前回のあらすじはこのシンコウウインディずんだもんハムタロさんがやらせてもらうのだ。総勢6名が集められたトレセン学園で行われるお料理対決。審査員に理事長や会長、あと何故かロリスぺ(保護者同伴)を迎えてヤベー奴らが競い合うのだ。オグリにシンザン親子、マルゼンママに二人のYOUを加えたまさに闇鍋状態。感想欄で指摘されてたけど何故かいないシリウスにも注目なのだ。
あと作者、シンコウウインディずんだもんハムタロさんの名前が長いから“シずハさん”って省略しないで欲しいのだ。もう原型というか何も残らなくなってしまうのだ。へけ。
“ではでは! 総勢6名のご紹介も終えましたし! スぺちゃんのお腹がさっきからぐぅぐぅとなっておりますので! 早速調理の方初めていってもらいましょう!”
「お母ちゃん! おなかすいた!」
「す、スぺ!」
“実況解説は変わりなくこのミスターシービーが行わせていただきます! ルドルフのファンより多い私のファンのみんな~! 見てる~~!!! シービーお姉さんだよぉ!!!”
そうやって観客席に向かってファンサービスを開始するシービー。最前列でお料理勝負じゃなくてシービーを見に来たであろうウマ娘淑女の皆様から黄色い歓声があふれ出ます。一部の方は目がハートになってますし、ふざけてシービーが投げキッスをしてしまうものですから何十人かが尊みで気絶してしまいました。もうむりぃ、たえられないよぉ~~~、しゅき。
「あの、理事長。私シービーに何か悪いことしてしまったのでしょうか? 前回からなんか私に対する辺りが強いというかなんというか……。」
「うむ! 公式の方で君が結構応えにくい質問をしていたからだな! 致し方なし!」
「そ、そんな。こっちの私には関係ないのに……。」
“んじゃま! 時間の方も押してますし、早速始めてもらいましょう! 制限時間は60分! 何でもありのお料理デスマッチ! スタートォ!!!”
宣言と同時に動き出す調理者たち、みな用意された食材を手に取り思い思いの調理を始めます。
初期設定のあなたちゃんが全身バグりながら電子レンジの蓋を開け、オグリキャップはもう耐え切れず食材をそのままあむあむし始めます。前半メンバーはまぁその通りだなという感じでして、残りのシンザン親子、マルゼンママは普通に料理開始です。なお、マルゼンママの背後には『私だけが“ママ”に相応しいんですッ!!!』と目の座ったクリークが襲い掛からんとしておりますが、タマモとイナリが全力で止めています。
「止めないでください、タマモちゃんにイナリちゃんッ! 私は、私はこの戦いを挑まなければ“ママ”で居られないんです!! “ママ”は私だけのものなんです!!」
「めぇ覚ませクリーク! そもそもお前誰も産んでないしマルゼン先輩も若干老けてるけど母親じゃないで!! イナリ、気合入れろォ!!」
「がってん!!!」
「…………私、そんなに老けて見えるの? マルゼンお姉さんかなりショック……。」
そんなよく解らない戦い、ママのママによるママのための紛争の中、あなたちゃんは他の参加者の方々が食材を食べたり、早速鍋に水を入れたりしているところ、ゆっくりと目を閉じて過去のことを思い出していた。
あなたちゃんが今日のために用意した秘策、それをゆっくりと浮かばせていくのだ!
あ。こっから長い回想なので覚悟してね♡
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過去、正確に言えば前seasonである二回目の有馬記念、あなたちゃんがレースを初めて三年目終了時の事。あなたちゃんはなんとその年の年度代表ウマ娘に選ばれてしまっていました。まぁ一応あなたちゃんはその年に凱旋門賞を勝利していますし、有馬記念も勝っています。いくら世界的対ゲートテロリストとして著名なあなたちゃんといっても成績が成績です。URAと彼女が敵対している、正確にはあなたちゃんがやらかしすぎて色々積もりに積もっていると言っても仕方ないことです。
しかしながらその時あなたちゃんは新世界の神こと新たな邪神になるために別世界に遠征中。新しい勝負服やら賞状やら色々プレゼントするパーティーを開催しても彼女がいないためお渡しすることができませんでした。一応あなたちゃんが帰ってきた後でも申請ををすれば受け取れたのですが、そこはあなたちゃんクオリティ、まるっきりそんなこと忘れておりました。
でも、そこに目をつけるのが商人です。いや正確には商人ではなく週刊誌なのですが。
急に話は変わりますが、皆さんは週刊タイムという雑誌はご存知でしょうか? 月刊トゥインクル辺りは我々でもなじみがあると思いますが、週刊タイムです。あの「究極のメニュー」と「至高のメニュー」の対決を定期的に取り上げてくれる雑誌ですね。ぶっちゃけて言ってしまうと『美味しんぼ』です。あなたちゃんがいる世界は約一名のせいで色々と狂ってしまったのでこういうクロスオーバーが急に出てくるのですが……、いまさらですね。
週刊タイムの編集長、思いついちゃいました。『そういえばあなたちゃんの年度代表ウマ娘のお祝いらしきことしてないですし、これは使えるのでは? そろそろ次の題材を考えなければと思ってましたし、彼女に審査してもらう体で……』ということをです。
鉄は熱いうちに打てと言うことで、週刊タイムの編集長である三河さんはお供の南さんを連れて早速トレセン学園へ。ちみっこ理事長やその時はまだ失踪していなかった沖野氏にかなり心配されましたが『面白いと思うので!』という熱心な説得に折れ学園側からオッケーが出てしまいます。
そして初めて対面するあなたちゃん。いつものように日課のゲート破壊業務を行っているところに三河さんが突撃です。お供の南さんが『運が悪くて彼女の機嫌が悪ければ私含めて頭から喰われるのでは?』と思っていましたが、なんと珍しいことに大丈夫でした。これには皆さんビックリです。
理由としましては、やっぱりあなたちゃんのリアルマミィとソウルマミィであるマルゼンスキーちゃんです。リアルマミィは伝説のスーパー野菜人の緑色のオーラが出せる戦闘力の化け物ですのであなたちゃんに対して鉄拳制裁こと岩盤制裁が出来ます。マルゼンマミィは前世の縁もございますし、あなたちゃんがレースで勝てない相手でもございます。
この二人がタッグを組んで色々と叩き込めばもう安心沢! アンシンアンシ~ン!! でございます。あなたちゃんの個性は薄れずに人間として外してはいけない道を踏み外さないインタビューが可能になりました。
「……と言うことで、“至高”対“究極”の審査員とテーマ決めをお願いしたいのですがよろしいでしょうか? 企画内容的にも料理テーマの方も決めていただきたいのです。」
「うん! いいよ! テーマは……、普通の奴がいいんだよね? 食材に“ショゴス”とか駄目なんでしょ?」
「あ、はい。」
「ショゴスのスープとか邪神研修で食べたルルイエの奴、美味しかったんだけどなぁ……、あ。じゃあ無難に“にんじん”でいい? 私たちウマ娘が好きな品種改良された甘いやつで。」
と言うことで決められた今回の“究極のメニュー”対“至高のメニュー”。テーマは“あま~いニンジンを使ったお料理”。いつものように帝都新聞のお偉いさんたちが海原雄山のところにお邪魔して『テーマこれでいいですか?』『いいだろう、至高のニンジン料理というモノを見せてやる!』というやり取りがございまして、東西新聞社の方でもネズミ顔の富井さんが『大変だ大変だァ!』と騒ぎだして山岡さんの方にもニンジンのお話がやってきました。
さぁ、どっちが勝つのか。
ちなみに負けた方は罰ゲームとして、あなたちゃんより親愛の証である“爆弾”がプレゼントされます。ちなみに威力は凱旋門を塵に返し、パリが火の海になるいつものです。
「た、大変だよ山岡君! 東西新聞社始まって以来の物理的な危機だ! この勝負絶対に負けられん!」
そう叫ぶのは大原社主、東西新聞社の代表取締役です。まぁ彼の慌てようは仕方ないことでしょう。だって負けたらビルごと爆破されるんですから。しかも相手は国家権力ごときでは対抗できない化け物です。あなたちゃんなので人的被害は出ないでしょうが、建物とかは全部消えてなくなりそうです。物理的な倒産待ったなし!
ま、帝都新聞の方はメニューを作ってもらうのが海原先生ですし、東西新聞社みたいにプレッシャーを掛けることができません。胃薬が手放せなくなったあちらよりはマシです。
「解ってますって、俺だって勤め先爆破されるの嫌ですし。」
「あ、これ本当に負けた方爆破テロされるんですね。」
そうやって頭を悩ませるのは山岡さんと栗田さん。ちなみにまだ結婚なされてませし、いい雰囲気にもなってません。美味しんぼが始まって少し経ったあたりですね。
「それで、山岡さん。何の料理にするんですか? 審査員は正直関わりたくないと言いますかヤバイ人ですけど。甘いものがとても好きってことは解ってます。……あとショゴスのスープって何でしょう?」
「ん~、安直。というかたぶんこのインタビュー見た感じ求められているのは“ニンジンを使った料理であること”“彼女以外のウマ娘でもうまいものであること”の二つだろうな。……あとそのやばい奴は考えない方がいいと思う、ほんとに。」
「ですね。ここだけ見るといつもの究極対至高の勝負でまともなんですけど、負けた時に爆破ですからね。絶対この世界おかしいし、狂ってます。コラボレーションする作品間違ってますよコレ。もっと食べたら爆発したり全裸になったり口からビームを出す料理系漫画とコラボした方がよかったですって。」
「あ、あの~~、栗田さん?」
「あ、すいません。話が脱線してましたね。」
途中から若干目が座り始めていた栗田さん、早速彼女もあなたちゃん世界の狂気に触れ始めたようです。素晴らしい適応性と言えるでしょう。あと疑問なんですけどなんであの人たちはおいしいものを食べると口から破壊光線したり、服が弾け飛ぶんでしょう? 不思議ですね。
「話を戻してまともに考えると……、ニンジンハンバーグとかか。」
「ウマ娘の皆さんたくさん食べますし、ボリュームがある料理がいいですよねぇ……。」
「だよなぁ、じゃあそんな感じで考えていくことにしますか。」
そして、時間は過ぎて! 決戦当日!
至高のメニューVS究極のメニューの勝負はトレセン学園の食堂で行われた! 今回はあなたちゃんの年度代表ウマ娘をお祝いする所謂特別企画であるため審査員はあなたちゃんのみ!
学園が誇る食堂のおばちゃんたちに調理頼み、彼女の前に並べられた二つの銀のクロッシュ! その中には至高と究極があった!
「では、司会の方は週刊タイムの三河が務めさせていただきます。テーマはニンジンを使った料理と言うことで……、前回は究極の料理の方から発表していただきましたし、今回は至高の料理の方からお願いいたします。」
「うむ、あいわかった。」
先攻! 至高の料理! 帝都新聞代表、海原雄山!
「まずはあなた君、昨年の凱旋門賞及び有馬記念の制覇。そして年度代表ウマ娘への選出。まことにお慶び申し上げる。」
「あなたちゃんって言って。」
「……。」
「あなたちゃんって言って。」
「……了解した。ではあなたちゃん、まずは私が用意した至高の料理をご覧頂こう。」
さすがあなたちゃん、美食家の頂点に立つ海原先生に対してもちゃん付けを要求するとは……、そこに痺れる憧れるぅ! 海原先生もちょっぴり恥ずかしがっていて山岡さんがこみ上げる笑いを耐えているぞ!
「あいあい!」
普通は給仕さんとかが開けてくれるんでしょうが、今日はあなたちゃんです。もちろん彼女がクロッシュをオープンします。そこにはなんとニンジンハンバーグがございました!
「な、なんだって!」
これはビックリ山岡さん、てっきり海原の事だから変に気取ったニンジン料理を出してくるのだろうと思っていましたがまさかの被り!
「ん~? あ、気になるから開けちゃえ。究極の方もドン!」
驚きのせいか座っていた椅子から飛び上がってしまう山岡さんの行動で何かを察したあなたちゃん、なんか先攻とか後攻とかもう面倒なので両方のクロッシュ開けちゃいます。
そこにはなんとニンジンハンバーグが二つ! しかもなんだかスパゲッティやブロッコリーなどの添え物もすごく似かよってます!
これには海原先生もびっくり、山岡さんもびっくり。いつものようにあーだこーだの親子喧嘩がはじまりそうなのですが……、あれあなたちゃん? どうしたのですかそんな浮かない顔して?
「……うん、あなたちゃんあんまりお肉好きじゃないの。」
瞬間、固まる空気。海原先生も山岡さんも『あ、ヤベ』というお顔ですし、栗田さんもお口を開けてビックリです。司会の三河さんは『企画終わったな』という考えが頭を過りましたし、見物に来ていたウマ娘学生の皆様の空気も凍ってしまいました。
なお、おいしい匂いに釣られてきたオグリキャップ氏は現在平成四天王の残り三人(タマ、イナリ、クリーク)に全力で止められております。彼女の事ですから『嫌いなら私が食べる!』と言い始めちゃいますからね。
ま、なんであなたちゃんがお肉がそんなに好きじゃないと聞かれますと、皆さんお忘れかもしれませんが彼女の前世に関連いたします。なんといってもあなたちゃん、珍しい競走馬からウマ娘へと生まれ変わった存在、競走馬の時の記憶は全部覚えていますしこの世界に生を受けた時も人間よりウマの方に引っ張られた、正確には体はウマ娘だけど中身ウマという存在です。
お馬さんは草食動物ですからお肉は頂きませんし、ブライアンみたいにオニクスキーにならずアマイモノスキーになった彼女です。食べられない訳ではありませんが、『おいしいニンジン料理! 甘いニンジンどんなのかな!』と期待していたらそこまで好きでないハンバークです。
ちょっぴりショックなあなたちゃんでした。
「でも作ってくれたから食べるね……、うん。両方おいしいと思うよ。わたしお肉のことよく解らないけど刺さってるニンジンもおいしいし、合ってるんだと思う。……なんかごめんね?」
「あ、では……、今回は引き分けと言うことで……、よろしいでしょうか。」
と言うことで今回の勝負! 引き分け!
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と、言うことがあったんですよ。回想終了です。
ちなみに引き分けだったのであなたちゃんはシリアスに耐えられなかったのか、審査後急に『喧嘩両成敗ィ!!』と叫びながら東西新聞社と帝都新聞の両方を爆破しようとしました。が! 背後から表れたマルゼンママに『駄目よぉ?』と怒られ、リアルマミィに岩盤浴をされたので計画は見送りになりました、もうだめだァ、勝てるわけがない!
腹いせにまた凱旋門が爆破されて、パリが燃やされたのでどっこいどっこいかもしれませんが。
というわけであなたちゃんは何作るんですか?
「あ!」
あ、なるほど。回想で力を使い果たしてしまったせいで今日のあなたちゃんはもう“あ”としか喋れないんですね。
「あー。」
いえ、ナレーターさんが通訳しますからいいですよ、別に。んで? 何作るんですか?
そう聞かれたあなたちゃん。素晴らしい笑みを浮かべながらお料理大会の選手皆さんに用意された調理台の下から何か取り出すようです。そういえば私たちお料理大会の途中でしたね、回想が長すぎて忘れてました。
ドン!
お、結構な重量のある食材……
「あ!」
調理台、大きなまな板に載せられたのは……、トレセン学園の制服を着、頭に麻袋を被せられた人間、おそらくウマ娘でした。しかも別に気絶しているわけでなくすっごいもごもごしながら暴れてます。手と足縛られてるので脱出は難しそうですね。
「あ~!」
暴れるウマ娘ちゃんをよそにはがれる麻袋、そこから出てきたのはなんとシリウスシンボリちゃんでした。……え、もしかしてあなたちゃん自分の親友でライバルを料理しようとしてるんですか?
「うんッ!!!」
「んッん~~~~~~~~!!!」
暴れるシリウスにヤバい笑みを浮かべながらウマ娘一人入りそうな鍋を用意し始めるあなたちゃん。いやお前、マジかよ……。シリウスで出汁でも取るつもりかコイツ! 絶対彼女のファンクラブが許さない……、いや言い値で買いそうだな、なんてったって顔がいいし。
あ~、実況のミスターシービーさぁ~ん? これどうです?
“あ、普通にダメなのであなたちゃん失格です。”
あなたちゃん、失格!!!
ちなみに初期設定あなたちゃんは料理途中で自己を保てなくなり霧散、オグリキャップは食材をそのまますべて食べてしまったので失格となりました。途中タマモとイナリを振り切り、クリークvsマルゼンの『でちゅね廻戦』が行われたりしましたが無事、お料理大会は進行していきます。
ちなみに失格になったあなたちゃんの代わりにシリウスシンボリちゃんが六人目、正確には一人存在が消えて二人失格になったので四人目の参加者としてお料理中です、よかったですねシリウスちゃん。
「いや、よくないからな? 朝起きたら両手両足縛られて頭から袋被されて調理されようとしてたんだぞ? ご機嫌な朝飯どころか私が朝飯になりかけてたんだが? 最悪以外の何物でもねぇぞ?」
あ、たしかにそうですね、すいません。ちなみにシリウスちゃんは何作るんです?
「急な話だったからとりあえずニンジンのポタージュでも作ろうかなって思ってる。これ得意料理なんだぜ? それにミホやシンザン先輩、あとなんか目に黒い布巻いてる奴と戦ってるマルゼンさんは重めの料理っぽいからな、私は軽めで。」
お~、おいしそうですね。シンザン元会長は揚げ物してるっぽいですし、ミホちゃんはハンバーグかな? マルゼンさんはにおい的にカレー、確かに重いメニューばっかり。いや~、審査員のお腹に配慮するとはさすがですね! あとクリークさんはいつの間に五条さんに?
「ねぇ、知ってますか? 私は最強の“ママ”なんですよ?」
「あら、じゃあ私は“最速”ね! ……それに私ママ呼びされてるけど親権はもってないわよ?」
「そんなの解ってます! しかしながら世界に“ママ”は一人だけでいいのです!!!」
「……なんだろ、最近の若い子が強くなってるのを喜ぶべきなのかしら? それとも狂気に呑まれてるのを悲しむべきなのかしら?」
うん、あっちはあっちでヤバそうですね。
「ナチュラルに空中で格闘戦行いながらビームの打ち合いしてるせいで気が狂いそうなんだが? といううかマルゼンさんまともだったと思ってたんだけど、なんで普通に戦ってるんだ???」
シリウス? あなたちゃんという世界のバグが存在する限りどうにもなりませんよ?
「……確かにな、っと! 完成だな、ちょうど一番乗りっぽいしさっさと出すか。約一名かなり腹を空かせてるみたいだしな。」
たしかに、さっきからお腹が空き過ぎて隣に座ってるルドルフ会長の頭をあむあむしているロリっ子スぺちゃんとかいますもんね。お母ちゃんが必死に止めてもどうにもなりませんし、会長の目はすごく遠いところを見ているようでとっても哀愁を感じられます、よだれまみれで悲しさ倍増です。
「ほら、腹ペコども~。とりあえずこれ飲んで落ち着け~。……ルドルフはなんだ、とりあえず変わるか?」
「……すまない、ちょっとシャワーを浴びてくる。」
まぁそんなこんなでどんどん進みますお料理対決。
審査員のルドルフがシリウスにチェンジした数分後にシンザン親子が料理を持って特攻、シンザン氏が牛カツ、ミホちゃんがハンバーグを持ってきました。その少し後にクリークとの戦いを勝利したマルゼンマミィが母のカレーを持ってきたという感じですね。
「不思議! 何故牛カツ!」
「私のトレーナーさんの好物なの、だから一番練習して得意料理になったわ。」
「なるほど! 神もまた主婦であった! おいしさ大満足!」
「ミホは……、あぁなるほど。ハンバーグの種にニンジン混ぜた感じか。」
「そうそう、ただ差すだけじゃ面白みないし、この前の至高対究極でやってたからね。……にしても今日シリウス大変だね、食材に料理人に審査員に。全部やったじゃん。」
「食材だけはマジでカンベン。」
「このカレーおいちい!」
「あら、嬉しいわね。スぺチャンだっけ? ありがと!」
「うん! あのねあのね! なんだかお婆ちゃんが作ったカレーの味がする!!!」
「おばッ!!! ……老けて見えるの、わたし……。」
“お? と言うことはもうみんなお料理出した感じ? シービーちゃん回想とか長くて途中存在感なくて悲しかったぜ! んじゃ、体中に付着したよだれを落すために帰宅したルドルフの代わりに入ったシリウスシンボリちゃんを新たな審査員に迎えて審議していただきま……”
全ての料理が完成し、審査員のお口に運ばれ終わったため審査に移るため終了の合図をシービーが出そうとしたその時! どこからともなくアイツの声が響き渡ります!
「まだあなたちゃんのバトルフェイズは終了してないぜ!!!」
なんとそこにはピラミッドをひっくり返したアクセサリーを首から掛けたあなたちゃんがそこにいます! なぜかデュエルディスクも装着している! マズいぞ! 奴をデュエルで拘束しろ!
「ふッ! これはただの千年アイテムじゃないぜ! 本物の目の装飾ががあしらわれているところには大きな“あ”の文字! そう! あなたちゃん専用の千年アイテムだ!」
「あなたちゃんはセットしたカードから魔法! 【死者蘇生】を発動! 墓地にいる【初期設定あなたちゃん】を攻撃表示で特殊召喚!」
「そして! ここであなたちゃんは儀式魔法! 【ハンバーガーのレシピ】を発動する! この効果によってフィールドおよび手札から合計レベル6以上のモンスターをいけにえに捧げることができる!」
「あなたちゃんはフィールドのレベル4モンスター【初期設定あなたちゃん】と手札の【増殖するU】、【手乗りあなたちゃん】をいけにえに捧げるぜ!!」
「現れろ! ひとつの魂は光を誘い、ひとつの魂は闇を導く! やがて光と闇の魂はあなたのフィールドを創り出す!! 疾走れ! あなたちゃん!! あなた・フィールドを駆け抜けろ!! そして超戦士の力を得よ!! いでよ、ハングリーバーガー!!!」
ハングリーバーガー 星6/闇属性/戦士族/攻2000/守1850
「ハングリーバーガーで審査員三名にダイレクトアタックッ!!!!!」
「あ、じゃあ【聖なるバリアーミラーフォースー】を発動しますね。初期の漫画版のカードなので破壊されたモンスターの分だけダメージです。」
「BA☆NA☆NA!!!」
あなたLP2000 → LP0
今思ったけど美味しんぼの回想いらなかった気がする。
緊急告知!
きたる2022年4月1日!
なんとあのあなたちゃんが!
映画化します!!!
劇場版『あなたはウマ娘である。』~反逆のリトルココン~
お楽しみに!