IS〜有限に憧れし者〜   作:クロノ9696

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写真が二枚、そこにある。

 

「…………こいつを…………盗めば…………OK?」

「ええ。このモンドグロッソ開催中にこの少年達を拉致し、織斑千冬を棄権させる」

「…………依頼主は?」

「ドイツ政府よ。織斑千冬に恩を売って、少しの間教官として働いてもらいたいみたいよ」

「…………そっか」

 

盗むべき少年達。

 

織斑一夏と秋十。

 

秋十のほうは、勿論転成者だろう。

 

「…………片方…壊してもいい?」

「……………………ちょっと判断しかねるわね。でも一人でも充分恩は売れるでしょ。いいわよ」

「…………ありがとう…………スコール」

 

 

 

黒乃は知っている。

自分がいる世界に、一人は必ず自分以外の転成者がいる。

 

その殆どが、原作レ○プを目的としている奴らだ。

いや、黒乃の存在自体が原作レ○プかもしれないが…………。

 

 

黒乃は正常な、原作通りの流れを尊重している。

 

つまり自分以外の転成者は、黒乃からしたら邪魔でしかない。

 

だから壊す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モンドグロッソ会場

 

「…………もうすぐ…準決勝か」

『クロノ、観戦より任務に集中しろ』

「…………テレビの前で…復讐相手の…姉を応援している…………マドカに言われたくない」

『なっ⁉︎貴様言っていい事と悪いk「今日から三日…………ご飯抜き」…私が悪かった」

 

相変わらずマドカは家事が出来ない。

 

いまだに台所事情は黒乃が握っている。

助け出した少女はまだまだ修行中だ。

 

 

「…………いた」

 

キョロキョロと辺りを見渡し、目標の二人を発見する。

 

 

「秋十‼︎トイレはどっちだ!」

「逆方向だよ一夏‼︎」

 

どうやらトイレを探しているらしい。

好都合でしかない。

目の前にいる少年の後を追う。

 

読んでいる人からしたら、黒乃がどうやって誘拐をするのか気になるかもしれない。

そんな対した事をするわけでは無い。

 

ただ、その空間ごと他の所へ移すだけだ。

トイレごと、監禁予定場所に移すだけだ。

 

何故こんな事が出来るのか。

簡単だ。黒乃は様々な世界で生きてきた。

その様々な世界の中に、空間転移が可能な技術があって、黒乃がそれを奪ったというだけだ。

 

説明をしている間に、二人は誘拐完了している。

 

 

 

「…………ん?秋十、会場ってこんなとこだったか?」

「違うと思うよ、流石にこんなに寂れて無かったし」

 

一夏達が飛ばされた先は、ドイツの辺境にある倉庫だ。

人の気配をかんじ、二人は振り向く。

 

 

「…………っ⁉︎誰だ‼︎」

「…………君達を…誘拐した人物…………だ」

 

誘拐、その言葉を聞いて二人の表情が曇る。

 

夏「何が目的なんだ!」

秋「そうだよ!こんなことをして、どうなるか分かってるのか‼︎」

夏「千冬姉とかいろんな人が黙ってねぇぞ‼︎」

「…………うるさい…………静かに…………しろ」

秋「一夏、逃げよう‼︎まだ間に合う‼︎」

「…………逃がすとでも?」

夏「うるさい‼︎見た感じめちゃくちゃ弱そうじゃねぇか‼︎」

 

 

一夏達は逃げ始める。

黒乃は肌も髪も真っ白だから、不健康そうに見えたのだろう。

 

「…一夏君…………君にとって…………秋十君は…どんな存在かな?」

夏「どんな存在って…………大切な家族に決まっている‼︎」

「…………なら…秋十君が死ねば…………君の絶望した顔が見られるのかな」

 

いまさっきまで後ろにいた黒乃は、いつの間にか二人の隣を並走している。

 

夏「なっ⁉︎いつの間n「当身」かはっ…………」

 

意識を失い、その場に崩れ落ちる一夏。

 

秋「一夏‼︎」

「…………君の、目的を教えてもらおうか」

秋「…………目的?」

「とぼけるな。気づいているのだろう?私が転成者だと」

秋「…………やっぱりか。変な技を使う野郎だぜ」

 

いまさっきまでの口調から一変し、荒々しい口調で秋十は語る。

 

秋「…俺の目的は、ハーレムを作る事だぜ?そのために容姿も、能力も手に入れたんだからなぁ‼︎」

「どんな能力だ?」

秋「ハッ!簡単に説明したら、何でも反射出来る能力だよぉ‼︎」

「反射か…………」

 

反射する能力、黒乃はどんな能力か大体理解できた。

恐らく学園都市に住む、白髪の青年の力だろう。

 

そして、織斑秋十は話を聞く限り始めての転生なのだろう、世界に希望を抱いている。

 

 

だが、織斑秋十は知らない。

その程度の能力で黒乃を倒す事は出来ない。

 

秋「来いよ‼︎俺がぶっ殺してやる‼︎」

「死ぬのはお前だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

織斑一夏は目を覚ます。

どれだけの時間、気を失っていたのだろう。

体を縛られているのだろう。

だが、足は自由だ。

 

「秋十、何処にいるんだ?」

 

異臭がする。早くここから一緒に逃げ出したい。

 

「何処に行ったんだよ。お〜い‼︎」

 

しかし返事は帰ってこない。

 

「めちゃくちゃ臭いな…………何の匂いだ?」

 

ようやく視界が安定して来た。

 

「…………何だよ…………これ…………」

 

一夏の周りは真っ赤に染まっていた。

 

「…………血…………か?」

 

誰かの血が、辺りに飛び散っている。

嫌な予感がする。

辺りを見回す。

 

秋十は何処にもいない。

 

「秋十‼︎何処にいるんだ‼︎返事をしてくれ‼︎」

 

どれだけ叫んでも、返事は帰ってこない。

 

そして一夏は気付く。

 

(俺を結んでいる縄…………いや、本当にこれは縄なのか?)

 

一夏は恐る恐る、自身を縛っている縄を見る。

 

その縄は…………

 

 

 

「…………嘘…………だろ?」

 

その縄から、血が流れ出ていた。

 

 

いや、縄じゃない。

縄のように思っていたそれは…………、

 

 

 

 

 

 

原型をとどめていない、織斑秋十だった。

 

「秋…………十?嘘…………だろ?ハッ、ハハハ…………」

 

許容範囲を超えた絶望が、一夏の心を蝕む。

 

乾いた笑いが倉庫に響く。

壊れたのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………任務完了」

『やってることがグロすぎるだろ‼︎流石にやり過ぎだ‼︎』

「…………なんのことかな?」

『…………いや、もういい。あれだけの事をしたんだ。何か狙いがあるんだろ?』

「ふふっ…………どうだろうね」

 

 

 

 

 

 

 

 





はい、ぶち殺しました。

簡単に説明すれば、ぺちゃんこにして、延ばして一夏の体に結びつけました。

黒乃が結構外道ですねぇ…………。


一夏は…………、精神病院行きですかね?

駄文ですが、これからもよろしくお願いします。

テスト期間にはいるので、少しの間更新出来ません。

それでは、さよなら
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