テラリア転生者が次はグラブルに転移した話   作:nakaemon

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テラリアは1.41のバージョンが最終って言ってたけど。バージョンアップしないとは言って無い。
テラリアとドントスティーブコラボおめでとう!

ガズゴゥさん誤字修正ありがとうございます!!


ハロウィン①

そう遠くない未来

sideジータ

 

「ケインさん!今日はハロウィンですよ!シェロカルテさんからハロウィンパーティーに誘われたので行きましょう!!」

 

「え?」

 

ケインさんにハロウィンを伝えると驚いている。

そんなに驚くことかな?

 

「えっと、ハロウィンって仮装したりお菓子配ったりするやつか?」

 

「?そうですけど。他になにかあるんですか?」

 

「・・・いや、なんでもない、なら俺もたまには仮装とかするか。」

 

おお!ケインさんってどんな仮装するんだろう?やっぱカッコいい仮装かな?ってそれより

 

「コルワさんやカルテイラさんが仮装の準備してくれますよ?」

 

「いや、一応仮装は持ってるからな、それを使う。」

 

と言うのでケインさんの部屋で待っているとカリオストロさんが来て

 

「どうした?そいつの部屋の前に立って。」

 

とが聞いてきた。カリオストロさんもハロウィンの衣装だ、普段はしない頭巾にスカートは長く、カボチャの顔が描いてある。見た目が美少女なのもあって本当に可愛らしい。

 

「今ケインさんが仮装の準備しているんですよ。」

 

「へぇ?ところであいつ最近すごい疲れてたじゃねぇか、なんか理由があるのか?」

 

「なんか”ハロウィンを待ちきれていない魔物を倒してくる”とか言ってソーンさんと二人っきりでどっか行ってましたよ。その後帰ってきたら死んだように眠ってて、何があったのか聞きにくいんですよ。」

 

「え?魔物もハロウィンを待っているのか?」

 

「さぁ?」

 

私にはわからない。けど、ハロウィンを待ちきれない魔物ってことはやっぱカボチャなのかな?

 

「終わったぞー。」

 

とケインさんの声が聞こえ、ケインさんがドアを開けるするとそこから出てきたのは白い顔に黒いローブ、鎌を持った人が出てきた。

 

「「きゃぁ!?(うぉ!?)」」

 

カリオストロさんも驚いた声を出している。え?誰この人?ケインさん?

 

「えーと、ケインさん?」

 

「?なんだ?」

 

「そのー、ガチ過ぎません?」

 

「仮装ってこういうもんだろ?」

 

「だとしても!こんなの子供が泣きますよ!」

 

するとケインさんは白い仮面を外した。

 

「これならどうだ?」

 

「それならいいです。」

 

あ、でも結局カッコいいな、ケインさん。

団の若い人ってイケメンが多い、ケインさんの他にもランスロットさんやヴェインさん、ジークフリートさんやフェザーと他にもいっぱいいる。それ以上にこの団には美人が多いけど・・・

 

「しかしカリオストロも仮装に結構力入れてるじゃねぇか。」

 

「当たり前だろ、俺様は可愛いからな、こういう可愛い衣装を着れるイベントを逃すのは可愛さに対する冒涜だからな。」

 

とカリオストロさんはすごいことを言ってる、でも、実際可愛いのがまた何とも・

 

「おじいちゃん!またそうやってボケて。」

 

「誰がおじいちゃんでボケてるだって!?」

 

あ、でもさっきのツッコミの時は美少女感がなかった。

 

「仮にも男が可愛さについて語るのはどうなんだ?」

 

まあ、それは私も思ったけど。

 

「バカかお前、どう見ても俺様は美少女だろうが。」

 

見た目だけなら美少女なのがカリオストロさんだ。今の身体を作るのに色々研究したんだと思う。

 

「カリオストロってオッサンくさいよな。」

 

「ハァ!?誰がオッサンくさいって!?」

 

「それで美少女なのか?ww」

 

うわぁ、ケインさん、カリオストロさんと話す時はすごいイキイキと喋る、それこそからかったりする。

 

「チッ!ウロボロス!!」

 

カリオストロさんは普段戦闘でしか使わないようなウロボロスをなんの躊躇いもなく出す。

二人は子供みたいなじゃれあいをよくする。じゃれあいなのがわかっているからケインさんは武器を出したりしない。

ちなみにじゃれあいは大抵カリオストロさんが有利だ、まあケインさんは手を出したりしないしね。

あ、ケインさんがウロボロスに巻き付かれてる。もうそろそろ止めなきゃ。

 

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sideケイン

 

まさかこの世界にもハロウィンがあると最初は思わなかった。しかも俺の世界とやることがほとんど変わらないんだ。

だが、今わかってる中で一つだけ元の世界と違う点がある。それは魔物達もハロウィンを楽しみにしている点だ。それがわかったのはついこの間、なんせ急にソーンから

 

「ケイン!ちょっと私と一緒に依頼行きましょ!」

 

と言われたからだ。しかも依頼内容がハロウィンを待ちきれない魔物をなんとかしてくださいってなんだよ。

 

「私、お友達と依頼とか行ってみたかったの!!」

 

と笑顔で言われたので着いていった。正直軽い気持ちだった。

けどあんなに数が多いとは思わなかった、それだけじゃない。強いのだ。

ソーンもさすがにあの強さは予想外だったらしく最初はお話しながらやっていたが途中からそんな余裕もなくなった。

 

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「ケイン!!その魔物に麻痺入れたわ!!」

 

「おら!!お前らハロウィンまであと二週間くらいだろうが!そんぐらい待てや!!」

 

途中から魔物に愚痴を言っていた。

しかしさすが十天衆だ、魔物の動きを制限してくれるおかげでやりやすかった。

特に状態異常の睡眠、麻痺、魅了は本当に助かる、おまけに状態異常の時間を長く出来るんだ、あんなのに狙われたらたまったもんじゃないね。

もっとも一部の敵にはまったく効かなかったが。

 

「ケイン!ヤバそうなのが来たわよ!」

 

ソーンが言いながら指を指した。そのヤバそうなのはカボチャ頭八頭身のデカイ人型魔物の奴や緑のドクロ、オレンジのカボチャの頭だけの奴ではない。いや、あいつらもかなり強かったが。

 

手と足には虎のように鋭く長い爪が腕には刃が立っている、そして二足歩行の俺達よりでかく、顔は紫色のジャック・オ・ランタンのように笑顔だ、イタズラが好きそうな感じがある。

もっとも、カボチャの色と白の鎧とも言える装甲があり、そんな笑顔もどうでもよく感じるが。

 

「トリック・オア・トリーーーーーート!!」

 

あの怪物はそう叫びながら突っ込んでくる。

お菓子なんてあるわけない、それにあげる気もない。

俺は”エルフメーター”を手にとる。エルフメーターは性能のいい、サンタさんがくれた火炎放射器だ。こいつらはカボチャの見た目をしているだけあって火に弱いらしい。依頼主の村長が教えてくれた。ついでに魔物の特徴と名前も、多分あいつは村長が最悪倒せなくて良いと言っていたヘイスティパンプキンだろう。

エルフメーターの炎を物ともせずにヘイスティパンプキンは俺の前まで来た。そして鋭い爪で俺を引っ掻くがその前に短距離ワープで避ける。お馴染みロッド・オブ・ディスコードだ

俺が当たらなかったのを見るとヘイスティパンプキンはただでさえ笑顔な顔の口角をさらに上げた。

その笑顔がオモチャを見つけた子供のように見えた。

俺が召還していた奴とソーンが他の奴等は全員やってくれたらしい。後はこいつだけだ。

俺は”フライングドラゴン”と言う名前の剣を出す。

この剣は攻撃力が剣の中だとトップ3に入るほど強い剣だ。ちなみに昔は微妙な性能だった。

ヘイスティパンプキンはまた突っ込んできた、多分エルフメーターが効かないからだろう。

けど、フライングドラゴンの一撃は結構重いぜ?

俺はフライングドラゴンをヘイスティパンプキンに向かって振る。

すると三日月の形をした炎の衝撃波がヘイスティパンプキンに飛び当たる。

さっきまでは召還用の装備だったが今は近距離戦特化の装備だ。強い奴はそっちの方が確実だしな。

ヘイスティパンプキンは苦しんでいたが俺を見るとまた口角を上げた。

 

「ソーン、援護は任せたぞ。」

 

ソーンは今俺の近くにはいない、けど唇の動きだけで何が言っているのかわかるのがソーンだ。

俺の言っていることは伝わっているだろう。

今あの笑顔の奴を倒せるのは俺くらいだろう。ソーンは状態異常といい攻撃といい、ある程度の敵からほとんど通じなくなっていたのだ。ソーン曰く火の属性以外まったく通らないタイプらしい。

だからこいつは俺が倒す。最近はいろんな人に剣を教えてもらったしな。その成果を生かす時だ。

 

「トリック・オア・トリーーーーーート!!」

 

「トリック・オア・トリート、俺はイタズラでいいぞ。お前はどうだ?」

 

無駄なのはわかっているのだが話しかけた。すると俺の言ってることがわかったのか反応してくれた。

ニヤ、

 

まったく、テラリアの世界といいこの世界といいパンプキンって名前の奴はなんでこんな強い奴が多いのかね。パンプキンムーンのあいつを思い出したよ。

さて、やるか。本来大声とか出さないんだが今回は気合いを入れるためにやるか。

 

「行くぞ!!」

 

その一言で俺とヘイスティパンプキンはお互い同じタイミングで走り出す。

俺はフライングドラゴンを、ヘイスティパンプキンは腕の刃をお互いに振る。

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とまあ、色々あったのだ。

正直あの時は文字通り死ぬ気で戦ったからあまり覚えていない。覚えているのは倒れるヘイスティパンプキンと血だらけの俺を見てアワアワしているソーンだ。

あの時は出血していたから自動回復がしなくて死にそうな見た目だったが本来は俺は傷だらけでもハチミツの風呂にぶちこむだけで完治する。

だからあまり焦らなくていいんだがそんなことを知らないソーンは凄かった。

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「ケ、ケイン!?大丈夫!?しっかりして」

 

「あ、ああ、大丈夫だ。」

 

「ど、どうしよう!血が止まらない。」

 

いや、あと一分くらいで止まると思うが・・・

 

「ごめんなさい、私、こんな難しい依頼だとは知らなくて」

 

ソーンが泣きながらそう言う。まああんな依頼じゃ魔物が強いかとか普通わからないだろうな。

俺はバックからポーションを取りだそうとすると

 

「動いちゃダメ!!」

 

と言って俺のことを結構な力で押さえつけた、そのせいでまた血が出る。

 

「あ、ごめんなさい!!どうしよう・・」

 

このまま黙ってあたふたしているところを見るのも楽しそうだがそれだとソーンがかわいそうなので

俺はソーンに許可をとり、ポーションを飲む、すると外傷はみるみる消えていく。

 

「本当にごめんなさい、私、友達と依頼にいけるってはしゃいで依頼をよく調べなかったわ。」

 

「まあ今回は仕方ない、けど、次受けるならもっと人数を揃えよう。」

 

「ええ、わかったわ。」

 

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まあ結局のところ無事に終わったのだがなんせ疲れた。軍勢だけみたら小さな国ひとつ落とせるのではないだろうか。

 

そんなことがあったので、最近は寝てばっかだった思い出かある。しばらく休もう、そう思っていたが

 

「ケインさん!今日はハロウィンですよ!シェロカルテさんからハロウィンパーティーに誘われたので行きましょう!!」

 

と言われた。もちろん行くが。

 

仮装の方はコルワに任せるとたまに変な服を着させようとするので自分で用意する。

実はテラリアにもハロウィンはある。ハロウィンでしか貰えない服などもある。特にナースの帽子やサイボーグの頭は殺して取った思い出がある。すごいのがあいつら、いや本当にあいつらなのかわからないが同じ姿をした名前だけ違う奴がまた俺の建てた家に来るんだ。

 

ちなみにテラリアはストーリーの関係上、絶対にガイドが一度死ぬ、だから新しく来たガイドにビビった人も何人かいると思う。

 

そんな訳でテラリアのハロウィンイベントでは仮装が結構貰えるのである。だから今つけている”死神のローブ”以外にも色々あるのだ。

今俺はカリオストロとジータと一緒に歩いてる。

ちゃんとした美少女?美女?ジータがどっちに当てはまるかわからないがまあ美少女だろ、後ガワだけ美少女が近くにいるだけあって知らない人からよく話しかけられる。

今は結構しつこい三人組の男にジータが絡まれてる。

 

「君可愛いね、俺達と一緒に楽しまない?」

 

「すみません、今は友達と一緒に楽しんでいるんです。」

 

「まあまあ、そこの男の人より俺達の方がいいぜ?」

 

目の前でそう言われると不愉快だな、まあ、俺の目の前にはもっと不機嫌なまだ男に声をかけられていないカリオストロとか言う奴がいるけどな。

 

「ね、ねぇねぇ、私は?まだ声かけられてないんだけど。」

 

カリオストロがいまだにしつこくナンパしている男達に言う。

 

「そうはいっても、君まだ子供じゃないか。」

 

「もうちょっと大人になってから来な。」

 

「あそこの奴とおままごとでもしてな。」

 

ピキィ!!とカリオストロがキレた音が聞こえた

 

あーあ、俺しーらね。

 

カリオストロの後ろからハロウィンのカボチャに顔と色を似せたウロボロスが出る。

俺はその隙にジータを男達から離す。

 

「誰が子供だってー!?この天才美少女に対して言ってくれるじゃねぇか!!」

 

「「「ぎゃー!?」」」

 

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とまあ色々あった、ちなみにカリオストロはナンパされた回数ゼロだ。美少女なのは間違いないんだがガワは若すぎるからな。もししたらそれはそれでヤバイ奴になるしな、今日くらいは秩序の騎空団も休みたいだろう。

 

途中お菓子も買ったのでもし子供が来たらあげるか。

 

「ほら、ナンパが一人も来なかったお子さまカリオストロもお菓子いるか?」

 

「黙れ!!俺様は美少女だがお子さまじゃねぇ!!」

 

とは言ったがお菓子は普通に受け取ってた。こいつほんとにガキっぽいな、イオを見てる気分だ。

 

「お兄ちゃん、トリック・オア・トリートー!」

 

子供達が俺にそう言ってきたのでジータと俺はお菓子を渡す。

 

「あれ?カリオストロはあげないのか?」

 

カリオストロがお菓子をあげずに俺のお菓子を食べようとしていたので聞いたらすげぇこと言い始めた。

 

「あん?俺様はどう見ても貰う側だろ。」

 

「・・・は?」

 

「逆にこんな可愛い美少女にお菓子をねだるのか?」

 

「お前さっき渡したお菓子返せ、さっきの子供にあげるから。」

 

「な!やめろ!か弱い美少女に詰め寄ってくんな!」

 

「トリックオアトリート、お菓子くれなきゃイタズラするぞ。」

 

そう言うとカリオストロは悪い顔をし始めた。

 

「してみろよ。」

 

「は?」

 

「けど、お前みたいな大人の男がか弱い美少女にイタズラしていいのかねぇ?リーシャ辺りが飛んで来るかもな。」

 

たしかにリーシャは怖い、この団で逆らえる人はいないんじゃないだろうか。十天衆ですら無理だからな。俺も何回もリーシャのお世話になるのはゴメンだ。

 

けど、男にはやらねばいけない時がある。こういう大人を舐めたメスガキ、メスガキ?まあカリオストロにはわからせる必要がある。

 

ってことで出したのは”スパイダースタッフ”先に行っとくが俺はカリオストロに攻撃する気はない。

この蜘蛛は俺の敵じゃなければ好意的だ、俺もこいつは嫌いじゃないがひとつ問題がある。

それは体がデカイ蜘蛛なのだ。顔よりもデカイ蜘蛛だ。しかもじゃれつく、まあ引っ付いてくるのだ。

今回はカリオストロのためにサービスで種類の違う三体を出している、わざわざアクセサリーまでつけて召還数を増やしたからな。まあ楽しんでくれ。

 

「ぎゃー!?く、蜘蛛!?しかもデケェ!?」

 

「カリオストロ、安心しろ、攻撃したりはしない、けどその蜘蛛は友好的だぞ。友好的過ぎてくっついてくるけど。」

 

「は、離れろ!!」

 

あー、すっきりした。ジータが冷えた目で見てくるが関係ない、ちなみに子供達はなぜか蜘蛛に懐いている。すごいな、俺でも結構時間かけて慣れたのに。

 

「や、やめろ!この髪のセットに2時間はかけたんだぞ!」

 

「え!?そんな使ったんですか?」

 

「ジータ騙されるな、そいつの髪のセットは手伝わされたことあるから知ってるが半分以上は鏡の自分を見てうっとりしてるから。」

 

いくら自分の理想の体だとはいえあんなうっとりするもんかね。

 

「そういえばジャックがいませんね。」

 

「え?誰だそれ?」

 

ジャック?まさかジータの彼氏か?だったらジータにふさわしいか見てやる。最低ラインは一人で星晶獣討伐だ。

 

「ケインさんって変なところで常識がないんですね。ハロウィンの醍醐味と言えば迷子のジャックと遊ぶことじゃないですか。」

 

「ハロウィンの時期はあの世の扉が開くって言われててなさっきからいるカボチャに羽の生えた見た目の奴もあの世の扉が開いた時に来るお化けって言われてる。

俺様としてもあの世の扉に関しては興味があるからな。そんな中でもジャックはあの世とこの世をさまよう正体不明の霊として扱われてる。」

 

なんとか蜘蛛から離れたカリオストロがそう教えてくれる。へえ、一体どんな見た目なのかね。

 

しかしこの羽の生えたカボチャ、この前の依頼で倒したやつらにそっくりだ。

ひとつ補足すると実は俺はあの時の依頼で一体も魔物を殺していない。

手加減していたとかではない。けど、死体がひとつも無かったそうだ。あのヘイスティパンプキンですら影も形も無かったらしい。

幽霊だから死んでもまた生き返る、いや死んでるから生き返るわけではないのか?まあようはまたあいつらは来るかも知れないってことだ。

 

「で、なんでその迷子のジャックが来ないんだ?文字通り迷子だからか?」

 

「いや、あいつはこれ以上迷いようがねぇ。」

 

「?ジャックについて知ってるのか?」

 

「まあ、ちょっとな。」

 

どうも歯切れが悪い、まあ俺も隠し事をしてる身だししつこく聞く気はないが。

 

それよりもずっと気になっている物がある。

 

「カリオストロ、あの篝火に何か感じないか?」

 

「どれどれ、へぇ?また妙なもんを・・・」

 

本来篝火ってのは明かりで使われる物、にも関わらず炎の勢いがすごい、篝火の炎で夜空が紅くなったように感じる。

で、そうなった瞬間カボチャどもが止まって震え始めた

 

「カリオストロ、多分あいつら・・」

 

「ああ、来るぜ。」

 

カボチャどもが一斉にこっちに来た

さすがに子供のいる前で大量殺戮はしたくないので今回は普段使わない武器を出す。

”カタナ”日本人にとっては馴染み深い日本刀だ。

なんで今カタナを出したかって?カタナ、手加減、絵面に優しいと言ったらあれだろ。

 

向かってくるカボチャに一太刀、スパンと音が鳴り、カボチャが倒れる。

それを見ると子供達は心配したように聞いてくる。

 

「カボチャさん達死んじゃったの?」

 

「安心しろ、峰打ちだ。死んでないぞ。」

 

ほんとなら心配ご無用、峰打ちでござる。と言いたかったがこの前ミリンが言っていたので俺は使わないことにする。

 

ちなみにテラリアの武器で明確に刀と言えるのはこのカタナしかない。それ以外は剣扱いだからな、カタナも剣扱いだけどさ。

しかしこのカタナも旅商人から買える剣なのだが、一体どこから入手したのかね、もしかしたらテラリアの世界にも日本に似ている国があったのか?まあもう気にする必要はないが。

 

ちなみにこの世界でも日本に似ている国?のような場所がある。ミリンの故郷がそうだ。最初ミリンが仲間になった時、俺はミリンの言ってることがある程度わかるが他の人はわからなかったので最初はミリンも含めて同郷の人だと思われた。まあ、文化は近いけど文字通り住む世界が違ったからな、それに、今の日本に侍なんていないしな。

 

「きゃー!?」

 

他にも悲鳴が聞こえるがそれよりも俺はカリオストロとジータと一緒に篝火を調べる。なんで放って置くかは簡単だ。この団はお人好しばっかだからな

 

「大丈夫ですか!?」

 

グランやその場にいた犬の仮装をしているヴェインが助けている。あ、一応ヴェインはワーウルフの仮装だったな。

最も犬耳に犬の手、犬の鼻しかつけてないから犬の仮装に見えるが、俺はもっと高いレベルのワーウルフの仮装も出来るしなんなら本物にもなれる、まあこの世界だとなる気はないが。

 

ある程度篝火まで近づくとこの村の長老が急に俺の前に立ち

 

「ここから先は危ないからダメじゃ!!」

 

と止めてきた、その反応でもうクロなんだよなぁ。

 

「じいさん、俺達は騎空士として今の異変を調査しなきゃいけないんだ。今のところその篝火が一番怪しいんだ、調査させてくれ。」

 

「いや、それはワシらがやっておく!お菓子をあげるから離れるんじゃ!」

 

「いい加減にしてください!人の命に関わるかもなんですよ!?そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

 

「それともその篝火に何かあるのか?」

 

俺達はそれぞれじいさんを疑う。まあもう反応からしてクロ確定だから無理矢理調べるが。

 

「それ以上来るならただではすまんぞ?」

 

そう言い、じいさんは懐から魔晶を取り出す

 

「これはわしの仮装じゃ、お主らも痛い目には会いたくないだろう?さっさと下がるんじゃ。」

 

デカイカボチャ頭の巨人のような奴が出てきた。3メートルくらいか?大きさは、仮装といっているが魔晶を使ってる時点で容赦はしない。

でも雰囲気は忘れたくない、だから死神の鎌を今回は使う、仮装に合った武器だ。

 

「さっさと終わらせるぞ、ジータ、カリオストロ。」

 

「了解です。」

 

「ふふ、カリオストロは、ハロウィンでも強くて可愛いのを見せてあげる☆」

 

じいさんが俺達に拳を振ってきた。俺とジータは跳んで避ける。

 

俺は跳んだ後、”バットフック”を使う、ハロウィンっぽくて今回持っていたがまさか役に立つとはな。

 

俺はじいさんの足に先端のコウモリを引っかける。その後、引っかかったところに向かって俺は引っ張られる。

フックは着弾地点に引き寄せられるアイテムだ。序盤は落下死が減るうれしいアイテムだ。フックにも色々あるが今回使ったバットフックは普通のフックが性能が良くなっただけのフックだ。

テラリアのフックはあっちの世界ならモンスターにくっついたりしない、てかくっついて何かメリットがあるのか?そう思い、基本モンスターにフックを当てるという発想は無かった。けど、この世界ならフックは色々と使い方がある、そのうちの一つがモンスターにくっつけることだ。

 

引き寄せられながら死神の鎌を構え、足に向かって振る。

 

結構固い、けど斬れた。なら回数を重ねれば倒せる。

じいさんはまず俺をターゲットにしたようだ。

魔晶は体の使い方まで教えてくれるのかさっきまでよぼよぼの腰が曲がったじいさんが今や腰を使い、俺に全力で拳を振り上げる。

まあそんな攻撃もジータに弾かれたが。

 

「ぬぅ!?お主もやるな!」

 

じいさんは次はジータをターゲットにした、まあ薄々気付いていたがあのじいさんこういう戦いとかしたことないな。一人一人に集中するところが経験の無さを語っている。

ジータに向いたら次は俺が攻撃をする。背中に魔法の死神の鎌を飛ばした。

 

「ぐうぅ!?貴様!やってくれるな!」

 

じいさんがこっちを向く、そうしてると後ろからジータがおもいっきり剣を振り上げ、背中に振る。

かなり痛かったのか転んでしまった。

まあ、もうそろそろアイツが決めるだろ。

 

「美味しいとこだけは頂くぜ?」

 

カリオストロは指をパチン、と弾く。するとウロボロスが出てきた、一体か、カリオストロも手加減するんだな、二体だともっと威力が出るしな。

 

ウロボロスはじいさんの前に行き、ぐるぐる高速で輪を書くように回る

 

「なんじゃ!?何が来るんじゃ!?」

 

「こ・れ・が真理の一撃だ!!」

 

ウロボロスの輪の中心が光り、爆発するような衝撃がじいさんに向かう。

 

「アルス・マグナ!!」

 

じいさんは吹き飛ばされる、相変わらずすごい威力だな。じいさんは魔晶の力が切れたのか元の老人の姿に戻る。

 

「さて、なんでこんなことをした?何が目的だ?」

 

俺はじいさんにそう聞く、が這うように動き逃げている

 

「追うぞ。」

 

「まて、その前に・・ウロボロス!!」

 

カリオストロが術を発動すると篝火が壊れた。するとさっきまで暴れてたカボチャが大人しくなった

 

俺達はじいさんを追っていると途中でミムルメモルに会った。

 

「なあ、ここら辺に弱っているじいさんいなかったか?」

 

「ベアトリクスが連れていった。」

 

また組織関連か?俺ベアトリクスやユーステスが所属してる組織が好きじゃないんだよな。てか嫌いって言っていい。

 

「まあ何はともあれ一件落着ですね!」

 

ジータがそう言う、たしかに魔物も暴れないし主犯は捕まったしで一件落着だな。

 

「じゃあ後は迷子のジャックを待つだけだな。」

 

ってことで俺達はその場で話ながら待っていた。暇なのでトランプを、まあババ抜きをしていたのだが・・・

 

「カリオストロさん!!手札が悪いからって札を錬成しないでください!」

 

「ケインさん!!アガられたくないからってこっそり札を隠さないでください!!」

 

こいつ運良すぎないか?さっきからこいつだけアガリが早いんだが、途中ジータの手札が揃わないように札をコッソリ虚空のバックに隠していたがバレた。

 

「天才美少女錬金術師のお前ならなんとかならないか?このまま負け続けるのはイヤだぞ。」

 

「お前こそお得意の異世界のアイテムでなんとかならないのかよ!俺様もこのまま一方的に負けるのは我慢ならねぇ!」

 

俺とカリオストロはヒソヒソと作戦会議をする。こうなったらそこら辺のテントウムシに触れてみるか?テラリアはなぜかテントウムシに触れると運が上がるからな。それかガイド人形を燃やすか。

 

「そうだ!ババ抜き以外もやってみよう!」

 

そっちでボコボコにしてやる、俺とカリオストロは今度こそジータに勝つと燃えている。

その時だった、暗闇にゆらゆらと揺れている物がある。

 

「来たか。」

 

カリオストロはもう誰か気づいたようだ。まあジャックだろうな。そう思いジャックの姿をよく見ると驚いた。

この前の依頼の時にいた妙に強い奴と姿がそっくりなのである。カボチャ頭の八頭身。アイツはたしかアンデット化させてから回復させるっていうウザったい戦い方をしてきたな。アンデット化は俺のアクセサリーじゃ防げないから本当に鬱陶しい。

まあ姿が似ている別人だろう。もし本人だったらあの時のお礼をしっかりとするか。

 

ジャックだがなかなかこっちに近づいてこない。あれは・・遠慮してるのか?

 

「なに遠慮してるんだよ、ジャック。」

 

カリオストロがジャックにそう話しかける。俺からも一言言うか。

 

「今日はハロウィン、お前のための祭りだぜ?主役が遠慮してどうする?」

 

「みんなで一緒にハロウィンを楽しみましょう!」

 

「楽しもう。」

 

四人でジャックにそう話しかけるとジャックは嬉しそうに俺達の周りを飛び回った。

 

「なあ、ジャックがハロウィン以外に現れることってあるのか?」

 

ジャックに詳しそうなカリオストロに聞くがカリオストロは首を横に振った。

 

「いや、そこまでは俺様もわからねぇ、けど。少なくともハロウィンに近い時期じゃないと出ないと思うぜ。」

 

・・・確かめるか。俺はジャックを追い払った時に使ったフライングドラゴンを出す。

 

するとジャックは俺のフライングドラゴンを見ると俺になにか魔法のようなものをかけてきた、するとどうだろう。元気が出てくる。まるで回復されたようだ!!

 

「よし!・・・ジャックテメェーー!!!」

 

俺はフライングドラゴンを持ってジャックを追う。ジャックもふらふらしながら俺から逃げる

気のせいか笑ってるように見える顔がよりムカつく

 

「ケインさん!?ジャックを倒しちゃダメですよー!」

 

ジータとミムルメモルが追ってくるが関係ない、一発だけ、一発だけ切ったら満足するから!

そしてその一発で仕止めてやる。

 

「は、ジャック、お前楽しそうだな」

 

カリオストロが後ろで何か言ってるが関係ない、あの時の痛みを倍返しにしてやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、ジャックは無事ハロウィンを楽しんで帰り、篝火だった物の前には「私はジャックを攻撃しようとしたバカ野郎です。」とかかれた札を首にかけ、正座をしている男と、それを爆笑している美少女とクスクス笑ってる美女がいたらしい。




おまけ

お、グラン見っけ

「グラン!」

「あ!ケインさん!」

「トリック・オア・トリート!グラン。」

「あ!今僕お菓子ちょうど持ってないんですよ。」

ちなみにこの世界はお菓子持ってない人にはほんとにイタズラする。俺の世界ではイタズラまでする人はいなかったな。いや、トラックをひっくり返すのはイタズラなのか?まあとにかく今お菓子を持ってないグランにはイタズラしていいことになる。
っと言っても女ならともかく野郎にイタズラはなー
そうだ、せっかくだしアイツにやらせてみる
俺は”スライムスタッフ”を使いスライムを召還する。この杖はスライム系の敵まあ顔だけスライムのゾンビもだがそいつらから0.01%と言う普通に集めようとしたら辛い武器だ。もし欲しいなら石像使った方がいいぞ。
スライムスタッフのスライムは正直弱い攻撃力は低いしなにより連撃のせいで相手に無敵時間を与え、こちらの攻撃が通らないときがある。それを差し置いてもこいつを召還するメリット、それは可愛いことだ。

「え、なんですかこの可愛い笑顔のスライム。」

「スライム、イタズラしてやれ。」

スライムは了解とうなずきグランに体当たりをする。けど弱くて全然聞いていないのと体当たりする時に目をつぶって来るところが可愛い。
するとグランは泣き出した、スライムもびっくりして体当たりをやめる。

「ど、どうした?もしかしてスライムが苦手なのか?」

「いや、他の人たちはお菓子関係なくやれ変なもの嗅がせて眠らせたり女装させようとしたりトリック・オア・トリートって言えなかったりイタズラして見ろって言ってきたり・・・正直こういうイタズラが一番気が楽でありがたいです。」

「お、おう・・お前も大変だな。」

この前グランのことをハーレム野郎って言ってる奴がいたがこいつも大変なんだ。この団はみんな美人だが癖が強いからな。

「あ、グランー!まだイタズラは終わってないよー!」

「うわ!見つかった!」

遠くからジータを含めた何名かがいる。そいつらはグランを見ると走り始める。
グランの反応的にろくでもなさそうだな。
まあ可哀想だし助けてやるか。特にフリルの服を持って追いかけているルナールは危険だ。あいつかよ女装をさせようとする奴って。
チェーンソーを手に取り威嚇する。ほらほら切っちゃうよー

「ちょ!?ケインさん危ないですよ!?」

「グラン!」

「ありがとうございます!!」

「団内の決闘は禁止ですよ?」

アイエー!?リーシャ!?リーシャナンデ!?

それからまた正座だ。まさかハロウィンの日に二回も正座するとはな・・・

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テラリアにおいてハロウィンはモンスターも仮装します。
ちなみに作者はテラリアで腹が立つとハロウィン期間にしか手に入れることの出来ない腐った卵をNPCに当てます。仮装したいなら溶岩で殺します。

スパイダースタッフ・・・作者にとっては思い出深い武器、ハードモード序盤から作れる召還アイテムでしばらくはお世話になるくらい優秀。だけど昔は蜘蛛の連撃が速すぎて無敵時間のせいで自分の攻撃が入らないことがあった。僕はむちゃくちゃ焦って友達に倒せない敵がいると相談しました。

フライングドラゴン・・・オールドワンズアーミーイベントの最終ウェーブに出てくるベッツィと言うリオレウスみたいなドラゴンを倒すと手に入る武器。
昔は入手時期から使う人が少ない武器だったがバージョンアップで強化、剣の攻撃力がTOP3と昇進した。
三日月形の炎を飛ばせる。

運・・・テラリアには運のステータスが存在する。運は上げる方法と下げる方法があり上げるにはテントウムシに触れる、ガイドを殺す、バイオームに適した松明を使う。幸運のポーションを飲む。下げるにはテントウムシを殺す、ガイド以外のNPCを殺す、等がある。

スライムスタッフ・・・可愛い。スライムの笑顔に癒される。

グラブルかテラリアどちらか知っている?

  • グラブルは知っている。
  • テラリアは知っている。
  • 両方知っている
  • 両方知らない。
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