活動報告のリクエスト募集も続けておりますので、皆様のリクエストをお待ちしております。
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ジョーがゴーバスターズになって数日が経つ。
バスターギアの扱いにも慣れてきたし、特典について調べたりして把握はしているが、まだ皆とは打ち解けあっていない様子だった。
あざみは普段偵察と言ってどこにいるのかもわからない上、ひなも特異点が察知すれば真面目になるが普段はゲームなどをして遊んでいる。
ゴリサキやウサダはともかく、相棒のニックはバイクに変形できるが方向音痴なのが難点だ。
不破は普段地下にあるトレーニングルームで体を鍛えるか訓練室で射撃の練習をしている。
「不破さん、少し良いか?」
「何だ?」
そんな中でジョーは不破に話し掛けた。
不破は話し掛けられても気にする素振りも見せずに、明らかに重いダンベルを持ち上げて鍛えている。
「前に僕がサイボーグだって聞いた時、君はどう思ったんだ?」
「別に」
「え?」
「お前がサイボーグでも、お前自身が人を傷付けるわけでもないし、むしろ人を守るために戦ってたんならそれで良いだろ」
「そうか。
…まだここにいる全員に聞いたってわけではないが、君もサイボーグだったりするのか?」
「ある意味では、な」
「ある意味?」
どういうことかと思った瞬間、警報が鳴り響いた。
「これは」
「どうやら特異点が見つかったらしいな。
行くぞ」
「あ、あぁ!」
ジョーと不破は地下へと向かう。
その先ではすでにあざみも来ており、ひなたちも待機していた。
「おっ、来たか二人とも!
待っておったぞ!」
「あざみも、準備満タン」
「特異点が見つかったんだろ?
なら、早く行くぞ。
今回は前みたいに待たないからな」
二人に見向きもしないまま、不破はそのままカプセルの中へ入ろうとするが、ひなが止める。
「まぁ待て不破、その前に説明を聞け」
「あ?」
「実は今回の特異点には特殊な反応があっての」
「特殊な反応?」
「何なの、それ」
「おぬしらはアンデッドという存在を知っておるか?」
「確か仮面ライダー剣に出てくる不死の生物にしてその生き物たちの祖、だな?」
「うむ、話が早いのぉ」
「で?
その特殊な反応ってのが、アンデッドってやつだったのか?」
「そう言うわけじゃ。
今回の特異点は仮面ライダー剣とは無関係の世界なんじゃが、何故かアンデッドの反応があるんじゃよ」
「でもひな、アンデッドの反応って、そのアンデッドは何?
もしジョーカーアンデッドだけなら、不味いことになってる」
あざみは少し不安そうにひなに質問した。
仮面ライダー剣に登場するアンデッドにはバトルファイトというものがあり、それで最後まで残ったアンデッドはその生き物の祖先として支配できる。
だけどジョーカーアンデッドの場合はそういう訳にはいかず、最後に残るとダークローチという怪物を召喚して、世界を滅ぼしてしまうからだ。
「…ふむ、さすがにわしもそこまではわからん。
だから貴様らには特異点に向かって調査をして欲しいのじゃ」
「ふん、どっちにしろ特異点が見つかってる時点でろくでもねぇのは確かだ。
…ほら、もう行くぞ」
「もう不破ったらまたそんな無愛想なことを言って…」
「…確かに、不破さんの言うとおり、どんな事情があるのかわからないけど、特異点が世界が滅びる原因になってしまうなら、放ってはおけない。
ひな、僕たちは行ってくるよ!」
「うむ、三人とも頼んじゃぞ!!」
二人は素っ気ない態度を取る不破に着いていくようにカプセルの中へと入っていく。
それを確認したひながカプセルを起動させて、三人を特異点に向かわせるのだった。
「…っ、特異点に着いたようだな」
「でも、どこにアンデッドがいるんだろ?」
「知るか、そのために俺たちの足で調べるんだろ…!
おい、どうやらその原因がいるらしいな」
特異点に着いて、調査を始めようとした途端に不破が何かを見つけた。
視線の向こう側、人々が行き交う街で黒い怪物たちが人を襲い始めている。
「あれは、ダークローチ!
ということは、まさかこの世界にジョーカーが!」
「何がどうなってんだ!
…とにかく、ここで奴らを倒すぞ!」
「うん!」
『イッツモーフィンタイム!!』
『レッツモーフィン!!』
三人がブレスを使って変身し、人々をダークローチ引き剥がしながら、ダークローチを倒していく。
「くっ、数が多い!」
「下がって!
…望月流忍法 無双手裏剣!」
ダークローチの群れの中に飛び降りたあざみが周囲に向けて手裏剣を投げつけ、最終的に爆弾を投げて爆発させ、ダークローチを倒した。
「ふぅ…、この辺りは倒せたみたい」
「あぁ、こっちも何とか避難できたよ。
…そう言えば、ダークローチもアンデッドとしての反応があったという情報を調べたことがあるけど、まさか…!」
「きゃあ!!」
瞬間、三人に目掛けて雷撃が飛んできた。
三人は受け身を取って飛んできた方向を見ると、そこには鎧を纏った怪物がいた。
「ちっ、今のでくたばらなかったか」
「君がこの世界の転生者か!
何故僕たちに攻撃を!」
「あ?
んなもん決まってるだろ!
折角ダークローチどもを操ってこの世界の人間ども全員をぶっ殺して俺だけの世界に塗り替えようとしたのにお前たちが邪魔したからだろうが!」
「その言い方だと、あのダークローチはてめぇの仕業ってか?」
「あぁそうだ!
俺の特典は、このアナザーブレイドへの変身とその能力、そしてダークローチどもを召喚し、操ることができることだ!
俺はこの力を使って、気に入らねぇやつらを全員ぶち殺してやるんだよ!」
「何ということを!」
「ひどい!」
「…はっ、下らないな」
「…あ?」
不破が、男の言葉を一蹴し睨み付ける。
「お前はさっき、気に入らないやつらを殺して、自分だけの世界に塗り替えると言ったな?
だが、その先に何がある?
お前は一体、何のために力を奮うんだ?」
「だ、黙れっ!!
俺に対して舐めた真似をするやつらなんか皆死ねば良いんだよっ!!
これまでも、そしてこれからもな!!」
「呆れて物も言えねぇな。
だが、これ以上人を襲うってんなら、お前をぶっ倒してやるよ!」
「こいつ、舐めた口聞きやがって!!
ぶち殺してやるよ!!
出てこい、ダークローチども!!」
「島村、あざみ!
お前らはダークローチをやれ!
俺はあいつをぶっ倒してくる!」
「わかった!」
「任せて!」
男、アナザーブレイドの影から出てきたダークローチたちを、ジョーとあざみが立ち向かい、不破はアナザーブレイドにバスターを撃ち込みながら肉薄する。
「うぉおおおおおお!!!!!」
「ふっ、舐めんなぁ!!」
アナザーブレイドの大剣を一度はバスターで防ぐもすぐに弾き飛ばされてしまい、その後間髪入れずにその大剣が振り下ろされる。
「ふんっ!!」
だが不破は負けじとその大剣を白羽取りする。
それでも威力が高いのか、反動で不破の足元がめり込む。
「はははははははっ!!!!
このままてめぇを真っ二つにしてやるぜぇ!!」
「上等だ、やれるもんならやってみろ!
その前にこんなもんへし折ってやる!」
白羽取りしている手に力を込めて、徐々に押し返す。
しかもそれだけでなく、大剣の刃を横に力を込めていく。
「無駄だっ、こいつは鋭い上に堅いんだ!
お前にへし折られるかよ!!」
「俺がやると言ったらやるっ、俺がルールだぁ!!
ぬぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
「ぐっ、うぉっ!?」
徐々に押し返されただけでなく、大剣の刃の根元からヒビが入る。
そして。
「うぉあああああああああああっっっっっっっ!!!!!!!!」
バキンッと、大剣の刃が根元から折れてしまう。
アナザーブレイドも、その光景が信じられないとばかりに目を見開いていた。
「ば、バカなっ!?」
「不破、まるでゴリラみたい…!」
「不破さんのあの力、何て怪力なんだ!
…005を思い出すな」
「うっせぇっ、誰がゴリラだぁ!?」
その様をダークローチを倒しながら見ていたあざみとジョーはそれぞれで驚いていた。
あざみは率直もといどストレートにゴリラと言い、ジョーはかつての仲間のことを思い出していた。
不破はあざみにそう怒鳴りながらへし折った大剣の刃を捨てて、アナザーブレイドをバスターで撃ち抜く。
「ぐぅっくっ、まだだ!
俺の特典のアナザーブレイドは、ブレイドが封印したアンデッドの能力が使えるんだ。
今俺はその中でも堅くなるやつを使ってるから効きやしねぇんだよ!!」
「ちっ、めんどくせぇ能力だな!」
『トランスポート!』
その音声と共に、右腕の肘から先が巨大な杭の付いた籠手・パイルドライバーを装着した。
「これでも喰らいやがれぇ!!」
「ぐほぁっ!?」
アナザーブレイドを殴った瞬間、パイルドライバーの先端から巨大な杭が凄まじい衝撃と共に撃ち込まれ、それに耐えきれず、アナザーブレイドが装甲が粉々になりながら吹き飛ばされる。
「がはっぐぅっ、頭に来るぜ!!」
「はっ、ずいぶんと安い怒りだな!
…本当の怒りがどんなものか、教えてやる!!」
『イッツタイムフォーバスター!!』
すぐさまパイルドライバーを操作し、巨大な杭の先端をプラズマ化させて勢いよく射出した。
アナザーブレイドもそれに対抗するように電撃を浴びせようとするが、杭の威力によってそれらが掻き消され、そのまま、アナザーブレイドの体を突き刺さり、吹き飛ばした。
「ぐっはぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!??????』
そのまま建物の壁にめり込むように激突し、変身が解けて人間の男性の姿に戻りながら地面に倒れ込んだ。
ダークローチもアナザーブレイドが倒されたと同時に一瞬で全て消滅した。
不破は倒れた男に近付き、ブレスを操作することで特典を回収した。
「ぐっうぅっ…!
何で、この俺が、お前みたいなやつに負けるんだ…?」
「ふん、決まってんだろ。
俺には夢があるんだ。
平和を守る、仮面ライダーという夢がな。
だからてめぇみたいなやつに、負けるわけにはいかねぇんだよ。
…まっ、今はそっちには変身できねぇけどな」
「クソ、が…」
男は悔しそうにそう言って、今度こそ気を失った。
そこへ、ジョーとあざみが駆けつける。
「不破さん!」
「不破、やっつけたんだね!」
「あぁ、おかげさまでな」
「でも不破さん、まさか素手であの剣をへし折るなんて。
やっぱり、不破さんもサイボーグに」
「違うな、あれは俺自身の力でだ。
それに、サイボーグって言うには俺の場合は少し特殊だからな。
それと、この際お前たちは覚えておけ、俺は確かにゴーバスターズの一員として一緒にいるが、俺は俺自身のルールに乗っ取ってここにいる。
だからひなが気に入らねぇこと言ってくるようであれば、俺はそれには従わねぇ、良いな?」
「不破さん…」
ジョーは、そんな不破の背中を見て、一匹狼の気質がありながら、自分の中に確固たる信念と正義を持っているのだと、確信を覚える。
「うーん、不破って一匹狼なのかゴリラなのか、よくわからない」
「はぁ~っ!?
おいあざみっ、誰がゴリラだコラぁ!?」
「だっていつもゴリ押しだし、力付くで抉じ開けようとするもん!」
「おい待てよコラぁ!!」
「あぁ二人とも落ち着いてくれ!」
文字通りゴリラが威嚇するように怒る不破に、ジャンプしながら逃げ回るあざみを、ジョーは必死で落ち着かせようとするのだった。
バスターギア『パイルドライバー』
使用者:ブルーバスター
元となっているアイテム:『シアン・パイル』専用強化外装『パイルドライバー』
概要:
【アクセル・ワールド】に登場するデュエルアバター『シアン・パイル』の専用外装を再現したバスターギア。
あらゆるものを打ち抜く“穿孔”の能力を持ち、必殺技として杭をハンマードリルに変化させて地面に対して垂直に打ち込む《スパイラル・グラビティ・ドライバー》と、杭をプラズマ化させて攻撃する《ライトニング・シアン・スパイク》を使用することが出来るようになる。