そういえばよくある球技回がないなと思ったのでやります。
皆さんお気づきかもしれませんが“超異次元”サッカーです。
時系列的にはアニメのころになります。
草木も眠る丑三つ=アワー。ニンジャが出てきてアイサツしそうなこの時間、トレセン学園の理事長室には未だ電気がついていた。
中では我らがちみっこ理事長が書類とにらめっこ。すでに三徹目を迎えたたづな氏はすでに泥のように眠ってしまっている。なお理事長は昨日しっかり眠れたので頑張る以外の選択肢はないのだ。
ま、なんでこんなに忙しいかというとURAファイナルズ+アオハル杯+クライマックス戦である。あなたちゃんのせいで時系列が完全に狂ってしまい、普通三年で一つのシナリオを終わらせるはずなのに三年で三つのシナリオをやる羽目になったのだ。
おかげさまでたづなさんはもう大変、理事長は海外出張しないといけないし、理事長代理の理子ちゃんは長期間の業務に耐えられないお体をしている。つまり頑張らないとお仕事が回らないのである。
ちみっこ理事長も海外までの移動時間で睡眠はとれるけど採決などは全部彼女がしないといけない。バランスを崩したら雪崩になって自分が窒息死してしまいそうな書類の山を片付けるためにハンコを押すのだ!
「認可、認可、認可……」
普段はビックリマークが三つぐらい付きそうな理事長ですら今は無し! それぐらいのハードな業務である! 誰かに手伝ってもらおうにもトレーナー陣はシナリオ三つ分回すためマジで忙しい。
生徒会も三種のシナリオ分のイベントに出張しないといけないし、無人島に遭難したゴルシコンビ、山菜を取りに行ったはずが帰ってこないヒシアケボノコンビの捜索。大邪神あなたちゃんの管理から抜け出した脱法分体あなたちゃんの捕獲及び殲滅などもしないといけない。
もちろんマーベラス空間と化したトレーナールームの撤去、増殖する帽子と開運グッズで床が抜けたマチカネ部屋の修理、腹ペコ三連星ことスぺ、オグリ、ライスが食堂にてフードファイトを始めないように監視。
タキオンの実験により寮が大爆発したり、集団規模で七色に光るウマ娘を元に戻す仕事。スイープの魔法の失敗により呼び出されてしまった別世界の化け物たちを元の世界に返す、カフェの制御から外れてしまった霊障の対応に、大樹のウロから出現したゴーストたちを掃除機でバスター。
デジたんが危篤状態になったら保健室まで運ばないといけないし、たづなさんが仕事で手が離せない今は安心沢がいつの間にか学園で開催していたササバリンクルシリーズトレセン編の対処もしないといけない、ピンクのプリンセスが壁を破壊したらもとに戻すように業者を呼ばないといけない。
親紹介RTAという競技を始めようとする奴らを止めたり、海外に有能なトレーナーを持ち帰りうまぴょいしようとする一部生徒の監視、親から戦闘機を貰ってきて学園上空で遊覧飛行をしようとするトップガンの説得、未だに存在する『ビームが打てないとレースに出られない』と思い込んでいる生徒たちへの講習会なども生徒会の仕事である。
あなたちゃんの本体が問題を起こすのを自重し、自分で尻脱ぎを始めるぐらいの忙しさなのだ。でも元凶はお前である。あなたちゃんが度重なる地球へのダメージを与え続けたため、それを修復するために三女神様が毎日出動。おかげさまで女神様たちが機能不全に陥ったが故の三つのシナリオ同時進行。
やっぱり元凶はコイツである。
どこもかしこも過労死一歩手前というかもう行き過ぎて幽体離脱しそうな場所、ここトレセン学園は優秀な人材を随時募集しております。
ま、そんな仕事に追われている時。しかも深夜。
そういう時にこそ謎のアイデアが生まれてしまうわけである。
「……は! もしかしてサッカーってトレーニングにいいのではないか!」
理事長が思いついてしまっても、それを止めれそうなたづなさんは夢の中。普段は駄目だと感じるアイデアでも、脳が疲労しているときはとっても素晴らしく輝かしいものになるのだ。
「決定! ウマ娘交流会サッカー編!」
『さぁ始まりました! 特別交流会ということでウマ娘サッカー大会! 関係者席で理事長が青い顔をしていることから次回開催はないでしょうがとにかくお前ら楽しんでいくぞ~! 実況は前回のお料理大会であんまり仕事がなかったミスターシービーがお届けするよ!』
『解説はいつものゴルシ様だぜ! ピスピース!』
『今回は交流会ってことで外からサッカーチームを呼んでの対決だ! 学園から2チーム、外から2チームで二試合やるよ! ちなみに私は二試合目に出るから応援の方よろしくね~!』
『じゃあ早速チーム紹介の方やっていこう!』
『トレセン学園側第一チーム! 【ボールは友達怖くない】だ!』
『生徒会メンバー+スピカ+リギル+サッカー得意な一般生徒の合同チームだよ!』
『一般生徒ってが一人のほぼスピカリギルのチームだけどな。ゴルシ様的にはDFが少ない攻撃的サッカーが期待できて二重丸だ。でも攻め込まれたらMFが頑張らないと大変そうだな。』
FW シンボリルドルフ
ナリタブライアン
ゴールドシップ
MF ダイワスカーレット
サイレンススズカ
エアグルーヴ
ウオッカ
ゴールドシップ
DF スペシャルウィーク
ゴールドシップ
GK キーパーモリサキ
『……ねぇゴルシ。思うんだけどなんで4人もいるの? フィールド上に3人いるし、実況席の私の隣にも一人いる。ほらスぺちゃんとか混乱しすぎて顔青くなってるよ?』
『ん~? そんなにおかしいか? ここにいるゴルシちゃんは“パかチューブのゴルシ”。フィールド上にいるのは“FW・アニメのゴルシ”、“MF・アプリのゴルシ”、“DF・この世界のゴルシ”だぜ? 普通だろ。』
『なるほど、気にしたら負けなやつね。了解! このチームは中盤が厚いし、攻撃力に偏ってるチームかな? MFスピカ組が少し後ろ気味で、スズカとグルーヴが前よりだから一応考えなしではないみたい。』
『あとはFWの三人だな。ゴルシちゃんは言わずもがなだけど、会長は前に居ながら全体を俯瞰して点を取れるプレイヤーだし、ブライアンの貪欲に点を取りに行く姿勢はとってもクレイジーでヤバいぜ!』
『監督はお花さんで、ベンチにはミホシンザンとかシリウスシンボリがいるね。この二人はあんまりこのチームと関わりないけど……、あぁなるほど対戦相手が“アレ”だからか、うん。あとこっちの世界のシリウスはリギル所属? そりゃごめん。』
『じゃ、次のチーム紹介に行こうか!』
『外部招待チーム! スポンサー『あなた産駒の会』&『あなた夫人会』の【あなたちゃんジャーズ】だ!! やっぱりきやがったな諸悪の根源!』
『こっちの世界のゴルシ師匠+その師匠の産駒たちで構成されたチームみたいだな。最初の設定ではあなたちゃんが分裂して11人になろうとしてたみたいだけど前回ちょうど産駒の話をしたからそっちにしたみたいだぜ。』
FW あなた (諸悪の根源)
MF アナタスキー (子世代)
サクラアナタ (子世代)
リトルココン (無関係)
サトノアナタ (孫世代)
アナタアナタアナタ(孫世代)
DF アナタガンダム (曾孫世代)
アナッター (孫世代)
インパクトアナタ(曾孫世代)
カブラヤアナタ (子世代)
GK ゲートダイスキ (子世代)
『ワントップですが彼女の攻撃性能は非常に高いです、しかも家族のコンビネーションもありますからどうなるかわかりません! 解説のゴルシさんはどう思いますか!?』
『親である師匠がまだ学生なのに時空の歪みで孫世代でも社会人になってる奴もいるからな、そういった経験に基づいたプレイをしてくるかもしれないぜ! 個人的には“インパクトアナタ”が気になるところさん!』
『なるほど! 私的にはなんでリトルココンがそこにいるのかってことと、もうすべてを諦観したような顔になってるのが気になりますね。観客席で理子ちゃんが頑張って応援してるのでそれを力に変えてほしいと思います。』
『【あなたちゃんジャーズ】の監督は苦労人沖野氏! ベンチには前回三人組で登場した“シンボリアナタ”、“メジロアナタ”、“アグネスアナタ”が入っているぞ!』
『さぁフィールドに入った選手たち、トレセン学園側のキャプテンルドルフとあなたちゃんが固い握手を交わしています。若干ルドルフの手に力が入り過ぎている気がしますが誤差でしょう。』
『ちな、この試合は必殺技の使用が認められている超次元サッカーなんで観客のみんなは、自分の身は自分で守るようにな! ゴルシちゃんとの約束だぜ!』
『ではそろそろキックオフの時間、あなたちゃん側の攻撃から始まります!』
「で、父さん。作戦とかどうするの? 父さんのトレーナーさんというか監督さん放心してるけどどうした……、いや聞かない方がいいか。」
キックオフで前に上がってきた“アナタスキー”は口から魂が出てきている沖野氏を見ながらそう問いかけます。ちなみに“アナタスキー”ちゃんは髪短めのマルゼンスキー×あなたちゃんみたいな容姿をしています。つまりお婆ちゃんの因子を沢山受け継いでいるわけですね!
「なんか私の顔が増えて精神が耐え切れなかったらしい、アグネスのあなたちゃんがそう言ってたよ? あと作戦は自由行動、好き勝手暴れてヨシ!(現場猫)」
「了解了解……、あとさ。今回の人選について聞きたいんだけど。これ完全に名前に“あなた”が入ってる子しか呼んでないよね、他にサッカーできる子いたのに呼んでないのどして?」
「………。」
「名前覚えてないから……、とかじゃないよね?」
「(ギクゥ!)」
「はぁ、やっぱか。この試合終わったら紹介というか再開? いや顔合わせたことない子もいるから紹介でもいいのか。それでちゃんと覚えてあげてよね。」
「あなたちゃんに1000人以上の名前覚えさせるの無理な話なんだけどなぁ……、何とか名前に“あなた”がついてる子だけでも覚えたけどそれでもまだ半分行ってないんだよなぁ……、やむ。」
「やむなし、でしょ。それに孫世代曾孫世代もいるからそれもだよ!」
「ヒェッ!」
「じゃあ試合頑張ってこー!」
〇前世あなたちゃんの種牡馬時代
子世代の総合ではGⅠ一勝しかできなかったが、的中率と勝ち上がり率が驚異的であったため初期の凱旋門賞馬としての箔が落ちた後でも人気があった種牡馬。種付けにそこまで時間がかからずお相手できない相手も、名前に“ゲート”“門”が入っていないことだけだったので当時では頭がおかしいのでは?と疑われるほどの1500の種付けを行った。
産駒の通算勝利数は1871、通算重賞は119。
産駒の特徴としては大体みんなゲート難であり、ひどい子だと親のようにゲートに攻撃を仕掛けようとする。もちろん壊す子もいた。馬体は平均的であり体も丈夫、しかも賢く人懐っこい子が多かったためゲート嫌いで競走馬に成れなくても乗馬になったり、個人所有の馬になることが出来た。
子世代にて“ゲートダイスキ”しか、お肉一歩手前でなかったのは乗馬の道があったこと、国内唯一の凱旋門賞馬の子供であるため孫世代に期待できたこと、またあなたちゃんの馬主さんがお肉になる前にその子を買い取りしていたのが原因。あなたちゃんの馬主はあなたちゃんが大好きだったのでお肉になる前に保護したのだ。ちなみに孫世代も保護しようとしたけど数が多すぎて断念した模様。
まぁそのおかげで馬主さん資金不足で、当分よその牧場から幼駒や繁殖牝馬、種牡馬買えなかったらしいけどね。
〇“アナタスキー”
数多くいるあなたちゃん産駒(子世代)のまとめ役的存在。
その名に恥じぬ逃げ馬であり、GⅠを勝ちきることはできなかったが一人であなたちゃんの通算重賞をかなり底上げした孝行娘(前世牡馬)、38戦16勝(うち重賞11勝)。
彼女がいなかったらあなたちゃんの種牡馬としての評価がガタ落ちしていたのであなたちゃんも頭が上がらない。もちろんゲートは大嫌い、負けたレースの原因のほぼすべてが出遅れ。
あなたちゃん産駒にしては珍しく常識人。常識を持っていてもそれに乗っ取って行動しないエセ常識人ではない。
〇“ゲートダイスキ”
あなたちゃんと同じ馬主さんが『親譲りのゲート嫌いなら名前を“ダイスキ”にすればええんじゃね?』にしたら、さらにゲートが嫌いになって競走馬として生活できなかったお馬さん。その後は乗馬として生活することになる。血筋的にタイキシャトルの大叔父に当たる。厩務員の人に『お前これから頑張らんと馬刺しにされてまうぞ』と脅されたため、乗馬になってからは非常に人懐っこく賢いお馬さんとして頑張った。馬刺しコワイの……
ウマ娘になってからは生肉を見ると震えあがってしまうカウガール(成人済み)として成長、名前にゲートとあるがあなたちゃんよりゲートの破壊方法がヤバいため一目置かれている。トリガーハッピーでM134(ミニガン)両手持ちを愛用している。
〇『あなた産駒の会』
前世あなたちゃんを父に持つあなた産駒、そしてあなたの血統に連なるウマ娘が所属する会。競走馬時代あなたちゃんが凱旋門賞に買ったせいで色々な所から繁殖を希望されたため、非常に人材が豊富。シンボリやメジロは勿論、アグネスやサトノなどのウマ娘世界における財閥に所属しているウマ娘たちが出資者をしている。
現在ウマ娘世界で所属してるのは2000人ちょっと。大体のウマ娘が前世を記憶しており、競走馬や乗馬などの馬生を思い出しながら酒を飲む人が多い。子世代でまだ生まれていない者もいるため今後どんどん増える予定である。ちなみにあなたちゃんが最初期にこの会に入ろうとしたが全力で拒否された。子供たちでも彼女の相手はしんどいのだ。
(実は孫世代にあなたちゃんよりも成績性格ともにヤバイ奴がいるがまだウマ娘化していない。三女神が全力で食い止めてるとも言う。)
〇『あなた夫人会』
前世競走馬時代のあなたちゃんに種付けされた馬のソウルを持つウマ娘たちが所属する会。あなたちゃん産駒をお相手したウマ娘も所属するため右髪飾りも少数所属している。
会員の半分は前世を覚えていないけどなんかすごく気になる、ということでファンになった方々なのだが一部前世を覚えたままこっちに来たウマ娘たちもいる。そういった記憶持ちの人ほどあなたちゃんの狂信者になりやすい。
あなたちゃんの狂信者は身を削る勢いであなたちゃんに貢ぎ始めるためよく前世の息子娘に呆れられたり面倒を見てもらってることが多い。ちなみにメジロの三冠さんや、海外のヤバイ名牝、一部トレセン学園生も所属している。
次回、あの