紅き翼の不死者   作:一人多国籍軍

5 / 5
頑張りました


明日菜の胎動

目の前で神威がネギと自分を除いて楽しそうに話しているのを見ながら明日菜は、覚えていないのに懐かしい映像が頭に過ぎった。

 

 

(ん~なんだろこれ?なんか見たことあるんだよね)

 

明日菜がさっきエヴァの問いかけに答えられなかったのには理由がある。

明日菜は、神威を見てその映像が頭に過ぎった。

そのことの戸惑いに手を挙げることが出来なかった。

 

 

(この人誰なんだろ?なんか凄い心が痛い。高畑先生の時とは比べほどにならないくらい)

 

 

実際に明日菜は、神威にあったことがある。

それは完全なる世界と紅き翼が戦っている時。

自分を救ってくれた神威のことが明日菜……アスナ・ウェスペリーナ・テオタナシア・エンテオフュシアは好きだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一度は告白もした。

 

 

 

 

 

 

 

 

神威は

 

 

 

 

 

「俺は不老だ。だからまた大きくなったら来いアスナ」

 

 

 

 

 

 

 

 

アスナは嬉しかった。

 

 

 

 

 

だけど同時に悲しかった。

 

 

 

 

もし会えなかったら……

 

 

 

 

 

もし神威が忘れていたら……

 

 

 

 

 

 

もし……もし……

 

 

 

 

 

明日菜はそのことを思い出したわけではないが泣いていた。

 

 

「明日菜さん!なんで泣いてるんですか!?」

 

 

「私は泣いてなんか」

 

 

手を目もとに付ける。

離してみると濡れていた。

 

なんで泣いてるか分からない。

 

 

記憶に無いのだから。

 

 

 

「なんで私泣いてなんかいるのよ?」

 

 

明日菜はこの言葉の後に倒れた。

最後に見えたのは慌てているネギの顔とびっくりしている神威の顔であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい!詠春!!」

 

 

一番早く正気に戻ったのは神威だった。

ネギやクラスメイト組、詠春、敵だったものを唖然としている。

 

 

 

「詠春!!」

 

 

「はっ!とりあえず神威本殿まで運んでくれ!木乃香と刹那さんは着いてきて!ネギ君たちは離れで待機!エヴァは小太郎君達を捕らえて持ってきてくれ!」

 

 

流石は関西呪術協会の長。指示は的確で皆速攻で行動した。

 

 

 

 

 

「木乃香。お前のおじに電話を掛ける。携帯かしてくれ!」

 

 

神威はとりあえず近右衛門に電話を掛ける。

二人は旧友だ。

 

 

 

 

「にぃに!はい!」

 

木乃香が携帯を投げてきた。

すぐに携帯を受け取り近右衛門に電話をする。

何回かコールがなり電話にでた。

 

「おい!近右衛門!」

 

「なんじゃ神威殿?」

 

「タカミチを出せ!今すぐだ!」

 

「タカミチ君なら今魔法世界に行っておらんよ。何があったんじゃ?」

 

「明日菜が倒れたんだよ!」

 

「なんじゃと!?なにがあったんじゃ!?」

 

「とりあえず詠春に変わる。おい詠春!」

 

俺は詠春に携帯を渡し明日菜を本殿に連れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ここは……どこ?)

 

 

暗い暗い真っ黒な空間に明日菜はいた。

 

 

(私はなんでここに?たしか……みんなといたはずなのに)

 

明日菜は空中に佇んでいた。

 

 

「ここはあなたの精神世界」

 

「だれ!?」

 

声が聞こえてきた。

見るとそこにいたのは幼い頃の自分であった。

 

「あなたは忘れていた」

 

「なにを!?」

 

「ナギ、ゼクト、ラカン、タカミチ、詠春、クルト、ガトウさんに神威のことを」

 

「高畑先生と神威さん!?」

 

「そう。あなたはタカミチによって記憶を封印されたの。けど詠春と神威に会って封印が弱まった」

 

「一体あなたは誰!?」

 

「分かっているでしょ。私はあなた。あなたは私」

 

「私……」

 

「それにしてもやっぱりタカミチは魔法が下手。でも今はそんなこといい。とりあえずあなたの封印は解けた。来て」

 

明日菜はアスナに誘われアスナに近付く。

 

「私とあなたは1つにならないとならない」

 

「どうして?」

 

「理由は簡単。あなたが思い出したから」

 

「思い出した……」

 

「そう。おそらくあなたベースになると思うけど」

 

「なんで!?そしたらあなたが消えてしまうんでしょ!!」

 

「そう。私は消えるけど大丈夫。あなたの中にいるから」

 

そう言われ明日菜は気付く。アスナが入ってきていると。融合していると。合体していると。混ざりあっていると。

 

「あなたはそれでいいの?」

 

「いい。私は神威と一緒にいれたらそれで」

 

笑顔でアスナは言い切った。

その時の笑顔は思わず明日菜が見惚れるものであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「明日菜ちゃんは大丈夫なんじゃな!?」

 

明日菜がアスナと話している頃神威達は1つの部屋で明日菜を寝かして話しあっていた。

 

「あぁ。倒れただけで外傷はない」

 

「そうか。それは良かった」

 

明日菜が倒れて関西呪術協会の本殿に明日菜を連れていった神威達。

今は明日菜が起きるのを待っている。

時刻は12時を回っている。

 

 

「詠春あの術符あるか?」

 

「あるけどあいつが持ってるか分からないぞ」

 

「それでもいい」

 

「分かった。ちょっと待ってろ」

 

そう言うと部屋を出ていく詠春。

 

 

「あのー何をもってくんですか?」

 

夕映が聞いてくる。

 

 

「紅き翼専用の携帯みたいなもんだよ」

 

「あのー私魔法とかまだ分からないんです。すいません」

 

「確かに夕映ちゃん以外分かってるね。よし話そうか」

 

「いいんですか?」

 

刹那が聞いてくる。

だが

 

「うん。あれに巻き込まれた以上話さないとどっちにしろね」

 

「そうですか」

 

刹那が引きみんなも話しを聞く感じになっている。

ネギ達は修学旅行中だったらしくネギにより旅館にはもう電話しているので全員いる状態だ。

天ヶ崎千草は牢の中。

小太郎は共にいる。

 

 

「じゃあまずは俺たち紅き翼のことからだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕映に神威は今までの全てを話した。途中詠春も来たので話しに参加した。

刹那達も自分達が知らないこともあったらしく驚いたりしてることもあった。

 

 

 

神威は今は術符をもらいタカミチと話していて部屋にいない。

 

 

そして明日菜の目が冷めないまま夜は明ける。

 

 

 

 

 

 




疲れましたー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(必須:10文字~500文字)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。