「織斑一夏です。世界初の男性IS搭乗者として入学しました。皆さんほど賢くはありませんが、よろしくお願いします」
奥手な自己紹介をし、自分の席にすわる。
桜の舞う季節。
新しい学校、新しいクラスメイト、まず始めにするのは、何処でも自己紹介。
「セシリア・オルコット、イギリスの代表候補生ですわ。一年間、よろしくお願いしますわ」
少しづつ自己紹介は進み、もうすぐでチャイムが鳴るという時、最後の生徒が話し始めた。
「吹寄桜です。よろしくお願いします」
最後の生徒、吹寄桜は淡々と自己紹介をし席に座る。
その生徒を見た他の生徒の反応は…
(((デカい…………色々デカい…………)))
吹寄桜は織斑一夏と同じか、それ以上の身長だった。
しかも制服のサイズがあっていないのか、何処か窮屈そうな表情を少しだけ見せていた。
そんな中、織斑一夏は思考する。
(あいつが吹寄桜。見た感じ何でも出来そうな気がするけど、あれで成績は俺を抜けば最下位なのか…………)
一緒に補習することになるであろう生徒をの事を、考える。
(いや、まず何だよあの身長は⁉︎多分俺よりでかいぞ‼︎何を食べたらあんなに大きく成るんだよ‼︎)
男の一夏でも驚愕してしまう身長。
織斑一夏は、今までの人生で、自分より身長の高い女子にあったことなど、一度も無かった。
自己紹介が終われば普通に授業が開始される。
勿論、授業は国内トップレベル。
中堅中学出身の一夏では、着いて行くことも出来ない。
「織斑君、授業の意味理解出来ますか?」
そんな時、授業を教えていた山田教諭が話しかける。
「…………いえ、殆ど意味不明です」
「大丈夫ですよ。今までやったことの無い教科の勉強をいきなりやらされたら、誰でも苦労しますから」
そういった後、山田教諭は生徒全員に向かって話す。
「皆さんも授業の中で、わからない所や、詳しく知りたい所があれば、いつでも聞いてくださいね。そのために先生は居るんですから!
あっ、成績の悪い生徒は無条件で補習ですからね。安心してください。一応高校の間で勉強することは全て解説出来ますから」
なんとも頼もしい言葉だが、言っている本人の容姿が幼い為、無性に山田教諭を撫でたくなった生徒一同であった。
一時限が終わり、二時限が始まる。
「…………ああ、忘れていた。このクラスのクラス代表を決めなくてはいけないな。誰か、やりたい奴はいるか?推薦でもいいぞ」
クラス代表とは、所謂委員長だ。
それも只の委員長ではない。クラス代表トーナメントや、先生からの雑用を他の学校に比べて沢山押し付けられる。マジでめんどくさい仕事なのだ。
「はい!私は、織斑君を推薦します‼︎」
「あっ私も‼︎」
「えっ…………俺⁉︎」
一夏は驚愕する。
何故授業も着いて行けず、知識も殆ど持っていない俺がクラス代表をしなくてはいけないのか。
「千h………織斑先生。俺よりクラス代表に相応しい奴がいると思うんですが………」
「…確かにそうだな。しかし、推薦されたのは事実。クラス代表候補から外れたいのであれば、ここに居る全員を納得させるんだな」
そう、推薦されたのは事実。
何も考えずに俺には無理と言っても、通用しない。
だから一夏は考える。
誰もが納得する、最高の答えを探す。
「…………皆、聞いてくれ」
言葉が纏まったのか、後ろを向いて話し始める。
「俺は今さっきまで、ISについて殆ど知らない人間だったんだ。そんな奴に、男性IS搭乗者という肩書きだけでクラス代表に選ばれるのはお門違いだと思う。それにクラス代表ってのは、その名の通りクラスの代表なんだぜ?俺自身、これだけ男女差のあるクラスを一つに纏めれる気はしない。それだったら、知識もあって、IS操縦も上手な代表候補生に任せるべきだと思うんだ。
だから俺は、セシリア・オルコットさんがクラス代表をすべきだと思う」
一夏の演説?に、クラスが静まり返る。
一夏の言ったことは正論。
反論はほぼ不可能だ。
そして、織斑千冬が口を開く。
「…………オルコット、クラス代表をしてくれるか?」
「勿論ですわ。あんな事を言われて承諾しなかったら、代表候補生の名折れですから」
これもまた正論。
「よし、これでクラス代表が決定したな。クラス代表はセシリア・オルコット、副代表は織斑一夏だ。異論はないな」
「…………えっ?」
「今思い出したのだが、副代表も決めなくてはいけなかった。クラス代表は無理でも、副代表ならいける筈だ。なぁ?織斑」
千冬が笑みを浮かべ、一夏は理解する。
(…………嵌められた。最初からこれが目的だったんだ)
その頃三組
「…………シュトロハイム、クラス代表はお前な」
「えー、マジですか〜」
「だっていい響きじゃないか。クラス代表ライト・シュトロハイム。かっこいいと思うぞ。んじゃ決定で」
理不尽
[山田教諭の補習室】
山「…………はい!始まりました!司会進行は私、山田真耶と…………」
桜「吹寄桜でお送りします」
山「吹寄さんは、ほぼこの為に作られたキャラですからね!ストーリーに絡むのは少ないですよ!」
桜「…………一応、役割はちゃんとありますから。それでは第一回、今回のテーマは主人公【財前黒乃】の説明です」
財前黒乃
通称 厄災、クロノ
転生者であり、転生の真実を知る者。
偽りの永遠を手に入れ、終わることの無い人生を過ごす。
様々な世界に行ったことで、様々な能力を会得、この世界では誰も勝つことが出来ないぐらいの実力を持つ。
織斑千冬を右手中指だけで倒すことが可能。
おそらくISが相手でも、蟻を潰すかのように無双出来るはず。
身長は165cm
白髪
白眼
白い肌
私服は白など、名前の割りには白い。
ISと融合しており、寿命以外で死ぬことが出来ない。
人の命は有限だからこそ美しい、と悟った。
現在は黄金の女の依頼を遂行中。
山「こんな感じですね。ところで吹寄さん、身長は?」
桜「175cmです。スリーサイズは…某不二子ちゃんと一緒ですね」
山「誰も聞いてないのにスリーサイズまで答えちゃいますか…………中々やりますね。
それでは、今回の補習はこれで終わりです。
何か質問、もしくは(黒乃が本気を出したら何日で世界は滅ぶの?)みたいなふざけた事でも募集してます‼︎」
桜「…………質問は、活動報告の中にあるお便り箱に送信してくださいね」
山、桜「「それでは、さようなら‼︎」」
千冬「素晴らしい出来じゃないか」