また、活動報告のリクエスト募集も続けてますので、皆様のリクエストをお待ちしております。
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「…っ、特異点に着いた!」
ジョーたちは特異点に辿り着いた。
事前にあったひなからの情報だと、この特異点のどこに出ても襲われる危険性があるとのことだったので、周囲を警戒する。
「本当に、この特異点に転生者が」
「知るか、さっさと見つけて…。
ちっ、何だ蝿か鬱陶しいな…」
「不破、ちゃんと洗った?」
「さっきシャワー浴びてきた所だ!」
「いや待って!
これは…!」
特異点に辿り着いて、ジョーは異変に気付いた。
三人の周囲が、すでに蝿を始めとする飛ぶ虫たちに囲まれており、襲い掛かってきた。
「な、何だこいつらは!」
「わからない、でもこれ尋常じゃない!」
「くっ、こうなったら!
…力を貸してくれ、006!」
『トランスポート!』
音声と共に、ジョーは時計型のバスターギア、チャンコタイマーを手に取り、虫たちに向けると炎が吹き出し、虫たちを追い払いながら突破する。
「ふぅ、何とかなったな」
「しかし、今のは何だったんだ?」
「…っ、危ない!!」
今度はあざみがジョーたちの前に躍り出て、両手のクナイを使って飛んできた何かを弾いていく。
弾き返され地面に突き刺さったそれは、剣だった。
「どこから!」
「あっはははははははっ!!
いきなりネズミが入り込んだと思ったら中々やるのがいるのね!」
空を見上げると、そこには鎧を纏い大量の剣でできた翼で飛んでいる少女がいた。
「その言動から察するに、さっきの虫たちもお前も仕業か」
「ふふっ、えぇそうよ?
私の特典は虫を始めとする空を飛ぶ生き物を支配下に置くことができるの。
それに見てみなさいよ、これを!」
「…っ、これは!」
「こいつは!」
「ひ、ひどい!」
少女が指を指した方向を見ると、虫だけでなく鳥ですらも執拗に人間に襲い掛かっていた。
大勢の人たちが逃げ惑い、建物のドアを閉めたり、バリケードを作ったりして避難しているが、抉じ開けられるのも時間の問題だった。
「どう、すごいでしょ?
人間ってこういう風にしたら皆恐怖に満ち溢れていくのよ、こうして避難しても、いつ来るのかわからない恐怖に怯えて、ふふっ後で虫や鳥たちが通りやすいように抉じ開けて、なぶり殺しにされる様をカメラにでも収めようかしら?
…ねぇ、とっても楽しいでしょ?」
「…ない」
「はっ?」
鋭い目付きで、あざみは少女を睨み付ける。
「こんなこと、許される訳がないっ!
ここが特異点でも、ここにはここで生活をしている人たちがいる!
そんな人たちの生活を、平和を、貴様一人のために恐怖に塗りつぶされてはいけない!」
「へぇ、何そこのお子ちゃま?
この私に楯突くつもり?」
「お子ちゃまじゃないっ!
あざみは、ゴーバスターズの一人にして忍者だ!
…ここが帝都でないにしても、私のやることは変わらない!
覚悟召されよ!」
「…っ、お子ちゃま風情が、生意気言うんじゃないわよ!」
「はっ、そのお子ちゃまに怖じ気づいてる時点で、お前はその程度だろうが」
「それに、君がどういうわけがあってこんなことをしているのか、未だにわからない。
でも、これ以上君のために被害は出させない!」
『レッツモーフィンタイム!!』
『レッツモーフィン!!』
ジョーたちはブレスを操作し、変身を完了する。
「レッドバスター!」
「ブルーバスター!」
「イエローバスター!」
「バスターズ、レディー・ゴー!!」
名乗りを終えて、三人は散開しながら少女や、襲われてる人々の元へと走り出す。
「ふんっ、たかがネズミの分際が!
これでも喰らえっ!!」
少女が放つ剣を、三人は弾き返しながら人々を助け出す。
「ふんっ、人助けしながらだなんて、ずいぶんと余裕ね?」
「お前こそ、いつまで余裕ぶってるんだ?」
「当たり前じゃない、私が近寄らずとも、こうすれば!」
翼を勢いよくはためかせると、大量の剣が降ってくる。
先程の降ってきた剣はこれだったのだ。
「くっ、さっきよりも多い!」
「しかもこの剣、ただの剣じゃねぇ!
何かヤバい感じがする!」
「ふっ、気付いたようね!
そうよ、私の特典は虫や鳥と言った空を飛ぶ生き物を支配下に置くだけでなく、ハイスクールddの『魔剣創造』の亜種禁手『魔刃の鋼翼鎧』というものよ!
だからあんたたちが近付けても、この無数の魔剣の鎧と翼で切り刻まれるだけ!
わかったかしら!?」
「はっ、そんなもん、力付くで引きずり下ろして、抉じ開ければ良いだけの話だ!」
「でも不破、こっちの攻撃が届かないし、そんな力押しだけじゃダメ!
ここはあざみが!」
そう言うとあざみはすごい勢いでジャンプし、建物の壁をも蹴ってジャンプし、少女との距離も縮まる。
「覚悟っ!」
「ふふっ!」
あざみのブレードが少女を捉えるが、少女の翼がそれを防ぐ。
「ちぃっ!」
「そんななまくらで、私の翼が通るとでも?
…ふんっ!」
「くぅっ!」
あざみはそのまま弾き返されて落ちていくが、それでも他の建物に着地してはすぐにジャンプして攻撃しようとする。
だが届かないにしてもクナイを投げても弾かれるし、届いても先程のように弾き返されるか避けられるかで、攻撃が当たらない。
「くっ!」
「いい加減鬱陶しいわねチビ。
そら、チビはチビらしく地面に這いずってなさいよっ!!」
「きゃっ!!」
「あざみ!」
「あざみぃ!!」
『トランスポート!』
少女に叩き落とされ、地面に落ちようとした時、ジョーはあざみを助けるために滑り込みながら受け止める。
「大丈夫か!?」
「う、うん…、ありがとう」
無事を確認するが、その後で見上げると、少女がジョーたちを嘲笑うかのようにさらに高いところまで飛び上がっていた。
「くっ、あいつバカにしやがって!」
「でも、どうしよう…。
あざみでもあんな高くまで跳べない。
仮に跳べても、あいつに攻撃が防がれる」
「いったいどうすれば…!
…そうだ、二人とも、僕の話を聞いてくれ!」
ジョーがあざみと不破に作戦を説明した。
「…おい、それで行けるのか?」
「大丈夫だ。
僕たち三人で力を合わせれば!」
「何をこそこそと話をしてるの?
もしかして命乞いかしら!?」
「違う、今からあなたを倒すための作戦!
…望月流忍術 奥義 無双手裏剣!!」
あざみが弾幕を張るように手裏剣を投げ、剣を弾き返した。
『トランスポート!』
そしてその音声と共に、あざみの両手に黄色の籠手・ガングニール・タイプHが装着される。
「不破、ジョー、足場になって!」
「良いだろう」
「わかった!
…力を貸してくれ、005!」
『トランスポート!』
ジョーは両手に手袋型のバスターギア・ジェロニモグローブを装着し、不破と共にバレーボールのトスのような構えになると、あざみが二人の手に乗った。
「外すなよ!!」
「承知!」
「はぁ!!」
「ぬぅあああああああああああ!!!!」
すごい勢いで打ち上げられるあざみの体。
ジェロニモグローブで腕力を強化したジョーと、不破のパワーと、あざみのジャンプ力により、少女の元へと真っ直ぐ飛んで行く。
「なっ!?
くっ…!」
少女はあざみを撃ち落とすために、剣を飛ばした。
しかし。
『イッツタイムフォーバスター!!』
その音と共に、別方向からの攻撃により、剣が全て吹き飛ばされる。
「えっ!?」
攻撃が来た方向を見ると、ジョーがアルベルトマイティを装着したバスターを構えていた。
「悪いけれど、あざみの邪魔はさせない!」
「ありがとうジョー!
…では、覚悟召されよ!!」
『イッツタイムフォーバスター!!』
ガングニール・タイプHを操作し、両手を突き出すと、先端がドリルに変形し、高速で回転する。
「ちぃっ!!」
少女はせめてもの抵抗とばかりに剣が集まった翼を前に出し、防御に入った。
間もなくして、あざみが翼に激突、先端のドリルが火花を散らす。
「行けーーーーーっっっっっ!!!!!!」
あざみに呼応するように、ドリルは勢いを増す。
そして、翼に皹が入り、あっという間に翼が粉々に砕け、そのまま少女の体を貫いた。
「がはぁっ!?」
鎧が完全に砕け、そのまま地面に落ちていくが、ジョーが受け止め、あざみはそのまま着地する。
そして特典の回収を終えると、今まさに人々に群がろうとしていた虫や鳥たちが、そのままそっぽを向くかのようにどこかへ飛び去っていった。
「これにて一件落着!」
「ふぅ…、だな」
「彼らも無事で良かった…」
三人は危機が去って喜ぶ人々を見る。
「さて、ここも無事終わったわけだし、そろそろ戻るか」
「承知!」
「あぁ、そうだな」
三人はそんな人々を背に、元の世界に戻るのだった。
バスターギア チャンコタイマー
元になっているアイテム:時計
島村ジョーのかつての仲間の一人である006の能力、火炎および熱線放射能力を再現したバスターギア。
時計から炎を出して、006同様に地中を移動する事ができ、炎に弱い敵に対しては効果的な攻撃が可能になっている。
バスターギア ジョロニモグローブ
元になっているアイテム:手袋
島村ジョーのかつての仲間の一人である005の能力、強化皮膚・怪力を再現したバスターギア。
装着している間、腕の怪力が上がり、さらには腕を大きく開く事でエネルギーバリアを作り出す事ができる。
バスターギア ガングニール・タイプH
使用者:イエローバスター
元となっているアイテム:『シンフォギア・ガングニール(立花響使用版)』
概要:
【戦姫絶唱シンフォギア】シリーズの主人公『立花 響』が使用するシンフォギア・ガングニールの籠手を再現したバスターギア。
両腕に装着し、使用者の思いなどに呼応してドリルようなパーツを装着することも可能。