IS〜有限に憧れし者〜   作:クロノ9696

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「して厄災よ、我の依頼はいつ実行に移すのだ?」

「…………規模が大きいので…………半年から…………一年ぐらいは…………かかります」

 

黄金の部屋のなかで、黒乃と黄金に包まれた女性が話している。

 

「…………まぁよい、やっと我の目的が達成されるのだ。達成した時は、其れ相応の褒美をやろう」

「ありがたき…………幸せ」

 

黒乃が受けた依頼の依頼者なのだろう。

相当金持ちなのがわかる。

 

「それでは…………私は…………準備に取り掛かり…………まふ」

「…………いい所で噛むでない、しかし我は好きだぞ。お前の案外抜けているところはな」

「…………申し訳…………ありません」

「いや、気にしなくていい。いけ」

 

黒乃が消える。

 

「…………何とかして奴を我が物と出来ないものかな」

 

女は、笑みを浮かべてさっきまで黒乃がいた所を見つめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

IS学園入学式

 

「…………オータムー、式が長いですよー」

「これ位で音をあげてんじゃねぇ。我慢しろ」

「クロノさんがどっかいっちゃってー、基地の胃袋事情はどうなるんですかー?」

「俺が作る事になった」

「料理出来るんですかー」

「…………クロノほど上手くないけどな」

「ファイトですよー」

「…………お前、夏休みに帰って来ても食わせてやらねぇ」

 

ライトの表情が露骨なぐらい暗くなる。

 

「まぁ頑張れよ。ライト…………いや、ライト・シュトロハイム」

「…………その名前ー、誰が考えたんですかー?」

「スコールが、漫画を読んでいる時に思いついたらしいぞ」

 

 

 

 

 

 

入学式、裏側

 

「一夏」

「どうしたんだ?千冬姉」

 

世界最強の姉と、その弟だ。

 

「恐らく、お前には専用機が渡される筈だ。何故渡されるのか理解出来るか」

「…………自分の身を守る為…………だろ?」

「ああ。学園内では私達が守れるが、学園のそとにでてしまえば、私達はなにも出来ない。自分の身は自分で守るんだ」

「分かってるよ千冬姉。自分の身も守れない奴が、誰かを守れる訳ないもんな」

 

この世界の一夏は違う。

兄弟の死に直面し、己の無力さを理解している。

ビックマウスを、叩くことはない。

 

「所で一夏、教科書の内容は理解出来たか?」

 

千冬の発言で、一夏の表情が曇る。

 

「実はな、この学園にギリギリで合格した奴がいる。そいつの頼みで、放課後にほぼ毎日補習をすることが決定した」

「で、俺はそれに参加すればいいのか?」

「お前が授業についていけないのであれば、参加するといい。一つ言わせてもらうと、ギリギリで合格したといっても、お前より賢いからな」

「千冬姉、俺参加するよ」

 

 

IS学園は超難関校だ。

そこに、一般学生だった一夏。

しかも数年学校を休んでいた一夏が着いていける筈がない。

 

 

「…………で、そのギリギリだった奴の名前は何なんだ千冬姉」

「名前を知ってどうするんだ?口説くのか?」

「なっ…// 何を言ってるんだよ千冬姉//」

 

千冬の発言で顔を赤らめる一夏。

 

「…………そいつの名前は、吹寄桜。お前のクラスメイトだ」





【山田教諭の補習室】

「…………あっ、もうカメラ回ってるんですか⁉︎

始めまして…かな?山田真耶です!
ここでは、補習室と題しましてキャラの説明や、機体の説明、読者様の質問に答えさせていただきます!

今回は説明だけなので、次回が第一回という事になりますね♪

第一回となる次回は主人公【財前黒乃】の説明です!



…………こんなのでいいんですか?織斑先生?」

「ああ、バッチリだ」
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