無個性でアーマー纏ってヒーローしてもいいですか?   作:サイリウム(夕宙リウム)

10 / 12
起動実験の日

 

 

 

 

オッス、オライスズ! 今日も元気なJSだぞ!

 

 

なんと今回は特撮の撮影とかで使われそうな採石場ににやってきている。もしこのSSがライダーものだったらい”いつもの”とかいうんだろうなぁ…。

 

 

んでまぁ結構ごついの用意してくれたよね、姉貴。

 

 

「そりゃまぁ町吹っ飛ぶなんて言われれば、ねぇ。こちとら娘さん預かってんだから無事に返さんといかんし……。」

 

 

おう、まともな大人。

 

 

「わたしのことなんだと? はぁ……、一応用意できるだけの鉄板と資材かき集めて知り合いに作ってもらった即席核シェルター、爆心地予定地に向いてる面はオールマイトの全力ストレートにも耐えれる、ってあいつら言ってたけどまぁどうだろね。まぁやれるだけのことはやったよ。」

 

 

いや~、ありがたいですなぁ姉貴。んで、後は私がリアクターくみ上げた後にこのシェルターの中でスイッチオンぬ、ってわけですな。

 

 

「そゆこと。あ、あとこれ費用ね。ちゃんと払えよ。」

 

 

……8桁ちかくあるんですが?

 

 

「残当、ちゃんと払えよ。(まぁ実際はもっと高くなるし、シェルターのスペックももっと上らしいけど。)」

 

 

これは姉貴もイスズも知らないことだが、実はこのリアクターの実験のために制作されたシェルター、この時点では未だ現役で全身無傷である魔王になりたい一般通過おじさんことAFOが見つけた場合「言い値で買おう」というほどの耐久性を誇っている。オールマイトの全力ストレートどころか全力ラッシュに耐えれるしろもの。なんでこんなもの作れるんですかねぇ?

 

なお見た目はちょっとごつめのプレハブ小屋みたいになってます。カモフラージュも完ぺきですねぇ!

 

 

「じゃあ取り合えず手順に従ってやることにしようか。最後の電圧かけるとこだけ遠隔でするとして。」

 

 

「はいはい、一応爆心地予定地のところで作れるように言われた機材置いといたからそっちでやっておくれ。ここから一キロぐらい離れたところにあるあそこね。」

 

 

「ぬぅ! 爆心地とはひどいよ姉貴! ……まぁ失敗する可能性高いけど……。」

 

 

手順

 

1.パラジウムを溶かし、鋳型でリングにする

 

2.永久磁石を付け、コイルを巻き、はんだ付けで溶接する(この永久磁石とコイルはトロイダジバコイルの役をする)

 

3.制御用AIと熱電変換材料(ゲルマニウム、シリコン、鉛、テルル、ビスマス)の入った容器に入れる

 

4.水素ガスを入れ、その後電圧を掛ける

 

5.完成! 熱プラズマ反応炉! 三億Jのオーバーテクノロジーだよ!

 

 

 

 

 ーーーーーーーー

 

 

 

 

「んで、一応手順終わらせてシェルターの中にいるけど……」

 

 

今回私が用意した、というか実験する予定のリアクターは三種。まぁ三種と言ってもサイズが違うってだけの物だけど。上から20cm、15cm、そしておそらく原作のリアクターと同じサイズに近しい10cmの三つ。正直20cmですら成功する気がしない。まぁそんな私の不安が解っているせいか……、

 

さっきからずっと姉貴が隅で丸まって震えている。しかもどこから引っ張り出したのか完全防備で。

 

 

「イヤだって改めて考えれば町一つ吹き飛ばす爆弾の実験じゃん、大の大人だって怖いものは怖い……」

 

 

まぁ姉貴の姿が一番正しいと思うし、その恐怖は当たり前なものなんだけど……

 

 

「狂気、っていうかもうすでに技術とかそうゆうのに魂売り渡しちゃってるからねぇ……、ま、仕方ないのかな。」

 

 

恐怖よりも興味。自分の手でこの世界に見合わない技術、異世界の技術を作り出せるかと思うと興奮しかしない。

 

 

「イヴ、ちゃんと計測できるようになってる?」

 

 

『各計測機、すべて正常です。人工衛星からの観測も出来ています。いつでもどうぞ。』

 

 

そ、前回言っていた人工衛星の件。黎明期の混乱によって放棄されたと思われる衛星の中にまだちゃんと生き残っているものがあったので無断で拝借している。まぁ軍用の衛星で複数の用途のために作られたものっぽいけど、最新のものと比べればスペックも低めだし経年劣化でいつ使えなくなってもおかしくない。そこらへんは早めに解決方法を考えないとね。

 

 

「じゃあ大きい方から順に、まずは20cmから。………起動。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『爆発は起こりませんでしたね、マスター。おめでとうございます、対象は正常に起動したようですよ。』

 

 

 

 

「…………ふぅ。ま、とりあえずはやっと彼の足元に追いついた、ってところかな。」

 

 

 

 





あとがき

主人公:重威イスズ

ちなみに残りの15cmと10cmの奴はちゃんと爆発した模様。20cmの奴は回収しておいたので、それをうっとりとした目で見つめながら「くふふふふ」と笑いながらあまりを爆発させてた。マッドサイエンティストである。


姉貴;姉山幸

改めてヤベー奴に捕まったことを再確認しながらシェルターの内の観測室のすみっこで震えていた。すみっこぐらし。なお一度目の起動実験で変に安心したせいか2度目の起動実験が失敗、モニターが真っ白に染まって轟音と非常に大きな振動にシェルターが見舞われると恐怖で失神した。





なお、この採石場での爆発は重威工事ことヒーロー名:ミスター・マシンと重威あかりことヒーロ名:A.I.Mによって愛娘の個性練習のため爆発とか起こるかもしれないけど気にしないでね、って近隣住民の方々に説明されています。でもお父さんにそんなことした記憶はないね、おかしいね!


あ、あと次回は時間が凄く飛ぶよ! 具体的には入試まで!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。