対IS強襲部隊「wZERO」   作:アイン・クロニクル

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今回は第1回モンドグロッソ、ほとんどの作品が第2回あとの話で、2回大会をやるとこもありますが第1回大会はあんまないので書いてみました。
オリ要素が多いですがお楽しみください。



過去2

◆日本、東京

 

あれから月日が流れ今私とオータムの二人は日本に来ていた、その理由はこの場所でISの世界一を決める大会第1回モンドグロッソが行われるからだった。

 

そしてその大会にスコールがアメリカの国家代表として出場するためその応援の意味もあった。

 

今私達2人は大会が始まるまでの間買い食いをして時間を潰していた。

 

「それにしても盛り上がってるな、まだ大会が始まってないのによ。」

 

「そんなもんだろ、それに始まればもっと騒がしくなるがな。精々何も起こらんことに期待しよ。」

 

「・・・」

 

「どうした、黙って?」

 

アヤノがいきなり黙ったオータムに問いかけるとすぐに答えた。

 

「いや、お前ホント口調というか性格がここ1、2年で変わったよな、あった頃はまだ可愛げがあったのにな?」

 

そう言われるとアヤノが「オータムとよく訓練とか一緒にいる時間が増えていったからオータムのが移った。」といってきたのでオータムは「わり、スコール」と心の中で思うのであった。

 

それからも話を続けていくと話が今回の大会優勝はどこという話になった。

 

「で、アヤノはどこが優勝すると思ってるだ?」

 

オータムの質問にアヤノの少し考えると口を開いた。

 

「おそらく決勝は日米で決まりだろ。」

 

「ほーん、何故だ?」

 

「確かに他国の機体や選手もかなり実力だろうが、まずは日本だ理由は2つ、1つ目は選手だ日本代表は私の姉で、誰よりも先にISを使ったというアドバンテージがあるし単純に強いからな、2つ目は機体だ姉さんの機体は束さんが自ら作ったワンオフの暮桜という機体です非常に高いスペックがあるからな。」

 

「アメリカの理由はまず選手だスコールは姉さん並みに強いし現役の軍人で場数が違うからな、2つ目は情報だCIAが関与して他国の機体情報、選手の癖や苦手なことなんかが分かっているから戦術が練りやすいからな情報は大きな武器だ、3つ目は機体だ、スコールの機体は完成してから公の場所で公開してないからこれがいい武器になる。これが決勝が日米になる理由だ。」

 

説明を聞くとオータムはアヤノの説明に満足すると今度は「じゃ、どちらが勝つか」という質問をアヤノにした。

 

アヤノは先程より難しい顔をしたが口を開いた。

 

「正直いってわかんない、姉さんの機体にはワンオフアビリティ【零落白夜】がありあれをくらえば一溜りもない。でもスコールも新型の機体であり、新兵器もあるからどうなるかは神のみぞ知るってやつだな。」

 

「だが、姉さんには悪いが勝つのはスコールだ、オータム もそう思うだろ? 」

 

「ああ、そうだな。」

 

そして二人はスコールのいる場所に足を進めた。

 

 

◆会場スコールの待機室

 

私とオータムが部屋に入るとスコールは各国選手の資料に目を通していた。

 

「よう!スコール調子はどうだ。」

 

オータムは部屋に入るなりスコールに挨拶と質問をするとスコールは「ええ、問題ないわ」とかえした。

 

それから数分3人で話をしているとスコールが始まる前にもう一度機体を見ておきたいというので私達も一緒に機体がある整備室に向かった。

 

 

◆整備室

 

中に入るとスコールが明かりをつけたそこには白と青を基調とした機体があった。

 

「ようやく、コイツの初陣だな。」

 

「ええそうね、」

 

「型式番号RGM-79SPジム・スナイパーII、ジム・コマンドをベースにスラスターの強化&増設を行い頭部バイザーに精密射撃用アクティブセンサーと高倍率カメラを装備したことで射撃の命中率が向上した機体。更にスコール専用にカスタムされ頭部側面に【M60バルカンポッド】を装備しシールドは小型化と軽量化を行い防御力の低下は表面に試験型の耐ビームコーティングを施し、他にも【M75スナイパーライフル】や【ハンドグレネード】【ロケットランチャー】装備している。」

 

これなら姉さんにも勝てるとアヤノは思った。

 

「じゃ、私達は席から見ているよ負けないでよスコール。」

 

「そうだな負けんじゃねえぞスコール!」

 

二人の応援を受け取るとスコールは機体を待機状態にし選手が集まる場所に向かった。

 

スコールが到着した頃にはかなりの選手のが集まっていた、スコールは自分がでる開会式の時間まで椅子に座り待っていると目の前に見知った人物がいた。

 

「久しぶりだな、スコール・ミューゼル。」

 

「ええ、久しぶりね織斑千冬。」

 

挨拶をすると千冬はスコールの横に腰掛けた。

 

「まさか、お前とこんなとこで戦うことになるとはな・・・スコール私はお前に感謝している。」

 

「感謝?」

 

「ああ、さっき遠目で見たが一夏・・・いや、今はアヤノだったな彼奴の顔生き生きしてた。私といた時よりも。」

 

「・・・」

 

「だから私はお前に感謝してるんだ。」

 

言い終わる千冬は少し悲しい顔した。

 

「そうね、でも一つ言っておくけどあの子は貴女に負の感情なんてないわ、だから心配せず会ってみなさい、なんなら大会終了後にも貴女ともう一人の妹さんと一緒に食事でもして。」

 

スコールの話が終わると千冬は顔を上げた。

 

「ああ、そうだなそうしてみるよ。」

 

 

数分後二人の番が来たので二人はゲート前に歩いて行った、その途中千冬が「決勝で待ってるぞ。」というとスコールも「ええ、望むところよ。」と言い返した。

 

 

そした始まった第1回モンドグロッソは順調に進み、スコールと千冬は破竹の勢いで勝ち進んで行った。

 

そして迎えた決勝戦、対戦カードはアメリカ代表スコール・ミューゼルと日本代表織斑千冬に決まった。

 

 

私とオータムはスコールに応援の言葉を贈り観客席に行こうとすると途中で懐かしい人物と遭遇した。

 

「ん?、マドカ?」

 

「えっ、」

 

アヤノが遭遇したのは自身と千冬の妹の織斑マドカだった。

 

「姉さん・・・姉さん! 」

 

マドカはアヤノの顔を見ると涙を浮かべ抱きついてきた。

 

私はマドカを受け止めると自然と頭を撫でた。

 

そんな姿を見たオータムが「アヤノ、そいつは」と聞いてきたので私は「妹のマドカだ」と言ってオータムに説明した。

 

1分後マドカは私から離れた、そしてマドカにオータムを紹介したあと私達は一緒に試合を見ることにし、席に向かった。

 

席に着くといよいよ試合が始まるらしく、実況が始まった。

 

 

 

「さあ、いよいよ始まります、第1回モンドグロッソ決勝この戦いを制覇した者が優勝者の称号ブリュンヒルデを手に入れることができます。」

 

実況が始まると会場は声援に覆われた。

 

そしてまずは千冬が暮桜を纏い会場に現れた。

 

「まず現れたのは日本代表織斑千冬だ!、今大会最年少で出場の織斑選手これまで圧倒的な強さで上がってきたその実力は本物!、今大会のダークホースです。」

 

千冬の実況が終わるとスコールが会場に出てきた。

 

「次に出て来たのはアメリカ代表スコール・ミューゼル選手!現役軍人としてその戦いは正にプロ、今大会が始まる前からの優勝候補の実力は伊達じゃなかった!。」

 

そしてスコールと千冬は位置につき武器を取り出した、スコールはロケットランチャーを選択しシールドを前に構えた、千冬は自身の愛刀【雪片】を構えた。

 

両者が臨戦状態に入るとカウントダウンが始まった。

 

「・・・」

「・・・」

 

3 2 1

 

「!!!」

 

 

「試合開始!」

 

 

スコールがランチャーを3連射し距離を取った、千冬はスラスターを吹かし次々とロケットを躱しスコールとの距離を詰めていく。千冬が雪片で斬るがスコールはそれを躱し千冬の下につきランチャーを撃った、千冬は雪片でロケットを斬った「!!!」ロケットが爆発して爆煙が千冬の姿を隠した、スコールはすぐさま左手にブルパップを取り出し連射したがそこに千冬はいなかった。

 

「!!!」

 

スコールはすぐさまランチャーを拡張領域にしまうとビームサーベルを取り出し首元にやると雪片をギリギリで防ぐことができた。

 

千冬はスコールの背後にいた。スコールはビームサーベルで雪片を押し返すと千冬に蹴りをいれ千冬が飛ばされた。

 

「ハア、ハア、ハア。」

 

「はぁ、はぁ、はぁ。」

 

僅か1分の攻防戦で両者とも少し息があがっていた。

 

「全く危ないわね、もうちょっとで殺られるとこだったわ、全くロケットを斬るってどんな変態よ。」

 

「いや、あれをやったのは今回が始めてだ、だか勘は分かった次も斬ってやる。」

 

「「「「「!!!!!」」」」」

 

二人の攻防戦に会場はさらに熱狂に包まれた。

 

「最初からスゲー飛ばすなあの二人どっちもバケモンだぜ、アヤノ、マドカお前のねーちゃんロケット斬るってよくやんなホント。」

 

「まあ、姉さんは失礼だけど束さん並みに人外じみてるからな。」

 

「それが姉さんと言えば姉さんだけどね。でもあのスコールさんて人も十分人外でしょ。」

 

「「あー確かに。  」」

 

アヤノとオータムはマドカの指摘に同意した。

 

「案外、アヤノ姉さんもできるんじゃないの?」

 

「そうだな、やってみろよアヤノ。」

 

オータムとマドカからアヤノなら千冬と同じように弾斬れるんじゃないかって言われたがアヤノは「無理無理」と言って否定した。だが(今度練習しようかな)とは思ったらしい。

 

 

スコールはサーベルをしまうとブルパップのリロードをし、ランチャーを再び装備し、スラスターを吹かしランチャーとバルカンを連射しながら接近した。千冬は勘を掴んだため止まったままロケットや弾丸を斬っていく。

 

両者の距離が50mまで近づくとスコールは撃ったロケットを千冬の直前でバルカンで自爆させ爆煙が千冬を覆った。千冬はハイパーセンサーでスコールの位置確かめ襲撃に備えてると、一発のエネルギーが千冬に向かってきた、千冬が想定していたよりも早いそのエネルギーは千冬に直撃し、シールドエネルギーを3割ほど吹き飛ばした。

 

「ぐぁ!」

 

そのまま千冬は地面に直撃した。千冬が起き上がり空を見ると煙が散っていきスコールの姿が見えた、スコールの右手にはランチャーではなく見慣れない銃があった。

 

「なんだ、その銃は?まさか!!!」

 

スコールは頬を緩ませ口を開いた。

 

「そう、これはビーム技術の射撃武装【ビームライフル】(外見は陸戦型ビームライフル)よ!貴女の為に用意したのよさすがに効いたでしょ。」

 

スコールの問いに千冬は少し悔しそうに返した。

 

「ああ、効いたよ一発で3割も削れたからな。だか良かったのかそんな切り札を序盤に出して。」

 

千冬の問にスコールはすぐに答えた。

 

「貴方に対して出し惜しみはしないわ、そうじゃなきゃ私が危ないからね、だから早急に終わらせるわ貴女がビームを斬る前に。」

 

「いいだろう、斬ってやるよすぐにそしてスコールお前自身もな!」

 

千冬は雪片を構えスラスターを吹かし突っ込む、スコールはブルパップをしまいビームサーベルを取り出し千冬を迎撃する。

 

ビームを避けながら進む千冬の雪片とスコールのビームサーベルが空中でぶつかり合う。

 

「はぁぁ!!!」

 

「フン!!!」

 

「!!!!!」

 

 

「やっぱ使ったなビームライフルを。」

 

「さすがにスコールも使わないと危ないからな、姉さんには一撃で相手に大ダメージを与える単一仕様能力零落白夜がある、総合的な火力はスコールが上だか一瞬的な火力は姉さんに軍配が上がる、だから序盤に少しでもダメージを与えて零落白夜を発動させないようにしたいんだろあの技は発動中自身のシールドエネルギーを急激に減少させるからな。」

 

アヤノはスコールがビームライフルを序盤に使った理由をオータムに説明しオータムは納得した。

 

「マドカはこの先どう思う?」

 

アヤノはマドカにこの先試合がどうなるか聞くとマドカはすぐに答えてくれた。

 

「確かに千冬姉さんは今、あのビームライフルでシールドエネルギーが削れてその威力を警戒してなかなか零落白夜を出せないでいる、時間がたてば雪片しかない姉さんの分が悪くなるから姉さんは気を見て一気に仕掛けると思う。」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「だが、仕掛けるといってもどうやって?零落白夜の範囲内に行くまでにシールドエネルギーは尽きるし、発動させてもそれで一気に失くなるかだぞ。たとえシールドエネルギーが十分にあってもシールドで防がれるぞ、これでもまだ策があるのか?」

 

アヤノがマドカに千冬に策があるかと聞くとマドカは「あるよ、【アレ】を使えば。まあ、見てたら分かるよ。」と言ったのでアヤノとオータムは試合を見直した。

 

 

スコールは千冬に零落白夜を発動させない為ビームサーベルをしまうとブルパップを取り出し射撃戦に持ち込んだ。千冬はそれらを避けるまたは雪片で斬るが段々足や腕に被弾していた。

 

「(このままでは防戦一方だな、勝つには【アレ】を使うか、一度限りの戦術だ失敗すればもう効かないだろうからな。)」

 

「(千冬何かを狙っているわね、いいわ来てみなさい返り討ちにしてあげる!)」

 

スコールは千冬が何か企んでいると思い警戒をした。

 

「(よし!)」

 

千冬は覚悟を決めるとスラスターを吹かしスコールに突貫した。

 

「(来た!)

 

スコールは弾幕を張り千冬を迎え討った、弾丸とビームが千冬に命中しようとした時千冬がさらに加速した。

 

「なっ!」

 

そのあまりのスピードにスコールは驚きながらも弾幕を張り続けた。だがそれらは千冬に当たらず、千冬は徐々に近づいて来る。

 

「これで!」

 

千冬は零落白夜の範囲内に入ると使用した実態剣の雪片から白いエネルギーの刃が展開された。

 

「くっ」

 

スコールをブルパップを捨てると耐零落白夜用に用意した実態をもつ【ヒートナイフ】を取り出し、シールドと合わして零落白夜を防ごうとしたが、突如千冬がさらに加速し先程の2倍のスピードでスコールを襲った。

 

「(速すぎる、間に合わない)」

 

「はぁぁーーーーー!!!」

 

「!!!」

 

次の瞬間千冬の刃はスコールに当たり一気にシールドエネルギーを削リそのまま二人は地面に激突し砂煙が撒きあがった。

 

アヤノ、オータム、マドカそしてこの戦いを見ている全ての人が見つめるなか、砂煙のなか一つの人影が起き上がった。砂煙がなくなるとその人物の姿が見えてきた、その人物は刀の刀身を上に掲げていた。

 

そう、勝ったのは千冬だった。

 

「試合終了!!!第1回モンドグロッソ優勝者は日本代表織斑千冬!!!初代ブリュンヒルデの栄光を手に入れました!!!」

 

「「「「「!!!!!」」」」」

 

会場は拍手と声援に覆われた。

 

千冬は刀を下ろすとスコールの元に歩いて行った。

 

千冬が着くとスコールは大の字に倒れていた。

 

「あーあ負けちゃった、まったく何なのよあの加速は?」

 

スコールが千冬の使った加速について聞くと千冬は簡単に答えてくれた。

 

「アレは一瞬で加速し超スピードを得る【瞬間加速】(イグニッション・ブーストという技術だ、そして最後に使ったのはそれを強化した【瞬間超加速】(ハイ・イグニッション・ブースト)という技術で【瞬間加速】より2倍 も速くなるものだ。まあ、【瞬間超加速】は一度でスラスターが悲鳴をあげる技術だから零落白夜同様諸刃の剣だな。」

 

スコールは千冬の説明を聞き終わると立ち上がった

 

「楽しかったわ千冬、そして優勝おめでとう。」

 

「ああ、私も楽しかったよ。」

 

二人は握手を交わした。

 

「私はこれで引退するけど頑張ってね。」

 

スコールの突然の引退宣言に千冬は目を丸くし肩を掴むとスコールに問いかけた。

 

「な、お前辞めるのかスコール?!」

 

言い寄る千冬にスコールは一言「私はやるべき事があるのよ。」と言われたので千冬もおとなしく下がった。

 

 

「マドカ、さっき言ってたアレはあの加速のことか?」

 

「ああ、そうだよアヤノ姉さんアレが千冬姉さんの切り札だよ。」

 

「まったくスゲー奴だなお前の姉は・・・アヤノ。」

 

「そうだなオータム、私達も負けていられないな、帰ったらトレーニング頼むよ。」

 

「ああ、任せろ」

 

「ありがと」

 

 

 

その後表彰式は無事終わり私達はスコールと千冬姉さんを労い、千冬姉さんとマドカの3人で久しぶりの団らんを楽しんだ。

 

そして私達はアメリカに帰国した。

 

 

 

 

「はい、私です例の件お願いします・・・・レビル大将。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか?自分としては頑張ったつもりです。

次回は【wZERO】が作られます
お楽しみに。
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