あなたはウマ娘である。   作:サイリウム(夕宙リウム)

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今日、4月10日はあなたちゃんの誕生日です。
祝いましょう。



Happy Birthday to YOU

 

 

あなたはウマ娘である。

 

そして素晴らしいことにあなたは今日が誕生日である。

 

あなたは実質的にこれを読んでいるあなたなのであり、誕生日の欄にはあなた自身の産まれた日が書かれるべきなのであるが一応あなたもウマ娘である。ウマ娘としての誕生日というモノがあり、あなたちゃんにも誕生日がある。まぁ最近一年に誕生日が300回ある人も珍しくないので誕生日が増えても気にしなくていいだろう。

 

さて、4月10日はあなたちゃんの誕生日だ。

 

ちなみにアイネスフウジンやダイタクヘリオスも同じ誕生日にである。

 

フランスでは度重なる凱旋門爆破と“パリは燃えているか”されたせいで『悪魔が産まれた日』として国民の休日+外出禁止令が発令される事態になってしまったし、アメリカでは核を含めてすべての兵器があなたちゃんに効かないことが証明されてから『核シェルターならぬ“あなたシェルター”の点検日』として有名になってしまった日。それが今日である。

 

冷凍睡眠したはずの分身体あなたも今日は解放され、世界中のご自宅に『私が産まれました』というプラカードを持ってバースデーケーキか爆弾を持ってお邪魔しに行くハッピーデー。それが今日なのだ。ちなみに追い返すと目からビームを撃たれて消し炭になってしまうので大人しく受け取るが吉。大丈夫! 爆弾の威力は控えめだから丸焦げになるくらいで済むよ!

 

 

 

「ま、というわけで今日はおチビちゃんの誕生日だけど……、どうしましょっか?」

 

と、言うわけでやってきました我らがスピカ! なんとフルメンバー+α! マルゼンスキー、サクラチヨノオー、メジロマックイーン、トウカイテイオー、サイレンススズカ、スペシャルウィーク、ダイワスカーレット、ウオッカ、ゴールドシップの全員がいるのです! 皆さん今朝、玄関口にいたチビあなたちゃんに渡されたワンホールケーキを食べながらお話してますね。なお、沖野氏は運悪く爆弾にあたってしまったので隅っこでプスプスいってます。うん! いいアフロ!

 

 

「去年はたしかマックイーンのお婆さんがあなた先輩に会いたいとかなんかでメジロのお屋敷にお邪魔したんでしたっけ?」

 

 

そう思い出すのはチヨノオー、気が付いたらなんかスピカにいたウマ娘である。まぁ憧れのマルゼンママもなんかスピカにいるし別にいっかとは本人の言葉。マルゼンママが司会進行や引率などをこなす時は後ろからサポートでき、ママが不在の時はあなたちゃんと戦える貴重な人材だ。

 

 

「本当に去年は大変でした……、メジロ讃歌がアナタ讃歌書き換えられるし、お屋敷は崩壊。挙句の果てにはお婆様がピンクのロボットに乗ってあなた先輩と戦いだす始末。寿命が縮まりました。」

 

「でもでも~! もらったケーキはそのままパクパク食べちゃうんだよね~! イクノからネイチャ越しに聴いたよ? 『ほ、本当にこちら丸々全部頂いていいのですか! 嬉しいですわ! パクパクですわ~!』って叫んだらしいけど。」

 

「んな!」

 

 

怒りながらもあなたちゃんからもらったケーキを口に運ぶのをやめないマックイーン。それを揶揄いながら『さすがに1ホールは多いからハチミーにしてくれないかなぁ。まぁウチはスぺちゃんにマックイーンがいるから処理に困らないけど』と思うトウカイテイオー。

 

ちなみにお婆様はキュベレイで出撃して無事あなたちゃんを打ち落としました。この戦い、我らがハマーン様の勝利だ!

 

 

「まぁ確かに何をするか悩みますよね、迷惑以上にお世話になってる先輩だからよけい難しい……。」

 

「もう適当に白砂糖でも渡しとけばいいんじゃねぇの?」

 

「ウオッカ、アンタねぇ……。」

 

 

そう批判しながらも、お高い花とかアクセサリーとか渡すよりもスピカ全員で持てるだけの砂糖をあげた方が喜びそう。そう思うのはダイワスカーレット。併走とか厄介ごとを引き受けてくれたりだとか世話にはなってるけどその分だけ迷惑も掛けられてるんだよなぁと思うウオッカ。

 

 

『GORUSI:ゴルシちゃん今からマグロ釣ってくるから寿司にしようぜ寿司!』

 

 

そこにチャットで返信するゴルシちゃん。スピカメンバーの網膜の下の方に、何故か表示されているチャット欄にそのようなことが書き込まれた。なお本人はみんながいる部室でルービックキューブをしている。話すならお口で話していいのよゴルシちゃん。

 

 

「おひゅふぃ! おひゅふぃでふか!? 私も食べたいでふ!」

 

「す、スぺちゃん飲み込んでから話しましょ? ほらこれ飲んで。」

 

 

口いっぱいにケーキを運びながらそう主張するスペシャルウィーク、あなたちゃんからもらった自分のケーキとスズカさんが『私はそんなに食べないから……』ともらった二つのケーキにご満悦。なお最近青のレインコートを身に着けるとなぜか頭部にショートケーキが召喚される世界のバグを発見した。もちろん食べて体重は増えた。

 

飲み込むように水を勧めるのはサイレンススズカ。走ることが大好きな彼女は最近スぺのおかげで母性に目覚めようとしているみたい。ちなみに彼女が持っていたお誕生日パーティーの案は『一緒に走ること。』だって自分が大好きなことを彼女と一緒にするんですよ? 彼女も走るの大好きなはずだし楽しくないですか? でも私の方が速いですけど。

 

 

「じゃあもうお寿司にしましょうか。時間もあんまりないことだしね!」

 

 

そう締めるマルゼンスキー。あのルドルフよりも古株のウマ娘。でもまだ学園にいます。車も運転できるみたい。……まぁ深く考えないようにしますか! それとお婆ちゃん? かわいいのは分かるけどお孫ちゃんに優しくし過ぎたらダメですからね? この前たづなさんに『あなたはどこを目指してるんですか……?』って心配されてましたよ!

 

 

「お、じゃあゴルシちゃん早速マグロ釣ってくるぜ! ウオッカにスカーレット! 行っくぞ~! ゴルシワープ!」

 

「あ、じゃあ私お寿司以外のつまめるもの作りますね! ママも手伝ってください! スぺちゃんとスズカちゃんは味見お願い!」

 

「バッチグー、よ!」

 

「ふぁい!!!」

 

「あ、じゃあさ。お寿司だけなら物足りないし何か小物買って来るよ、ほらマックイーン! 食べるのやめて探しに行くよ! ほら! 早く!」

 

「ま、まだ食べてる途中ですの! 今日は待ちに待ったチートデイですのよ! 食べさせてくださいまし! 後生ですから!」

 

「じゃあ私は走ってきますね。」

 

 

ゴルシはウオダスコンビを腰に抱えてマグロ漁に出発、寿司以外の食事はチヨノオーとマルゼンママ(スぺは味見役)。テイマックはプレゼントの小物を探しに街に繰り出し、スズカさんは走りに行くことになりました。

 

 

みんないそいそと出発するスピカメンバー、残された沖野氏が物悲しくそこにあるのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んで、あなたちゃん?

 

 

「あ、バレてる。」

 

 

いやそりゃあバレてますよ私ナレーターですし、どうしてわざわざスピカの部室で透明化して天井に張り付いていたのかなぁと思いまして。大の字になりながらも変顔でアピール、しかしながらあのゴルシちゃんにも気取られないよう気配をもはやピクトグラムウマ娘まで下げる。

 

いつの間にそんな能力手に入れたのかというよりもなんで隠れたんですか?

 

 

「いやさ、自分のためにサプライズしてくれる会議とかバッタり合ったら隠れるでしょ。……え、ちょ。なんでナレーター泣いてんの!」

 

 

う、うぅ! そりゃあ泣くでしょ! あの傍若無人だったあなたちゃんがこんなにも思いやりができる子になって……! 私、感激ですぅ! あのあなたちゃんが気遣いですよ! 歩く先にゲートがあってもなくても破壊して、気に入らない人はターフに埋めるか自分の一部にする! 重要文化財や世界遺産レベルの物でも名前に『ゲート』とか『門』って入ってたら壊すし! アメリカと敵対したと思えば自分がどれだけ核兵器に耐えれるか実験して最終的に世界中の核の数を減らす結果になったり! そんなよく解らないことばっかりしてた子がですよ! エイプリルフールだから地球と太陽をぶつける耐衝撃実験を企画していたあなたちゃんですよ! この世界で最強のたづなさんとトレセンが更地になるまで死闘を繰り広げていたあなたちゃんですよ!

 

そんな頭おかしい子がそこまで気遣いできるようになっていたなんて……、私! 最初からずっとお付き合いさせていただいていましたが! もう感激です!

 

 

「……なんか逆に腹立ってきたな。」

 

 

ちょうど今日はめでたい日ですし! 私から誕生日プレゼントを差し上げます! あなたちゃん、何がいいですか! 何でもご用意しますよ!

 

 

「あ、じゃあ……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、師匠。何貰ったんだ?」

 

「あっちの世界への片道切符。」

 

「……あっちって?」

 

「これを読んでる人がいる世界のこと。」

 

 

 

「すぐいくからね?」

 

 

 

 

 





あなた

見つけた


ゴルシちゃん

ダスカウオッカと一緒に外洋までマグロを釣りに行った。なお本マグロを狙ったため冬の海に飛んだ。時間も操作できるようになって何よりです。


マルゼンママ

お母ちゃんとお婆ちゃんになりました。チヨノオー・スぺにはちょっとだけ優しくなり過ぎちゃう。ライスやチケットも同様。


チヨノオー(次女)

気付いたら二期が打ち切られたし、スピカに入ってたし……。まぁでもいつもの事かと納得はしている。今後というか二期の補完をするつもり。なおスピカ内で三番目に強い。衰えが来なかったチヨちゃん。


ウオダスコンビ

冬の荒波で風を引きかけた。今後の出番増加を望む、もしくは三期主人公。……あ、でもキタサトコンビが……。


スペシャルウィーク(孫)

よく母親(チヨ・スズカ)or祖母(マルゼン)がいるせいかよく幼児退行する。なお今日彼女の口に入ったのはケーキ2ホール+αと寿司とその他もろもろなので太った。たくさん肥えた。

サイレンススズカ

アニメ時空なのでリギルから移籍。今日も楽しく走れたので満足したそう。でも私の方が速いですよ?

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