「…………相変わらず、ザル警備ですねー」
IS学園地下、教員の中でも少数しか知らない地下研究所に彼女、ライトはいた。
「…………ここまで潜入が楽だとー、やる気とかガタ落ちですー」
ライトは潜入任務を受けてIS学園に潜入している。
いや、正確には、IS学園地下研究所のデータを盗み出す事が目的だ。
「さてさて、さっさと情報を盗みますか…………」
てくてく、と足音を隠すことなく通路を歩く。
大胆不敵とでも言おうか、余裕綽々か、ライトはまるで見つけろと言わんばかりに歩く。
視界の端、ライトの前方に教員が見える。
しかし、教員はライトに気付かない。
まるで何も見ていないかの様に、横を通り過ぎる。
「…………私が見えない、私の存在に気付かない。まぁ当たり前ですねー。
それが正しい選択ですから」
ライトの戦闘能力は極めて高い。
そしてもう一つ、ライトがもつ能力。
研究所にて、身体中を弄られた時に発現した能力。
【不特定多数の人の脳に干渉する能力】
いや、そんなに干渉出来るわけではない。
しねとか、自害しろなど大きな命令は出来ない。
だが、【ライトを見なかったことにする】ぐらいの命令なら簡単だ。
相手は直接視認している。
しかし、視認した瞬間に脳が見なかった事にする。
こうやって、ライトは擬似的な透明人間となっているのだ。
そんな説明をしている間に、IS学園地下研究所の中枢に辿り着く。
「いくら教員しか知らないからって、ザルすぎないですかー?」
中枢コンピュータにUSBメモリを差し込み、データを盗む。
IS学園内全てのデータを盗み出そうとしているのだ、勿論時間がかかる。
だから、もうちょっと探索してみる。
様々な部屋があった。
そんな中、一つだけ厳重に閉められている扉。
数十の南京錠、それにパスワード入力のタッチパネルも見える。
なにより一番気になるのは、ドアに刻まれた単語。
「…………【tree of star】?」
直訳すると星の樹、そう黒乃とその相棒、そして黄金の女が探し求める星の樹はここにある。
「…………関わらない方がいいですねー、私の直感がそう告げてますー」
こうして、IS学園内全ての情報を盗み出したライト。
一応任務完了だが、マドカ達の元へは帰れない。
何故なら…………クラス代表だから。
「行くぞ、相棒」
「勿論だ。ただし、暴れすぎるなよ」
「分かってるよ。私の力の強大さは私が一番わかってる」
「…………だといいんだがな。お前は案外、足元がよく見えていないからな」
「……………………?」
「灯台下暗し、だ。 余裕を持ちすぎると、足元を掬われるぞ」
「…………むぅ、善処する」
「分かればいい。ほらさっさと行こう」
「…………なんか相棒、最近やさしくなったな」
「…………何か言ったか?」
「いや、何でも無い」
【山田真耶の補習室】
山「みなさん!お久しぶりです!だいたい一週間ぶりくらいでしょうか?」
桜「……………………」
山「質問が全くなくて、こっちはネタ切れ寸前です。なんでもいいので、活動報告のところにある受付所に質問してくださいね♪」
桜「今回のキャラ設定は、私」
吹寄桜
175cm スリーサイズは某不二子ちゃんと一緒
IS学園内で最も異質な存在であり、謎の存在。
IS学園に入学するまでは、中堅クラスの中学校の生徒だった。
今現在は勉強に殆どついていけず、補習室に常にいる。
黒乃の能力を奪うなど、その行動もかなり謎。
思考回路が誰かに似ている…………?
山「…………こんなものですね」
桜「私、黒乃、ライト、そして黄金の女。この四人の存在がこの作品の鍵を握っている。もし分かっても、心にしまっておいて欲しい」
山「それでは!質問待ってます!」
追記
桜「…………前話【封】は諸事情により削除した。
いや、正確にはなかったことにして欲しい」
山「…………今思えば、全く必要の無い話でしたから」