〜ゆりマート裏方〜
蓬
「よいっしょっと、これでここの持ち場は大丈夫でしょう。他にバイトリーダーに言われてたことってなんだったかな…レジの方は任されてないし、ちょっと聞きに行くか」
〜ゆりマート暦&ちせside〜
暦
「ちせ、お母さん、何買って来いって言ってたけ?白菜?人参?玉葱?じゃがいも?」
ちせ
「なんで、カレーの食材ばっかりなんですか。それでなんでカレーに白菜。そう言うふしだら、あ、間違えた。だらしない先輩のために、おばさんからちゃんとメモもらってきましたよ。えーっと、人参、玉葱、じゃがいも、豚肉…」
暦
「やっぱり、カレーじゃん」
ちせ
「残念、正解は肉じゃがですね。カレー粉入ってませんでしたから」
暦
「どうせ、残ったら、カレーにするし、カレー粉も買って行くか」
ちせ
「良いですね!あの肉じゃがの甘さとカレーの辛みの感じ大好きなんですよ!あ、ごしょうばんに預かります?でしたけ?」
暦
「めちゃくちゃ、難しい言葉使ってるけど、普通に、ご馳走になります、で良いじゃないの?っていうか、食べて行く気なんだ」
ちせ
「はい。明日、明後日、帰り遅いみたいですから。先輩の家で食べさせてもらいなさいって。ほらお小遣いも貰いました!」
暦
「え、二万円も貰ったの?俺はおつかいのお釣りくらいしか貰えないのに?」
ちせ
「先輩…今更言うのもなんですけど歳を考えてください。歳を」
暦
「えっと、人参はあった。じゃがいもも入れて、玉葱も特売のやつね。後豚肉…豚肉…あれ、無いな」
ちせ
「本当っすね。あ、店員さんいる。すいませーん」
蓬
「?は、はい。いらっしゃいませ!どうしまし、どうなされました?」
暦
「あの、ちょっと、今僕たち買い物してまして…」
ちせ
「スーパーなんだから当たり前でしょ」
暦
「それで、あの、豚肉…特売のやつ、置いてないな〜って思って声かけてみたんですけど…」
蓬
「あ、あーあの申し訳ありません。おれ、じゃなかった、わたし、まだ新人なので、ちょっと在庫状況とか、わからないんですけど…」
暦
「あ、そうなんですね…」
蓬
「は、はい」
暦
「はぁ…」
蓬
「うん…」
ちせ
「(この2人、スーパーでお見合いしてるよ…)」
蓬
「あ!よろしければ、担当の者をお呼びしましょうか?」
暦
「あ!はい!そうしていただけるとご相伴に預かれます!」
ちせ
「先輩。多分意味違う」
蓬
「じゃあ、行ってきますね!」
暦
「あ、お願いします」
ちせ
「しまーす」
〜ゆりマート夢芽side〜
夢芽
「(お母さんに頼まれて夕飯買いに来たけど、普通にダルい)」
夢芽
「えっと、ピザ用チーズに、牛乳、シチューの素…うん?バケット、ソーセージ、チキンナゲット、ブロッコリー、パプリカ……え…チーズフォンデュ?。まぁ、いいや、ともかく早く買って帰ろ」
ガウマ
「おい。落としたぞ?」
夢芽
「?」
ガウマ
「お前、お前、そこのお前。このメモ。お前のだろ?」
夢芽
「あ、あー…すいません。ありがとうございます」
ガウマ
「いや、別に良いんだけどよ。えっと、ピザ用チーズに、牛乳、シチュールゥ…え、家でチーズフォンデュ…?マジか」
夢芽
「(いや、そう思うよなー)あの、返して貰っても良いですか?」
ガウマ
「お、おう。すまん。しかし、高校生で、おつかいなんて偉いな!最近の奴らは反抗期?って言うのか?あんまやりたがらないって聞くぞ?」
夢芽
「はぁ…そうですか。あの、急いでるんで、私行きます」
ガウマ
「あ、あぁ、引き止めて悪かったな。もう落とすんじゃねえぞ?」
夢芽
「はい、ありがとうございました」
ガウマ
「まぁ、悪い奴、ではないか」