「して厄災よ、我の依頼はいつ実行に移すのだ?」
「…………規模が大きいので…………半年から…………一年ぐらいは…………かかります」
黄金の部屋のなかで、黒乃と黄金に包まれた女性が話している。
「…………まぁよい、やっと我の目的が達成されるのだ。達成した時は、其れ相応の褒美をやろう」
「ありがたき…………幸せ」
黒乃が受けた依頼の依頼者なのだろう。
相当金持ちなのがわかる。
「それでは…………私は…………準備に取り掛かり…………まふ」
「…………いい所で噛むでない、しかし我は好きだぞ。お前の案外抜けているところはな」
「…………申し訳…………ありません」
「いや、気にしなくていい。いけ」
黒乃が消える。
「…………何とかして奴を我が物と出来ないものかな」
女は、笑みを浮かべてさっきまで黒乃がいた所を見つめる。
IS学園入学式
「…………オータムー、式が長いですよー」
「これ位で音をあげてんじゃねぇ。我慢しろ」
「クロノさんがどっかいっちゃってー、基地の胃袋事情はどうなるんですかー?」
「俺が作る事になった」
「料理出来るんですかー」
「…………クロノほど上手くないけどな」
「ファイトですよー」
「…………お前、夏休みに帰って来ても食わせてやらねぇ」
ライトの表情が露骨なぐらい暗くなる。
「まぁ頑張れよ。ライト…………いや、ライト・シュトロハイム」
「…………その名前ー、誰が考えたんですかー?」
「スコールが、漫画を読んでいる時に思いついたらしいぞ」
入学式、裏側
「一夏」
「どうしたんだ?千冬姉」
世界最強の姉と、その弟だ。
「恐らく、お前には専用機が渡される筈だ。何故渡されるのか理解出来るか」
「…………自分の身を守る為…………だろ?」
「ああ。学園内では私達が守れるが、学園のそとにでてしまえば、私達はなにも出来ない。自分の身は自分で守るんだ」
「分かってるよ千冬姉。自分の身も守れない奴が、誰かを守れる訳ないもんな」
この世界の一夏は違う。
兄弟の死に直面し、己の無力さを理解している。
ビックマウスを、叩くことはない。
「所で一夏、教科書の内容は理解出来たか?」
千冬の発言で、一夏の表情が曇る。
「実はな、この学園にギリギリで合格した奴がいる。そいつの頼みで、放課後にほぼ毎日補習をすることが決定した」
「で、俺はそれに参加すればいいのか?」
「お前が授業についていけないのであれば、参加するといい。一つ言わせてもらうと、ギリギリで合格したといっても、お前より賢いからな」
「千冬姉、俺参加するよ」
IS学園は超難関校だ。
そこに、一般学生だった一夏。
しかも数年学校を休んでいた一夏が着いていける筈がない。
「…………で、そのギリギリだった奴の名前は何なんだ千冬姉」
「名前を知ってどうするんだ?口説くのか?」
「なっ…// 何を言ってるんだよ千冬姉//」
千冬の発言で顔を赤らめる一夏。
「…………そいつの名前は、吹寄桜。お前のクラスメイトだ」
【山田教諭の補習室】
「…………あっ、もうカメラ回ってるんですか⁉︎
始めまして…かな?山田真耶です!
ここでは、補習室と題しましてキャラの説明や、機体の説明、読者様の質問に答えさせていただきます!
今回は説明だけなので、次回が第一回という事になりますね♪
第一回となる次回は主人公【財前黒乃】の説明です!
…………こんなのでいいんですか?織斑先生?」
「ああ、バッチリだ」