対IS強襲部隊wZERO発足からは正に地獄の日々だった、来る日も来る日も私達は訓練を続けた。訓練の内容は全てスコールが作ったものでその質と量の異常性を最初見たときはオータムでさえ顔が青くなったほどだ。
そのかいあって私達は短期間で実力を伸ばし、今私達はある作戦を遂行するためアメリカ軍最新型輸送機【ミデア】に乗りドイツ上空にいた。
私達がドイツにいるのは1週間程前にさかのぼる。
私達はスコールに召集され初の任務を伝えられた。内容は元アメリカ軍高官グレイブが軍のISデータを持ちドイツに亡命、密かにISを作ろうとしているのでその排除が私達の任務内容だった。
「おい、アヤノもうすぐ目的地に到着だ準備するぞ」
オータムの呼び掛けで私は準備を始めた。
今回は世界初のISを使った空挺作戦であり作戦名【オペレーション・グングニール】と言い内容は高度1万mから空挺降下したISが降下地点を確保しミデアから特殊な電磁波で対策されていない電子機器を使用不能にする兵器【グングニール】を使いその後、ISで制圧するの作戦だ。
準備を進める中私は今回の作戦に参加するドイツ軍人を見ていた。名をクラリッサ・ハルフォーフ中尉といい、今回の我々の道案内をしてくれる人物だ。
「ホントに良かったんですか?我々の軍の失態な付き合ってもらって。」
私がクラリッサに今回の作戦の参加を心配するとクラリッサは「いや、私は大丈夫だ。それに今回の作戦は我々ドイツ側にも問題はあるしな。それを差し引いても今回の作戦の参加は今後のドイツ軍にいい経験になる。」といい私は大丈夫だなと思った。
「それじゃ皆そろそろ降下開始よ」
スコールの呼び掛けで私達はジム・クウェルを見に纏い、クラリッサは今回の作戦の為カスタムされた【ジム・スナイパーII(ブレイジング・シャドウ版)】を纏った。
そして降下可能を示すランプが光ると私達は降下した。
「ワイバーン、ジム・クウェル出る!」
私は勢いよく空に向かって射出され、他のメンバーも次々射出された。
「フォックス、ジム・クウェル出るわ!」
「アラクネ、ジム・クウェル出るぜ!」
「イーグル、ジム・クウェル出ます!」
「シュバルツ、ジム・スナイパーII出撃する!」
「ファルコン、ジム・クウェル行きます!」
私達の作戦が始まった。
私達は高度1000mからスラスターを噴射し速度を落とすとジム・ライフルを構え施設の警備兵に乱射した、数名が死ねと他の警備兵はこちらを撃つもの逃げる者と分かれたが私達が容赦なく全員を撃ち殺し又は切り殺した。
制圧確認後信号を送るとグングニールが落ちてきた。私達はグングニールの準備を終え起動した、すると電磁波が広がり施設全体を覆った。
私達は2人1組で施設の内部に入って行った。
私はクラリッサとチームを組み施設内を進んだ、途中何人か警備兵が来たが電磁波でレーザーサイトやサイトが使えない為当たらず私達は10秒も掛からず殺した。
施設内を進んでいるとクラリッサが私に話かけてきた。
「質問いいだろうか?」
「ああ、」
「あのマウアーという子もそうだか何故君のような子が軍にしかも裏の任務に参加しているんだ?」
クラリッサの質問に私はすぐ答えた。
「マウアーが何故軍にいるかはわかんないケド私は強くなることと友人の為かな。」
「私は小さい頃から守られてばっかだっただから強さが欲しかったからかな、そして友人は今の世界とこれからなるかもしれない世界が嫌だからそれを阻止するためにだな。それが私が軍にいて裏の任務に参加する理由だな。」
アヤノの話を聞いてクラリッサはこの子は本気だと理解した。
「ありがとう、アヤノ教えてくれて君の意思は素晴らしいよ、だから何かあったらあったら頼ってくれ。」
そう言うとクラリッサは私に拳を出してきた。
「?」
「日本ではこうやって友人や仲間に拳をやるんだろ?」
そう言われてアヤノはクラリッサがアニメや漫画の影響受けすぎと思いながら拳を合わせた。
私達は地下最新部まで来ると突如足音と悲鳴が私達の方に向かってきた。
「うわぁ! ーーー」
「助けて!」
奥から研究者や警備兵が走ってきた次の瞬間。
「がはぁ。」
「う・・・・あ・・・あ。」
そのもの達は頭や体をビームで貫かれ床に倒れた。
私達が見たのはアメリカ性ISの特徴である全身装甲であり腰にはビームサーベルとは違う柄、脚部側面のミサイルポッド、右手に構えられたまるで旧ドイツ軍のMG42を思わせるマシンガンを持った青いISがいた。
「なんだ、こいつは?!」
「データ上にもない機体、こいつまさか!」
私達が困惑しているとそのISは私達にビームのマシンガンを連射してきた。
「く、」
私達は横の部屋に入りなんとか回避した。
「思い出した、前にここにきた時に見た資料の機体、無人用型式番号RX-80PRペイルライダーだ!」
「ペイルライダー・・・」
「ああ、名の由来は旧約聖書のヨハネの黙示録に出てくる第4の騎士の名だ、死の象徴ともいわれている。」
「死の象徴・・・物騒な名前だな、グレイブってやつ趣味が悪いな。」
「どうする、一時撤退するか?」
クラリッサが私に撤退の是非をこうが私は首を横に振りライフルを構えた。
「アヤノ?!」
「クラリッサ、こいつがヤバいのは分かるだろだから此処で仕留める!大丈夫だスコール達が来るまでの時間稼ぎた。」
私の言葉を聞くとクラリッサは立ち上がりライフルを構えた。
「わかった、ならば私も手伝おう前衛を頼む。」
クラリッサの言葉をきき私は一言「ああ」と答えるとライフルを連射しながらペイルライダーに向かってスラスターを吹かした。
ペイルライダーは銃弾を交わしビームマシンガンを連射してきた、私はシールドで防ぎながらペイルライダーに近づくとライフルを投げつけバルカンでライフルを誘爆させるとビームサーベルで切りつけた、だがペイルライダーはそれをビームマシンガンで防ぐと左腕で柄を握りビームの刃を展開し切りつけた、私はスラスターを吹かし避けたが次の瞬間別の斬げきが私を襲った。
「ぐぁ!なんで・・・」
ペイルライダーは私にビームマシンガンを撃とうとしたがクラリッサがライフルとバズーカでペイルライダーの攻撃を阻止した。
「大丈夫か?アヤノ」
「ああ、大丈夫だ、にしてあの腰の武器ビームサーベルじゃなくてビームナギナタだったとは想定外だったよ。」
アヤノがペイルライダーを見ると柄の両端からビームの刃が出ていた。
私達が出方を見ているとペイルライダーは私達に迫ってきた。その直後ペイルライダーの後方から銃弾が飛んできてペイルライダーのビームマシンガンを破壊した。
「スコール!」
別れて進んでいたスコール達が現場に到着した。
「成る程、そいつが今回のターゲットね、それじゃ行くわよ!全員攻撃開始!」
スコールの呼び声でアヤノとオータムがビームサーベルを持ち前衛を、エマがビームサーベルとライフルで中衛を、そしてスコールとマウアーが後方支援をして攻撃を開始し、クラリッサはライフルで中衛についた。
私とオータムがビームサーベルで斬りかかり、スコール達がマシンガンで援護しエマさんが臨機応変に対応して徐々にペイルライダーにダメージを与えて行った。
「よし、行くぞアヤノ!」
「ああ!」
私とオータムはペイルライダーに斬りかかろうとした時「【HADES】」とペイルライダーから機械音が聞こえるとペイルライダーは右手にもビームナギナタを持ち私達を切り裂いた。
「がぁ!」
「ぐは!」
私達は壁に吹き飛ばされた。
立ち上がりペイルライダーを見るとペイルライダーはセンサーが緑から赤に変わり排気口が高熱をおびていた。
「今のは?」
状況を理解していない私にスコールが説明した。
「今のはHADESシステムよ此処に来る前見つけた資料にあったわ。能力が強化されるシステムらしいわ。」
「能力向上ってどこの漫画だよまったく!」
アヤノがペイルライダーの能力に苦言を漏らすとペイルライダーは再び襲って来たがアヤノ達は強化された機動性に反応できず次々と斬られていき全員が片ひざを着いていた。
「はぁ!」
アヤノがペイルライダーの後方から斬りかかるが避けられ逆に蹴りをいれられアヤノは壁に激突した、起き上がるアヤノにペイルライダーは脚部のミサイルを全弾発射した、アヤノは目瞑ったが当たらず目を開けるとオータムが身を挺してアヤノをミサイから守った。
「アヤ ・・・ノ・・行け。」
そういうとオータムは気を失った。
アヤノは立ち上がりオータムに「あとは任せろ」というとビームサーベルを握り締めペイルライダーに歩いて行った。
ペイルライダーはスラスターを吹かしアヤノに斬りかかるがアヤノはそれらをいなしペイルライダーに一撃を与えた。
ペイルライダーは再び斬りかかるがアヤノは避け一撃二擊とペイルライダーを斬りつけた。
スコール達は先程まで手に終えなかったペイルライダーがやられていくのを見て状況が理解出来なかった。
アヤノがペイルライダーを外に出し崖まで追い詰めた時ペイルライダーは体勢を一瞬傾けるとアヤノはビームサーベルを握りビームサーベルを人の心臓の箇所に刺しつけた。
ペイルライダーは機能を停止したしたが再び動きだし、ビームナギナタをアヤノに振ろうとしたが「!!!」クラリッサが撃ったL-9ビームライフルがペイルライダーの右肩を吹き飛ばした。
アヤノはペイルライダーにジム・ライフルをつけ「オータムの仇だ吹っ飛べ!」と言いライフルグレネードでペイルライダーを崖下に吹き飛ばした、落ちるペイルライダーにアヤノは照準をつけ一発撃った、銃弾はビームサーベルに命中しサーベル内部のエネルギーがペイルライダーを襲い大爆発を起こした。
ペイルライダーの爆散を確認したアヤノはオータムの元に足を進めた。
「スコール、オータムはどうだ?」
アヤノの質問にスコールは「大丈夫よ」と言われアヤノは安堵した。その後簡単な事後処理をしたアヤノ達は迎えのミデアに乗りドイツ軍基地に向かった。
作戦から3日後オータムは無事目を覚ましアヤノ達はアメリカに帰る支度をしているとクラリッサがやってきた。
「スコール隊長、今回の作戦への参加ありがとうございました、お陰でいい経験になりました。」
「それなら良かったわ、今回は私達は貴女に助けられたからいつか恩を返すわ。」
「はい、お元気で。」
クラリッサはスコールとの話を終えるとアヤノと話始めた。
「君にも世話になったな。」
「いや、私こそクラリッサに助けられたからな何かあればいつでも言ってくれ。」
「私も君が自信のやることに私が必要ならいつでも言ってくれ私達は戦友だからな。」
クラリッサは拳をアヤノに向けアヤノもクラリッサに拳を向けた。
こうしてアヤノ達はアメリカに帰って行きクラリッサはそれを見送った。
「どうだね、中尉いい経験になったかね。」
クラリッサが声の方を向くと初老の男性がいた。
「はい、今回のことで私達ドイツ軍にもIS特殊部隊を作りたいと思っています。協力お願いできますか?ゲラート少佐。」
「ああ、いいだろ力を貸そう中尉。」
これが後の【黒兎隊】誕生のきっかけであった。
◆アメリカ合衆国
私達はwZEROはスコールに集められていた。
「皆今回の作戦お疲れ様、機体は破壊できたけど首謀者のグレイブは未だ逃走中よ、今後は他の任務と並行してグレイブを探すわ、これからも私達は戦い続けるISを平和に使う時代を迎える為には貴女方の力が必要よ、だから改めて皆の力を貸して貰いたい。」
スコールは私達に頭を下げた。
だか私達の答えは決まっていた。
「スコール、俺はどこまでも付いていくぜ!」
「オータム・・・」
オータムが言い出した為私達も次々自分達の意思を言った。
「もちろんだ、スコール。」
「協力するわ。」
「私もできるかぎり力を貸します。」
スコールは全員の表情を見て安堵した。
「皆ありがとう・・・それじゃ次の任務行きましょうか。」
「「「「えーーーーー!!!」」」」
こうして私達の忙しい日々が始まった。
それから数年色々なことが起きた。
まずは第2回モンドグロッソがドイツで開催され、千冬姉さんの棄権を目的にマドカの誘拐があったが私達が対処したため解決し千冬姉さんが優勝したが日本代表を辞めた。アメリカ国内では今までIS開発は軍がやってきたがコーウェン中将が民間企業への委託を決めたことで第2世代の機体開発が両者で行われコンペの結果今後のアメリカ性ISの開発は【アナハイム・エレクトロニクス社】に決まった。そして世界では女尊男卑思想が広まりIS犯罪に私達は駆り出された。
そんななか、アメリカ初の第3世代ISが最終試験を行おうとしていた。
◆アラスカ
私は今新型の機体に乗り試験開始を待っていた。
「大丈夫よ、しっかり」
「いつも通りやれば大丈夫。」
エマさんとマウアーの声援を受けた私はスラスターを吹かし初め「最終試験開始」のアナウンスでスラスターを前回にして飛翔した。
どんどん速度を上げ雲を抜け成層圏に到達した。
「最高の気分だ!お前もそう思うだろ【零式ニ型】」
はい、此で過去編は終了で次回から学園編突入です。
次回は一旦設定などを投稿します主に人物や機体説明です。ではまた次回。