テラリア転生者が次はグラブルに転移した話 作:nakaemon
あと僕は十天衆を一人も持っていません泣
そう遠くない未来
sideケイン
最近シエテがうるさい。シエテは前から俺を十天衆の自分の後任にしようとしているが俺はいつも断っている。十天衆なんて偉そうなガラじゃないのもあるがなによりあの癖の強い奴らをまとめられる気がしないからだ。
まああいつもまとめられてるかわからんが。
あいつの前で一度だけテラリア最強の剣を見せたことがある。それ以来自分の後任は絶対に俺にすると言っている。状況が状況だったから仕方なかったが。
まああくまで後任だし、今はこうして断るだけでいいか、そう思っていた。
が、最近シエテがあることを聞いたらしい、それのせいで面倒くさいことになっている。
「ケイン君!ヨーヨーの全空最強にならないかい!?」
マジでこいつなに聞いてきた?船で空を見ながら一人でゆっくり日向ごっこしているとそう聞いてきた。
「待て待て、どうした急に?てかなんでヨーヨーなんだよ。」
「グランちゃんから聞いたよー?何でもヨーヨーだけでグランちゃんのことボコボコにしたらしいじゃん?」
ああ、この前の模擬戦のことか、たしかにヨーヨー使ったな。
「君がヨーヨー全空一を証明できたら君は十一天衆になれるよ!!」
「やめろ!語呂悪いだろ!」
なんだろう?すごいことなんだろうけどショボく聞こえる。
「てかよ、なんでそんなしつこく誘うんだよ?グラン誘えよ、あいつは絶対大物になる、保証してもいい。」
「うん、たしかにあの子は大物になるよ、けどそれとは別に君を誘う狙いがあるんだ。」
急に真面目な話になったな。
「なんだ?その狙いは?」
「君が十天衆に入れる実力で会議とかに欠かさず参加しそうだからだ。」
よし、今日はソーンと飯を食う約束があるしな、行くか、待たせたら悪いし。
「ちょ!ちょっと待ってよ!」
「うるせぇ!!なんでお前の会議に参加するために十天衆に入ってそんなマントを着けなきゃいけないんだよ!!」
「カッコいいだろう!?」
ダサくはないが元日本住みの現20歳としては恥ずかしいんだよ!!
「大体なー、俺も今のヨーヨー全空一の人とか知らないぞ?お前は知ってるのか?」
「いや、そもそも大人がヨーヨーを武器で使う人はいなかったから・・・」
「それを成人済みの俺にヨーヨーで全空一を名乗れと?」
「そ、それじゃあ本は!?」
「あれは魔法を使うために出しているからな。もし普通の本で星晶獣に挑んでみろ?死ぬぞ。」
「ぐ、ぐぅ。でも勿体なくないかい?十天衆だよ?最強の称号だよ?」
「そもそも俺を最強と言っていいのかね?自慢じゃないが俺は防具や武器がないとそこら辺のチンピラにすらボコボコにされるような奴だぜ?」
まあ、テラリアの世界なら多分俺は最強だったのだろう。少なくとも俺がいた頃の時代は。
まあ俺が一番十天衆をやりたくない理由は
「十天衆になるとこの団と旅をするのが難しくなりそうなんでね、俺はゆっくり、この団のみんなとイスタルシアに向かいたいんだ。」
「そっか・・・」
まあ断るだけじゃ可哀想だしな。
「まあ、もし困ったことがあったら手伝ってやるよ。」
「ならさ!お願いあるんだけど!!」
うわ、こいつすごい食い付き。まあ聞くだけ聞いてやるか。
「なんだ?」
「あの剣の剣拓を」
言い終わる前に
「却下!!」
「いいじゃないか!ちょっとだけ!ちょっとだけだから!」
「あれだけはダメだ。あの時出したのも本当に仕方なくなんだぞ?」
「てか!あんなすごい剣を持っていたのに教えないのズルいよ!!」
やめろ、引っ付くな。
そう思っているとルナールが目を見開いてこっちを見ている。
余談だがあいつは耽美絵物語、いわゆるBL本を書いていて、たまに団員で書いてると言う噂を聞いたことがある。つまり
「バ、バカ!ルナール!早まるな!」
ルナールはインスピレーションを受けたようでどんどん紙に筆を走らせる。
俺も一時期ルナールの原稿を手伝ったことがあるがそれはモデルが俺とは全く関係ないから大丈夫だった。
けどルナールが捨てる紙には明らかに俺とシエテに似ている人が写っている。
ヤバイヤバイさすがに自分がモデルだとキツイ。相手がシエテなのも余計キツイ
「ル、ルナールちゃん?ちょっと目の前でこれはさすがの俺もキツイんだけど・・・」
ヤバイ、ルナールの耳には俺達の言葉が入っていない。
もう我慢出来ん。
俺は”エルフメルター”を取り出す、これは簡単に言えば性能のいい火炎放射器だ。
迷わずルナールの書いてる途中の紙を奪い、上に放り投げて
「汚物は消毒だーー!!!」
火炎放射器をぶっぱなす。ルナールの書いた紙は燃えカスになった。
「ちょっと!なんてことするのよ!!」
「うるせぇ!!お前だって目の前で自分のエロ本書かれてたらどう思うよ!?」
「私の耽美絵物語はエロ本じゃないもん!!」
「せめて俺らの見てないとこでやってくれ、頼むから。」
ちなみにルナールの耽美絵物語は団の女性陣から人気らしい。こいつ絵のレベル自体は高いからなぁ。
そう思っていると肩をトントン、とされる。
誰だ?そう思い後ろを向くとリーシャがいる。
あれ?この雰囲気、前カリオストロと一緒に底なしのバケツで怒られた時と同じ空気だ。やべ。
「ルナールさん?ケインさん?シエテさん?
何をしているのですか?」
全空一の剣の実力を持つシエテでも今のリーシャには勝てないらしい。俺も怖くて無理だが。
「リーシャさんの耽美絵のリクエストは」
「ああ、すみません、ルナールさんは関係ありませんね」
結局この世界も日本も秩序を守るとか言いながらこのザマだ。これだけは変わらないんだな。
てかあいつも耽美絵見てるんだな。年頃の女の子ってそういうのが好きなのかね。
そっからは説教タイムだ。まあ火炎放射器を出したのはさすがにやり過ぎた。
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説教タイムが終わった。本当に辛い、特に正座させさせられるから脚が痺れてもう痛い。
が、この後はソーンと食事に行く。
別に付き合っているとかそういうことではなくて。この前十天衆のみんなと食事に行きたい。と愚痴っていた。それを聞いて
「じゃあ今から俺と行くか?」
とふざけて聞いたところめちゃくちゃ食いついた。
「ほんと!?行く行く!!」
まあ俺もソーンみたいな美人と食事するのも楽しそうだしな。そう思い食事に夜の今から行くのだが・・・
「・・・ソーン、なんで十天衆の時の服のままなんだ?」
「え!?おかしいかな・・・」
なんで驚く?俺か?俺がおかしいのか?
「ごめんなさい、私、お友達と食事なんて初めてで、あまりどう言う服で行くとか知らないの・・・」
俺は黙って上を向き、手で目を押さえた。
・・・軽い気持ちで誘うんじゃなかった。
「十天衆同士で食事したりはしないのか?」
シエテとかしてくんないの?そう希望を持ち聞いたが
「ううん、みんな一匹狼で誘っても来ないの。」
膝から崩れ落ちそうになるのをなんとか耐える。
ダメだ。倒れるのはせめて食事が終わってからだ!!
店の方はソーンに任せたので知らなかったがどうやら喫茶店のようだ。
かなりおしゃれな感じだ。よかった、めちゃくちゃ変な店を選んだりしなくて。
「ここね、ずっと前から友達と食事行くときはここにしよう!って決めてたの。」
変な店ではなかった、その代わり思いが重い。
「な、なぁソーン、一応聞きたいんだがこの店以外におすすめってあるのか?」
「もちろん!もしかしてこの店は嫌?ならあと10店くらいおすすめのところがあるわ!!」
友達いないってことはこいつ一人で色んな店に回っていつかのお友達のために店を厳選してたってことか?
・・・俺には荷が重い、こういう時グランならどうするんだろう。
「ま、まぁ入ろう。」
喫茶店に入り、店員に案内され、席に座る。
俺の中での美人な女性とウフフなお喋りはない。どうやってソーンの地雷を踏まないようにしつつ、ソーンが楽しくなるような会話をするかだ。
「ソーン、何を頼む?」
まずは外れることの絶対にない常套句で攻める。
ソーンに聞くがソーンは黙っている。
「どうした?ソーン。」
「あ!ごめんなさい。こうやってメニューを聞かれるのが久しぶりで、驚いちゃったわ。」
なんでだよ!!なんでメニュー聞くだけで地雷を踏むんだよ!!
てか、今気になること言ったな。
「ソーンさっき友達と食事行くの初めてって言ってたけど実はあるんじゃないか?」
てかそうであってくれ。そう思っていたが俺の希望は砕かれた。
「うん、友達の女の子がいたんだけど・・・昔依頼を一緒にやったときに化物って言われて・・・それ以来話せてないわ。」
今までで一番の地雷を踏み抜いた、俺もう喋んない方がいいかな?
「なんでさ、ソーンって化物呼ばわりされるんだ?」
これはずっと気になっていた。魔道弓の威力かな?ソーンが全力で戦っているところ見たことないけど。
「私眼が良すぎるのよ、小さい島なら端から端までなにがあるか、とか見えちゃうし今だってグランサイファーでルナールさんがジークフリートさんとヴェインさんを見て絵を描いているのも見える」
ルナールあいつなにしてんの?ってそうじゃなかった。
「ふぅん、で?」
「え?でって何?私はこの眼のせいで化物って言われてるのよ?」
ソーンは少し怒った感じで聞いてくる。けど俺も聞いてなーんだ、と思った。
「それって眼がいいだけだろ?」
「え?」
「ソーンの強さは魔法で空を飛べること、魔力で矢を作って飛ばせる、しかも眼がいいから狙いは外さない。けど本当にすごいのは眼がいいことじゃなくて魔力の腕、遠くの的に矢を当てられる技術、それじゃないのか?」
眼がいいだけ、とかテラリアの世界なら糞の役にも立たない。反射神経とかの方が大事だ。俺からしたら眼が良いことより空を飛べること、矢を作れること、この二つの方が羨ましい。
「でも、この眼は化物って・・・」
「ソーンは十天衆だろ?化物って何回も言われたかもだけど、それ以上にお前のお陰で助かっている人もいるんだ。もっと胸を張れ。」
俺みたいな彼女が居たこともないような男にはこれが限界だ。ソーンにとって、この言葉が助けになったかはわからない。
けど、ソーンは下を向いて涙を流している。
「お待たせしました。」
「ありがとうございます。」
店員が食べ物を出してくれた。
「さ、ソーン、今は飯を食おうぜ?今は俺達はご飯を食べに来たんだから。」
「そ、そうね・・・」
俺とソーンは飯を食う、どうしよう、結局話しにくい空気のままだ。
けどソーンもチラチラこっちを見ている。?何か話したいことがあるのか?
「どうした?ソーン、なにか言いたいことがあるのか?」
「ちょっと聞きたいだけど、ケインって弓は使えるの?」
「まあ最低限は。」
「!!なら私が弓を教えるわよ!!」
え?マジ?ソーンは弓の実力は全空一だ。ただで教えてもらえるならいい、が。
「ソーン、ありがたいけどそれだけじゃ不平等だ。俺もソーンになにかするよ。」
「え?ならどうしましょう?」
ソーンはうーんと考えている。こうして見ると本当に美人だな。どこぞの中身が男のロリボディとは違って
ボン!キュ!ボン!な色気があるし、性格も優しい。
本当あの天才美少女錬金術師(笑)にも見習ってほしいよ。
まあ女性は視線に敏感と言うし十天衆でもあるソーンは余計そうだろう。ジロジロ見ないようにしなきゃな。
「ねぇ、これからも友達でいてくれる?」
「?当たり前だろ?」
「ならそれが私のお願い。」
「そう来たか、まあ喜んで。」
その後も俺はソーンと他愛のない話をしながら食事を楽しんだ。
最初はどうなるかと思ったが俺も楽しかった。こんな美人と話ながらご飯を食べれるんだ。
ほんとこの世界に来てよかった。
俺はソーンと二人で横に並びながら歩いている。
「そういえばケインはどんな弓を使うの?」
「ああ、これだ。」
俺は”パルスボウ”を出す。敵にもよるが普段はこれを、使っている。
「すごい、この弓一体どこで手にいれたの?」
「旅商人から買った。」
あの旅商人はどっからこの弓を仕入れたんだろうね
まあ見つけた時は速攻で買ったが。
「この弓はただの弓じゃないんだ。ふつうの矢を使ってもこんな風に、」
そう言い俺は近くの壁に矢を撃つ、撃つ前はただの矢だったが。撃った後は青白い光線となり壁に当たる、本来は矢が壁に刺さるんだろうがパルスボウは違う、矢が壁に当たり反射した。また壁に当たり反射する。それを五回繰り返したらちょうど俺達の後ろのこそこそこちらを覗いている奴の顔をかする。
「気づいていたのね?」
「ああ、一応聞くけど知り合い?」
「いいえ、けど狙いは私でしょうね。こんな仕事だから恨まれたり狙われるのは結構あるの。」
「仮にも女の子を尾行して、な。」
尾行していた奴は隠れるのをやめて一人出てくる。
まあちょっとキツくお灸をすえるか。
パルスボウだと殺してしまうのでしまう。
代わりに出すのは”ピラニアガン”
「十天衆ソーン!死ねぇ!!」
と男はソーンに襲いかかるが俺は気にせずピラニアガンを発射する、するもピラニアガンの銃口からピラニアが一匹出てくる。ピラニアは今いる男たちの体を噛みちぎることもできるがそこまでする気はない。
その代わりピラニアは男の尻を噛んだ。
「プッww」
ソーンは吹き出している。
俺も昔ジャングルを探索している頃にあーやって噛まれたなぁ。
ピラニアガンは俺が自分の意思で外さない限りずっと噛み続ける。
「さて、リーシャに捕まえてもらおうぜ。」
「ええ、そうね。」
お、ソーンさんの満面の笑顔。可愛い。
俺とソーンはグランサイファーまで歩いて帰った。
後リーシャにはあの尾行していた奴を捕まえて貰った。
エルフメーター・・・火炎放射器の強化武器、サンタの姿をした戦車、サンタンクがドロップする。
パルスボウ・・・プランテラと言うボスを倒した後、たまに主人公の家の近くに来る旅商人のランダムの品揃えの一つ。どんな矢を撃っても青白い光線になり効果も同じになる。普通に強い。
ピラニアガン・・・ダンジョンの奥深くにあるバイオームチェストのジャングルのチェストで手に入る。
一度噛んだ敵を離さないで噛み続ける噛むのをやめさせるには攻撃ボタンを押しっぱから離せばいい。
ダンジョンガーディアンを倒す時に使う人もいる。
普通の敵やボス戦では火力不足になるのであまり使わない。
グラブルかテラリアどちらか知っている?
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グラブルは知っている。
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テラリアは知っている。
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両方知っている
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両方知らない。