ミッションタイマー物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

1 / 12
ニマニマ大百科 ミッションタイマー

概要


20XX年皐月賞

誰もマークしていなかった

誰も見ていなかった

誰もが驚愕したその粘り腰

ミッションタイマーのパーフェクトペース

 


 

20XX年生まれの黒鹿毛の少女

渾名は詐欺師、魔術師

凡庸な能力を策略で覆し続けた少女である

 

父小西幸弘 元トレセントレーナー

母小西麻沙子(ミッションウオッチ)戦歴55戦10勝のオープンバ

 

生まれた頃は体が小さくコミニュケーション能力も著しく低く友達もおらずこの頃から発病(統合失調症)したと思われる幻覚と毎日遊んでいた

 

幻覚から逃げと追い込みの戦法を学びほぼ独力で将来のレーススタイルを確立する

 

幼稚園時車と接触事故を起こし片耳を切断することとなり身体的特徴のため虐めの的となる

 

ただ生まれた頃より肺活量が他のウマ娘と比べても明らかに多く、それが後の無尽蔵と呼ばれるようになる

 

トレセン学園に入学後積極的に模擬レースやチームの選抜レースに参加するが15戦もしてチームに呼ばれることは無く新人トレーナーが集まる模擬レースに出場することになる

 

そこで黒井氏(アグネスデジタル)の目に止まり晴れてチームガンマに所属

 

デビューは9月になり中山2000に出走ここを2着となる

 

続いて10月の未勝利戦で勝利し11月の京都ジュニアステースクスに出走ここで5着となり続いて東京2000 1勝クラスに出走し1着、ホープフルステークスに駒を進める

 

11番人気の中ホープフルステークスでは破滅逃げを敢行

 

他バのスタミナ切れを狙ったが100年に1人の美少女と呼ばれだエアエンジェル、名門メジロファンタジーに続く3着となる

 

上記2人に4バ身以上離されていたため世間では朝日杯フューチュリティステークス勝ちウマのデーモンコア、京都ジュニアステースクス勝ちウマのスカーレットリボーの4強が形成される

 

事実この時期は4人が頭3つくらい抜けていた

 

 

 

 

 

 

 

クラシック級になるとジュニアカップを勝利しOPバとなり

 

弥生賞に出走

 

結果は5着で先頭から8バ身離されていたものの賞金が足りるとのことで皐月賞に出走することとなった

 

その年の皐月賞は超ハイレベル世代

 

朝日杯フューチュリティステークス勝ちウマのデーモンコア

 

京都ジュニアステークス、シンザン記念勝ちウマのスカーレットリボー

 

ホープフルステークス、弥生賞勝ちウマのエアエンジェル

 

スプリングステークス勝ちウマのメジロファンタジー

 

京成杯勝ちウマのワクチン

 

きさらぎ賞勝ちウマのシンボリウオッチ

 

等後のG1、G2で名前が残る名バがズラリと並ぶ

 


 

奇跡の皐月賞

 

単勝158倍の10番人気

 

人気の理由は前走の弥生賞で200メートル手前で壊滅しており、距離不安と早熟説が囁かれていたためである

 

1枠2番でポーンと出るとそのまま大逃げを展開

 

経済コースをスルスルと進み1000メートル59秒9で通過

 

この時点で後方との差は10バ身・・・そう、今までの壊滅的逃げは周りを騙すための作戦であり、レース中しっかりと足を残す事に成功する

 

途中で気がついたエアエンジェルとメジロファンタジー、デーモンコアは猛追を開始するがもう遅い

 

2分00秒ジャストでフィニッシュ

 

追撃をはね除けた

 

2着はエアエンジェル3着メジロファンタジー4着デーモンコアであった

 

レース直後統合失調症の症状が悪化し、レース後のインタビューで

 

「私は3着でしたよね・・・前に2人いましたもん」

 

と発言

 

明らかに正気ではなく直後嘔吐し倒れ緊急搬送されることになり勝者不在のウイニングライブが行われた

 


 

運命のダービー

 

精神病棟で1ヶ月の入院を余儀なくされたミッションタイマーはなんとかダービーに出走

 

トレーナーの黒井(アグネスデジタル)は直前まで出走取り消しを考えるほど体調が悪かった

 

体重10kg減で挑んだダービーは周りからも不安視され8番人気となる

 

1番人気は前走2着のエアエンジェル、2番人気はNHKマイルを勝ち変則2冠を目指したデーモンコア、3番人気にメジロファンタジー、4番人気にスカーレットリボーと4強による争いになると予想された

 

8枠16番でスタートしたミッションタイマーは逃げること無く追い込みに切り替える

 

ミッションタイマーが逃げると思っていた全員はペースメーカー不在となり、先頭がいつもは先行バのシンボリウオッチが務めることとなる

 

1000メートル通過タイムは1分02秒のスローペースの中最初に仕掛けたのはミッションタイマーであった

 

1400メートル地点で大外からスパートを開始

 

思考の外に居た存在のいきなりの出現に後ろで走っていた子は動揺し、スパートのタイミングをミスしてしまう

 

一方先頭集団は完全に前残りの状態で団子状となっており視界が極端に狭まっていた

 

大外から黒い髪の毛を靡かせたガリガリの少女を誰も認知することができなかった

 

普通で有ればバテるスパートの距離であるが前が皆牽制し有っておりこちらもスパートがバラけ、バ郡を飛び出したエアエンジェルが見た光景は遥か先にいるミッションタイマーの存在であった

 

最も運が良いウマ娘が勝つとされるダービーで本当に運が良く作戦がはまり勝てたウマ娘であった

 


 

最も作戦を練った菊花賞

 

体調を整え札幌記念から再始動したミッションタイマーは初めて掲示板外の8着に敗れる

 

勝ったのはスカーレットリボー

 

続いて神戸新聞杯に出走するがこちらも10着に敗退

 

勝ったのはエアエンジェル

 

ここら辺から最弱の2冠バ

 

幸運に恵まれただけと揶揄されるようになるが菊花賞を勝つための策謀を既にしていた

 

教員となっていた米田教官(ライスシャワー)に弟子入りし、ダービーと同じ体重まで削るハードトレーニングを隠れて行い、体調不良の噂をばら蒔き、絶対に逃げる宣言で他バに圧力をかけ、周りが居るところで薬を飲むことでまだ統合失調症が完全に治ってないと思わせた

 

事実薬のお陰で幻覚は見えなくなっていたが薬を飲まなければ再発する不安定な状態ではあった

 

三冠王手にも関わらず世間は特に秋に凄みを増したエアエンジェルとメジロファンタジーの2人が注目され続いてオールカマーを勝ったワクチンが注目され4番人気となっていた

 

世間でも絶世の美女のエアエンジェルとお嬢様のメジロファンタジーが勝ってウイニングライブを行うことを期待していた節があり、ポスター等では2人対決かのようにされていた

 

「ワクチン含めた3人には劣るけどダービーバの意地として掲示板は確保したい」

 

と消極的とも取れる発言を残しミッションタイマーはゲートに入っていった

 

2枠4番でスタートしたミッションタイマーは完璧なペースで相手を翻弄する1000メートル地点59秒00そこからハロンタイム12、12、12、12、12とコンマの差もなくで2000メートル1分59秒で走り抜けたのは伝説であり、ゴール板を3分ジャストで駆け抜けレコードにて決着

 

「もうフロックでも何でもない!これが第9代目の三冠バだ!!」

 

サニーブライアンを彷彿とさせる実況は有名で第9代目の三冠バが誕生する

 

 


 

有馬記念からシニアクラス2年目まで

 

期間を開け有馬記念に出走したミッションタイマーは三冠馬の期待から初めて1番人気となるが、菊花賞の代償により精神をすり減らしていた

 

体重も中途半端に増え、本当に体調が悪い中有馬記念が始まる

 

その為かスタートを失敗し、追い込みの形になるが今持てる全力で戦おうとするも全く見せ場を残す事無く16着に敗退

 

勝者は三冠全てを3着で過ごしたメジロファンタジーが勝ち、2着にエアエンジェルが今年は完全にシルバーコレクターとなり年度代表バ、最優秀賞クラシッククラスの2つにミッションタイマーは選ばれ幕を下ろす

 

ここから時代の転換点と呼ばれ春古馬三冠馬路線をエアエンジェルが完全制覇し古馬最強に乗り出すとそのまま欧州に海外遠征

 

メジロファンタジーはドバイシーマクラシックに参戦見事1着を取るものの天皇賞(春)にて2着の代償に怪我をしてしまい復帰が秋以降となる

 

スカーレットリボーは高松宮記念を勝利して短距離路線に転向しG2G3で暴れまわり

 

デーモンコアは昨年マイルチャンピオンシップと今年の安田記念を制覇して春秋マイルを制覇した

 

そんな中ミッションタイマーは京都記念5着、中山記念5着、大阪杯12着、天皇賞(春)4着、安田記念10着、宝塚記念7着と完全に迷走していた

 

理由としては三冠バとしての世間からの重圧に完全に負けてしまったこと、統合失調症の悪化、身体の成長により歩幅の変化によるペースコントロールの失敗、追い込みと逃げという両極端な戦法による疲弊等が挙げられる

 

迷走はこの後1年半続くこととなる

 

エアエンジェルが日本ウマ娘初の凱旋門賞制覇を達成し、ミッションタイマーが予定されていた生徒会の椅子がエアエンジェルが付くこととなる事件がおこる

 

札幌記念で久しぶり2着に好走するものの天皇賞(秋)は札幌記念を勝ったシンボリウオッチが制覇、ミッションタイマーは4着

 

スプリンターズステークスはスカーレットリボーが取り春秋短距離制覇

 

マイルチャンピオンシップは2連覇をかけたデーモンコアが伏兵のクラシックのティアラ路線を進んでいたスズカサーキットに敗れ2着

 

ジャパンカップは凱旋門から帰ってきたエアエンジェルとメジロファンタジーの12フィニッシュ

 

ミッションタイマーは8着に敗れた

 

もう世間では三冠バの恥さらしと呼ばれ岡部理事長(シンボリルドルフ)と成田理事(ナリタブライアン)から現役引退かドリームトロフィリーグへの移籍を勧告されるもののこれをキッパリと断る

 

この件で今まで支えてきて貰った黒井トレーナー(アグネスデジタル)と喧嘩をするものの数週間後に和解し、必ずの復権を誓い、照準を再来年に向ける

 

有馬記念はそのゴタゴタで出走を辞退

 

今年もメジロファンタジーが勝利し有馬記念連覇を達成した

 

 

 

 

次の年は次世代が活躍

 

世代最強、古バ最強のエアエンジェルが1年海外で活動するのが決まった事が最大の理由である

 

この年のエアエンジェルも無双を続けドバイシーマクラシック、クイーンエリザベスⅡ世カップ、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークス、凱旋門賞連覇、ブリーダーズカップターフを制覇し、合計G1を11勝し堂々とドリームトロフィリーグに移籍する

 

大阪杯は前年菊花賞バのゴールドキングダムが制覇

 

ミッションタイマーは7着

 

天皇賞(春)はメジロファンタジーが意地を見せメジロの悲願を制覇

 

ミッションタイマーは5着

 

目黒記念に出走し、久しぶりの追い込みで勝利すると宝塚記念に向かう

 

安田記念は昨年の皐月賞バでメジロの異端児メジロエンジンがデーモンコアとスズカサーキットのデッドヒートを制し勝利

 

宝塚記念ではメジロファンタジー、シンボリウオッチ、昨年ダービーバのダノンヴォーリア、ゴールドキングダム他シルバーコレクターの有名どころが揃いここにミッションタイマーが戦うこととなる

 

展開はややスローペースをミッションタイマーが逃げ復調を示す3着となる

 

勝者はダノンヴォーリア

 

夏のサマーシリーズは休むこと無く七夕賞、中京記念、札幌記念に出走2着、3着、3着と来年に向けた調整を続ける

 

天皇賞(秋)はメジロエンジンが勝利マイル、中距離での最高速度の差を見せつける5バ身差の圧倒的な勝利であった

 

ミッションタイマーは4着

 

「いくらなんでもミッションタイマーはドリームトロフィリーグに移籍させるべきでは?」

 

と記者の質問に黒井(アグネスデジタル)

 

「必ず彼女(ミッションタイマー)は復活する!大きな怪我もなくその蓄積された経験が爆発する時が必ず来る!彼女を信じて見守ってください」

 

と言い切った

 

ジャパンカップは伏兵テイエムファニーか差しきって勝利

 

ミッションタイマーは5着

 

有馬記念はシンボリウオッチが勝利し1年が終わる

 

ミッションタイマーは4着

 

短距離は今年もスカーレットリボーが無双、マイルチャンピオンシップはメジロエンジンが勝利

 

ちなみに香港ヴァーズに遠征したメジロファンタジーはきっちり勝利し今年も幕を下ろす

 

 


これが三冠バ!この強さこそ三冠バ

 

現在32戦7勝と三冠バとしてこんなに走ったウマ娘はおらずとても三冠バの成績でないがシニア3年目同期の元4強やメジロエンジンが怪我や病気、衰えなどでドリームトロフィリーグに移籍する中ようやく身体の成長が止まったミッションタイマーが虎視眈々と勝利を狙っていた

 

ダービーや菊花賞でガリガリのちびだった少女はストレートロングの黒髪の美しい美女に成長していた

 

周囲はいつまで走る気だとかババア無理すんなみたいな空気の中中山記念からスタートする

 

これを逃げきって勝利すると大阪杯に望む

 

大阪杯ではジャパンカップを勝ったテイエムファニーやダービーバダノンヴォーリア、昨年の皐月賞と菊花賞バのサニーミルク等が居た中菊花賞を思わせる華麗なる逃げで逃げきり勝ち

 

天皇賞(春)はサニーミルクとの一騎討ちを2週目の坂からスパートするゴールドシップを真似をした追い込みで無尽蔵のスタミナを見せつけ3バ身差の勝利

 

「これが第9代目の三冠バだ!!今季3勝目若いのには負けてない!エアエンジェルが達成した春古バ三冠まであと1勝!!宝塚に引き継がれます!!」

 


 

伝説の宝塚記念

 

叩きとして目黒記念に出走し、逃げで勝利を掴むと

 

宝塚記念に出走最初から先頭を取るとそのまま逃げを敢行

 

今年の皐月賞バのマジシャンズナイトと激しい競り合いとなり1000メートル55秒8のキチガイのハイペースとなる

 

後続とは10バ身差を記録しそのまま逃げ続ける

 

マジシャンズナイトが足の限界を越えてしまい怪我による競争中止となる中1人爆走を続け後続と3秒差をつけ勝利

 

記録は2分8秒1と従来のレースレコード、コースレコードを大幅に短縮

 

引退を勧告された少女とは思えない圧倒的強さを見せつけた

 

このレースをみていたエアエンジェルが

 

「遅いよバカ」

 

と呟いた

 

2年前の宝塚記念で今のミッションタイマーと戦いたかったとも発言した

 

これで春古バ三冠を達成

 


古バ最強に漂う陰り天皇賞(秋)

 

古バ最強となったミッションタイマーは札幌記念から始動ここを追い込みで勝利し、調整が万全なことを周囲に示した

 

そのまま進んだ天皇賞(秋)だがサイボーグがいた

 

黒沼氏(ミホノブルボン)の娘ミホノサンデーが青葉賞から親子二代ダービーを制覇し、天皇賞(秋)に参戦してきた

 

なおこの天皇賞(秋)は逃げのウマ娘が6人、先行8人とハイペースが約束されたレースであった

 

この頃ミッションタイマーは生徒会役員に再び誘われたが過去の仕打ちを恨んでおり生徒副会長になっていたエアエンジェルから説得されたもののキッパリと断る事件が起こる

 

黒井トレーナー(アグネスデジタル)のサブトレーナーになることを表明し、ドリームトロフィリーグに移籍しないと宣言してこれまた揉めに揉め、この件で日本に嫌気がさし結局サブトレーナーを数年務めた後マレーシアリーグに移籍することになるのだがそれは後で記述しよう

 

この様に私生活で問題があった中天皇賞(秋)が始まる

 

「エアエンジェル、メジロファンタジー、メジロエンジン、この3人を越えるには秋古バ三冠を制し、グランドスラムを達成するしかない」

 

とコメントを残す

 

スタートした天皇賞(秋)は予想通り逃げウマ娘による激しい鼻取り合いとなったが、経験値が桁違いのミッションタイマーは先頭争いでスタミナをある程度削らせるとそのまま最後尾に沈んで追い込みにシフトする

 

先頭から後ろに圧をかけながら下がるものだから後続で争っていた先行バ達もたまったものではない

 

ミホノサンデーの精密機械と呼ばれたペース配分も狂わされ後半全員がバテバテになる中1人作戦通りと微笑んでいたミッションタイマーが進撃を開始

 

残り100メートルで全員撫で斬り2バ身つけて勝利

 

このレースにより詐欺師と渾名がつけられる

 


日本総大将 ジャパンカップ

 

今年のジャパンカップは近年稀にみる豪華メンバーだった

 

凱旋門賞の覇者スノーヒル

 

クイーンエリザベスⅡ世カップのエコレジ

 

英ダービーとキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークスの覇者ダブルスタンダード

 

ジャックルマロワ賞の勝者マゼラン

 

等海外ウマ娘が7人も襲来

 

理由は散々エアエンジェルとメジロファンタジーに荒らされてきた仕返しにエアエンジェルとメジロファンタジーに3回も勝ったことのあるミッションタイマーに勝つためというものだった

 

ターゲットにされていたミッションタイマーは落ち着いていた

 

「日本の高速バ場の恐ろしさを味わうがいい」

 

スタートすると相変わらず逃げでペースを作る

 

1000メートルを58秒で通過すると12、11、12、11、11.5と完璧なハロンタイムで全員を幻惑

 

海外ウマ娘は日本の固い芝に戸惑いミッションタイマーの無尽蔵のスタミナに耐えきれずにズルズル後退していくこととなり、3バ身差をつけて勝利する

 

「日本を舐めすぎですよ彼女ら」

 

そうコメントを残し出走した全員にトラウマを植え付ける

 

この頃になるとエアエンジェルの世代かミッションタイマーの世代なのかわからない評価となったが、メジロファンタジー、スカーレットリボー、デーモンコア、シンボリウオッチ、G2大将ワクチンとタレント揃いの最強世代と呼ばれることとなる

 


最後の有馬記念

 

ステイヤーズステークスを得意の逃げで全員とスタミナの違いを見せつけ余裕の勝利、最後の有馬記念に駒を進める

 

もうこの頃には最弱の三冠バと揶揄する存在はおらず、その緻密に練られた作戦と完璧なペース配分、無尽蔵のスタミナと日本に特化したスピードを武器に詐欺師から魔術師と呼ばれるようになっていた

 

最後の有馬記念は最後の勇姿を見ようと中山に18万人が集まった

 

ミホノサンデーや怪我が治ったマジシャンズナイト、菊花賞バタニノフラン、テイエムファニー、ダノンヴォーリア、ゴールドキングダムと名だたるメンツの中最後も逃げると思われたが

 

「好スタート!ミッションタイマー!華麗なるスタート逃げる・・・逃げない逃げない逃げない!!最後の有馬記念は追い込みだ!!」

 

実況が絶叫する

 

追い込みで挑んだ有馬記念最後尾から周りを見ながら何を考えていたのかはわからない

 

「最終コーナーで全員抜いた抜いた抜いた!!暮れの有馬記念今再び伝説が駆け抜けていく!!」

 

ミッションタイマー1着

 

グランドスラムを達成し、苦労を重ねたグランドスラムであり春古バ、秋古バ同一年による達成は史上初であった

 


その後

 

宣言通りドリームトロフィリーグには移行せずトレーナー試験を受け現役の成績から一次試験をパスして二次試験からとなり、これも無事突破

 

トレーナー教習を受講し、黒井トレーナー(アグネスデジタル)のサブトレーナー(以後小西トレーナー)となる

 

そこで逃げウマのゴールデンサインとマヤノトラップを黒井トレーナー(アグネスデジタル)と協力して育て上げる

 

その後日本は恩も有るが辛かった時期に沢山の虐めがあり、どうしても日本を飛び出したいとの事、黒井トレーナー(アグネスデジタル)が現役の中独立したのでは学生の取り合いになる可能性が有るとして師を立てるために海外に飛び出していった

 

そんな彼女が目を付けたのがマレーシアとシンガポールであり、マレーシア・シンガポールのトレーナーとしての資格を両国のトレセンと協議した後に習得すると『カミカゼスタート』『零戦』と呼ばれる高速逃げ戦法を現地のウマ娘達に伝授

 

その中にはジャパンカップを勝つフレンチ、シンガポールダービーやシンガポールゴールドカップを勝つミハエルサキー、香港で無双するサラエボ等優秀なウマ娘を多数排出する

 

黒井トレーナー(アグネスデジタル)がトレーナーを引退するとトレセン理事長になっていたエアエンジェルと理事のメジロファンタジー、メジロエンジン、スカーレットリボーの連名による嘆願書を送られ日本に帰国

 

チームガンマを引き継ぎ後に名家となるアナログ一族、ラブ一族等をG1勝利に導く

 

小西トレーナーとしての最高傑作はG1を6勝したスピードエース

 

以後日本ウマ娘発展に尽力し、エアエンジェルと共にトレセン改革をしていくこととなる

 

 


戦績

ジュニアクラス

 

デビュー戦 2着

未勝利戦 1着

京都ジュニアステースクス 5着

1勝クラス 1着

ホープフルステークス 3着

 

クラシッククラス

 

ジュニアカップ 1着

弥生賞 5着

皐月賞 1着

ダービー 1着

札幌記念 8着

神戸新聞杯 10着

菊花賞 1着

有馬記念 16着

 

シニアクラス1年目

 

京都記念 5着

中山記念 5着

大阪杯 12着

天皇賞(春) 4着

安田記念 10着

宝塚記念 7着

札幌記念 2着

天皇賞(秋) 4着

ジャパンカップ 8着

 

シニアクラス2年目

 

大阪杯 7着

天皇賞(春) 5着

目黒記念 1着

宝塚記念 3着

七夕賞 2着

中京記念 3着

札幌記念 3着

天皇賞(秋) 4着

ジャパンカップ 5着

有馬記念 4着

 

シニアクラス3年目

 

中山記念  1着

大阪杯 1着

天皇賞(春) 1着

目黒記念 1着

宝塚記念 1着

札幌記念 1着

天皇賞(秋) 1着

ジャパンカップ 1着

ステイヤーズステークス 1着

有馬記念 1着

 

42戦17勝 G1 9勝

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。