IS学園は国内トップレベルの偏差値を誇る。
例えるならば、高校版ハーバード大だ。
それでも、いやそんな学校だからこそ人は夢を見る。
入試の倍率は合格者120人に対し、数万人の受験者がいる。
その合格者の内大体110人は、幼稚園から中学校までエスカレーター式のお嬢様学校に通った生徒だ。
残りの十人は代表候補生や企業代表生だ。
今年は織斑一夏や篠ノ之箒など例外もいるが…。
しかし、そう考えるとやはり、中堅中学校出身である吹寄桜の存在は、その中でも特に異質な存在である。
因みにライトは企業代表生として入学。
某ドイツの代表候補生は、運営の間違いでドイツ語のテストではなく、日本語のテストが届いた為、絶賛抗議中だ。
「久しぶりだな、一夏」
「…………2年ぶりだな、箒」
食堂にて、二人は2年ぶりの再会を果たす。
「その…………今は大丈夫…なのか?」
「ああ、今は全然大丈夫だ。あの二人のおかげで、何とかな」
「…………私は余り力になれなかったからな。あの二人には感謝している」
「いや、箒が来てくれるのは嬉しかったさ。ただ、あの時の俺がおかしかっただけだ」
そんな事を話しながら、昼食を食べる。
ISが世に出回った事で、離れ離れになった二人。
ここ数年は連絡を取っていなかったが、一時期は毎日の様に連絡を取っていた。
今の一夏を見て、少し安心する箒。
昔の一夏は、まるで彼岸花の様に折れてしまいそうなぐらい脆かった。
今の状態まで改善出来た事は、喜ぶべきことなのだろう。
だが、一夏の精神がいつ昔の状態に戻るか分からない。
(次あの状態に戻ってしまったとしたら、私が支えなくてはいけないな)
決意を胸に、篠ノ之箒は覚悟を決める。
「…………むー、あの人の料理の方が美味しいですねー」
「ライトちゃん、あの人って誰?」
「私のー、恩人ですー」
放課後
「織斑君!こっちです!」
山田教諭が呼んでいる。
補習室はその日空いている教室を使う。
今日は1-1教室だ。
因みに、一夏はトイレに行っていた。
「…………トイレが近くにないのは死活問題だな」
「織斑一夏、早く座れ。補習の時間が少なくなる」
「…………すみません」
一夏に話しかけたのは吹寄桜。
案外言葉がキツイ。
「吹寄さん、織斑君。今日は、ISの基礎知識についての補習です。どんどん質問してくださいね」
補習開始。
〜省略〜
「今日はこれぐらいにしましょうか」
「そうですね。山田教諭、ありがとうございました」
そう言って教室から吹寄桜が出て行く。
「…………山田先生、疲れたんじゃないですか?」
「どんどん質問してくださいとは言いましたが、まさかあんなに質問されるとは思ってなかったですね」
吹寄桜は一文に一回は必ず質問した。
それは自分が理解出来ていないからなのか、それとも質問しようとしない一夏の為に、山田先生に分かりやすく説明させたのか。
真意はわからない。
「あっ、織斑君。寮の鍵を渡しておきますね」
「ありがとうございます」
山田教諭から鍵を受け取り、一夏は帰路に着く。
後ろに話したことも無い女子を連れて…………。
【山田真耶の補習室】
山「はい、第二回です!」
桜「山田教諭、実はこの部分について質問が…………」
山「そ、それはまた今度答えますね。今はこの仕事に集中しましょう」
桜「了解です」
山「さて、お便り頂きました!その内容は【前作であるIS〜努力チート参ります‼︎〜を途中までしか読んでいないので、完結してなくてもいいから投稿して欲しい】と、言うものでした‼︎」
桜「…………実はあの作品は途中からしか保存していないし、所々保存し忘れている」
山「主人公でもある財前さんは、作品名程チートじゃないですし」
桜「案外負けまくってる。それに、途中からグダグダ展開ですし」
山「そんなので良ければ、再び投稿はしますけど…………」
桜「更新は無いと思っていてくれ」
山「愚痴が多くなりそうですから、今日はここまでにしましょう‼︎」
桜「質問など、いつまでも募集中!」
山「質問が来なければ、次はライトさんの設定を公開する予定です!」