目のない鳥のような、いや、見た目は鳥だが毛がない。そいつはその片目からビームを出してきた。

カタリナがバリアを張って守ってくれた。

俺も最初はホーミングもあるスノーマンキャノンで敵を撃ったが。

 

「ぐぅぅぅ、」

 

敵の攻撃より爆風の方がカタリナにとってつらそうだったので使うのをやめた。

その代わりに渦中の刃を使う、バルツでも使った魔法だ。ホーミングあり、マナ消費が少ない、威力高い、と三拍子揃った良魔法だ。

水の丸のこを出し、敵を切り刻む魔法だ。俺の出した丸のこはあの鳥のような奴に向かっていき、切り刻む。

けど、俺も体力とかを吸いとられている身、本来全然マナを使わない筈なのに一気になくなった感じがある。

いや、一気になくなったんじゃなくて元からなかったのか。

こりゃ速くしてくれないと不味いぞ?

 

「あー!もう!次から次へとキリがない!」

 

イオがそう怒鳴っている。いや気持ちはわかる。なんせあの鳥みたいな奴、ずっと出続けてるんだ。

 

「イオちゃん、大人のレディは怒鳴らないものよ。」

 

と大人のレディであるロゼッタがイオにそう教える。

するとイオは途端に静かになった。大人のレディに対する憧れでもあるのか?

とは言えこれではジリ貧だ。いつか俺達が立てなくなるかもしれないしな。

だから、召還しよう。

俺はアクセサリーを急いで召還数を増やすアクセサリーにする。

そして俺は”スターダスト・セルスタッフ”を使う。

すると出てきたのは青い円盤型の物。

ひとつ言っとくとこの青い円盤型の奴は細胞だ。つまり機械とかではなく、一応生き物だ。

この細胞の優れる点、それは攻撃力とかではない、それならもっと良い奴が居るからな。

こいつの優れた点はひたすら数が多いところだ。

少ないマナに防具は召還数増やしたりしてないので今はこれが一番良いだろう。

 

細胞達はあの鳥みたいな奴に体当たりや引っ付いて落としたりしている。

そしてひとつの細胞から、またひとつ細胞が出てくる。

この細胞はどのくらい増えるんだろうな?もしかしたら無限だったり・・・とまぁそんなに増える前に消すから問題ないけどな。

 

 

さて、後はグラン達に任せよう。あいつらなら絶対ノアを元通りにする。俺がそうミスラと契約したっていいくらいだ。

 

周りのみんなはもう立ってるのが限界なくらいだ。それでもあの細胞達が頑張ってくれてるから楽は出来てるけどな。

イオはもう座っている。するとロゼッタが

 

「イオちゃん、大人のレディはそう簡単に膝をつかないものよ。」

 

とイオに言った。

 

「でもまあ、休んでて良いぞ。子供にはキツイだろ。」

 

俺も茶々を入れる。するとイオは勢い良く立ち。

 

「舐めないでちょうだい!!私はもう一人前の立派なレディよ!!」

 

と言った。ほんと反応が面白いな。

 

そうやって話していると突然、魚の身体が崩れだす。あいつら上手くやったんだな。その身体であった船はそのままこっちにゆっくり移動している。

その中に光輝くグランサイファーがあった。

これにて一見落着かな?

今回は俺の出番は少なかったな、まあ本来は出番がない方が安全で良いんだけどな。

 

 

さて、今回大活躍の我らが団長はどこかな?そう思い周りを見渡すと突然少し遠くの方から爆発があった。

俺は”ヘルメスの靴”はつけて走ってそこまで向かう。

あと少しでつく、そんなところまで近くに来ると今度は何故かリヴァイアサンが2体出てくる。

片方のリヴァイアサンはもう片方を噛みつき消滅させた。

こんなのが出来そうなのは俺は二人しか思いかない。

ルリアとオーキスだ。

ってことは今あいつらは黒騎士と戦ってるのか?

なら不味いな、黒騎士は今のグランとジータじゃ勝てない。俺でもわからん。

けど団長の危機なんだ、やるしかない。

インベントリのアイテムをほぼ武器にする。こうみえてもインベントリの武器の早出しには自信がある。

 

やっとグランが見えた、ジータもグランも気絶している。ルリアが黒騎士に腕を捕まれて連れていかれそうになっている。

迷わずテラブレードを取り出し、黒騎士に向かって振る。

黒騎士はテラブレードの魔法剣に気づくと自分の持っている剣を振り、魔法剣に当てる、すると軌道がずれた。

 

「貴様はこの団長の仲間か?」

 

今は見た目はまたアルビオンの時みたいにロキ装備にしてるからな、多分黒騎士は俺かわからないのだろう。

 

「さっきの飛ばした魔法、こいつとは違い少し苦戦しそうだな。」

 

実は今回の防具は全部バラバラだ、理由は単純でテラリアの武器は結構種類があるが今回はほぼ全部使うつもりだ。そうじゃないと勝てん。

 

黒騎士は歩いてこっちに向かってくる、クソ、余裕そうだな。

 

「おい、オーキスをどかせ、巻き込んだら悪い。」

 

「心配するな、オーキスには傷一つ付けられん、私がいるからな。」

 

すげぇ自信だな、それが出来る実力があるのもそうだが。

 

さて、真っ直ぐ歩いてくるならこの一発で終わるがどうだ?

俺は”レインボーガン”を出し、撃つ。

するとレインボーガンから名前の通り虹が出てきて黒騎士に向かう。

 

「くだらん。本気でやったらどうだ?」

 

そういい黒騎士は持ってる剣で虹を弾こうとするが剣が虹に触れても虹は気にせず真っ直ぐ進む、黒騎士はすぐに虹を避けて距離を取る、目は兜をしているから見えないが多分睨んでいる。

 

「貴様!なんだこれは!」

 

そりゃそうだよな、虹は本来綺麗な物こんな武器に使うような物じゃないしな。

 

「さあね、それより大分ビビって逃げたなww。」

 

黒騎士と虹は3mは離れている。あの一瞬でそんな距離まで離れたのもすごいが敵を褒める気はない。

レインボーガンの虹は触れなければ何もない、わかっていればそんな離れる必要もない。

その代わり触れている間はずっと凄まじい火力を出す。さて、

黒騎士は黙っているが多分イライラしている。次の手を考えるか。

そう思い、瞬きをする。その一瞬で黒騎士は手を伸ばせば触れる距離まで近づいていた。速すぎるだろ!

 

けど、近づいた時の対策はしてある。

俺は”メドゥーサヘッド”を取り出し、顔を黒騎士に向ける、残念ながら名前の割に敵を石化させたりとかはない、けど近距離の敵に対してはかなり効果的だ、なんせこの頭は射程が短いが近くの敵を無差別に光線のようなものを出す。

こんなに近いんだ。出が速いこの魔法を避けれるかな?

 

「な!?クッッ!!」

 

黒騎士はすぐに横に避けた。残念ながらそこも射程圏だ。

メドゥーサヘッドからまた光線が出る。今度は避けられなかったようだ。

が、黒騎士は全然平気そうだ、嘘だろ?この光線はもしゾンビに当たったらミンチに出来るぐらいの威力はあるんだけどな。まあこれで近寄れないだろ。

 

「なんだそれは?魔物の頭かなにかか?そんな魔物見たことないが。」

 

「実際魔物の頭だぞ。」

 

別世界のな、心の中でそう付け足す。

 

「しかし厄介だな、それを出されている限り、私はお前に近寄れない。」

 

さすがにこれに近づこうとはしないか、今のうちにグランとジータを起こしたい。

さっきからルリアが呼び掛けているけど起きる気配がない。もうちょっと時間を稼がないとな。

 

「だからこうしよう。」

 

そう言い黒騎士の手から赤、青、茶・緑の魔法玉が浮かんでいる。嘘だろ?この世界の魔法は普通4属性も使えない人がほとんどだ。四属性ともなると天才と言っていい、とイオが教えてくれた。

 

「クアッドスペル!!」

 

四つの玉は一気にこちらに向かってくる。下手に避けるとグランとジータがやばい。

 

「お願い!コロッサス!!」

 

俺の前にコロッサスが現れる。そして黒騎士の魔法を防ぐ、凄まじい衝撃だったがコロッサスはまだ立っている。

 

「サンキュー!ルリア!」

 

「気をつけてください!オーキスちゃんも星晶獣を出します!!」

 

もうオーキスは星晶獣を出してた、リヴァイアサンだ。

リヴァイアサンは水で作った球体を大砲のように速く、コロッサスに飛ばす、コロッサスは吹き飛ばされた。

 

たしかアウギュステで会った女が星晶獣は普通の武器じゃ殺せないって言ってたな、俺の武器は普通じゃないけど星晶獣を殺す力もない筈だ。

俺はロッド・オブ・ディスコードで短距離ワープをし、

リヴァイアサンの体に張り付く、最初に謝っとく。

 

「ごめん。」

 

そう言った後、テラブレードを振りかぶり思いっきりリヴァイアサンの体に叩きつける。

リヴァイアサンは苦痛の声を出しながら消えていった。

 

「ほお?こんな団長の団員にしてはやるな。」

 

黒騎士は感心したような声を出す。さて、こっからどうするか?

またあの四属性魔法が来たら今度こそヤバい。

だからこそ、接近戦にするしかない、やられる可能性は高いが、グランとジータを巻き込むわけにはいかない。

この世界だと大分おかしい武器だから使わなかったが今回は使わせてもらう。

”ミャオメア”見た目は刀身がピンク色の剣だ。

 

「今さら剣を変えてなんとかなるのか?」

 

さっきのレインボーガンで懲りたのか走ってこちらに来ている。

俺はミャオメアを黒騎士に剣先が届かないが振る。

すると剣から”何か”が高速で出て、真っ直ぐこちらに来ている黒騎士に真っ直ぐ向かう。黒騎士は驚いたようだが今度は最初から避けた。

黒騎士は俺に剣を振るのでミャオメアで防ぐ。

 

「貴様!さっきの虹といい剣から出したのといい!ふざけているのか!?」

 

「こっちは大真面目だ!」

 

「ケインさん何を出したんですか?」

 

ルリアが聞いてくる。と言ってももうそろそろ帰ってくるからわかると思う。

さっき出した何か、が黒騎士の後ろにあった壁に反射して戻ってきた。結構な速度で。黒騎士は気付き、避けようとするが俺は鎧を掴む。

 

「離せ!!」

 

黒騎士は剣ではなく拳で殴ってきた。痛いが我慢はできる。

 

「はわわー!?猫ですか!?あまり強くなさそうですー!」

 

ルリアもニャウメアーの出した物がわかったらしい。ミャオメアを振ると虹を出す猫の頭が出てくる。

 

「案外痛くないかもな。まあ頑張って耐えてくれ、黒騎士。」

 

まあ痛くない筈がないが、なんせテラリア最新バージョンアップで出た現最強の剣が出るまではこの剣が最強の剣だったからな。後スターラスも最強だったな。

 

猫の頭が当たったタイミングで俺は手を離す。さっき黒騎士が離せって言ってたからな。お望み通り離す。

もっともその黒騎士はミャオメアの猫に吹っ飛ばされているが。

さすがにミャオメアの猫は効いたらしい。息が絶え絶えだ。

 

「き、貴様!!」

 

ミャオメアの恐ろしさはこんなものじゃない。俺は一回しか振ってないからこんなもので済んでるが。もしこれを振り回したらそこら中にさっきの猫の頭が壁を反射しながら、当たったやつを吹き飛ばす威力で飛び回るのだ。

俺はまたミャオメアを黒騎士の向けて振ろうとすると黒騎士は腰から拳銃を出し、俺に撃つ。

とっさに避けてしまった。そのせいでめちゃくちゃ距離を詰められたが。黒騎士と剣でつばぜり合いになる。

こいつ異様に力が強い!!俺は段々後ろに行っている。

 

「ふん!は!てやぁ!!」

 

黒騎士はさっきの恨みをはらすように俺に力強く剣を振る。剣の腕ならあっちの方が上だ。

黒騎士にこうやって攻められたら、ミャオメアを振る隙がない。

てかこいつ騎士って名乗ってるくせに銃も使うし魔法も使うからな、合間合間に発砲してくるからヒヤヒヤしている。

そう思い、黒騎士と剣の打ち合いをしていたが黒騎士は俺の剣を強めに弾いた後すぐに蹴ってきた。しかも腹に。

俺はたまらず吹き飛ぶ、ルリアの近くまで吹き飛ばされた。

 

「こうなったら貴様はどうする!?」

 

そう言い、黒騎士は上から剣を体重もかけるように叩きつける。これは避けたらグランが危ない!

仕方なくミャオメアで受け止めようとすると後ろから急に引っ張られた。後ろを見るとジータがいつの間にか起きて俺を引っ張っている。

グランの方は?そう思いグランの方を見るとグランは剣を持って黒騎士に下から切り上げる、黒騎士はすぐに後ろに回避するが間に合わない。

グランの剣が当たったことで黒騎士の兜が外れる。

黒騎士の中の人は茶髪のいかにも気の強そうな女性だった。美人なんだろうが不機嫌で睨むようにこちらを見るので怖い。

一瞬黒騎士は止まったがまたグラン達に剣を振る、今度は俺がグランの前に立つ、がいきなり黒騎士は別の方向を見る、そこには黒騎士に向けて飛んでいる野球ボールくらいの砲弾のような物が飛んできていた。

黒騎士は砲弾を真っ二つに切る。砲弾が飛んできた方向を見るとオイゲンが居た。

 

「やっと追い付いたぜ、アポロニア!」

 

オイゲンは黒騎士のことを知っているようだ。

 

「知り合いか?」

 

「知らん。」

 

黒騎士はそう言っているが俺達に睨んだ時より遥かに不機嫌な感じだ。

黒騎士は剣から紫色の衝撃波をオイゲンに向かって放った。

・・・逃げるなら今のうちだな。

俺はすぐにグランとジータを連れてルリアと逃げる、黒騎士は追ってこないようだ。

 

__________________

 

あの後なんとかイオ達と合流出来た。今はイオとカタリナに二人とも傷を直してもらっているところだ。

 

「あのー、ケインさんは大丈夫ですか?叩かれたり蹴られたりしてましたけど。」

 

ルリアが心配してくれる。まあこんなもん唾つけるまでもない、ほっとけば治る。

治んなかったらハチミツに浸かるか。

 

「俺は大丈夫だ。それよりお前らの方が心配だけどな大丈夫か?」

 

「はい、大丈夫です。けど、まったく歯が立たなかった・・・」

 

「私も、ケインさんは一人でいい戦いが出来てたのに・・・」

 

いや、俺の使った武器は結構初見殺しの武器が多い、ミャオメアの猫のことをもし黒騎士が知っていたら、最初の猫は当たらなかっただろう。

もし次また黒騎士と戦うことになったら、多分ミャオメア以外は使わない。

メドゥーサヘッドもレインボーガンも対策されるからだ。

次黒騎士に会った時、そんときはもっと激戦になるかもな、俺も今のうちにあのクアッドスペルの対策でも考えとくか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「黒騎士こと、アポロニアヴァールは、帝国への背任を問われ、捕縛されました。」

 

秩序の駆空団のリーシャと名乗った者がグランサイファーに来てそう言った。

こりゃもう戦うことはないかな?




コンディション・・・テラリアの剣やピッケル等の武器として使える物につくもの。
コンディションはノックバック、威力、振る速度、クリティカルが基本的に変わり、剣なら大きさが増えたり減ったりし、間接武器なら弾速、魔法なら消費マナが変わる。
アクセサリーと守備力アップや振る速度が速くなる、とつけておいて損は絶対にない。
なおコンディションを変えるのに湯水のように金を使う

星の民・・・グラブルの世界の単語、昔星晶獣を作ったり色々して、グラブルの世界を支配していたが空の民との戦争に負け、歴史から姿を消した。
なお、グラブル内には一人、星の民が敵としている。

空の民・・・昔星の民に支配されていたが戦争を起こし、勝利。空の民はまあこの世界の人達だと思えばいい。

スノーマンキャノン・・・アイスクィーンの落とす武器、整地にも使えるし武器としてもホーミングがあり、優秀。特に他の強いランチャーは全部癖があるのでこれが一番使いやすかったりする。

ミニニュークⅡ・・・ランチャーの弾、地形破壊効果がある。

スターダストセルスタッフ・・・召還杖、召還するのは敵としても登場する、スターセルのミニ版、一つの細胞からかなりの量増え続ける。
この杖の説明にもある。

レインボーガン・・・ダンジョンのバイオームチェストの聖なる大地の鍵から手に入る魔法武器。
効果は攻撃判定のある虹を出す。虹は壁などに当たると途切れる。
虹は出した後しばらく残り、触れている間にダメージを出すので動きが遅い敵、例えば聖騎士などには凄まじい火力が出る。ただボスは大体動きが速い。

メドゥーサヘッド・・・メドゥーサが落とす魔法武器、
なんで石化しないんですかね?効果としては発動している時に近くに敵がいるとものすごい速度で攻撃する。一秒間で4回とかそのくらい速い。

ミャオメア・・・虹を出す猫(の頭)と言うどこぞのネットのミーム猫みたいな奴を出すと言う性能だが
落とすのはテラリアのラスボスでもあるムーンロード、性能は最強格の剣である。テラリア最強の剣はこのミャオメアを素材にする。

グラブルかテラリアどちらか知っている?

  • グラブルは知っている。
  • テラリアは知っている。
  • 両方知っている
  • 両方知らない。
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