前回? なんかあったけ?
〇女神ちゃんズはブラック企業
とっても急ですが神様たちが住む世界に視点を移しましょう。
所謂私たちが住む地上より遠く離れた天上の世界、いろんな世界の神様が働く世界、天界でございます。正直神様のお話とかすると、公式の規約を破ってしまっているシラオキ様信仰者であるフクキタルのような顔をしなければならないんですが、まぁ致し方なし。この世界では三女神様たちが頑張って世界を運営しているという形でお願いします。
そんな彼女たちが毎日世界を保つために頑張っている天界なのですが……、とあるウマ娘が生まれて以降、とんでもないほどのハードワークが続いています。ほら、今日も何か起こったみたいですよ?
ちゅどぉぉぉぉぉぉおおおん!!!!!
「ああああああああ!!! またアイツ地球ぶっ壊しやがったァァァ!!!」
「畜生! これで今月何回目だよ! 元通りにするこっちの身になってみろぉぉぉ!!!」
「う~ん、一日三回地球滅亡でそれが今のところ2週間ほど連続で続いているわけですな。…………私ら神だけど死ぬときは死ぬぞ? 過労死で消えてしまうぞ?」
「アァァァァァァァァ!!! なんで! なんで普通にターフ走るだけで地球に隕石落ちてくるのかなぁ!!! なんで地球が真っ二つになるぐらいの地震起きるのかなぁ!!! なんでシステムが誤作動して世界中がミサイルパーティ始めるかなぁ!!! もう意味わかんない! 引き籠る! 天の岩戸にひきこもるぞ私ら!!!」
「ふふふふふふふふふ、最初の東京大停電のころが懐かしいなぁ。あのころは普通に夢として定着させればよかっただけだもんなぁ……、今全部元に戻さないといけないからなぁ……。」
「それで? 今回は何よ? 何が理由で地球ぶっ壊れたんだ? 見た感じ日本を中心にして大爆発が起こってそのまま核に衝撃。そっから全部塵に帰った感じだけど……。」
「え~と、記録媒体確認しまして……。」
大きな水晶玉を三人で覗く三女神様たち。見目麗しい神様たちですが、最近の激務で目の下には真っ黒な隈。頑張って化粧品で隠そうとしていますがそれを貫通しちゃってます。はやく飯食って寝てもろて。
「え~と。今日はゲート練習をしてたみたいね……、また変なの呼び出したか?」
三柱の頭に浮かぶのは菓子折りを持ってわざわざ謝りに来てくれたタコさんことクトゥルフさん。外宇宙からの邪神と言うことで無茶苦茶警戒していた三柱でしたが、話してみると普通のいいひと。いや神様。持ってきてくれた水まんじゅうも美味しかったですよね。
ま、そんなことはほっといて水晶の中をちゃんと見てみましょう。
水晶の中にいるあなたちゃんは準備運動として腕を伸ばしながらゲートに入ります。顔が若干引きつってますが普通に入れるだけですごい成長です。
そしてゲートが開いた瞬間……
かなり強度の高いモザイクがかかった青色の雪だるまみたいなものが落下してきました。あなたちゃんの直上に落ちてきたので……、あらぶつかっちゃいました。
あなたちゃんがぐえェってなってます。あ、青狸って言ったら怒ってますね。
ん? 『領域』がもう一度開きまして……、ネズミが落ちてきました。
あ、青狸がブチギレながら錯乱してます。お腹から何か黒い物体を取り出して……、地面に叩きつけちゃいましたね。
それと共に真っ赤に染まる記録媒体の水晶。どうやら『地球破壊爆弾』によってすべて吹き飛ばされてしまったようです。うわぁ、大変だぁ! ……にしてもこの狸どっかで見たことあるような?
「……え? もしかしてあれってド」
「やめろおバカ! 消されたいのか!!!」
「明らかに上位世界の存在じゃんあれ……、ま~た厄介なもん呼び出しおってからに……。」
「と、とりあえずこの塵と化しちゃった地球元に戻すかぁ……、もう人間たちの記憶つじつまが合うように弄るのクソしんどいからやめてほしいんだけど……。」
数時間後、キレイに元通りになった地球。
しかしながらあなたちゃんがゲート練習を続けたせいでまた爆発したそうです。
うん! 今日も地球は平和だね!
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〇新キャラ 理性ちゃんの登場
え、えっと……。今私たちがいる精神世界ってその『真理の扉』っぽい扉の内側ってことですか?
そう聞くといい笑顔でコクコクと頷くあなたちゃん。てっきり固く閉ざされている、と思っていた真理の扉ですが、すっと押すと外側に広がるようにゆっくりと開きます。彼女の言う通り扉が三つあるいつもの精神世界が真理の扉の内側だったんですねぇ。…………? ということはこっちが真理? いったいどういうことなの?
「え~と、電気電気……。あ、あった。ぽちっと。」
あなたちゃんがそう言いながら何かを押すと、カチッという音と共に真っ暗な部屋に電気が灯ります。それになんだか機械音が聞こえてきまして暖かい風が肌にあたりだしましたね。どうやら電気と一緒に暖房が付いたみたいです。
……え? 暖房つくんですか!?
「お~い、理性~? こんな寒いとこで寝てると風邪ひくぞ~?」
そう言いながらいつものあなたちゃんが、真理の扉の外側のお部屋で眠っているちょっと成長したあなたちゃんに話しかけますね。うん、ミホちゃんが見たの別にいつものあなたちゃんじゃなかったんですねぇ。
「う~ん? もう朝かい?」
声はあなたちゃんと同じですがなんだか大人びた感じのお声が眠そうにそう答えます。そう言いながらにゅっと立ち上がるわけですが……、おっとこっちの方はちゃんとお胸がありますね。やったねあなたちゃん! これで胸がずっとまな板で成長しないから低評価付けられることはないよ!
「んで! 紹介! こっちの大きいのが理性ちゃん!」
「んで、いつもウマ娘世界で出ているのがコイツ、本能ちゃんね。ちなみにこの前私たちの生まれた世界に帰ってたのは私の方ね?」
あ、そうなんすね。
「ちな、どうしたん本能? 基本お前私頼らんやん。このまえ地元帰ったときは多分本能の方がギャグに汚染しすぎて弾かれたから私が出ざるを得なかったんだろうけど。」
「うにゃ。ミホに本気でやれ、みたいなこと言われたからめんどいけどやるぞ?」
「何故に疑問形のハテナ? まぁそれは別にいいんだけど……。お前さん前々から本気でやるのめんどいめんどいって言ってただろ? ええの?」
「………うん、やる。」
いつもの顔はどこに行ったのか、珍しく真面目な顔でそう返すあなた(本能)ちゃん。
「そっか……。よっしゃ、ならやるか。……あ、ならちゃんと甘い物投入しとけよ。私が表出てると燃費悪いし、……あ、それとも主導権こっちに渡すか?」
「ん~。なら時たま頼んだ。さすがに毎日練習はヤダ。」
「あいよ。」
「あ、そういえばマルゼンスキー先輩、今日あの人どこにいるか知ってますか? この前奢ってもらった時のお金返そうと思ってるんですけど。」
「ん~。別に返さなくても大丈夫じゃない? あの子も返してもらう前提で奢ったんじゃないと思うし。……あ、でも私あの子にノート貸してあげたんだった。ちょうどいいわ、一緒に探しに行きましょうか、チヨノオーちゃん!」
「はい! お供します!」
「お~、いたいた。とお……、母さんに妹ちゃん。今日もいい天気だねぇ。」
のほほんとした日常を過ごすマルゼンスキーとサクラチヨノオーの前に突如として(普通に歩いてきた、本能とは違うのだ)現れたあなた! なお中身は理性ちゃんであるためいつもより身長がデカくなって、胸部装甲も増強されてるぞ! いつもの本能ちゃんが2頭身クソガキウマ娘なら、こっちの理性ちゃんはイケメンでお姉さんなウマ娘だ! やったね!
「え、……だれ?」
「も~! 冗談キツイな母さん! あなたが生んでくれた子じゃないですかぁ! ま、あっちでは性別違いましたけどぉ! なはは~! あ、そういえば私ノート借りてたんでしたよね、お返しします。」
「え、うん。ありがとう……?」
「どういたしまして。あとチヨノオー? さすがに私妹から金返されるような奴にまで成り下がってないから安心しな? それのお金はちゃんと自分のために使うんだぞ。わかった?」
「あ、はい。わかりました……?」
「うむ、よろしい。また今度ラーメンでも食べに行こうね。……あ、そん時は母さんも誘うからちゃんと来てよね!」
「あ、はい。」
「あ、うん。いつでも誘って?」
「OKOK! んじゃ、私これからトレーニングだからこの辺で! また今度ね~~!」
そう言いながら普通に早足で去っていくあなたちゃん(理性)。残されたのはノートを手渡しされたときにめっちゃ手とか指とかを確かめるように触られたマルゼンスキーと、返すようにわざわざ封筒に入れて持ってきたお金を胸に抱きながら、理性ちゃんにほっぺとか髪とか色々かわいがるように触られたサクラチヨノオーでした。
「「あの人、だれぇ?」」
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〇あなたちゃん昔話
厳かな雰囲気漂うトレセンの大聖堂は、あなたがずっとずっと見たかったマルゼンスキーの二枚の絵がある場所。
いつも掛かっているはずのカーテンが、今は何故か開いている。
月の光に照らされて浮かび上がる二枚の絵。
ずっと、ずっと見たかった母親の絵をついに目にすることができたあなた。
吹雪の中、120億事件を引き起こしてボロボロになってしまった体を引きずって、必死にあなたを探し出したゴルシッシュ、白と茶色の毛皮で身を包み、特徴的なお帽子と耳当てを付けた大型犬がシューズを咥えてやってきます。
大聖堂の床に力なく倒れているあなたの顔をなめるゴルシッシュ。
気づいて目を開けたあなたは、何とか上半身だけを起こし、ゴルシッシュに話しかけます。
「ゴルシッシュ、お前……、私を探しに来てくれたんだね。」
「私たちはいつまでも一緒だね。ずっと見たかった絵を見ることができて、すごく幸せなんだよ」と。
頬を寄せ、絵を見上げるあなたとゴルシッシュ。
何故かすごく小さくなってしまったように思える彼女の背中を優しくなでながら、何かに祈るようにあなたは呟きます。
「ゴルシッシュ……疲れたろう。私も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ……ゴルシッシュ……」
静かに目を閉じる二人。
大聖堂の天井に描かれた絵から天使たちがゆっくりと舞い降りてきます。
天使たちは二人をそっと抱き上げ……、あれ? ちょっとお顔が引きつってます?
まぁとにかく天に昇っていきます。
美しい賛美歌とともに。
まばゆい光の中で天使たちに抱えられながら、ふと目を開けるあなた。
ゴルシッシュも気づき、目を合わせ、微笑みあう。
「「と、いうネタを考えたんだけど、どう思うミホ(先輩)!!!」」
「うん、とりあえずパロディやめとけ、な? あとゴールドシップだっけ? そいつのマネは頼むからやめてよな。最近シンザン先輩腹痛ですごい顔してたから。」
「でもセラピーでミホのところに癒されに来るからミホとしては大歓迎じゃないの? ほれ、これシンザン会長に頭わちゃわちゃされてデレ顔になってるミホ。」
「ちょ! それどこで!」
あとがき
あなたちゃん(本性&本能)
いつものあなたちゃん。今回は比較的おとなしかったような気がします。いい子にできてえらいですね。
あなたちゃん(理性)
本能の方が理性遣うとしんどい、ということから分裂していた理性ちゃん。あなたちゃんが本気を出す時とか練習するのが面倒くさい時とかは人格が変わります。そして変わると身体も変化して身長とかお胸とかが大きくなります。彼女“は”常識人です。
マルゼンスキー&チヨノオーちゃん
あの人、だれぇ?
三女神様
ちかれた、やすませろ
ちなみにあなたちゃんのお胸がまな板から成長しないと言及したせいで低評価(1)を付けられたのはホントの話です。こういう笑える低評価は頂いて嬉しくなりますね。まぁもらうなら高評価の方がずっとうれしいですが。
ちょっと急いでたせいで違う方の作品に投稿してしまい申し訳ありませんでした。こういうの嫌いだと思うけどシラオキ様がそうしなさいと言った可能性もあるので宣伝します。
【どけ、私はお姉ちゃんだぞ!】という作品で拙者の処女作に出てきたアルスぺちゃんのお姉ちゃんことオースミキャンディ(史実馬)が主人公のお話です。よかったらどうぞ。
https://syosetu.org/novel/274341/