IS〜有限に憧れし者〜   作:クロノ9696

9 / 32


IS学園近海

 

 

岩肌に波が打ち付ける。

目の前に見えるは、天下のIS学園。

 

海の上に作られた、人工島だ。

 

IS学園に行く方法は、直通の電車のみ。

 

学園の周りは、海上、海中、空中に至るまで、全て厳重に監視されている。

 

 

「…………まぁ…私からしたら……意味ないんだけど…………」

 

黒乃は海上を歩行しながらIS学園を見つめる。

 

「…………ざる警備」

 

IS学園の警備は監視カメラだけ、

つまり監視カメラさえどうにかすれば、いくらでも潜入可能だ。

 

「…………なんでだろうね」

 

 

黒乃がここにいるのは、彼の依頼主【黄金の女】の依頼内容と、関係があるからだ。

 

「…………目標の座標」

 

【黄金の女】の依頼を成功させるために、黒乃はとある地点に向かわなければならない。

 

「…………その場所は…………」

 

「IS学園…………中心部」

 

その場所は、何十年も通った学校。

だが、96000年の人生の中で、一度も侵入したことのない場所。

 

 

 

「……………………あそこに」

 

 

【黄金の女】の目的。

それを聞いた時は唖然とした。

その依頼を達成することが出来れば、永遠から解放されるかもしれない。

有限に憧れ続けて、数万と数千年。

 

「…………地球という情報端末の中枢…………………

 

 

 

 

 

 

 

星の木がある」

 

 

その時を夢見て、半ば諦めながらも、いままで生きてきた。

 

夢が、叶うかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「吹寄さん」

「何かようか?織斑一夏」

 

数回目の補習を終え、一夏は吹寄桜に話しかけていた。

 

「どうして吹寄さんはIS学園に来たんだ?」

「何故そのような事を聴く」

「いや、なんとなく気になったんだ。俺は成り行きでここに来たけど、吹寄さんは何で補習覚悟でIS学園に入学したんだ?」

 

確かに謎だろう。

学園に入学して、ほぼ毎日補習を受けるくらいなら、自分が上位にいられる学校に行けば良かったのでは?

 

「…………織斑一夏、お前は今この瞬間についてどう思う」

「えっ…………、そうだな…………当たり前の物…………か?」

 

一夏の答えは、今この瞬間に流れている時間は当たり前に存在するもの。

 

「…………そうか。私は考え方が違う」

「どう違うんだ?」

「今ここに流れている時間は、儚く、美しいものだ」

「…………えっと…………どういう意味だ?」

「…………この一瞬という時間は有限であり、すぐに消え去ってしまう。だから私は、この儚く美しい、有限な時間に最大限の努力をしたいと思った。

つまりは、自分が何処まで通用するのか挑戦してみたくなったわけだ」

「…………成る程な」

 

 

何と無く、一夏も理解できたらしい。

 

「織斑一夏、お前はこの学園で何をしようとしているんだ?」

「…………俺は…………とりあえず強くなりたいな。自分の身は、確実に守れる程度には」

「なら、補習だけでなくISの操縦も鍛えなくてはな」

「そうなるな」

 

「まぁ、頑張れ。効率を考えて鍛えるといい」

 

 

その言葉を言い残し、吹寄桜は部屋から出る。

その後ろ姿を、一夏は見送る事しか出来なかった。




【山田真耶の補習室】
山「初めに、一つ報告することがあります」
桜「努力チートの方ですが、全50数話投稿していた内、保存していたのは、たった十八話程度だという事です」
山「大変申し訳ありませんが、再投稿は無理そうです。本当に申し訳ありません」

桜「今日のキャラ設定はオリキャラ【ライト】です」


ライト
女 十五歳

髪の毛は黄色、目は黒。

黒乃がドイツにある研究所から盗み出した遺伝子強化素体。
身体の9割を改造しており、生身でも圧倒的戦闘力を誇る。

黒乃やスコール達は、家族として好き。

現在は1年3組のクラス代表をしている。



山「これぐらいですかね?」
桜「十分でしょう。それでは、今日はここまでです」

「「さようなら‼︎」」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。