自称ヤニカスはアストルフォの容姿でガラルを舞う 作:賽振り狂
「ファイナルトーナメントは、毎年ガラルで1番のトレーナー、つまりチャンピオンを決める催しなんです。チャンピオン及びジムリーダー、そして8個のジムを突破したトレーナーのトップ含む16人のトレーナーによるトーナメントなんです!」
彼女はおじさんをペチペチしながら説明してくれた。どちらかと言うと、四天王いないからトーナメントでチャンピオン決めようぜ。ただし、いきなりチャンピオンと当たるかも。って感じか。
「おーい!ローズ会長から許可貰えたぞ!おじさんの代わりに後継者として出てくれ!」
「ほんとですか!!!」
おー、随分と楽しそうなことになったなぁ。よし!チャンピオン倒すつもりで頑張るか!
……ボックスの子達はお留守番だけどね。
ー・ー・ー・ー・ー
スタジアムに立つ2人それと審判。その2人を歓声が包むが、どうにもボクの方にはその声援が薄い気がする。
「オレさまの相手はオマエか?」
ファイナルトーナメント1戦目。いきなりドラゴンタイプ使いと当たりました。個人的にはこおりタイプと当たらなかっただけよしとするか。しかし、クロロンが出たい出たいとボールを揺らして訴えてくる。ま、相手はドラゴン使いだし、問題はないでしょ。例のアレも試せるし。
「それではドラゴンストーム キバナvsタイプレス アストルフォの試合を始めます。ポケモンの使用は5体まで。交代ありのルールです」
タイプレスはおじさんのキャッチコピーだったらしい。なんかカッコつけてんな……
「行くよ、クロロン!」
「頼んだぜコータス!」
へっ、コータス?あれ、コータスってドラゴンないよね?オマエさてはドラゴン使いでねぇな?
「黒い…オノノクスだと……?」
おっと、色違いのオノノクスに驚いている様子。うんうん、ボクもこの子ゲットできたのは相当運が良かった。まさかBW2でシンボルエンカウントで手の入るようになるとは思わなかったけど。
赤いギャラドス然り、前世では有名な色違いだったな…
「…仕掛けてこないならこちらから行くぜ?コータス!ふんえんだ!」
「おっと…クロロン、少しジャンプしながら舞おっか?」
コータスによって撒き散らされる炎も、少しジャンプしたクロロンには届かなかった。さらに、その隙に攻撃力を上げていく。観客席からはクロロンがジャンプしたことに驚く声も聞こえるが、意外とオノノクスって早いんだぞ?
「クロロン、着地したらもう一回舞って、そのままドラゴンクロー」
「コータス!近寄らせるな、ソーラービームだ!」
クロロンが再び舞う。これで十分、そのまま一撃で沈めれる。コータスのソーラービームも、クロロンのスピードの前では無力。あらかじめ指示していた攻撃は優先的に躱すという指示が大きく出ている。
「コータス!?」
「ナイスだクロロン!」
「コータス、戦闘不能!」
その結果がこれだ。クロロンが
そして悲しいお知らせ。今の時点でクロロンを追い越せるドラゴンはスカーフ持ちのみ。もしくはにっくきせんせいのツメ。無論、スカーフ持ちが出たらヒメに交代しますがなにか?ツメは許さん。やってしまいなさいスイスイさんピポさん。まぁ、スイスイは今回、手持ちに入ってないけど(涙目)
「っく、なかなかやるな!行くぞ、バクガメス!」
「出会い頭のドラゴンクロー」
歓声が止む。あるのは戸惑いの声と、バクガメスが地面に叩きつけられ、舞い上がった砂ほこりの音。勝負は一瞬だった。
「っ!バクガメス戦闘不能!」
最初に声をあげたのは審判だった。そして巻き起こるブーイングの嵐。だが、クロロンにはそれが1番効く。否、1番効いてしまう。
「グオォォォォォッ!!!」
仲間、この場合ボクを馬鹿にされたと思ったクロロンはようきな性格から一変、冷酷モードに入る(おじさん命名)このモードに入ったクロロンは体感で3割くらい攻撃力が上がっているような感じです。あと急所率が尋常じゃないです。
対戦相手のキバナさんはブーイングが始まった瞬間、あちらを少し睨んでいたので対象にはなっていないみたいですが、観客の皆さん。ご愁傷様です……多分、攻撃しませんから、多分……
「行くぜ!フライゴン!」
今度はフライゴンが出てくる。だが、それはもう慣れたもの。クロロンの仮想敵はいっつもピポかヒメだからね。ピポの射程もわかってるんだよね……
「フライゴン!ドラゴンクローだ!」
「クロロン、指示するからそっちに避けて、まずは右、一歩下がって左にフェイント、右、少しジャンプ」
キバナの指示通り、ドラゴンクローを何度も使用するフライゴン。そしてそれを冷静に回避していくクロロン。ほんと、アストルフォって凄いよ…初動を見ただけである程度攻撃範囲を予測できるんだから。
「クロロン、浮いてる下を通ってドラゴンクロー」
「!?フライゴン、後ろだ!」
オノノクスって実はなみのりを覚える。その要領で、地面を滑りそのままドラゴンクローを叩きこむ。そのまま気絶して、地面に落ちる。
「フ、フライゴン戦闘不能!」
ほんの数十秒に満たない、それでも観客を掴むのには十分だったのか、最初はなかったボクへの歓声が増える。人間ってほんとこういう時都合いいな。今さっきブーイングしてたのに凄い手のひら返し。あっ、クロロンが睨んでる。あちゃー、冷酷モード継続ですね、はい。
「……行くぞ、ヌメルゴン」
「クロロン、落ち着いて行くよ」
突如、ヌメルゴンが水を吐く。否、アレは……
「クロロン!躱せ!」
いきなりのことに反応できず、指示が遅れてしまった。クロロンはもう指示が出る前に動いてはいたが、それでも掠めてしまう。予備動作なしでハイドロポンプを放ってくるのかよ!
「クロロン、一旦距離を取って、舞って、舞って、舞って、舞って」
「!?させるかよ!ヌメルゴン、かみなり!」
ここはゲームの世界ではない。当然、水に濡れたら感電する。そして今、クロロンは感電している。だが、それをものともせず、指示した通り4回舞終わる。
「クロロン!ヌメルゴンの懐に潜り込んで、ドラゴンクロー!」
「躱せ、ヌメルゴン!」
だが、ヌメルゴンは躱すことができない。素早さが6段階も上がったクロロンは異常な速さでヌメルゴンを吹き飛ばす。
「ヌメルゴン!?」
「よし、いいぞクロロン!」
「ヌメルゴン…戦闘不能!」
「行くぜ、ジュラルドン!荒れくるえよ! オレの パートナー スタジアムごと やつを 吹きとばす!」
彼は1度出したポケモンをボールに戻す。そして、彼の持つボールが巨大化する。……ついにくるか、ダイマックス。ボクもやりたいところだけど、生憎ダイマックスバンド持ってないんですわ。
「ラストだ。行くぞクロロン!ドラゴンクローだ!」
「ジュラルドン!キョダイゲンスイだ!!!」
素早さ的にはクロロンの方が上だが、相手はその巨体を生かし、なんとか同時に持ち込む。土煙が舞い、あたり一面を覆い隠す。一瞬、その巨体が見えたことから、相手は耐えたようだ。攻撃を6段階上げたのに……オノノクスの姿は見えない。だが、ボクは確信を持って言う。
「クロロン……ドラゴンクロー!」
「ジュラルドン!キョダイ…」
彼が指示をする前に決着がつく。キョダイゲンスイを耐えたクロロンはその巨体をほぶる。ガラルに伝わる巨人討伐のように。
「グオーッ!!」
クロロンが「俺が勝者」と、宣言するかのように勝鬨をあげる。
ボクの初試合は5タテで終わったのであった。
>16人のトーナメント
→メジャーのジムリーダー+ジムチャレンジをしたトレーナーだと9人になるので、16人に。チャンピオンを入れた理由は、マイナーから7人出るうち、1人が可哀想()だから
>手持ち5体
→公平性を出すため設定。キバナの手持ちが5体ってオマエ舐めてんだろ……
>キバナ
→まだ自撮りはしていないが、既にメジャー入り。歳は主人公と同じという設定(仮)
>初手コータス
→これでドラゴン使いってオマエ……って思ってたけど、ゲームでは一瞬で退場した。やっぱりミミッキュ強い
>冷酷モード
→友人の親戚の子供の相手をしているときに発動。手加減しようと、クロロン以外はイーブイとかラッキーとかをそこまで厳選せずに使っていたが、そのガキが伝説厨で、それ以外のポケモンを馬鹿にし始めたら、手加減なんのその。伝説ポケモンを6タテした。急所率が100%だった。その時友人命名。
>せんせいのツメ
→友人がせんせいのツメ成功→一撃必殺を3回連続で成し遂げやがった。これ以来嫌いに。お前はどこのクズ饅頭か
>素早さ6段階アップ
→ようきレベ80オノノクス努力値素早さ252振り6段階アップのスピードは1000を超える。超速い。